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4月23日、仕事で東京を日帰りした。
8年ぶりの東京であるため、本来ならば、
それなりのワクワク感があるはずだが、
移動して、仕事して、すぐ帰るようなスケジュールだったため、
流れのままに淡々と過ごそうと思っていた。

とはいえ、昼食だけは、いい加減にしたくはなかった。
昼食時間は移動を含めて40分くらい確保できそうだった。
この40分を疎かにしてはいけない。
北海道では食べられないものを食べる。
その情熱だけは揺らぐことはなかった。

場所は新橋。
行き先は「ラーメン二郎」にしようと、前日の夜に決めた。
ラーメン二郎は東京の大メジャー店。
8年前に一度食べたことがあるが、
チャンスがあれば、再度食べてみたいと思っていた。
ただ、40分という時間では不安があったため、
行列待ちの状況次第で、すぐに諦めようと覚悟をしていた。

もうひとつ乗り越えなければいけないことがあった。
出張は、私一人ではなかった。
M越(エムコシ)氏という同僚と一緒だった。
M越(エムコシ)氏とは、これまで同じ部署に
配属されたことはなかったが、旧知の間柄であり、同世代であり、
ざっくばらんに何でも話せる、付き合いやすい同僚である。

ただ、彼の食の傾向は全くリサーチしていなかった。
滅多に来ることがない東京という地での一回の食事に対して、
どんな意識を持ち、何かこだわりはあるのかは知り得なかった。
何もこだわりがないのが、一番有り難いと思った。

そもそも「ラーメンはちょっと…」と言われる可能性はあるし、
徒歩移動を嫌い、目の前にある適当な店でええじゃないかと、
イージーな選択を要求する恐れもあった。
私が難色を示せば、ええじゃないか運動を
起こすのではないかとも危惧した。
それ以上に警戒したのは、「吉野家」や「味の時計台」など、
札幌でいつでも食べられるだろ!的な店を提案されることだった。

M越(エムコシ)氏の意向確認は、
浜松町へ向かうモノレールの中で行われた。
M越氏に「昼は新橋でラーメンを食べないか」と打診。
「ああ、いいっすよ」と即答。
「(仕事先まで行くには)ちょっと遠回りになるけど、
 それでもいいかい」。
「ああ、いいっすよ」とリピート。
続けて彼は、「札幌だと、どこのラーメン美味しいすか?」と
聞いてきた。
「M越さんは、家、菊水だよね。菊水なら、綱取物語が好きだね」
「そこ行ったことある。味噌、美味しかったなあ。
 でもね、うちのカミさん、なんか創作っぽいつけ麺を食べたら、
 全然合わなかったみたい」

私は小さな感動をおぼえた。
私も、綱取物語のアンチョビ入りのつけ麺に撃沈した経験がある。
あまりに生臭く、半分程度食べて中退したのだ。
M越氏とラーメン談義を続けていると、
彼は意外と休日に家族でラーメン店に行っていることが判明。
私は調子にのって、
「初めて訪問した店で、初めて食べるラーメンなのに、
 ラーメンが出てきたら、いきなりコショウをかける人っているよね。
 あれはどうかと思うんだよ。
 基本の味もわからないうちからカスタマイズするかね」
と言おうとした。
しかしやめた。
面倒臭い人だと思われたくなかったからだ。

ラーメン二郎・新橋店
そして、無事、ラーメン二郎・新橋店と思われる店に到着。
「思われる」というのは、店の看板には「ラーメン新橋店」としか
書かれておらず、「二郎」の表記が一切なかったからだ。
店内を覗いてみたが、やはり「二郎」表記はない。
果たしてここは、ほんとにラーメン二郎なのか。

不安を抱えつつも、とりあえず店内に入った。
即座に、メニューと、客が食べているラーメンを見た。
野菜の盛られ方、麺の太さを目にし、
二郎のラーメンに思い込むことにした。
(帰宅してネットで調べたら、二郎に間違いなかった)


運良く、二席だけ空いていた。
何ら迷うことなく、看板メニューである「豚ラーメン」(700円)を
オーダー。
ヤサイ、ニンニク、アブラなどの増量は無料で、
周りの客は、それぞれにカスタマイズしていたが、
私にとっては8年ぶり、M越氏にとっては初めてであったため、
「原型を知らずしてトッピングなどできないぜ。そうだろ」
ということで、一切カスタマイズせずにオーダー。

ラーメン二郎/豚ラーメン
美味しいラーメンだった。
濃厚豚骨醤油スープに、極太麺。
スープの表面は背脂で覆われている。
チャーシューは脂身のないタイプが5枚のっている。
口当たりは、こってりしているが、
抜けが良かったため、意外にあっさりとした後味だった。
塩気がセーブされ、旨みがすっきりしているからだろう。

味にしても、見た目にしても、
かつて目にした二郎のラーメンに比べたら、
ずいぶんと綺麗でスマートな感じがした。
以前は、もっと荒く、ダイナミックだったような。
それでも、満足できる味だった。
札幌に出店しても、人気になると思う。

M越氏は、「この濃さは、カミさんには厳しいだろうな」と言いつつ、
美味しかったと一定の評価をしてくれた。
彼を半ば強引に連れ込んだこともあり、私はほっとした。
もうひとつ、それ以上に、ほっとしたことがある。
余計なことを言わなくて良かった。
M越氏は、ラーメンが運ばれてきてすぐに、
コショウをかける人だったからだ。

テーマ:ラーメン - ジャンル:グルメ


今日もタイツ着用で通勤する。
寒いぜベイベー。

困ったもんだぜ。

さて、今回はラーメン店紹介。
よろしくどうぞ。

■梅光軒・札幌駅前通店/醤油ラーメン 700
札幌市中央区北3条西4丁目 日本生命札幌ビル地下)
梅光軒/醤油
旭川ラーメンの老舗。
優しい味である。
ただ、率直に言うと「優しい」というより「弱い」かなあと。
まとまりはあるものの、肉系ダシも煮干し・昆布ダシも潜在的な雰囲気。
もう少し前に出てもいいかなと。
「もっと来いよ、もっとぶつかって来てくれていいんだぜ」と
思いながらスープをすすった。
優しさだけじゃ、このどうしようもない世の中を乗り越えることは
できないんだ。
だからといって、必要悪なんて、オレはごめんだぜ。

麺は細めの白色系で、ちぢれは強め。
チャーシューは脂身の少ないタイプで、薄いが大きい。これは美味しい。
具の最大の特徴はメンマだろう。
薬用リップスティックを四角くしたくらいの太さがある。

なお、店のある日本生命札幌ビルは新しいビルで、
地下の飲食店スペースは通路がかなり広い。
と同時に、吹き抜けになっているせいもあるが、結構な深さがあり、
なんとなく開放的な巨大な穴の中にいるような不思議な空間である。

■桃福/みそらーめん 700円
札幌市北区新琴似7条14丁目)
桃福/みそらーめん
スープは、甘めで濃厚。
まず感じるのは、ニンニクと生姜の味なのだが、
スープを飲んでいくと、日本酒っぽい風味があったり、
ほんのりとカブっぽい旨みがあったり、
レンコンのような食感があったりと、
様々な食材が高密度で凝縮されている。

ガツンとくるハードでコアなスープである。
でありながら、何かが突出したり、強烈な特徴があるわけではなく、
むしろ札幌ラーメンの王道タイプと言っていいかも。
味は濃い。
水をすぐに欲する。
しかし、水を飲むと、またすぐにスープをすすりたくなる。
濃い味なのに、どういうわけか飽きないのだ。

情報誌等への露出は、ほぼ無いに等しいが、
長く新琴似の人気店として君臨。
店は、車で行くしかしょうがないような郊外にある。
にもかかわらず、駐車場はない。
にもかかわらず、客足が途絶えることはない。
それも頷ける完成度の高い一品である。

■こぶし/黒のつけ麺 730円
札幌市東区北10条東4丁目)
こぶし/つけ麺・黒 
オーダーした「黒のつけ麺」は、
濃厚風な豚骨魚介系醤油味のプースーに、まあまあ太めの麺。
濃厚ではなく、濃厚風である。
見た目は濃そうなのだが、思いの外、プースーはさらさらしている。
そして、とにかく塩気が強かった。
シーダーや、クーコーよりも、塩気が前に出ているように感じた。

訪問した時は、店の方にとって、かなり魅力的なテレビ番組が
放送されていたようで、視線はそちらに釘付けでいらっしゃいました。
もっと美味しくなりそうな気配があるスープだけに、
目に見える形の熱意を持って、もう少しカスタマイズすれば、
ラーメンも、テレビ番組以上に魅力的になると思う次第です。
失礼しました。

■国民食堂(札幌市北区新川3条11丁目)
国民食堂/正油
正油らーめん(650円)は、あっさり味ながら、
鶏ダシ+魚介和風ダシは品が良く、奥行きのあるつくりになっている。
麺は、細めのストレート。白色で柔らかめ。
麺の量が少なめということもあるが、
あっさり系にありがちな塩カドやべたつきがないため、
ぺろっと完食してしまう良質なラーメンである。
ただ、衝撃度は薄く、微妙にフォゲットしそうな味かも。

国民食堂/ごまから麺
私としては、正油ラーメンも美味しかったが、
ごまから麺(700円)の方が満足度は高かった。
ごまから麺は、いわば担々麺である。
雑味がなく、まろやかで香ばしく、食べ始めたら止まらない。
担々麺なのに、ダシの味が届くほど、
スープのインフラ整備がしっかりしている。
そして、見た目も素晴らしい。
鮮やかであり丁寧。完成度の高い一品である。

対応も基本的にはよろしい方だと思います。
ただ、客さばきは非効率的で、回転はいいとは言えない印象を
持ってしまいました。恐縮です。
とはいえ、
北区郊外の交通の便が悪い場所にあり、
駐車場も狭いにもかかわらず、昼2時台でも立ち待ち客がいるほど、
ファンが多いラーメン店であります。

■蓮海/味噌 750円
札幌市豊平区平岸5条7丁目)
蓮海/味噌
2009年秋のオープンながら、つけ麺(醤油)で、
私が選ぶ「2009・ラーメン・オブ・ザ・イア」で第10位を獲得。
私の食べ物記事は、一度登場したお店の再登場はないことを
基本としているなか、例外的に再登場。
なぜなら、味噌ラーメンを食べてみたところ、
これまた非常に美味しかったからだ。

鮪ダシも豚骨ダシも強めながら、ぶつかり合うことなく見事に馴染み、
超濃厚なスープに仕上がっている。
スープに層があるのを感じるほど深みがある。
味噌ラーメンなのに、良い意味で味噌が出過ぎていない。

見た目も素晴らしい。
スープと具の色、濃厚感、具の選択と置き方など完璧だろう。
問題は、抜けていくタイプの高濃度さではなく、
積み重なっていくタイプのため、老体にとっては後半厳しくなること。
体調が芳しくない時だと、力強すぎてダメージ確実。
濃厚なラーメンを食べるためにも健康であらねばネバダ州。

■あらとん/呉のつけ麺 800円
札幌市中央区北10条西21丁目 札幌場外市場長屋内)

こちらのお店も、これまで数度登場。
私が選ぶ「2009・ラーメン・オブ・ザ・イア」では第4位。
今、札幌で、最も、パワー、勢い、安定感の三拍子揃った店と
いってもいいかもしれない。

今年に入ってからなのだろうか。
月に一度、土日の夜に、「よるとん」と銘打って営業をしていると、
ラーメン知人、フーダッド氏から情報提供があったのが3月始め。
しかも、「よるとん」だけの限定メニューがあるとのことで、
モチベーションが高まった。

なにせ、土日の昼間だと、混みすぎていて、
80年代後半の長渕的に表現すれば、
いつ食べられるのか、わかったもんじゃねえ。
45分も待たされちまった、みたいな状態である。

3月の「よるとん」に出向いた。
17時開店で、スープがなくなり次第閉店である。
いくらなんでも、19時までに行けば営業しているだろうと思い、
18時50分に行った。
駐車場に車を駐め、店に向かって歩き出そうとしたその時、
暖簾が降ろされた。
「3月だから夜だけど、6月だったら、まだ夜じゃねえ」と、
80年代後半の長渕氏なら言ったかもしれない。

私にとっても、悔しくて悔しくてこらえた夜となった。
私と「よるとん」との絆を構築することはできなかった。
固くない絆に思いを寄せて、語り尽くせてしまう日となった。

収まりのつかない私は、その翌日も出向いた。
18時30分に到着。無事入店できた。
ただ、18時40分には暖簾が降ろされた。
よるとんは、昼営業とは違い、待ち時間なしで着席できた。

あらとん/呉のつけ麺
よるとん限定メニューである「呉のつけ麺」をオーダー。
濃厚味噌味スープのつけ麺である。
しっかりと魚介ダシが利いているのに臭みなし。
パワーがありつつ、まろやかで、じわっと深みもある。
そして、抜けのいい濃厚さのため、胃にたまらないのも素晴らしい。
そこらのつけ麺との格の違いを感じた。
ただ、麺が冷たすぎる点は気になった。
こちらでは、麺を「あつもり」にすべきかも。

そういうわけで、今回の記事は以上。
工夫のない唐突なエンディングで恐縮です。
このエンディングに対して、80年代後半の長渕氏なら、
まさに、ろくなもんじゃねえ、と吠えたかもしれない。
ただ、私の場合は、「ろくなもんじゃねえ」よりは、
「ロックなもんじゃ、ねえ?」でありたい。

もんじゃ屋さんに伺った際、本来なら、
「ロックなもんじゃは、ありますか?」と聞くべき謙虚さを忘れ、
野蛮なため口となるのは、心苦しいが、
「ロックなもんじゃ、ねえ?」で
生きていくしかない。
そんな生き方しかできない、ロックなもんじゃとは何かもわからないまま。
深い意味はない。
浅い意味しかないのさ、ベイビー・ロック・ミー。

テーマ:ご当地グルメ - ジャンル:グルメ


あと10日でライブである。
出演時刻が決まったので、改めてライブのお知らせを。

日時 2010年3月20日(土)
    OPEN 18:00  START 19:00
場所 ホール・スピリチュアル・ラウンジ
     (札幌市中央区南2条西4丁目 西向き)
料金 前売1,000円 当日1,500円

我々、ザ・ハート・オブ・ストーンの出演順は3番目。
出演時刻は19:40~20:05の予定です。

今後は、3、4か月程度、ライブを控え、
しばし休養し、その後、新しい曲に取り組みたいと思っています。

昨年から今年にかけてのライブでは、
12月にリリースしたアルバム「雨の交差点」に収録した曲ばかりを
演奏してきました。
ところが、今回のライブはちょっと違う。
ザ・ハート・オブ・ストーンの90年代の代表曲を
3曲程度盛り込んだラインナップでお送りします。
よろしくお願いします。

    ◇     ◆     ◇

さて、今回はラーメンの紹介。
ただ、ラーメンだけどちょっと違う。
ラーメン・ベースの麺料理的なものを集めてみた。
今回はコンパクトに、1店15行解説。
それでは、どうぞ。

■布袋/麻婆麺 価格メモ漏れ(700円台)
  (札幌市中央区南1条西9丁目 電車通り沿い)
人気店である。
曜日や時刻に関係なく、次から次に客が訪れる店である。
ただし、客は男性中心。しかし、年齢層は広い。

看板メニューというか、一番人気と思われるメニューが「麻婆麺」。
正油ラーメンに麻婆豆腐がたっぷりかかっている。
麻婆豆腐は、キレがありつつ、人なつっこい旨みがあり、非常に美味しい。
以前に、麻婆飯(麻婆豆腐+ライス)について掲載したことがあるが、
途中で飽きることなく、最後まで魅力的な味だなと喜びさえ感じた。

布袋/麻婆麺/食べる前 
で、麻婆麺であるが、基本的には美味しいです。
ただ、好みの問題ではあるが、私の味覚では、
ラーメン・スープが麻婆豆腐の旨さをぼやけさせているように感じ、
ライスと食べた方が満足度は上だった。

とはいえ、麻婆とスープが絡み、
酸味と辛みのある独特の味を作り出しているのは面白い。
なんらかんら言いつつも美味しいです。それが結論です。

布袋/麻婆麺/食べる時 

■ぱお/エスニックラーメン 710円
   (札幌市西区琴似1条7丁目 西区役所向かい)
ぱお/店 
基本、カレー店であります。
7、8年前に、こちらでスープカレーを食べました。
その当時から、このメニューがあり、
いつか食べてみたいと思っていました。

思ったよりも和風でありました。
エスニックというよりは、
味噌ラーメンをカレー・テイストにしたような。
スープカレーよりは、ルーカレーに近い味ではないでしょうか。
タマネギ風味が結構前に出ている感じであります。
麺は中太で、それなりに縮れた一般的なサッポロ・ラーメン。
私にとっては、全体的にもう少しラーメン離れしている方が好みかも。

ぱお/エスニックラーメン 
ライスもオーダーし、スープカレー的な食べ方もしてみましたが、
ライスと合わせるならば、もう少し、スープに強さが欲しい気がしました。
ただ、ライスに合わせるためのスープではないと思いますので、
ピントがずれたひとつの意見として流してください。

■優花菻/ザージャータンメン 800円
   (札幌市東区東苗穂6条2丁目 三角点通沿)
優花菻/メニュー 
東苗穂の交通量の多いストリートに、静かに存在している中華料理店。
チャイニーな派手さはなく、暖簾も小さく、見落としやすい外観。
店内も実に殺風景である。
クセになる中華料理店的ラーメンが揃っているという一部のブログ情報が
気になり、自宅から比較的近くに位置することもあり食べに伺ってみた。

優花菻/ザージャータンメン 
「ザージャー」とは、挽肉の甘味噌あんかけのことなのだろうか。
それが、鶏ダシあっさり醤油スープと馴染み、独特のコクを生んでいる。
食べ進むほどに旨みを感じていく不思議な魅力がある。
高級味というよりは大衆味。
がやがやとした屋台っぽい店で食べたら、
より一層美味しく感じるタイプではなかろうか。
なお、挽肉は大きめで、とんでもなく量が多い。

家族的中華料理店らしく、店内のテレビからは、
大音量でバラエティ番組が流れている。
店員の女性の方は、熱心に見入ってらっしゃいました。

■本日は、ぷくぷく商店/ぷくぷく麺セット 800円
   (札幌市南区常磐5条2丁目 国道453号線沿い)
本日は、ぷくぷく商店/店 
国道453号を札幌市街地から支笏湖方面へ。
芸術の森を過ぎてすぐ、左側にこのお店が突然のごとく現れる。
マイナーな場所にありながらも、雑誌やブログなどに意外と登場し、
「クセになる」、「はまる」などの文言を目にするので、興味が募って訪問。

本日は、ぷくぷく商店/ぷくぷく麺セット 
麺は、ほうれん草が練り込まれているらしく緑色。
スープは正油ベースで、様々な野菜と肉がインされており、
鍋のつゆのようである。そこに麺を入れて食べる。
同じことを書くようだが、まさに鍋に麺を入れたそのままの味。
見た目どおり、想像どおりの味である。

ぷくぷく麺セットには、ライスもついてくる。
麺同様、鍋に入れ、いわゆる「猫まんま」状態で食べる。
これもまた驚くほどに、鍋にライスを入れたそのままの味。
外食としては異色だが、テイストは自宅感が強く、妙に普通というか。
店内は山合いのリゾート地にあるペンションのよう。
そうした組み合わせゆえ、なんとも不思議な気分になります。

     ◇     ◆     ◇

ふと振り返ってみると、年が明けてから撮った写真は、
ほとんどが食べ物である。
なんとも寂しい話である。
写真を撮りたくなる被写体に出会っていないのか、それとも、
写真に収めるべき被写体を見落としているのか。

年明けから、禍を恐れてプチ引きこもりのごとく過ごし、
トラブルを回避するため、気持ちを抑制して過ごしてきたから、
こうなることも仕方ないのだが、もうそろそろいいだろう。

これからはもう愛しかないだろう。
特別な意味も、深い意味もないが、
もう愛しかないんじゃないだろうか。


テーマ:ラーメン - ジャンル:グルメ


真冬の帰り道は、家までが遠い。
寒く、寂しくもある。
暖かい沖縄へ行ってみたいが、それもまた遠い。
夢も遠い。
君の心も遠い。
夜明けも遠い。

でも、ライブは近いぜ!

仕上がり状態は、これまでで最高かもしれない。
それを、どれだけステージで見せられるか。
身体能力は下降しているが、バンドの地力は上がった。

ただ、バンドの地力が上がったからといって、
いいライブになるとは限らない。
選曲、雰囲気、精神状態などがかみ合うことが重要だ。
どうしたらいい?
教えてロージー。

ライブは2月11日(木)18時30分、
スピリチュアル・ラウンジ(札幌市中央区南2西4)にて。
ザ・ハート・オブ・ストーンの出演は19時予定です。
よろしくお願いします。

さて、今回はラーメン。

1月に「2009・ラーメン・オブ・ザ・イア」を掲載したが、
その前のラーメン記事は11月20日と、結構久しぶりである。
それではどうぞ。

■山嵐・黒虎/黒 750円
札幌市中央区南3条西3丁目)
黒虎/黒 
まず見た目が素晴らしい。
プロの作品たる優雅さと高尚さが備わっている。
味は、醤油と塩の間という感じか。
塩気は決して強いわけではなく、というか、
べたっとした脂の濃厚さが旨みを牽引している。

脂は、他店にない独特の佇まいであり、
中年層は屈しそうになる強烈さではあるが、
武骨で、きりりとしたところがあり、
スープを飲み干したくなる魅力がある。
空腹で塩分カモンな夕食ならば完飲するが、
通常の昼食ならば、午後の胃腸ダメージへの不安から
セーブしてしまう。

麺は太めのストレート。
系統としては山岡家の麺の雰囲気。
べったり濃厚スープに最高にマッチしている。

黒虎/店 
店内はカウンターのみ。
座った背中と後ろの壁の間隔は狭い。
他のお客さんの後ろを、気を使って窮屈に移動するのが億劫な日は、
訪問に慎重になった方がいい。
誰しもそんな日はある。
言葉に出さずとも、そう思う日はある。
君はひとりじゃないぜ。

■影虎/背脂醤油ラーメン 735円
札幌市北区新川3条5丁目 札幌新道沿い)
影虎/背脂醤油 
ラーメン素人である私の第一印象は、
「てつや」のラーメンの系統だなと。
ただ、「てつや」のラーメンを、しばらく食べていないせいか、
違いを的確に説明できない不肖な自分。

店に入ったとき、結構なトンコツ臭がしたが、
実際のスープは、全く臭みがない背脂まろやか味だった。
ただ、私には、ちょっと塩気が強いかなと。

麺は中太・黄色で、ちぢれは普通。
ディス・イズ・サッポロラーメンの正統派。
スープとの相性はよろしいかと思う。

先日、職場の同僚、中村NBRも、こちらの店を訪問。
結構気に入ったとコメントしていたので、
「てつやのラーメンと雰囲気似てるよね」と問いかけたところ、
「てつやのラーメン?何ですか、それ。食べたことないですね」とのこと。
本州出身ながら札幌在住4年で、ラーメン好きのNBRなら、
いくらなんでも「てつや」は知ってるだろうと思いきや、
それは私の勝手な思い込みだったのです。

影虎ラーメンの味のポイントを説明をしたが、
ピンときていないようだったので、
じゃあ、何が気に入ったの?と聞くと、
幼児を遊ばせるスペースがあることらしい。
店の魅力の捉え方は、人それぞれ違うものです。

■春一番/塩ラーメン 680円
札幌市東区北34条東14丁目 札幌新道沿い)
春一番/塩 
塩ラーメンがウリのよう。
ほんのり魚ダシが香る豚骨スープで、
甘みもコクも、適度に抑制されており、丁寧に作られているなと。
まろやかな旨みが程よい、まとまりのあるラーメンである。

麺は中太のプチプチ系の黄色。
堅めで歯ごたえが良く、噛む楽しさがある好感触。
具もそれぞれに抑制の利いた美味しさがあり、
全体のバランスが良く、食べやすい。

このように、マイナスポイントはない。
リクエストをするとすれば、やみつき性とインパクトだろうか。
ただ、それを高めることにより、
抜群のまとまりが崩れては元も子もない。
こんな偉そうなことを言える立場にはありません。恐縮です。

春一番/店 
店内の壁には、アントニオ猪木氏のモノマネでお馴染みの
「春一番」氏のフォトがいくつかあった。
店名はそこから付けられたのだろうか。
それとも、店名が先で、それを知った春一番氏が訪問したのだろうか。
元気があっても何もできやしない、と思うことがある私には、
これ以上、店名に言及する資格はないのです。
ごちそうさまでした。

■てら/極太にんにく醤油 800円
札幌市西区琴似1条1丁目 JR琴似駅近く)
  
東京の人気店「ラーメン二郎」にインスパイアされたラーメンとの
触れ込みから、以前から食べてみたいと思っていた。
「二郎」のラーメンは、8年前に一度食べている。
ふらりと早稲田を歩いていた時、
強烈な旨みのある肉の匂いがしてきて、
それに誘われるように歩くと、そこは「ラーメン二郎」だった。

店を覗いてみると、豪快かつ迫力のあるラーメンが見えて、
ラーメンを食べる予定もなかったのに、引き込まれるように入店。
その時は、大人気店だとは知らなかった。
麺の太さと荒ぶるスープに、かなりの衝撃を受けた記憶がある。

それ以来、一度も航空機に乗っていない。
北海道からも出ていない。
心の旅はしているが、身体の旅は距離的にも回数的にも激減している。
心はさすらっているが、身体はさすらっていない。
さすらいもしないで、このまま過ごしていいわけがない。

てら/極太にんにく醤油2 
で、琴似の「てら」である。
極太麺は、つけ麺仕様のような力強さ。
噛み応えが良く、食感を楽しめる。
スープは、思ったよりも醤油味が前に出ていた。
肉系ダシの濃厚さが前に出るタイプではない。
前に出ているのは、ニンニク風味である。

ニンニクは、かなりダイレクトで、これを食べた後は、
利害がなく、理解がある人としか過ごせないほどの強さ。
翌朝も、自らのニンニク臭で目を覚ますほど。
胃腸の状態にも変化を及ぼすので、覚悟すべし。

てら/極太にんにく醤油1 
↑最初は、こんなふうに、もやしで麺が見えない。上の写真は、麺を引っ張り出したもの。

好みの問題だが、もやしが多過ぎ・フォー・ミー。
麺は完食、スープも完飲した。
しかし、誠に失礼ながら、もやしは80%を残したのです。
ラーメンに入れるもやしは、微量が好みのようです。

ラーメン二郎のインスパイアぶりを感じる味で、
時々強烈に求めたくなるようなインパクトがある。
激しい麺がオレを襲う。
激しいスープがオレに叫ぶ。

■めんや東山/醤油麺 650円
札幌市豊平区平岸2条8丁目 平岸ゴールデン街)
平岸駅2番出口 
地下鉄平岸駅2番出口から直結の「平岸ゴールデン街」にある店。
昭和から平成にかけての6年間、私は平岸に住み、
サブウェイに乗る時は、この2番出口を利用していた。
2番出口に通じる改札の辺りは、妙に狭く、
なんともレトロで、味わい深い。

東山/醤油 
魚ダシがきれいに出て、あっさりとした甘みのある醤油と
バランス良く一体となった和風味であります。
一口で、丁寧に作られたスープだと強く感じます。
系統としては、「まるは」、「千太」などと通じる感じでしょうか。

麺は細めのストレート。
やや堅めで、さくさくっと食べられる軽いタッチであります。
チャーシューは、最近あまり出会わない、肉の歯ごたえがあるタイプ。
非常に好みであります。

見た目も美しいのであります。
2種類のギーネーが品を高めております。
総合的に完成度の高いラーメンであることは、
多くの方が認めるところでしょう。

小ライスは、時間に関係なく常に無料であります。
有り難い配慮であります。
しかし、私の味覚ではライスの進むタイプのラーメンではないのです。
ラーメン単独で、しみじみと味わいたいタイプであります。

店内は寒かったのであります。
人並みベースをはるかに超える寒がりの私は、
店内で一度脱いだダウン・ジャケットを、
ラーメンを待つ間に着用したほどであります。

というか、今回紹介の5店のうち、
「春一番」以外は、どこも寒かったのであります。
ラーメン店は寒い。
景気も寒い。
私のトークも寒い。

でもライブは熱いぜ!

よろしくロック・ミー。

テーマ:ラーメン - ジャンル:グルメ


喫茶ミルク(北20東1・前田ビル1F)にて、
新しいアルバム「雨の交差点」の販売を開始しました。
店内の目立つところにCDが置いてあるわけではないため、
バイする場合は、店の方に、
「ザ・ハート・オブ・ストーンのCDありますか?」と
問いかけてください。

さて今回は、2009・ラーメン・オブ・ザ・イア。
私が2009年中に実食したラーメン類の中から10店をランキング。

どれも素晴らしい味である。
順位を付すなどおこがましいが、
私個人の2009年の嗜好ということで、ご理解願います。
それでは、どうぞ。

第1位 佳/らーめん 650円
  (札幌市豊平区月寒西1条7丁目 水源地通沿い)
  09-01佳/らーめん

  濃厚豚骨+魚介系の、とろっとしたスープ。
  上品な旨みと豊かな深みに思わず唸ってしまう絶品の美味しさ。
  抱えている問題を、ひととき忘れさせてくれるほどのパワーがある。
  このラーメンがある時代に札幌に住めて佳かったと思える。
  つけ麺も他の追随を許さない圧倒的な美味しさだったが、
  冬が来る前に提供をやめたのは残念。
  やや縮れの麺も、チャーシューも、何も言うことはない。
  迷うことなく、悩むことなく、文句なしの2009年ナンバー1。

第2位 けせらせら/つけ麺(醤油) 750円
    (札幌市北区太平7条5丁目) 
    09-02けせらせら/つけ麺(醤油)

  濃厚豚骨+魚介系スープの、いわばオーソドックスな味ながら、
  豚ダシと魚ダシのバランスが見事で、
  完成度が高さからくる上質オーソドックスである。
  良い意味でクセは抑えめだが、そのまとまりの良さがクセになる。
  客を「お客様」として、きちんと対応してくれることでも定評がある。
  鶏ダシが利いたまろやかスープの塩ラーメンも美味。
  ほんとに良質なラーメン店だと思います。
  
第3位 綱取物語/綱取味噌 750円
  (札幌市白石区菊水3条3丁目 仲通り)
  09-03綱取物語/綱取味噌

  いわゆる、純連・すみれ系のラーメンの中で最もスパイシー。
  中途半端にスパイシーなのではない。
  鋭くスパイシーで、ドキドキするような激しいスープ。
  キレがあるのにコクもあり、それでいてまろやか。
  強烈度、ヤミツキ度はピカイチ。
  強い立ち合いの後、一気の押しで、そのまま寄り切り。
  独自性がありつつも、そうした正攻法のスープ力がある。
  炙った厚めのチャーシューも魅力的。


第4位 あらとん/味噌 800円
  (札幌市中央区北10条西21丁目 札幌場外市場食堂長屋)
  09-04あらとん/味噌 
  思いがけず味噌ラーメンが美味しかった。

  メイン・メニューである醤油味のつけ麺は、もちろん美味しいのだが、
  タマネギ風味と無骨さが強すぎて、スパークしない。
  ところが、濃厚豚骨+魚介ダシ強めスープは、
  味噌と折り合いにくいかと思いきや、
  がっちりとスクラムを組み、レベルの違う特別感があった。
  観光客も地元民も訪れる大行列店。
  対応、雰囲気は、相性がいまいちだが、作品は素晴らしい。

第5位 かわなみ食堂/正油ラーメン 500円
  (札幌市南区澄川4条2丁目)
  09-05かわなみ食堂/しょうゆ
  「これがラーメンです」としか言いようがないような、
  原点回帰というか、故郷テイストなラーメン。
  話好きな店のおばあちゃんや、レトロ的価値で語られることの多い店だが、
  そんな上辺だけで片づけることなんてできないぜ。
  あっさり豚骨で、懐かしさの甘みは絶品。
  そして、とにかく熱々なのが嬉しい。
  チャーシューは肉の歯ごたえを感じる絶妙な火加減。
  寒い心にふっと忍び込むような温かみのある傑作ラーメンである。


第6位 千寿/味そ 730円  
  (札幌市中央区大通西8丁目 ヤマダ電器近し)
  09-06千寿/味噌

  純すみ系ラーメンたる武骨さがありつつも、まろやかマイルド。
  脂の旨みと、味噌の甘みが、奇跡のバランスで融合している。
  ちぢれが強く堅い麺は、濃厚味噌スープと相性が良く、
  強めの味なのに、どんどん麺を食べさせ、スープを飲ませる。
  大通公園近くの閑散とした通りの地味なビル。
  その地下の狭い通路の奥に、ひっそりと存在しながらも、
  昼食時は13時過ぎまで行列ができる実力店。

7位 彩未/みそ 700円
  (札幌市豊平区美園10条5丁目)
  09-07彩未/味噌

  いつも店の前は、げんなりするほどの大行列。
  店内も順番待ちの人が壁を囲み、落ち着かない度は高い。
  すみれのラーメンを、あっさりソフトにしたような味わいで、
  実はインパクトが強いわけでもなく、味わい深いという感じでもない。
  ところが、食べ出すと、うんざりした順番待ちを忘れるほど夢中になり、
  なんだかわからないうちに完食している。
  半年くらい時間が経つと、また食べたいという欲求が襲う。
  大行列もやむを得ないと諦観し、納得できる味である。
  
8位 eiji/濃厚つけBUTO 800円
  (札幌市豊平区平岸3条9丁目 平岸通沿)

  09-08eiji/つけ麺
  これまた平日の夜でも行列ができる人気店。

  そばのよう色をした極太麺のインパクトは健在。
  上品な赤を基調とした店内装飾の雰囲気と相まって、
  見た目、華やかな和風ポップ感が漂う。
  スープは、パンチのある和風味ながらもソフトな後味。
  昨年1位で、今年が8位なのは、味の変化によるものではない。
  私が、このつけ麺に慣れてしまったためである。
  とはいえ、安定感と刺激が同居した丁寧な仕事ぶりは素晴らしい。

9位 山嵐/白スープ 750円
  (札幌市豊平区平岸1条9丁目 環状通沿)
  09-09山嵐/白スープ  
  べったりとした雰囲気の濃厚豚骨・白濁スープ。キレは皆無。
  あまりの濃さに飽きるかなと思いきや、
  豚骨にしては臭みがなく、ひたすらまろやかで、意外にあっさり。
  箸が進み、気づいてみると食べ終わっているような引きつけ力がある。
  それでも、胃腸のコンディションに不安があるときは、
  脂の多さに屈する可能性大なので要注意。
  また、土・日は行列必至であるのに加え、早く閉まるので要注意。

第10位 蓮海/つけ麺(醤油・300g) 800円
  (札幌市豊平区平岸5条7丁目 ラルズ近し)
  09-10蓮海/つけ麺(醤油)

  2009年秋にオープンした店。
  「鮪(マグロ)豚骨」スープということで、
  独特の魚系風味はあるものの、品良くまとめた洗練されたスープ。
  もう少しインパクトを与えるような、強さか深みがプラスされれば、
  2010年に大ブレイクしそうな予感がする。
  そんな期待も込めて10位にねじ込んだ。
  夜は居酒屋として営業しているため、ラーメン営業は昼間のみ。
  店内は間接照明の和食ダイニング的で、完全に夜仕様。

それにしてもラーメン店は多い。
新しい店も、次から次にオープンする。
メディアも相変わらず頻繁に取り上げる。
ラーメンは、既に「食事」の行きを超え、「レジャー」の要素も強くなった。

2010年も美味しいラーメンに出会いたい。
新しい店もいいが、しばらく行ってない店に行くのもいいだろう。
うさん臭いラーメン・オタクにならぬよう、
ナチュラルに、そして謙虚に向き合っていかなければいけない。
全てのラーメンにサンキューです。
熱いぜベイベー。


テーマ:ラーメン - ジャンル:グルメ


ボジョレー・ヌーボーが解禁になった。
ハッピーだぜ。たまんねえぜ。この日を待っていたぜ!
と、いうことはない。
なぜならオレは、ワインなど滅多に飲まないからさベイベー!

そう、私はワインを積極的には欲しない。
そこにあれば飲むが、自発的にオーダーすることはない。
ただ思うのは、ワインは値段が高いものほど美味しいこと。
2~3千円前後のものが一番美味しいという人がいるし、
そういう「うんちく」も聞く。
確かに、その価格ですこぶる美味しいものもある。
しかし、その価格帯が最高、という先入観に縛られてはいないかと。
まあ、どうでもいい。
ワイン素人の戯言である。
所詮、私はワインのバカだ。

そういうわけで、今回はラーメン記事。
よろしくどうぞ。

■Fuji屋(札幌市北区太平4条3丁目)
これまで4度訪問しているが、このブログでは初登場である。
なぜなら、すれ違いの歴史があったからだ。
初訪問の際は、混みすぎていて帰ってきた。
2回目は、席についたが、「いらっしゃいませ」の言葉もなく、
いつまでもオーダーを取りに来ないので、
オーダーを取りに来る前に帰ってきた。

普通なら、これでもう訪問することはないのだが、
人気店であり、ラーメン知人からも「一度は試すべき」
と推す声があるため、
どんな形でも食べてみたかった。
そこで、再度訪問。
しかし、「豚そば醤油」をオーダーして食べるも、
強めの二日酔いだったせいか、魚味の強さに屈し、
半分しか食べられず帰ってきた。
それが昨年の3月。

そこからトラウマ期間が長引いたが、
今年10月、約1年半ぶりに訪問した。

色々とあったものの、3回目は私の準備崩壊が原因だった。
なので今回は、万難を排し、万全の状態で訪問した。
「つけソバ醤油」(750円)をオーダー。
まずは、「いらっしゃいませ」と言われ、
オーダーを取りに来てくれたことに、ほっとする。

Fuji屋/つけソバ醤油 
濃厚豚骨魚介系の王道の味で、
本格的でありつつ、大衆的な味わいである。
渋さは薄く、ややポップな系統にカテゴライズされるが、
これは非常に重要なポイントであり、
そこを押さえているから、人気店となっているのも頷ける。

味は良い。やみつき性もあると思う。
きちんと作られてるし、それを認めている方も多い。
しかし、麺ならぬ、雰囲気の面では、
仮に、高校の同級生だとしたら、
別の、さらに別のグループくらいの相性かなと。
私の器量の小ささと性格のせいだということでご容赦を。

■はちまき屋(札幌市北区太平5条3丁目)
はちまき屋/店 
続いても、札幌の北のラーメン処、太平の店である。
前出のFiji屋と同じ通りの100mほど北側にある。

いわゆる「純すみ系」のラーメンである。
なので、味噌ラーメン(700円)をオーダー
すみれよりは、スープの濃度が薄めで、香りも弱めか。
とはいえ、味はしっかりとすみれ系。

麺には少し驚いた。
中太・黄色で、ちぢれの強い、ど真ん中の札幌ラーメンなのだが、
思いの外、固めで、食感は「プチン」ではなく、「もそっ」としていた。
つまり粉っぽい感じだったのだ。
これは、茹で作業上のミスだったのか、標準としてこうなのか。

はちまき屋/味噌 
全体としては、まとまりがあり、
多くの人に受け入れられるラーメンだと思う。
なんとなく、雰囲気として、安定感や安心感がある店だと思う。

ただ、インパクトが薄いというか、記憶に残りにくい。
というのも、いわゆる「純すみ系」のラーメンが増えたことにより、
決定的な違いを見い出せないのだ。

というか、本家のすみれのラーメンをしばらく食べておらず、
すみれの味自体を忘れている。

どうしたらいいのだろう。
どうもしなくていい。
もっと他に、もっと先にしなければならないことがたくさんあるのだから。


■なんつッ亭(札幌市中央区北5条西2丁目 札幌らーめん共和国内)
神奈川県の超人気店「なんつッ亭」が、
10月に札幌らーめん共和国に開店した。
これまでもテレビで見ていて、食べてみたいと何度も思っていた
ラーメンだっただけに、開店した週の平日に訪問。
とんでもない行列ができており、席に座るまで40分待たされた。
席に座ってからは、5分でラーメンが出てきた。

なんつっ亭 
以前、東京で食べた「桂花」のラーメンを想起させる味だった。
ジャンル的には熊本ラーメンなのだろうか。
濃厚でクリーミーな豚骨スープながら、
脂があっさりとしており、べたつきも臭みもなく食べやすい。
やはり、特徴は黒色のマー油である。
マー油は、揚げたニンニクとごま油をブレンドして作られる。
この香ばしさと、ほんのりとした苦みが、
クリーミーなスープと相俟って、やみつき性を高めている。

麺は中太ストレートで若干柔らかめ。
このスープには合っているだろう。
さらにスープとの相性がいいなと感じたのは、
トッピングされている野菜が万能ねぎともやしであること。
色合い、食感、すっきり感など、これがベストといえるチョイスである。

麺はやや量が多めなのだろうか。
途中で「もう十分です」な気持ちになった。
それでも、スープは水と交互に飲み続けたくなる。
きりりとしていながら、旨みが閉じこめられた良いスープである。
訪問後1か月が経過し、再訪したい気持ちになっている。

■蓮海(札幌市豊平区平岸5条7丁目8-1)
平岸のラルズの向かい側にある店。
夜は「海幸」という居酒屋を、
昼は「蓮海」というラーメン店を営業しているようで、
さらに、営業開始をして間もないのか、
店内には、開店祝の花がいくつも置かれていた。
店内は、薄暗く綺麗で、さながら高級なバーのよう。

蓮海/店 
オーダー表を見ると、醤油つけ麺と味噌ラーメンに
「オススメ」表示があった。
そこで、醤油つけ麺(麺300g・800円)をオーダー。

鮪(まぐろ)豚骨スープとのことだったので、
魚系のダシが強すぎて、生臭さに屈しないかと不安になったが、
豚骨と見事に融合した、まろやかなスープだった。
かなり美味しいです。

系統としては、「あらとん」、「eiji」、前記の「Fuji屋」などと近い感じ。
特に近いのは「あらとん」で、そのスープを上品にした感じかも。
塩気は抑え気味で、ダシが奥深く、
大衆的と言うよりは、高級感が漂うスープだった。
麺は白色、極太で、つけ麺にしてはちぢれが強い。
個人的な好みとしては、もう少しちぢれが弱くてもいいかと思った。

蓮海/つけ麺 
とはいえ、完成度の高い、堂々たる作品だった。
まだ知名度が低いせいか、土曜日の12時訪問にもかかわらず、
半分程度の入りだった。
今後、雑誌やインターネットで取り上げられていけば、
結構な人気になる予感がする店だった。

このように、味は素晴らしい。
ただ、ひとつ指摘させていただきたい。
店主の方の元気さ、
というか勢いが、
私のリズム感と、ちょっとかみ合わなかった。

店には、店主の男性と、もう一人の男性がいる。
ある客が、「いやぁ、美味しかった」と言って、会計をする。
すると、店主の方が、もう一人の従業員に対して、
○○くん!お客さん、美味しかったって言ってるよ!」ときた。
このシーンが2回あった。
本人が嬉しいからなのか、従業員を喜ばせたいからなのかはわからないが、
他の客がいないところで言っていただければと。

カウンターに座っていた私の隣は、
推定48歳の男と、推定45歳の女だった。
この男女は、ラーメン店通いが趣味なのか、
ラーメンが運ばれてくると、入念に写真を撮っていた。
しかも、2人で、味噌、塩、つけ麺の3品をオーダー。
食べながら、「○○の味に近いかも」、「味噌より塩の方が美味しい」、
「つけ麺が一番美味しいかも」など、ラーメン談義をしていた。

夫婦にしては、随分と仲良く談義するものだと思いつつ、
女性の左手を見ると、結婚指輪はなかった。
身なりを見ても、全く贅沢感はなく、
どういう関係の二人なのかと気になった。

もっと気になったのは、男が完全に犬食いだったこと。
女性の前にある塩ラーメンを、
自分の席から身をかがめ、顔と手を伸ばして食べていた。
その食べ方はみっともないからと、
女性がどんぶりを男性の前に持っていくわけでもなく、
男の犬ぶりを、微笑ましく見ているかのようにさえ思えた。

この二人が食べ終わり、上着を着るため立ち上がった。
その時だった。
店主の方が、二人の近くに来て、
元気よく、さっぱりとした感じで言った。
「お会計は別々で?」

あまりに驚いて、つけ麺を食べる箸の動きが止まった。
店主の方は、会計は別々だと、半ば決めつけてきたのだ。
一見したら夫婦のような二人である。
だとしたら、私なら「別々で」とは、決して言わないし、言えない。
というか、明らかに夫婦や恋人ではなくても言わないだろう。

店主の方は、気を利かせて言ったのかもしれない。
良かれと思い、機転をきかせたのかもしれない。
この男女がどう感じたのかはわからないが、
こうした先回り感というか、配慮のしどころ、
相手ペースでの勢いみたいなものが、私の感覚とは違うなと思った。
私の一方的で個人的な感じ方なので、お許し願いたい。

つけ麺は、ほんとに美味しい。
塩ラーメンも食べてみたい。
そして、「○○くん、お客さん、美味しかったって言ってるよ!」や、
男女二人の客に「お会計は別々で?」と言ってるシーンを
再度見てみたい気もする。
こんな気持ち、なんとなくわかるでしょ。


テーマ:ラーメン - ジャンル:グルメ


前原国土交通大臣が、群馬県・八ツ場ダムの建設中止に
向けた話し合い
のために、23日、現地入りした。
クリアしなければならない問題が大きく、しかも多く、
この先どうなっていくのか気になるところである。

それより気になっているのが、この案件に対する報道のされ方である。
中立的な立場の私から見ると、
前原大臣と建設推進派の争いばかりを見せられているようである。
もっと特化していえば、建設推進派の意見ばかり聞かされているようである。
建設反対派の地元民の声も聞きたい。
それとも、建設反対派の地元民は極めて少数派なのか?

そんなこともなかろう。
民主党は、建設反対の声があるから、
それを受け止め、熟慮した上で、マニフェに書いたのだろうし、
その辺りの経緯をもう少し知りたいなと。

なお、前原大臣は、国土交通大臣のほか、
沖縄北方・防災担当大臣も兼ねているわけで、
北から南まで、忙しい日々が続きそうだ。
かくいう私も、北から南まで忙しい。
ただし、私の場合、札幌市内を北から南までである。
移動手段はクロスバイク、目的はラーメン。
スケール小さいだろ。
それでもいいぜ。
身の丈に合ったことをやろうぜオッケイオーライ!


■ジュン(札幌市南区簾舞1条5丁目9-1)
住所の「簾舞」は、「みすまい」と読む。
国道230号線を札幌市内から南下。
住所は、川沿、石山、藤野ときて、簾舞となる。
簾舞で住宅街はとぎれ、定山渓までは家屋が点在する。
人によっては、住宅街は藤野でとぎれる、と見ている方も多いだろう。
それぐらい簾舞は南側にある。
札幌市中心部からだと、車で40分以上かかるだろう。

定山渓方面から国道230号線を北上してくると、
簾舞の交差点が現れる。
そこにはセイコーマート、サンクス、ガソリンスタンドなどがある。
それとともに、「チャンポン」と書かれたのぼりが、いくつもある。
あまりにのぼりが多いので、以前から気になっていた。

しかし、ちゃんぽんを提供するような、そげな店は見当たらない。
のぼりが立てられている方へ向かうと、完全な住宅地に突入。
訝しげに左右を見ながら彷徨うと、確かに店は存在した。
驚いた。完全に普通の住宅ではないか。

ジュン/店 
驚きはそれだけではない。
暖簾をくぐると、全く普通の住宅の玄関。
食べ物を提供する店の雰囲気は皆無である。
奥から「いらっしゃい」の声。
靴を脱いで、家にあがる。
目の前には「店はこちら」と、矢印とともに書かれた紙が貼ってあり、
その方向へ進む。
たどり着いた先は、全く普通の居間である。
どこからどう見ても、家庭の居間である。
呆気にとられて、立ちつくす私に、改めて「いらっしゃいませ」の声。
私は、無意識のうちに「おじゃまします」と言っていた。
「おじゃまします」と自然に言わせてしまうほど、リアルに居間なのだ。

居間には、大きなテーブルが置かれ、そこが客の席である。
普通にテレビが置かれ、サイドボードがあり、神棚まである。
料理をするのは、一般家庭にある普通の流しである。
つまり、一軒家を食堂のように改修した箇所はまるでない。
一般住宅をそのまま店として使っているのだ。

居間の隣りは畳の部屋で、こちらも客が座れるようになっている。
が、これまた全く普通の一般住宅の和室である。
なんだかわからない置物がいくつもある。
居間に入ったとき、線香の匂いがした。
私は、その和室に仏壇があるのではないかと思った。
亡くなった方の写真があるのではと探してしまったほどだ。

これらのスペースの写真を撮っていないのは残念である。
もろに民家の居間を撮影するようだったため自粛させていただいた。

店名は、「ジュン」。
ちゃんぽん店とは思えない店名である。
地方にある喫茶店、しかも壁には、メニューが書かれた色画用紙が
たくさん貼られている喫茶店を想起させる店名である。

メニューのメインは、「長崎ちゃんぽん」と「長崎皿うどん」。
なのだが、どういうわけか、馬刺しや森伊蔵(焼酎)があるなど、
メニュー構成も不思議だった。

ジュン/長崎ちゃんぽん 
で、肝心の「長崎ちゃんぽん」(750円)である。
スープは臭みのない、やわらかなコクのある豚骨。
カドがなく、クセがなく、それでいて旨みがつまっている。
すごくバランスの良い優しい味である。
麺は太めのストレート。
この食感もいい。

具は写真のとおり、様々なものがインされている。
豚肉、イカ、タコ、なると、さつま揚げに野菜いろいろ。
これはもろに、家庭のフライパンで炒めたテイスト。
イカとタコが結構インされているのは有り難かったが、
なるとの切り方が雑で、写真の上のなるとは、棒状だった。

とはいえ、ノーマルな心で判断すれば、十分に美味しいちゃんぽんである。
残念なのは、ノーマルな心になれなかったこと。
やはり、線香臭い居間での食事は、テンション・ダウンである。
私が食べているとき店の方(2人)は、
流しの近くの食卓テーブルで食事をしていた。
この店は、家庭的とは呼べない。
なぜなら、家庭そのものだからだ。
ただ、この雰囲気が好きな方もいるはずだ。
私は、妻がいない妻の実家で食事をしているようで全く落ち着かなかった。

■山嵐(札幌市豊平区平岸1条9丁目 環状通沿い)
仕事が終わった後、まっすぐ家に帰るには、
何か物足りなく、どこか寂しい気がした9月上旬のある日。
帰り道と反対方向である札幌サウス方面へとクロスバイクを走らせた。
気づくと電車通りを走っていた。
行くあてのない私は、そのまま電車通りを南下し、山鼻あたりをぶらぶら。

この辺りの住所は、南○条西○丁目となっているが、
「山鼻」という住所にすべきだと、かねて思っている。
条西丁目はわかりやすいが味気ない。
「山鼻」という、この広い世界で札幌にしかないと思われる貴重な地名を
生かしてほしいと思う。
ついでに言わせていただければ、「桑園」、「美香保」、「北光」も
条西(東)丁目とせず、住所名として存在してほしいところ。

そんなことを考えつつ、電車通りをスローペースで走ったわけだが、
やがて日は沈み、冷たい風が吹き抜けてきた。
行くあてのない私は行き詰まった。
そして、虚しい気持ちを抱えたまま家に帰るのだ。
しかし、それこそが私を語るに最も相応しいシチュエーションである。
「虚しさ抱えてゲット・バック・ホーム」が、私の生き様といってもいい。

山鼻あたりから、環状通を平岸方面へ。
南19条大橋を渡って豊平川を越え、中の島へと坂をくだる。
と思ったらすぐに、中の島から平岸へ坂を登る。
登り切ると、左側には、人気ラーメン店「山嵐」がある。
外まで行列ができているのをよく見かける店だが、
この日は、平日の午後7時30分くらいだったせいか、
店内の客はまばらだった。

山嵐_店 
当初はラーメンを食べるつもりはなかった。
しかし、「空いてる山嵐」を目にしたとき、
これは良いタイミングかもしれないと思い、
吸い寄せられるように、川の流れのごとく入店。
なんらの期待も意欲もなかった分、
逆に穏やか、かつ素直な気持ちでラーメンに臨めた。

山嵐/白スープ 
看板メニューである「白スープ」(750円)をオーダー。
濃厚背脂トンコツの塩味っぽい醤油味。

ベタな表現をさせていただくと、
「山岡家の醤油+てつやの醤油」から、トンコツ臭さを除いたような感じ。

旨みが凝縮されており、すごく美味しいと感じた。
脂っぽいのだが、後味はなぜかあっさりとしている。
パンチやキレがあるタイプではなく、まろやかで、べったりとしている。
このべったり感が妙にクセになり、どんどんと箸が進む。
しかも濃いのに飽きないから不思議ちゃん。

麺は山岡家チックな太めのストレート。
もちもち感がたまらなく、濃厚スープともマッチし、
魅力的なものになっている。
チャーシューも濃すぎず、柔らかく、非常にいい塩梅である。

ただ、このラーメンは好き嫌いが分かれるかもしれない。
臭みはなく、すっきりしているが、べったり濃厚なことには相違なく、
食後のもたれへの不安が頭をよぎる。
とはいえ、スープ、麺とも、やや少なめなのが功を奏していたのか、
スープまで完食した。

■貴州屋(札幌市北区あいの里4条4丁目 道教育大学正門前)
8月のある日、当別町のI原(アイハラ)氏から、仕事上のメールが届いた。
「別添のとおり提出します。よろしくお願いします」
というメッセージとともに、書類が送付されていた。
ポイントは、その書類ではない。
メッセージの後に、追伸的な意味合いで、
さりげなくラーメン情報が添えられていた。

あいの里にある「貴州屋」(きしゅうや)のラーメンにはまってまして。
時々、無性に食べたくなって、当別から車をとばします。
機会があれば是非。
そんな内容だった。
このような余談的メッセージが私を熱くする。
というわけで、あいの里まで、またしてもクロスバイクで行ってきた。

あいの里は、石狩市当別町と隣接した札幌市の北端である。
清田区民ならば、北広島市や恵庭市に行くよりも遠く感じ、
手稲区民ならば、小樽市に行くよりも遠く感じる地域であるが、
東区元町界隈ながら、伏古に近いところに住む私にとっては、
クロスバイクで片道40分程度の距離である。
そして、またしても、クロスバイクを店フォトにインさせるところがいやらしい。

貴州屋/店 
午前11時30分に訪問したが、既に7割くらいの席が埋まっていた。
看板メニューである「赤みそ」(750円)をオーダー。
きりっとした渋みのある大人の味である。
ベーシックで安定した力のある味で、
目立ちはしないが、放っておいても宿題はきちんとする生徒を彷彿させる。

貴州屋/赤みそ 
注文をつけさせていただくと、
抑えたり、丸めたりして、形や印象を良くしているが、
ちょっと小さくまとまっちゃったかなという感じ。
どこか、はみ出す部分があると、そこがポイントになり、
魅力が増すように思えた。
ただ、安定感と安心感が集客に結びついているのだろうと思われ、
札幌北部における貴重な店であることは頷ける。
I原(アイハラ)氏の余談的メッセージに感謝。

■けせらせら(札幌市北区太平7条5丁目2-5)
札幌市を東西南北に4分割した場合、
東の中心地は白石及び新ポロサツ、西はニーコト及び手稲、
南は平岸、澄川ということになろう。
北の中心地はどこか、となると、一般的には「麻生」だろう。
しかし、ラーメン目線で見ると、北の中心地は「太平」(たいへい)である。
今回紹介する「けせらせら」のほか、「fuji屋」、「はちまき屋」など、
人気店が数多く存在する地域である。

「けせらせら」に関しては、2月に塩ラーメンを紹介している。
丁寧にとられた鶏ダシを、まろやかテイストに仕上げた
完成度の高いスープだった。
このプースーなら、醤油も美味しいはずと思い、
初雪が降る前には行かなければと機会をうかがっていた。

そんな折、「けせらせら」でつけ麺を始めたことを知った。
あの鶏ダシまろやか系スープなら、つけ麺としては弱いのではと思ったが、
どうやら濃厚トンコツ魚介系のプースーにしているらしく、
これは食してみなければと、好奇心と使命感をもって訪問した。

けせらせら_つけ麺(醤油) 
驚いた。
美味しすぎた。
一口食べて、「どうすりゃいいの、こんなに美味しくて」と、
困った顔になってしまったほど。

濃厚トンコツ魚介系のプースーにしては、ややあっさりしているが、
しっかりと麺に味を巻き込むパワーがある。
ややとろみはあるが、どーんとくるというよりは、ライトにシャープ。
というか、柑橘系風味がインされており、
それが「重さ」や「しょっぱさ」を、見事に調整している。

麺は太めで、ちぢれは弱い。
やはり、濃厚トンコツ魚介系つけ麺は、こういうタイプがマッチする。
食感もよく、食べる楽しさを感じさせる麺である。
そして、チャーシューが完璧。
分厚く大きいのだが、柔らかくスマート。
これを、ほんのりと炙ってあり、極めて美味い。
スープと出会うことにより、チャーシューに味がしみて
良い塩梅になるよう、綿密に計算しているかのようである。

とりあえず指摘のしようがない見事なつけ麺である。
どうしても、強いてひとつ指摘するならば、
プースーとチャーシューが完璧なのに比べ、
麺はどこか素っ気なさがある。
とはいえ、十分に許容範囲である。
今年のラーメン・オブ・ザ・イアのトップ5入りは確実。
トップ3入りも現実味を帯びてきた。
そう思わせる珠玉の一杯だった。

けせらせら_店 
訪問したのは日曜日の13時過ぎ。
たまたまタイミングが良かったのか、先客は3人で、すんなりと座れた。
ところが、私が食べ始める頃には満席に、
そして、食べている途中に行列ができた。

隣に座った男性客は、席につくなり、メニューも見ずに、
「つけ麺の塩、麺は300gで」とオーダー。
常連なのだろう。
その人に出された「つけ麺・塩」もすごく美味しそうだった。
ほんのり漂う香りで、つけ麺・醤油のプースーとは
根本的に別物であると見てとれた。
麺の太さも色も、明らかに、つけ麺・醤油のそれとは異なるものだった。
そして、見た目と香りで、美味確率が極めて高いことがうかがい知れた。

つけ麺・塩も、近いうちにどうしても食べてみたい。
そのうち食べたいとか、タイミングのいい時に、ではない。
近いうちにどうしても食べてみたい。
というか、食べなければいけない。
まさに、マスト・イートな一品であるという期待に気持ちが昂ぶる。
私は、「けせらせら」に、はまりつつあるということだ。
「けせらせら」にはまる人は増えていくだろう。
そういう人達は、そのうち「ケセラー」と呼ばれるのではないだろうか。


テーマ:ラーメン - ジャンル:グルメ


昨日、地下鉄を待っている時、
「腹減って死にそうなんだけど」とぬかす、30代とおぼしき男がいた。
「腹減った」と「死にそう」を何度も言うので不愉快になり、
私は乗り場を移動した。
今この時代の日本で、空腹で死ぬ人はほとんどいない。

空腹は、なんでもない食べ物を劇的に美味しくする最大の要素だろう。
しかし例年8月の私は、空腹でもラーメンを欲しない。
熱さのせいだろう。
事実6週間、カップラーメンも含めて、ラーメンを食べていない。
ただし、食べていないのは、熱いスープの入ったラーメンであり、
ラーメン・サラダやつけ麺は食べている。
そして、約10年ぶり食べたのが「冷麺」である。

■くだら(札幌市清田区美しが丘2条6丁目)
くだら/店 

知人のN美(エヌミ)が大絶賛していたので訪問。
濃厚甘辛スープで美味しい。
というか、すごい。
スープというより、タレに近い濃厚さであり、
極端にいえば「あん」のような「とろみ」のあるスープである。
見方を変えると、スープに麺を入れたのではなく、
麺にスープをかけたようにも見える。

◇ビビン冷麺 850円
くだら/ビビン冷麺 
麺も非常に特徴的。
そば粉が練り込まれているため、完全にグレーの色合いの極細麺である。
これにとろみの強いスープが激しく絡み、
出てくる感想は、「すごい」という言葉ばかり。

かなり果汁的な甘みのあるスープである。
しかし、辛さも相まって、非常に立体的な味である。
食べていくほどに、様々なものがスープに含まれているのを感じる。
とにかく強烈である。
麺にスープが絡みつく度合いがハードなため、
麺を食べ終わると、スープもかなり減っている。
その残ったスープを持ち帰り、豆腐にかけて食べたい気持ちになった。

◇まぜる前              ◇まぜた後
くだら/石焼きビビンパプ前 くだら/石焼きビビンパプ後
石焼きビビンバ(メニューには「石焼きビビンパプ」と書いてあった)は、
ビビン冷麺に比べるとノーマルである。
ライスに比べて具の量が多いのが特徴か。
どんぶりのパワーのせいか、焦げ目は強くコーティングされる。
香ばしく、あっさり味なので、よろしいのではないかと。

カウンター8席くらい、小上がりテーブル5つくらいの
こぢんまりとした店である。
訪問したのは土曜の夜だったが、なかなか賑わっており、
空いたなと思うと、別の客がくるなど、なかなか回転も良かった。
なにより女性率が高いと感じた。
客は、カップル、女性同士、家族連れのいずれかで、
男性のみの個人・グループはなかった。
なんとなく、いつもそんなような気がする店だった。
なお、店の方も全員女性である。

■トトリ(札幌市中央区南5条西7丁目)
トトリ/店 

約10年前に食べたのは、トトリの盛岡冷麺である。
当時トトリは、電車通り沿いにあったと記憶していたが、
電車通りではないところに移転していた。
店内は、こざっぱりときれいで、少し高級感もある感じになっていたので
少し戸惑ったほど。

土曜日の13時過ぎに行ったのだが、けっこうな混雑だった。
というか、席は空いているのだが、片付けが追いつかないせいで、
席を案内できず、行列待ちができている状態だった。
とはいえ、予想以上の混みように少し驚いた。

◇盛岡冷麺 735円

トトリ/盛岡冷麺 
トトリの冷麺は、やはり麺のパワーがすごい。
透明、やや太、堅めストレートで、食べ応えがある。
スープは濃厚キムチスープ味で、
バランスが良く、手堅くまとまっているが、さすがに後半は飽きてくる。

オーダーの際、辛さは何番にするかと聞かれ、
反射的に最も辛い「5番」を選択したが、あまり辛くはなかった。
それよりも、とにかくキムチ味が濃いと感じた。
他の客の冷麺を見ていて、
辛さが1番だと透明っぽいスープであることがわかった。
しくじった。この冷麺は、低い辛さをチョイスすべきだった。
しかし、後(あと)のフェスティバルだった。

約10年間食べていなかった冷麺だったが、
前記の「くだら」で衝撃を受け、その影響でトトリにも訪問したのだが、
またしばらくはグッバイしてもよさそうだ。
それと、冷麺はサイド・メニューとして、
1人前を何人かで分けて食べた方が美味しく感じる。
そのベッドがひとりじゃ広すぎるのと同様、
冷麺1人前を1人で食べるにはきつい、のであります。

■千太(札幌市中央区大通り東1丁目 中央バスターミナルB1)
千太/店 
中央バスセンターの地下1階にあるラーメン店。
複数の人から、美味しいという話を聞いており、
ずっと行きたいと思っていた。
ネックは営業時間だった。
営業時間が11時から16時で日曜定休。
職場からはちょっと距離があるため昼休みは無理。
よって、土曜日の昼食しかチャンスはない。
ところが、店が街中にあるため、車を使って訪問する場合は、
パーキングにインしなければならない。
それなら、いっそ平日に、と思い立ち、
軽い二日酔いにより麺類を強く欲した平日の昼休みに、
ほとんどジョギング状態で行ってきた。

当初は、塩ラーメンか醤油ラーメンをオーダーするつもりだったが、
真昼のジョギングによる暑さのせいで、
思わず「つけそば(正油)」をオーダーしてしまった。

◇つけそば(正油)800円

千太/つけそば(正油) 
麺は道産小麦かつ自家製麺で、白色・ほぼストレート・やや細め。
歯ごたえはやさしいが、しっかりと香りのある麺で美味しい。
そして、麺の量が意外に多く、昼食としては限界ラインである。
スープは、鶏ダシ+煮干し系の和風ダシ。
きりっとしていながらも、程よい甘みと旨みがあり、非常に美味しい。
鶏ダシ+煮干し系の和風ダシのスープは、意外とカドが立ってしまうが、
ここのはまろやかで、レベルの高いしっかりスープだと思う。

それでも、二日酔い気味の日は、和風ダシとはぶつかり合ってしまう。
どうしても、あっさり・ダシ系よりは、こってり・コク系の方が
アルコールで傷んだ身体を癒すような錯覚を起こす。
そう、錯覚なのだ。
こってり・コク系のスープは、二日酔いにしみ入るような感じがして
満たされ気分になるのだが、食べ終わると、胃のむかつきが倍増する。
身体のメカニズムは複雑だ。

それはそうと、千太のスープは、和風ダシと旨みのバランスが絶妙だ。
惜しむらくは、「つけそば」ではなく、
塩ラーメンか正油ラーメンにすべきだった。
つけそばのスープを味わって、すぐにそう感じてしまった。
またしても、後のフェスティバルでした。
もちろん、つけそばは美味しかったが、
塩ラーメン、正油ラーメンは、もっと良さが出ると思う。

■佳(札幌市豊平区月寒西1条7丁目8-19)
いやいや、もう参ったね。
年明け早々に、私の選ぶ「2009・ラーメン・オブ・ザ・イア」を
発表する予定だけど、1位は「佳」(よし)で決まりだね。
だってほんとに美味しいんだもん。
食べてると、「やっぱ、すげえな」って感心するしかないんだもん。

というわけで、ここからはキャラを普通に戻そう。
7月上旬のある日、同僚・山下MSTと外勤中に昼食時間となった。
移動経路の中で、美味しい店は?と考えたとき、月寒の「佳」が浮かんだ。
佳は、「2008・ラーメン・オブ・ザ・イア」で第2位。
第1位は、eijiのつけ麺だった。
1位と2位の差は事実上なく、2008年が私のつけ麺ブームだったから
この順位になったものであり、ラーメンに限れば、ダントツで佳だった。

そんな佳が、つけ麺を始めたという噂を耳にしていた。
外勤中の通り道で、佳のつけ麺を食べられるなど、
願ってもないチャンスである。
高ぶるテンションのまま席につき、メニューも見ずに、
「つけ麺、お願いします」とオーダー。
すると帰ってきた言葉は、「すいません。つけ麺は夜だけなんです」。

下調べをしていなかった私のミスだった。
今回の記事3回目の「後のフェスティバル」である。
佳のメニューは、「らーめん」と、
らーめんに玉子がインした「味たま」しかない。
しょうがないので、と言ったら失礼だが、それしか選択肢がないため、
テンションが下がりつつも「らーめん」をオーダー。

◇らーめん 650円
佳/らーめん0907 
ところが、ひと口、スープをすすって、いやいやいや参ったね。
ほんとに美味いっす。
つけ麺ショックはすぐに忘れた。
人それぞれ好みはあるが、私にとって佳のらーめんは、
他の美味しいと認めるラーメンより、首ふたつくらい抜け出ている。
ラーメンの域を超えているといってもいい。
つけ麺ショックはすぐに忘れた。
肉系ダシと和風ダシのバランスと濃さが絶妙である。
コクがあるのに、なぜかすっきりしており、
食べ始めたらもう、ドント・ストップ・ミー・ナウである。
同僚・山下MSTも絶賛。
ゲット・サティスファクションな一杯だった。

その日から約40日後の暑い夜、つけ麺を食べに訪問した。
夜8時近かったのだが、7人が席につけずに待っていた。
佳は、カウンター7席のみ。作り手はひとり。
そのため、客の回転はあまり良くはない。
つけ麺にありつけるまで30分くらい待っただろうか。

◇つけ麺 750円
佳/つけめん 
私は、つけ麺の麺は、縮れ普通の太めが好みである。
佳のらーめんは、縮れ弱めの普通の太さのため、
つけ麺は、自分に会うかなと少し不安だった。
しかし、目の前に現れた麺は、縮れ普通の太めだった。
期待が膨らむ。

そして、一口。
もう嫌になった。
すごく美味いっす。
スープは、らーめんスープの味を濃くした感じだが、
決してしょっぱ過ぎることはなく、それでいて、きちんと麺に味が絡む。
麺とスープの折り合い方が最高である。

スープにインされている具も充実。
チャーシューも最高の出来である。
これまでに食べたつけ麺のなかでトップ1といっていいかも。
ほんとに素晴らしい。
後のフェスティバルが続いたが、
佳のつけ麺は、あまりに美味しすぎて、
店を出た後、満足感とともに、祭りの後のような寂しささえ感じた。


テーマ:ラーメン - ジャンル:グルメ


今日、自民党のマニフェストが発表され、
ほぼ全部の政党のマニフェストが出揃った。
「マニフェスト」。嫌な言葉である。
マニフェストという言葉は、10年前から用いられるようになった。
それまで使われていた「公約」とは異なり、
いつまでに何をどんな財源で行うかを示す、というものだった。

10年経って、マニフェストという言葉も浸透しただろう。
しかし、実態を見ると、公約と何が違うというんだ?
マニフェストに書かれたことが実現できたかどうかなど、
まるで検証されない。
言いっぱなしでいいのだ。

だから今回、衆議選に向けてマニフェストが出されても、
「だからどうした?」という気持ちである。
まず、総花的なのが気に入らない。
幅広い分野のことに関して、良いことしか書かない。
また、10年後までに目指す、次の次の選挙でやる、など、
そんな先のことなら何でも言えるわ!的なことは、
ふざけているとしか思えない。
4年という任期中にやることを書けっての。
それが国民に対する最低限の礼儀だろうって。
国民を侮り見下すのも、いい加減にしてほしい。
子育て、弁当のメニュー、仕事でいっぱいっぱいの人妻の方が、
よっぽど現実的で、まともな公約を作ると思う。

そして有権者は、マニフェストなど、たいして参考にせず
投票することだろう。
結局はイメージや雰囲気なのだ。
もう何がなんだかかわからない。
だからマニフェストよりも今回はラーメン・ネタだ。
今回は札幌近郊のラーメン店を集めた。
それでは、よろしくヌードル。


■みかん(小樽市新富町13-13 南樽市場前)
みかん/店 
まさに「すみれ系」のラーメン。

すみれ独特の香りや濃さなど、特徴を的確に捉えている。
タイプは、すみれの味をベースに独自性を出している、というより、
すみれのラーメンをおとなしくした感じに思えた。
店名が店名だけに、みかん的な果実味がインしているのかと期待したが、
全く感じなかった。

とはいえ、スープは美味しい。
ただ、一口目が、一番美味しかった。
なんというかダイレクトで奥行きを感じず、
食べ進むうちに飽きが生じた。

麺は黄色中太で、ちぢれは普通。
スープに合っていないとは思わないが、
なんとなく一体感が乏しいような、絡んでないような。
美味しいのだが、もうひと押しのつめが欲しいかなと。

みかん/味噌 
チャーシューは、ちょっとがっかりだった。
筋(すじ)だらけで、非常に食べにくかった。
肉の味も抜け気味で、このチャーシューのあり方が、
スープと麺の絡み不足や、バランス崩れに影響したのは間違いない。

ただ、訪問した日は、いまひとつの体調で、
「カモン!ラーメン」のテンションではなかったが、
せっかくの小樽で昼食を食べられる機会だったため、
このチャンスを逃すべからずと、多少無理したのが、
評価に影響しているかもしれないことを申し添えておく。
そこらにある味噌ラーメンよりは、ずっと美味しい。
チャーシューは論外だが。

■らい久(岩見沢市緑ヶ丘1丁目 駒大岩見沢高の門の前)
らい久/店 
岩見沢でラーメンといえば「らい久」(らいきゅう)なのだろう。
岩見沢出身の知り合いが何人かいるが、皆、この店の評価が高い。
かねて訪問してみたいと思ったいた私だが、岩見沢で昼食という機会は、
訪問する前日までの人生において2回しかなかった。

しかし、クロスバイクという遊び道具を手に入れ、
札幌から片道約40kmのところにある千歳往復を果たした私にとって、
次なる標的は岩見沢だった。
そして、それを実現した。

東区元町から岩見沢へ行くには、
江別までは国道275号、江別からは国道12号を使うのだが、
上り下りが少なく、信号待ちが少なく、歩道が広く、
千歳に行くよりも、かなり楽だった。

らい久に関してし、複数の岩見沢知人から、
「らい久に行くなら緑が丘店」、
「いらっしゃいの言葉はないし、メニューも聞きに来ない」、
「モヤシから食べていくと、麺は全部食べきれない」、
「1回目なら、味噌かバター味噌にすべし」など、
数々のプレゼンテーションをされていたので、
店に入った時は、初めて訪問した気がしなかった。

らい久/味噌 
で、ラーメンである。
甘みのある辛味噌ラーメンである。
野菜の多すぎるラーメンは、スープと麺のバランスを崩し、味がぼける
と言ってきかない私は、
山のようなモヤシは完全に無視し、
ひたすら底から麺を掘り起こして食べる。
全くカドがないスープで食べやすいし、無意識のうちに食べ進んでしまう。
ただ、ちょっと大味で、深みがないかなと。

チャーシュー(底に沈んでいる)は、かなり大きく、しかも厚め。
ただ、肉っぽくなく、ハムっぽい。
それでいてちょっと生臭い。
ほとんど残しました。

なお、モヤシは無視したといいながら、実は意外と美味しかった。
麺を全て食べた後、甘辛スープ漬けになったモヤシを食べると、
いい具合に絡んでまろやかで、やめられなくなってしまった。

正直、岩見沢の老舗、かつ岩見沢愛にあふれる人達のおかけで、
知名度があるし、人気店になっているのかと思えた。
私の郷里に、こういう店構えで、こういうラーメンを
提供する店が、古くから営業しているなら、
「一度行ってみる意味はある店」程度のプレゼンはするだろうし、
郷里に帰ってきたことを実感できる店だろう。
らい久ファンの方々には大変申し訳ないが、
味、衛生面、対応とも私のフィーリングには合わなかった。
しかし、マニアに大事にされることが理解できるラーメンだった。
確かに一度行ってみる意味はあった。

でも、一度行ったのでもういいかなと。

■なかむら(当別町太美1499番地)
なかむら/店 
当別町太美1499番地といっても、
それだけで場所がイメージできる方など稀だろう。
JR太美駅のすぐ近くといってもいい場所にある。

ここにも、クロスバイクで訪問した。
というか、クロスバイク購入後、最初に札幌から遠出したのは当別町である。
なぜなら、当別町には懇意にさせていただいてる人が多いからだ。
その気持ちだけで、最初の遠出先は当別町にした。
でありながら、誰にも会わずに帰って来て、
後日、「この前、当別に自転車で行った」と当別の人に報告するのがクグエ流。
そんな流派はなくてもいい。

岩見沢でラーメンといえば「らい久」であるように、
当別でラーメンといえば「なかむら」である。
ただ違うのは、岩見沢関係者が、「らい久は行っとかなきゃ」と
積極的にプレゼンするのに対し、
当別関係者は、「うちは『なかむら』しかないからなぁ。
むつみ屋もあるけど、月形だしなぁ」と消極的であること。
しかし、その謙虚さは嫌いではない。


10年くらい前に一度食したことはある。
旨みのある、それなりに美味しいラーメンだった記憶がある。
しかし、当別関係者が、あまりプッシュしないため、
もう行くことはないだろうと思っていた。

ところが、5月17日に「牛一」でテールラーメンを食べたとき、
牛ダシが弱く、テール少なめで、非常に物足りない気持ちが残った。
その時点で、近いうちに「なかむら」のテールラーメンを食べなきゃと
心に決めていた。
そして、5月24日に訪問した。

13時過ぎに訪問した。
広い店内にもかかわらず、5人程度の行列があり、
席に着くまでに15分待たされた。
私が席に着く時は、後ろに10人程度の行列があった。
どこからこんなに客が来るのだろう。
ゴルフ帰りのいけ好かない高級セダンの中年男は目立ったが。
こういう人達は、車のセンスも悪いが、マナーや態度はもっと悪い。

なかむら/テールラーメン 
テール・ラーメン(1,250円)をオーダー。
スープは塩味。
カドのない、あっさりコクのまろやか味で美味しい。
テールなしでも、つまり塩ラーメンでも十分にいける。
なお、麺の量は普通だが、どんぶりが大きく、スープの量も多い。
これを歓迎する人は多いだろうが、
私は、それがラーメンを大雑把に見せてしまっているようで気になった。
どんぶりを小さく、スープの量も抑え、こぢんまりとした店構えにしたら、
結構絶賛する味かもしれない。
イメージと第一印象はサービス業には重要だ。

テールは、骨付きの大ぶりのが5つ入っていた。
普段食べられないものを食べている特別感も満足感もある美味しさだった。
ただ、大ぶりなので3つで十分だ。
牛一の780円のテール・ラーメンより数段美味しい。
1,250円だが、なかむらのテールラーメンの方が、
コスト・パフォーマンスは明らかに上。
独特の旨みのあるスープなので、塩味以外も試してみたい気になった。
今回紹介の4店の中では、最も再訪してみたい店である。

■地獄らーめん(北広島市輪厚中央4丁目
国道36号線を走っていて、輪厚(わっつ)のとびとびにある建物の中に、
どういうわけか「地獄らーめん」なる店が存在していることが
気になっている人は、意外と多いのではないだろうか。
私もそんな一人で、ここを通るたび、20年近くも気になっていた。
店の前に、車がたくさん駐まっているところを見たことがない。
しかし、ずっと存在しているし、ある時から外壁が新しくなったり、
看板が大きくなったりしており、いつか訪問しなければと思っていた。

店に入って、まず驚いたのが、焼肉臭かったこと。
どうやら焼肉も提供しているようで、
ラーメン以外にも丼ものや定食も、それなりにあった。
それと、切り盛りしているのが、70歳くらいのおばあさんだったこと。
50歳くらいのオヤジがやってるイメージがあったので以外だった。

地獄らーめん 
「地獄らーめん」は、辛味噌ラーメンであり、
辛さが1丁目から、基本は10丁目まである。
10丁目を越えると、上増料金が発生する。
おばあさんに辛さについて尋ねると、
普通の人なら3丁目までとのことだった。
辛さへの耐性に自信のある私は、迷わず10丁目をオーダー。
しかし、おばあさんからストップがかかった。
10丁目はほんとに限られた人しか食べられない。
初めてで10丁目はやめなさい、とのことだった。

そこで9丁目にしようとするも、
足りなかったら辛くしてあげるからと言われ、7丁目をオーダー。
辛さがすっきりとしていて、いい意味で、後に引かない辛さだった。
全然まだまだいける辛さだったため、
途中で10丁目にすべく、辛さを増してもらった。
しっかりと辛い、きりっとした味になった。

スープは、ほんのり焼肉ダレ的な味がするが、コクは薄い。
なんだかよくわからない肉系の臭みが独特で、麺や具を圧倒している。
麺はスープに押され目立たないが、ちょっと安っぽい感じ。
ただ、量は非常に多い。普通の1.5倍はあるだろう。
チャーシューも大きい。しかし、味は微妙。
前記の「らい久」のチャーシューと非常に似ている。
総合的にいえば、焼肉屋で出てきそうな辛味噌ラーメンである。

おばあさんに、20年近くずっと気になっていた店だったと告白。
それをきっかけに色々と話した。
小柄でかわいらしい感じのおばあさんである。
なんとなく支えてあげたくなる雰囲気である。

店は創業54年になるという。
以前は、現在地から国道36号線をはさんで向かい側にあった。
しかし、国道拡幅により現在地へ。
さらに、再度の国道拡幅により、後ろ側に店を移したとのこと。

54年前は、輪厚のこの辺りには、ほとんど住宅がなかったらしい。
30年前でさえ点在している感じだったという。
現在地に移転したのは20年前とのこと。
まさに輪厚の歴史を見てきた店だったのだ。
この辺りは、長く住んでいる方が多いそうで、
今でも、田舎のような近所付き合いがあるらしい。
確かに、国道は広くなり、車の量も増えたが、
国道36号線沿い輪厚という地域は、今も住宅が点在し、畑が多く、
地方の一地域らしい長閑な雰囲気である。

10丁目を食べた人は、店内に名前を張り出すと言われた。
確かに、名前と何丁目を食べたのかが書かれた木札が、
壁の上の方に並んでいた。
しかし、音楽以外で目立ってはいけないと思い、丁重に辞退した。
帰りがけ、「今度は15丁目に挑戦してください」と笑顔で言われた。
母のような年齢の方の、こうした一言は重みがある。
永く続いてほしい店である。

テーマ:ラーメン - ジャンル:グルメ


マイケル・ジャクソンに関しては、
ダンスとか奇行ばかりが報じられているが、
実は歌がメチャクチャ上手いと思う。
マイルドなのにワイルドで、伸びやかなのにキレがある。
ボーカリストとしても不世出のアーチストだろう。

ただ、年齢を重ねるごとに不自然に変貌したフェイスの雰囲気は、
やはりつらいものがあった。

あるがままに生きられなかった。
あるがままに生きることを自分が許さなかった。
そのプレッシャーやストレスは相当なものであっただろう。

そんなジャクソン・マイケルのために私が今日できることは、
追悼リスンと、ラーメン店の紹介である。
それではどうぞ。

■そら(札幌市中央区南3条西5丁目西向き)
そら/味噌 
「すみれ」の系統の味噌ラーメン。
表面が熱々で油の膜があり、その下に濃厚スープがある雰囲気は、
「すみれ」のそれと遜色はない。
スープの味も、すみれ系統の良さを感じる美味しさがあった。
それに加え、果実系のような甘みがあるのもポイントだった。

麺は、黄色中太。ちぢれは細かく強めで、
スープをうまい具合に引き寄せている。
具も良い。玉子と支那竹も普通以上に美味しかった。
ネギともやしは、あるラインを超えるとラーメンを壊すと
思っている私にとっては、適度な少なさはナイス・バランスだった。

注文を言わせていただくと、もう少し個性が欲しいかなと。
美味しいし、しっかりとした味だが、
「ここだけで食べられる」ではなく、「ここでも食べられる」味かなと。

そら/店 
それより客さばきで、ちょっと疑問だった。
店内はカウンターのみで、座席と壁の間が狭い。
入口付近に、壁によりかかるように座っている中年スーツがいた。
その人の奥の4席が空いていたので、入っていこうとしたが、
韓国ヤクザのような中年スーツはどけようとはしなかった。

不穏な感じになるのは、どうしても避けなければならないため、
しょうがなく、入口に立って並んだ。
その一部始終を2人の店員は見ていた。
しかし、受け流した。
私の後ろに3人の行列ができた。
奥に4席空いている。並んでいるのも4人。
それでも、東南アジアで麻薬取引をしてそうな中年スーツは完全無視で、
店員も、何の案内も調整もなかった。
残念です。

■支那そばマルキン(札幌市中央区南2条西8丁目北向き)
マルキン/店 
10年ぶりくらいの訪問した。
鶏ダシも魚ダシが強めながらもうまく融合し、
きりっと一本立っている和風全開のスープで、

札幌では非常に貴重な存在だと思っている。
「支那そばや」のスープのような繊細キリリな味わいである。
醤油ラーメン(地鶏支那そば650円)を食べる予定が訪問した。
ところが、メニューの中に「つけ麺」を発見し、なんとなくオーダーしてしまった。

つめ麺のスープは、ラーメンのそれを濃くした感じで、
ダシが強めの、品のあるあっさり和風醤油味だった。
麺は、道産ハルユタカを使用した、白色・やわらか・細めの、
自家製麺らしい、つるつる感と弱々しさがあった。
麺は噛めば噛むほど旨みが出る。

マルキン/つけ麺 
ところが、濃コクスープ+太麺のつけ麺に馴染みすぎたせいか、
なんとなく物足りない印象が残った。
美味しいのだが、スープの器のせいか、鳥鍋のスープのようにも感じ、
また、ダシ重視のあっさりスープのせいか、麺とのからみが弱い。
これは、好みの問題だろう。

マルキンは、つけ麺よりも、醤油ラーメン(地鶏支那そば)の方が、
スープの良さも、麺の良さも感じられると思う。
それと、きりっと立った強めの和風ダシのせいか、
甘みやまろやかさは乏しい。
ゆえに、前日の酒が残った状態だと、若干カドを感じるかもしれない。
しかし、見事にダシが抽出された大人味のスープである。

■ぶあいそ(札幌市中央区北6条西2丁目東向き)
ある日の昼休みに、博多もつ鍋で有名な「ぶあいそ」の前を
通りかかった時のこと。
昼間もランチメニューを揃えて営業していることを知った。
しかも、ランチメニューの一番人気は、「ちゃんぽん」であると
書かれていた。
もつ鍋は非常に美味しいので、ちゃんぽんも結構いけるのではないかと、
試してみたい気持ちが高まり、後日訪問した。

ぶあいそ/ちゃんぽん 
スープは豚骨塩味で、あっさりしているように見えて、
結構ダシが利いている。
インスタンなのか、煮込んで作ったスープなのかはわからないが、
カップラーメンの豚骨スープを本格的にしたような味で、
豚骨臭とまろやかさのバランスが良く食べやすい。
微妙に前日の酒が残っているときは、こういうスープがしみる。

麺は山岡家のそれを、さらに固くした感じの太めストレート。
コシのあるもちっとした麺で、なかなか食べ応えがある。
すするのではなく、完全に噛む感覚の麺である。
正直、スープよりも、麺の方にインパクトがあった。

ぶあいそ/店 
なお、ちゃんぽんは、「ランチメニュー一番人気」との触れ込みがあったが、
お客は、日替わり定食(680円)を食べている人が圧倒的に多かった。
それがとても美味しそうに見えたので、これまた後日訪問。
次に「ぶあいそ」をランチで利用するなら何を選ぶ?と聞かれたら、
正直、日替わり定食と答えるだろう。
しかし、一度食べてみる意味のある「ちゃんぽん」ではある。

■あらとん(札幌市中央区北5条西2丁目 ラーメン共和国内)
ラーメン知人「FOODAD」(フーダッド)氏に、
今年上半期で一番美味しかったラーメンは?との質問をした際、
そのアンサーの最初に出てきたのが、「あらとんの味噌」だった。

マニアックなラーメン・ブロガーの人々は、
「ラーメン共和国店のあらとんは、あらダシの出方が弱い」と、
伝達ゲームでもしているかのように同じような感想を述べる。
FOODAD氏は、それとはやや異なることを言っていた。
「場外市場店の方が、味噌の強さが出て、あらダシのクセとの
バランスが良い」とのことだった。

場外市場のあらとんは常に混んでいる。
土日に、昼の時間をずらして午後3時近くに行くと、
営業を終了していることもある。
また、以前にもブログに書いているが、
店の雰囲気が、私の感覚や精神構造といまひとつ合わない。
あの独特の静寂さは殺伐と感じ、和やかさをまるで感じない。
こうしたことを乗り越えるべく、
ある土曜日の朝9時30分に店に到着した(営業開始は午前9時)。

ところが、既に10人近くが席につけずに、後ろの壁に立っていた。
「朝9時台から、こんな濃いラーメン食べにくるなよ」と、
自分のことは棚に上げて、あまりの人気ぶりに不満。
ここからが、さらに問題だった。
店に入って壁に並んでも、いつものように店の皆様は完全無視状態。
ここに来たら、それがスタンダードなのだと我慢する。
ところが、薄暗く空気の抜けどころがない異様な静寂さと、
店員のにらむような目つきの中で、ストレスがたまり出した。
ストレスはヘルニア痛を呼び起こし、
全てに耐えきれず、5分で店を出た。
入店した時から不穏感が漂い、
券売機で券を買わないで様子を見たのが功を奏した。

店を出てそのまま、行きつけの整形外科へ直行してリハビリをした。
あの居心地の悪い空間で、卑屈な気持ちで食事などしたくない。
もう私には、あらとん場外市場店は相当厳しいと思う。
こういう場合は無理してはいけない。
相性が合わない、縁がないとして、あきらめるのが一番問題なく収まる。
あの雰囲気のせいで、再訪しない人は意外といるのではないか。

で、後日、ラーメン共和国の方へ足を運んだわけである。
ラーメン共和国店は、あらダシの出方に乏しいと、
一部の伝達ブロガーの皆様はおっしゃるが、
私にとっては、魚臭さが強いなあと感じた。
ギリキリでセーフくらいのあらダシの強さだった。

あらとん/味噌 
しかし、非常に美味しい。
柑橘系の酸味もいいバランスで溶け込んでいる。
スープは濃コクで旨みがしみる。
しかし、意外にすっきりしているため、どんどん飲んでしまう。
ほんとに素晴らしいスープだと思う。
そして、麺のインパクトがすごい。
つけ麺と同じ麺なのか、極太でちぢれも豪快。
ワクワクしながら食べられる。
人気の理由が十分に理解できるし、私もまた食べたいとは思う。
ただ、ラーメン共和国から撤退したら食べられなくなる、ということだ。

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マイケル・ジャクソンの話に戻るが、
「マイケル」も、「ジャクソン」も、非常にメジャーなネームである。
ただ、マイケル・ジャクソンの、どれが姓で、どれが名なのかわからない。
「ジョージ・マイケル」というように、マイケルが後の人もいれば、
「ジャクソン・ブラウン」というように、ジャクソンが先の人もいる。

いずれにしても、マイケル・ジャクソンは、
日本の姓でいえば、「佐藤」、「田中」、「高橋」クラスのメジャー度、
日本の名でいえば、マイケルが50歳だということを考慮すれば、
「たかし」、「ひろゆき」、「こうじ」クラスのメジャー度だろう。
そのため、英語圏には、「マイケル・ジャクソン」という名の一般人が
大勢いるのではないだろうか。
ただひとつ言えるのは、世界にマイケルという名の人は多かれど、
世界で最も有名なマイケルは彼だったということだ。

今回は、マイケルとラーメンにつながりを持たせられず、
一本線にならない2つの記事を書いたかのようになってしまった。
これではいけないと思う。
しかし、そんな自分に、ドンマイケル。


テーマ:ラーメン - ジャンル:グルメ



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