ADMIN TITLE LIST
夕方から降り出した岩見沢の雪は、
今シーズン初の積雪を記録するだろう。
スニーカーで外を歩けない季節がやってきた。

慣れてしまえば、そういうものだと気にならなくなるが、
毎年のことながら慣れるまでが面倒くさい。
今週末は雨と雪で荒れるらしい。
それでもライブは楽しみたい。

■日時 2017年11月18日(土)19時
■場所 とまと畑(札幌市中央区南4東3 ピープルⅢ1F)
■料金 お店でオーダーした分の料金
■出演(出演順・敬称略) 
 もりのきらわれもの/ゆうこり/Ryo&Ryoko
 激しい雨/MAI/プレレファ/Gold.Tree


札幌に出かけてゴキゲンなロックをして、
その後は暖かい部屋でゴキゲンなアルコールを味わいたい。
よろしくお願いします。

                   ◆

さて今回はブックレヴュー。
紹介する4冊、どれも楽しめた。

■垣谷美雨「嫁をやめる日」(2017年)
     嫁をやめる日
 タイトルに惹かれて読んでみた。
 夫が病気で急死。子供はいない。一人残された女性は46歳。
 しかし、夫とは心が通わず、同居していながら
 別居しているような状態だった。
 亡くなっても悲しさはなく、むしろ自由になれた気がした。

 ところが、夫が亡くなってから、
 夫の親がやけに干渉してくるようになる。
 生前の夫が中学の同級生だった女性に
 毎月お金を振り込んでいたことも判明。
 自由になれたと思いきや、むしろ不自由になっていく毎日。

 夫婦であったがゆえの様々なしがらみによって、
 死別してから逆に窮屈になっていく過程が、
 丁寧ながらすっきりと描かれており非常に面白く読めた。
 垣谷さんの作品は初めてだったがアタリだった。

■桐野夏生「夜の谷を行く」(2017年)
    
夜の谷
 連合赤軍のメンバーだった、現在は60代の女性。
 連合赤軍から逃亡したものの、逃亡中に逮捕され5年余り服役。
 その後は静かに暮らしていたが、
 連合赤軍指導者だった永田洋子の獄中での病死を契機にして、
 元メンバーとの再会を始める。

 フィクションではあるが、連合赤軍メンバーが
 実名で語られており、リンチ殺人の描写もある。
 主人公はそれを一歩離れたポジションで見ていた、
 という設定だが、死体の運搬に関わっていた。
 
 連合赤軍の一連の事件の報道について、
 私は原体験での記憶が全くない。
 それだけに、この作品を読んで連合赤軍のあり様に衝撃を受けた。
 主人公の女性は、クールでありつつも、
 のほほんとした雰囲気で描かれており、
 桐野さんらしいキャラづくりが冴えている。
 ああいう結末になるとは思わなかった。

■柚月裕子「合理的にあり得ない」(2017年)
     合理的に
 柚月さんらしからぬ非常にライトでポップな作品だ。
 美貌ながら、ちょっとコミカルな女性探偵が、
 思いもかけぬ方法で次々と依頼をこなしていく短編。
 
 テレビドラマを文章化したようなテイストであり、
 すいすいと都合よく展開しがちではあるが、
 ストーリの中にしっかり引き込んでくれる。
 
 助手の男性もかなりユニークで、
 主人公の女性探偵とともに、相応しい役者を起用して
 映像化したら、結構な人気ドラマになるのでは。
 しかもシリーズ化の可能性も合理的にあり得るだろう。

■佐藤多佳子「明るい夜に出かけて」(2016年)
     明るい夜に
 大学を休学し、コンビニエンスストアでアルバイトをしながら
 一人暮らしを始めた男の一年間の物語。
 ストーリーの軸になっているのは、
 アルコ&ピースのオールナイトニッポン。
 主人公はその番組のハガキ職人である。

 ラジオの深夜放送好きには、たまらない内容だ。
 私もその一人であり、ノンフィクションのように読めた。
 ハガキ職人は趣味の域ではなく、
 その番組を軸に、色々なことを犠牲にしながら、
 日々の生活を送っていることを再認識した。

 雑な言い方をすれば、ラジオヲタクの話であるが、
 閉ざしていた心を開いていく青春小説とも言える。
 読者を選ぶ作品かもしれないが、
 ラジオ好きな冴えない男をクローズアップしたことが嬉しいし、
 筆者の着眼点の良さに敬意を抱く。

                      ◆

もし私が音楽活動で有名になり、
2年おきか3年おきのペースでアルバムをリリースし、
毎年全国ツアーをやり、
年に2回くらいテレビの地上波放送に、
年に4回くらいテレビのBS放送に出演するとともに、
週に一回、HBCラジオで1時間番組を担当し。
週に一回ブログを更新しているとする。

そういう状況で、街角で不意に私のことを知っている、
私が知らない方から声をかけられたとする。
その時言われて最も嬉しいのは、
「ファンです」、
「2年前に出したアルバム持ってます」、
「この前、SONGSに出てたの見ました」、
「浅野忠信さんとの対談読みました」、などではない。

「ラジオ聴いてます」が一番うれしいような気がする。
ラジオの結びつきは強い。


スポンサーサイト



















管理者にだけ表示を許可する



| HOME |

Design by mi104c.
Copyright © 2018 トゥナイト今夜もRock Me Baby, All rights reserved.