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まずはライブのお知らせを。

■日時 2018年1月20日(土)19時30分
■場所 とまと畑(札幌市中央区南4東3)
■料金 1,500円(ワンドリンク付き)
■出演(出演順)
   19:30  Gold Tree
    20:00 
市村 猛
   20:30 激しい雨
   21:00 竹ケ原麻里

今回は10年前、20年前の曲もセットリストに盛り込む予定。
よろしくお願いします。

                      ◆


さて今回は、岩見沢の市街地にある稀有なカレー店を紹介したい。
穴場の店とは違う。
幻の店でもない。
強いて言えば、秘境だ。

なぜか。
秘境ポイントは4つある。
それをひとつひとつ紐といていこう。

まず1つ目の秘境ポイント
立地だ。
岩見沢市街の中心である4条通。
商店や飲食店が集まっているアーケード通の一角に、
「となりのカレー家さん」の看板が。
20180116_01.jpg

ここを曲がったら、お店があるって?
車が通れるはずもない細い道だぜ。
まあ、のぞいてみようじゃないか。
20180116_02.jpg

いきなりトンネルか。
表示のとおり、奥は細道だ。
浜田省吾氏の曲に登場する少年がいそうな通りだ。
確かに奥に店があるようにも見えるが・・・。
行ってみよう。
20180116_03.jpg 20180116_04.jpg

確かに店はある。
そしてしっかりと営業している。

駐車場はもちろんない。
市街地のど真ん中の路地裏。
路上でキスなど許されない。
いや、路駐など許されない。
岩見沢に住んでいても、ふらっと行けない条件だ。

ここで、2つ目の秘境ポイント
営業日と営業時間だ。
20180116_05.jpg

土日祝は休み。つまり平日のみの営業。
それでいて営業時間は11時から13時30分まで。
わずか2時間30分だ。

わかりにくい場所、足を踏み入れるのを躊躇する怪しさ。
この店の存在を知らずに、たまたまここを通りかかっても、
行ってみようかとは思わないだろう。
にもかかわらず、強気な営業体制。
これは何かある。

3つ目の秘境ポイント
メニューだ。
上の写真にあるとおり一種類しかない。
しかも「母さんカレー」だ。

トッピング的具材によりメニューを増やしていないのが粋だ。
ギミックなしのロックンロール。
圧倒的に強いエネルギーを感じる。
ブランキー・ジェット・シティが
イカ天に初めて出演した時に似た衝撃だ。

店に入る。
かつて小さな居酒屋であった名残が色濃く残っている。
というか、居酒屋そのものだ。
それでいてカレー専門店。
歌屋で初期のローリングストーンズの曲を歌う
JAいわみざわの30代女性職員レベルの違和感だ。
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カウンター席に着席するやいなや、
コップ、ペットボトルに入った水、福神漬けの3点セットが
置かれた。
ペットボトルは再利用しているものであり、
中の水は水道水なのか、市販されているミネラルウォーターなのかは
わからなかった。
ただ、ちゃんと冷えていた。

メニューは一種類しかない。
どういうふうにオーダーしたらいいのかと思ったその時、
店の方から「大盛りですか?」と聞かれた。
「普通盛りでお願いします」と平泉成の物まねをして答えた。

店内はカウンター6席くらいと、テーブル席が2つだったと思う。
キャパは12席くらいか。
私が訪問したときは11時55分頃だったが先客5人。
私の後に3人が来店した。

他のお客さん達を対応を見ていてわかったのは、
オーダーは、普通、大盛り、少なめのいずれかで、価格は同じ。
おかわりも可で無料。
なかなか魅力的だ。

で、カレーだ。
オーダー後、2分くらいで登場。
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まさに母さんカレーたるルックスだ。
大きく切ったジャガイモと人参。
肉はポークだ。
肉もでかい。
角煮にしてもいいんじゃないだろうかという大きさだ。

味はちょっと意外だった。
家庭のカレーとはちょっと違う。
一言で言えば、スパイシーさのない洋風の味。
ワインっぽいような、南国系果物のような、
独特の風味が後から追いかけてくる。

ひっかかりは全くない。
非常に食べやすい。
飽きない味というより、食べ進めるほどに美味しくなる感じだ。
ルーがゆるめなのも、この味に合っている。

ライスは岩見沢産のゆめぴりか。
母さんカレーなので、柔らかく炊いた米ではないかと
覚悟していたが、カレーに適したかたさだった。

ライスの量のわりにルーが少なかったので、途中でルーを追加。
それでもまたルーが足りなくなり再度追加。
もちろん追加分は無料。
とりようによっては、500円(税込み)でカレー食べ放題だ。
味、量、価格の総合バランスからして、
固定ファンがつくのも十分に納得できる。

で、最後に4つ目の秘境ポイント

この場所、この営業時間、このメニュー、この店名からして、
「母さん」たるキャラクターの方がひとりで切り盛りしているとしか
思わない。

ところがどうだい。
働いている方は男性二人だった。
「母さん」じゃなくて「父さん」か、
と思いきや、率直に言わせていただこう。
二人とも「おじいさん」だ。
75歳オーバーだと思われる。

この二人のおじいさんの子供にとっては「父さん」だろうが、
第三者から見れば、間違いなくおじいさんだ。
母さんカレーをおじいさんが提供していたのだ。

ニコール・キッドマンという名前でありながら女性であることや、
ティーンネイジャーの女子の揺れる恋心を描いているのが
秋元康氏であることや、
ちびまる子役の声優が57歳であることより衝撃だった。
だって母さんかと思ったら、じいさんだったんだぜ。
バンダナを巻いて働いてるんだぜ。
最高じゃないか。

着席するなり「大盛りですか?」と聞かれたこと、
ルーを二度おかわするたび、ライスもたすかい?と聞かれたこと、
私の後に来店したお客さんに、私にくるはずのカレーを渡したこと、
店に入った時も、店を出るときも、きちんと挨拶されていたこと。
そうしたすべてが愛おしくなる。

素敵な体験ができた。
私の岩見沢日記の1ページにはっきりと、そしてしっかりと
残るだろう。
だって、母さんカレーの店をやっているのが、じいさんなんだぜ。
 
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