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この10日間ほどの岩見沢は、
空から何も降ってこない日がない。
空は毎日どんよりしている。

昨シーズンまで、冬になると連日快晴になる帯広で過ごしてきた
だけに、この変化はきつい。
なかなか順応できず、気持ちまですっきりしない
青空に会いに冬の十勝を訪れることが何度かありそうだ。

連日クラウディな岩見沢ではあるが、
生活する上で大して不便を感じないのが、
岩見沢の最大の特徴かもしれない。
地味ではあるが、実にありがたい特徴だ。

ただ、雰囲気のようなものに個性を感じない。
どこかへ出かけて、帰ってきたとき、
「岩見沢に戻ってきた」という感慨が薄い。

帯広でも、留萌でも、倶知安でも、
どこかの時点で空気感が変わり、帰ってきたという気持ちになった。
空知管内でも、滝川や深川の方が独特の風景や空気感がある。
しかし住みにくいわけではない。
決定的な個性はなくとも、生活に不便をあまり感じないのは
恵まれた土地に住んでいるということだ。

そんな岩見沢だが、「食」の面ではかなり豊富だ。
岩見沢アイデンティを感じるお店が数多くある。

「三船」(焼鳥)、天狗まんじゅう、かまだや(そば・ラーメン)、
「赤いリボン」(洋菓子)、らい久(ラーメン)、未来亭(デカ盛り)
「めんめん」(そうめん)、「希林」(そば)など、
食べ歩き好きであれば、空知以外の方々に名が通っているであろう
名店が幾つもある。

と同時に、対外的にはあまり知られておらず、
食べログなどインターネットのサイトでもほとんど登場しないし、
食べ歩き番組が飽和状態の道内民放テレビ局でも取り上げない、
しかし、地元の人に絶大な支持を受けている店が複数ある。
その代表格が「鳥勢」(とりせい)だろう。
鳥勢_1

店は岩見沢市の市街地にあるものの、
飲み屋街からは少しはずれたところにある。

写真ではわかりにくいが、
築40年を超えているのでは、と思われる一軒家。
元々は民家だろう。
しかし、居住はしておらず、建物全部が店。
畳敷きの小上りが中心だ。
鳥勢_2

看板メニューが鳥もつと鳥の精肉。
素晴らしいです。
塩味控え目で、炭焼き風味がたまらない。
「三船」さんの鳥もつよりちょっとだけ大きめかも。

外からお客さんが来て飲むときは、知名度の高い「三船」さんで、
在住者だけで飲むときは「鳥勢」さんで、
という構図がなんとなくある。

以前、岩見沢市に住んでいた人に会い、酒場の話になると、
「鳥勢行った?」と、まず聴かれ、
「鳥勢行きたいなぁ」と言われることが非常に多い。

メニューは極めて少ない。
飲み物はビールと日本酒と焼酎しかない。
しかも焼酎はボトルのみ。
ビール・ジョッキの鮮度の高さには驚く。
あっさり・すっきりのビールが好きな方にとっては最高だと思う。
鳥勢_4 鳥勢_5

食べ物のメニューも限定されている。
漬物以外は、鶏を焼くか、揚げるかの料理のみ。
漬物の値段は覚えていないが、おかわりは何度でも自由だ。

どの料理も素朴なのになぜか特別感がある味。
とにかくどれも生の素材を出来立てで提供してくれるのが良い。
そして安い。
お通しもない。嬉しいぜ。

21時で閉店というのも魅力的だ。
メニューが限られるため、そもそも長居向きではない。
ぱっと飲んで、ばっと食べて、1時間で帰る。
そんな粋な飲み方が似合う店だ。
鳥勢_3 鳥勢_6
私といえば、途中から焼酎のボトルをオーダーし、
それが空くまで、鳥もつと漬物を繰り返し、
結局閉店過ぎまでいてしまう。
無粋だ。

対外的な知名度は高くないものの、地元の人達でいつも盛況。
岩見沢アイデンティティが醸成され、
岩見沢そして空知に関わっていることを認識させてくれる店だ。
そういう意味では空知愛を共有し、実感できる店かもしれない。

岩見沢以外の地に住んでいる方が、岩見沢でお酒を飲む際、
「どこか行きたい店ある?」と聞かれた際、
「鳥勢」と答えようものなら、
「いやいやいや、知ってるね」と感心されるだろう。

わがままな意見だが、地元の人達の間だけで、
超有名店であってもらいたい名店だ。
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【2017/11/25 18:49】 | #[ 編集]















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