FC2ブログ
ADMIN TITLE LIST
今回は毎年恒例の、
私の選ぶ「2017・アルバム・オブ・ザ・イヤー」。

などと書いてみたが、頻繁に音楽を聴いているわけではない。
音楽活動をしている人の中では間違いなく聴いていない方だ。
車中は基本ラジオ。
つまらない番組をやっている時に音楽を聴く程度。

歩いている時は何も聴かないことが多く、
聴くとしたらラジオ、音楽の順だ。
誰かの音楽を聴いている時間より、
自作の曲の歌詞とメロディとアレンジを考えている時間の方が
明らかに多い。

それでも毎年、心に残る音楽に出会ったり、発見したりする。
ただ、下記の解説にもあるが、
ラジオをきっかけにして音楽に出会うことが多い。
そのうち「ラジオ・オブ・ザ・イヤー」に
変わっているかもしれない。

しかし、音楽なしには生きていけない。

■太田裕美「心が風邪をひいた日」
 2017_太田裕美

昨年の年末、帯広市のすずらん大橋を渡っている車中。
ラジオ・パーソナリティは、
太田裕美さんの「袋小路」にリクエストをいただいた、と言った。
私には「袋小路のブルーズ」という曲があるのだが、
私以外に「袋小路」という言葉を曲のタイトルにした人が
いたことに驚きつつも、興味をもって耳を傾けた。

なんという切ないメロディだ。
ノスタルジックでありつつ心地良い。
家に帰り、youtubeでこの曲を歌う太田裕美さんをチェック。
さらに感動が深まり、amazonにてCDを購入した。

彼女がデビューした頃から「木綿のハンカチーフ」までの時代、
特にファンだということもなく、かつ小学生だった私は、
原体験として彼女の記憶があまりない。
ただ、アイドルではなく、フォーク・ニューミュージック寄りな
シンガーだというイメージはあった。

このアルバムを聴いて、そのことを再認識した。
太田さんは裏声をよく使うタイプだったが、
ちょっとハスキーで独特の滑舌が活かされる中低音域の
歌声も魅力的だ。
「木綿のハンカチーフ」以外の曲でもっと再評価されていい方だ。

■スティング「THE BEST OF 25YEARS
 2017_sting.jpg

これまでスティングのソロ・ワークは、
アダルトでジェントルマンな雰囲気が壁となり、
熱心に聴くことはなかった。

きっかけは、ある日の車中、ラジオから流れてきた
「イングリッシュマン・イン・ニューヨーク」だった。
荒みそうな心にすぅっと入ってきて、穏やかな気持ちになれた。
私もやっとスティングを受け入れられるキャリアに達したのだと
少し嬉しくもあった。

ベスト盤ではあるが、じっくりと聴いてみると、
非常に個性的なベースラインを奏でることを再認識するとともに、
ボーカリストとしての才能、そして偉大な音楽家であることを
思い知る。

■T字路s「T字路s」

 2017_T字路
パンチのあるボーカルもセミアコの音も実に生々しい。
しかし、ひりひり感やとげとげ感はなく、
エネルギーとパワーがハッピー感覚で伝わってくる。

楽曲的にはベーシックなロックンロールでありブルースだが、
歌う人、演奏する人の個性によって、
こんなにイキイキするものかと衝撃的だった。
ミュージシャンになるべくしてなった人の自然体の音楽であり、
音楽は生き物なのだということを実感するアルバムだ。

8月に観た札幌でのライブも素晴らしかった。
目に耳に脳に様々な刺激を受けた。
想像した以上にハイコードを使用してストロークをしていたのも
印象的で、ベースとの絡み方も含めて、
セミアコの可能性を感じたライブだった。

■ショッキング・ブルー「THE BEST OF SHOCKING BLUE
 2017_ショッキング

岩見沢で初夏を迎えた頃、車中のラジオから流れてきたのは、
邦題「悲しき鉄道員」だった。
一瞬にしてラブ・サイケデリコみたいだと思った。

憂いのあるロマンティックなメロディと、
コード感がはっきりとれるギターのストローク。
すごくいい曲じゃないか。
他の曲も聴いてみたい。
早速amazonにてベスト盤のインポートCDを購入。
20曲入りで1,200円くらいだった。

1970年前後のロック特有のまろやかなグルーヴ感にあふれ、
それでいてちょっとサイケデリックだったりする。
私が好きになるオールド・ロックの典型だ。
これまでなぜ巡り合わなかったのだろう。

それにしても、日本人なら「悲しき鉄道員」という
タイトルの曲は作らないだろう。
「悲しき」は、かつてよく使われた実績もあるが、
「鉄道員」はあり得ない。
原題もすごい。「NEVER MARRY A RAILROAD MAN」。
直訳すると「鉄道員との結婚はあり得ないわ」だ。
素敵だと思います。

                    ◆

ラジオから聞こえてくる音楽の良さのひとつは、
自分で選んだのではなく、一方的に聴かされることだ。
何度も聴いた曲であり、いまさら自分で用意してまで聴かないが、
一方的に流れてくると、いい曲だと再認識したりする。
飲食店でも、雑貨店でも、洋品店でもそういうことがある。
自分で髪を洗うより、
理美容師に洗ってもらった方が気持ちいいのと同じだ。
スポンサーサイト



















管理者にだけ表示を許可する



| HOME |

Design by mi104c.
Copyright © 2018 トゥナイト今夜もRock Me Baby, All rights reserved.