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まずはライブのお知らせを。

■日時 2018年10月27日(土)19時
■場所 (旧)岡川薬局(小樽市若松1丁目)
■料金 2,000円(ワンドリンク付き)
■出演(出演順・敬称略)
      ひろみとたつや/激しい雨/mitsumi/市沢光英


思いの外、忙しさがおさまらない毎日。
しかし、やっと巡ってきた(旧)岡川薬局のライブだけに、
残り少ない時間で、なんとか整えてライブに臨みます。
よろしくお願いします。

             ◆

今回はブックレヴュー。
否定的な感想も一部述べているが、
読みごたえのある作品ばかり。

■森絵都「みかづき」(2016年)
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昭和36年に千葉県で小さな学習塾を立ち上げた女性。
次第に勢力を拡大していくものの、
講師間の教育論の違いや家族の確執など波乱万丈で紆余曲折。
子供、孫へと引き継がれていく平成20年代までの学習塾物語。

読書好きの間では非常に評価が高い作品。
ただ長い。必要以上に長い。
そのわりに、経過が見えないまま、突然状況が変わっていたりと
展開上の盛り上がりがなく、肝心なところが薄味な印象。

政府の動きや中教審(中央教育審議会)の答申など
小説ではなく解説になっていて読みにくいところ多し。
内容的には面白いのに、文章が硬く、力みが目立ち、
それを力作と感じるか、ちょっと面倒と感じるかだ。

■辻村深月「かがみの孤城」(2017年)
20181024_02.jpg
部屋の鏡を通り抜けると、そこは城だった。
その城には、自分と同じく登校拒否中の中学生が6人いた。
しかし、どこに住んでいるのかもわからない初対面同士。
そこに城の管理人が現れ、
その城で、あるものを見つけたら、ひとつ願いが叶うと伝える。
ただし、その城に行ける時間は平日の午前9時から午後5時まで。
しかも翌年の3月までの1年限りという設定。

本屋大賞1位をはじめ、数々のタイトルを獲得した作品だが、
中学生の話、しかも相当ファンタジー。
最後まで読めるかなと疑問だったが、
辻村さんの文章はやはり優れている。
文章のなめらかさと展開の巧さで読めてしまう。
そして、どうなっていくのかという興味を途切れさせない。

登校拒否になったそれぞれの事情。
城に招かれた中学生の不思議な関係。
次第に心を通わせていく7人の中学生。
願いを叶えるための「あるもの」を誰も探そうともしない。
常に何か違和感があるのだが、それが逆にミステリアス。
終盤はちょっと「なんでもあり感」をおぼえたが、
素晴らしい物語を描ける方だと、筆者の才能に改めて敬意。

■柚月裕子「凶犬の眼」(2018年)
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広島の田舎の交番警察官と広島ヤクザの物語。
時代は平成2年頃という設定。
とはいえ、これほど正面からヤクザの有り様を描き、
さらに、交番警察官とヤクザが親密になるという設定。
嫌悪感を抱く人も多い内容だと考えられるが、
私はフィクションとして面白く読めた。

柚月さんは近いうちにメジャーな賞を獲得するだろうと
このブログに書いたのは3年か4年前。
しかしその後、2016年の「慈雨」、
2017年の「豪率的にあり得ない」、「盤上の向日葵」と、
私にとっては、何か噛み応えがない作品が続いたが、
この「凶犬の眼」は、冒頭から終盤まで密度と緊張感があった。
私の求めていた柚月ワールドが帰ってきた。

準主役のヤクザの「仁義のある戦い」ぶりと、
主役である警察官の妙な真面目さが、いい味を出している。
警察官の、山村に暮らす人たちとの付き合いの面倒くささも
いいスパイスになっている。
ヤクザものは無理、という方は、まじに無理な内容だと思う。

■近藤史恵「インフルエンス」(2017年)
20181024_04.jpg
大阪郊外の巨大団地に住む小学生の女の子3人。
家庭内暴力、変質者による暴行未遂、いじめなど、
様々な秘密を共有した3人。
それが疑いになり、不安になり、脅迫になり、
心に闇を抱えたまま3人は大人になっていく。

世間ではあまり評価されていない作品だが非常に面白かった。
秘密を共有したがゆえに、あえて音信不通にしたり、
しかし、どこかでつながってしまったり、
そして別の事件へと発展したり、
話の運びが絶妙で、読むのをやめられなくなる。

3人が40代になるまで描かれているのだが、
終盤、筆者にミスリードをさせられていたことを知る。
それが劇的で、読書の醍醐味を味わえた。

              ◆

10月になってから、必ず観ているテレビドラマは、
「まんぷく」と「今日から俺は」の2本のみ。

「まんぷく」。
安藤サクラの女優能力の高さを再認識。
橋本マナミ、女優としての成長が見られる。
今後、別作品でも存在感を示すことができそう。
役柄のせいもあるが、松坂慶子・・・。

「今日から俺は」。
橋本環奈は80年代ヤンキールックがよく似合う。
80年代ヤンキールックはずっと抵抗感があったが、
橋本環奈のヤンキー風情は行き過ぎていなくて良い。
特にドラマの冒頭の「男の勲章」のバックダンスは魅力的だ。
日曜の夜こそ魅力的なテレビ番組があればずっと思っていた。
日曜の夜がちょっと楽しみになっている。
 
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27日はありがとうございました!
お帰り、道中大丈夫でしたか?
また是非、処方箋ライブ、よろしくお願いします♪(私が言うのもおかしいかもしれませんが)
ひとりで落ち着かない感じでいてしまったので、個人的にはあまりゆっくりお話できず…寂しい限りです。次は是非。
【2018/10/29 14:38】 URL | mitsumi #-[ 編集]

mitsumiさん、先日はありがとうこざいました。
処方箋ライブの空気感を経験し、
理想的な過ごし方がイメージできましたので、
次回があれば、もっともっと楽しめると思います。

小樽の中でも小樽らしい愛着の持てるお店であり、
がやがや感のない、いい感じの静けさと暗さのあるエリアでした。
カレー目的だけでそのうち行こうかと思います。
【2018/10/29 22:52】 URL | 本人 #-[ 編集]















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