クロスバイクで深川市まで足をのばした。
目的は「志峰飯店(しほうはんてん)」の麻婆豆腐を
食べることだった。
美味しいという噂はかねがね聞いていた。
12時台はかなり混んでいて、
日によってはすんなりと席には座れないとの情報をくれた
深川知人もいた。
私の心の中にある「行っておくべき、いや、行かなければならない
空知の店リスト」の上位に1年間ランクインしている店だった。
これまで訪問できる機会は何度もあった。
しかし食事のすぐ後に仕事があったり、
油+濃い味を受け入れるには不完全な体調だったりで控えていた。
ふらっと立ち寄るよりは、万全の状態で臨みたかった。
肉体的にも精神的にもだ。
いつも以上に空腹で、かつ食事の後に用事がない日に訪問すること。
それが理想だった。
目の前にある楽しさから選択していては、
大きな楽しさは得られない。
空腹を演出し、空腹に付加価値を高め、空腹にロマンを与えるため、
移動手段はクロスバイクにした。
となれば、メンタル、フィジカル以外に
ウェザーという要件が加わる。
そのため、天気が良く風が弱い日を待った。
待つことも重要な準備だ。
とはいえ、岩見沢から深川市までは約70km。
今シーズン初の長距離。
しかもリハをほとんどしていない段階での突然のライド。
そのせいか復路ではパワーが急激に下降し、
奈井江町から美唄市にかけては完全に平坦な直線道路ながら、
クロスバイクを降りて歩く場面が何度もあった。
すっかり前置きが長くなった。
とにもかくにも、麻婆豆腐を受け入れるには最高の状態で
「志峰飯店」に到着。
13時を少しまわっていたが、ほぼ満席で、
席に着くまで5分程度待った。
椅子席はわずかで、ほとんどは小上り(掘られていない)。
私も案内されたのは小上りで、
ブーツを脱いで朝食を、ではなく、
スニーカーを脱いで昼食を、となった。
メニュー表を見る。
最初から麻婆豆腐定食にしようと決めていたがメニュー表は見る。
マーボー豆腐定食830円の下に、
四川マーボー豆腐定食(激辛)950円とある。
この二品の違いを女性店員に聞くと、
「辛さです」とさばさばとした口調で言われた。
辛さの違いだけで“四川”なる文言が追加されるのが腑に落ちず、
「味付けや量は同じで、辛さだけが違うんですか」と再質問。
「辛さだけです」と、さらにさばさばとした口調で即答された。
そんなやりとりを経て、マーボー豆腐定食をオーダー。
そして登場。
運ばれてきたときの香ばしい麻婆の香りで、
これはいけると思った。
味そのものが濃いわけではなく質的に濃い。
見た目は重たそうだが、くどさがなくキレがある。
まろやかで旨みと香ばしさの加減が絶妙。
麻婆オンリーで成り立つようなまとまりがありつつも、
ライスとの相性も良い。
ライスを美味しくするような味だ。
油は激しいが、塩気が丸いせいかすいすいといけた。
また、私が辛さに鈍感なせいもあるが、辛さは全く感じなかった。
辛かったらさらに美味しいだろう。
とにかく香ばしさとコクのクオリティが高い。
これまでに食べた麻婆豆腐の中で最上だ。
感激した。
西城秀樹さんにも感謝だ。
それにしても天気が良かった。
完璧にブルー・スカイ・ブルーであり、
CRY BABY CRYであり、バイク川崎バイクだった。
深川から岩見沢へ戻る行程では、
中華の「あん」やラーメンなどを食べた後にありがちな
水分を吸い取られたような体内変化にやや苦戦しつつ、
リハ不足か、体力低下か、いずれにしても完全に後半バテた。
ちょっと無理したなと。
ただ、たまに、ちょっと無理することは必要な刺激かなと思う。
でなければ、近づけるだけで、たどり着けなくなるからだ。

目的は「志峰飯店(しほうはんてん)」の麻婆豆腐を
食べることだった。
美味しいという噂はかねがね聞いていた。
12時台はかなり混んでいて、
日によってはすんなりと席には座れないとの情報をくれた
深川知人もいた。
私の心の中にある「行っておくべき、いや、行かなければならない
空知の店リスト」の上位に1年間ランクインしている店だった。
これまで訪問できる機会は何度もあった。
しかし食事のすぐ後に仕事があったり、
油+濃い味を受け入れるには不完全な体調だったりで控えていた。
ふらっと立ち寄るよりは、万全の状態で臨みたかった。
肉体的にも精神的にもだ。
いつも以上に空腹で、かつ食事の後に用事がない日に訪問すること。
それが理想だった。
目の前にある楽しさから選択していては、
大きな楽しさは得られない。
空腹を演出し、空腹に付加価値を高め、空腹にロマンを与えるため、
移動手段はクロスバイクにした。
となれば、メンタル、フィジカル以外に
ウェザーという要件が加わる。
そのため、天気が良く風が弱い日を待った。
待つことも重要な準備だ。
とはいえ、岩見沢から深川市までは約70km。
今シーズン初の長距離。
しかもリハをほとんどしていない段階での突然のライド。
そのせいか復路ではパワーが急激に下降し、
奈井江町から美唄市にかけては完全に平坦な直線道路ながら、
クロスバイクを降りて歩く場面が何度もあった。
すっかり前置きが長くなった。
とにもかくにも、麻婆豆腐を受け入れるには最高の状態で
「志峰飯店」に到着。

13時を少しまわっていたが、ほぼ満席で、
席に着くまで5分程度待った。
椅子席はわずかで、ほとんどは小上り(掘られていない)。
私も案内されたのは小上りで、
ブーツを脱いで朝食を、ではなく、
スニーカーを脱いで昼食を、となった。
メニュー表を見る。
最初から麻婆豆腐定食にしようと決めていたがメニュー表は見る。

マーボー豆腐定食830円の下に、
四川マーボー豆腐定食(激辛)950円とある。
この二品の違いを女性店員に聞くと、
「辛さです」とさばさばとした口調で言われた。
辛さの違いだけで“四川”なる文言が追加されるのが腑に落ちず、
「味付けや量は同じで、辛さだけが違うんですか」と再質問。
「辛さだけです」と、さらにさばさばとした口調で即答された。
そんなやりとりを経て、マーボー豆腐定食をオーダー。
そして登場。

運ばれてきたときの香ばしい麻婆の香りで、
これはいけると思った。
味そのものが濃いわけではなく質的に濃い。
見た目は重たそうだが、くどさがなくキレがある。
まろやかで旨みと香ばしさの加減が絶妙。
麻婆オンリーで成り立つようなまとまりがありつつも、
ライスとの相性も良い。
ライスを美味しくするような味だ。

油は激しいが、塩気が丸いせいかすいすいといけた。
また、私が辛さに鈍感なせいもあるが、辛さは全く感じなかった。
辛かったらさらに美味しいだろう。
とにかく香ばしさとコクのクオリティが高い。
これまでに食べた麻婆豆腐の中で最上だ。
感激した。
西城秀樹さんにも感謝だ。

それにしても天気が良かった。
完璧にブルー・スカイ・ブルーであり、
CRY BABY CRYであり、バイク川崎バイクだった。
深川から岩見沢へ戻る行程では、
中華の「あん」やラーメンなどを食べた後にありがちな
水分を吸い取られたような体内変化にやや苦戦しつつ、
リハ不足か、体力低下か、いずれにしても完全に後半バテた。
ちょっと無理したなと。
ただ、たまに、ちょっと無理することは必要な刺激かなと思う。
でなければ、近づけるだけで、たどり着けなくなるからだ。
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