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本日は、最近のロックなCDアルバムに関する「湿り気がない状態」、
つまり「かんそう」を記してある。

最近続いた、日常生活を題材とした記事とはうって変わって、
本日の内容は「マニアック」であり、
北海道のホームセンターといえば「ホーマック」である。

というわけで、3作品を紹介。

奥田民生「FANTASTIC OT9」(2008.1.16リリース)

FANTASTIC OT9

○ 奥田民生とは

  広島県出身。42歳(私と学年的に同じ)。
  1987年、ユニコーンのボーカルとしてデビュー。
  1994年からソロ活動開始。
  雰囲気の緩さのせいで認識は薄いかもしれないが、
  現在の日本における屈指のロックンロール・ミュージシャン。
  
  アルバムもライブでも、常に安定しており、
  これほど「消化不良」という言葉と無縁のミュージシャンは稀有だろう。
  また、プロのミュージシャンは、
  高卒、大学中退、大卒が圧倒的に多い中、
  彼は専門学校卒という、その点においても貴重な存在。

○ これまでの奥田民生との関わり
  ユニコーン時代は、ほとんど聴かず。
  興味も全くなかった。
  たまたまテレビで見た「息子」という曲に感動。
  アルバムを聴いて、すげえ、もろロックン・ロールじゃないか、とまた感動。
  以来、アルバムがリリースされれば購入し、
  北海道にライブに来れば、かなりの確率で見に行っている。

○ アルバムの評価
  実に聴き心地のいいアルバムである。
  まさに「THIS IS 奥田民生」あるいは、「奥田民生スタンダード」である。
  前作「COMP」が、どういうことをやりたいのかわかりにくく、
  どこかしっくりこない作品だっただけに、
  この路線は、私にとって大歓迎である。
  00年リリースの「GOLDBLEND」以来の快心作である。

  これまでと比べ、新しいことや変わったことをやっているわけではない。
  しかし、彼にはそういうことを求めてはいない。
  とにかく、続けてほしい。
  ミュージシャンとして存在していてくれればそれでいい。

  とはいうものの、このアルバム、
  実は、音楽の幅を広げているのが随所に感じられる。
  そして、すごくパワフルなのに、いい意味で、力が抜けており、
  どの曲も、突き抜けた、やり遂げた、という仕上げになっている。
  そして、全体的に「優しさ」感じるアルバムである。
  常にオリジナリティにあふれ、クオリティの高い作品を出してくる。
  捨て曲なしで、全ての曲に感動があるがだが、
  特に、3曲目「フロンティアのパイオニア」、
  6曲目「アドレナリン」の彼の温もりを感じる歌唱に、ちょっと泣けるほど。
  
レディオヘッド「IN RAINBOWS」(2007.12.27リリース)

IN RAINBOW

○ レディオヘッドとは
  イギリスの世界的ロックバンド。
  1997年リリースの「OK Computer」が特に有名。
  非常に実験性の強いサウンドで、
  捉えようによっては、ヒーリング・ミュージックにも思える。
  ただ、ハッピーになるようなものではなく、
  正直、憂うつになりそうになることが多い。
  しかし、時々、癒されるような気持ちになるから不思議。
  ロック知人であるスミス西野氏いわく、「死にたくなるミュージック」。
  
  ボーカルのトム・ヨークの存在が際だっているせいもあるが、
  これだけ世界的なバンドなのに、他のメンバーが全くあか抜けない。
  その意味では、ミスター・チルドレンと状態が似ている。
  
○ これまでのレディオヘッドとの関わり
  世界のロック界で重要な位置にいるバンドのため、それなりに聴いてきた。
  ただ、大ファンではない。
  そのため、基本的には、「誰かCD買って、貸してくれないかな」のスタンス。

  このアルバムを聴いてみたいなと思っていた今月上旬。
  ロック知人であるスミス西野氏が、メールを送ってきて大絶賛。
  「いいですよ。聴きやすいんですよ」という、
  至ってシンプルなコメントだったが、
  だからこそ奥深く、ただならぬ興味をそそられた。
  レディオヘッドで「聴きやすい」と言われたら、
  どういことなのかと確かめたくなってしまう。

  ちなみに、スミス西野氏との間のメールでは、
  レディオヘッドのことを「レディオ頭」と表記している。
  そのうち、人間ドッグは「人間犬」と表記することになるだろう。

○ アルバムの評価
  確かに、ここ何作かのレディオヘッドの作品に比べたら聴きやすい。
  やはり「憂うつさ」と「癒し」が同居したサウンドに感じる。
  どうして、こういう音楽を作れるんだろうと感動する。と同時に、
  どうして、こういう音楽を作ろうと思うのか、理解し切れない。

  昨日、一昨日と、このアルバムを聴きながら通勤したが、
  朝に聴く音楽じゃないなと感じた。
  仕事に行く気が、かなり失せてしまう。
  夜、何もせず、何も考えず聴くのがベストだろう。
  今更だが、トム・ヨークは歌が上手いなと思った。

THE ENEMY「WE’LL LIVE AND DIE IN THESE TOWNS」
(2007.7.11リリース)

THE ENEMY


○ THE ENEMYとは
  2007年にデビューしたイギリスの10代のロックバンド。
  ザ・フー、ザ・ジャム、ザ・クラッシュなど、
  ブリティッシュ・ロックの正当派の流れを組むバンドとして、
  大きな評価を得ている。
  
○ これまでのTHE ENEMYとの関わり
  特になし。
  昨年12月、ロック知人である小田氏が、
  特に求めてもいないのに、唐突に、
  「今年のベスト5」なるタイトルでメールを送付してきた。
  内容は、2007年のCDアルバム・ベスト5だった。
  その中で、ジ・エネミーを大絶賛。
  色々と調べていくと、あらゆるところで評価されており、
  この1か月余りの間、最も聴いてみたいバンドだった。

○ アルバムの評価
  2000年代のブリティッシュ・ロックの王道たるサウンド。
  確かに、ザ・フー、ザ・ジャムなどと通ずるところはあるが、
  2000年代の代表バンドであるザ・ストロークスや
  アークティック・モンキーズ、フランツ・フェルディナンド、
  さらには、プロック・パーティ等の方に近い印象を持った。
  いずれにしても、切れ味のあるアグレッシブなサウンドで、
  青臭く純度の高いブリティッシュ系が好きな方にはうってつけだろう。
  これを昨年の段階で聴いていたら、
 
 「2007 アルバム・オブ・ザ・イア」の第9位争いをしていた。

余談

奥田民生 SONGS 奥田民生 Tシャツ
↑Tシャツがわかりにくい。              ↑Tシャツがわかりやすい。

 何日か前、奥田民生氏が、NHKの「SONGS」という番組に出演していた。
 それを見ていたら、彼は、私が持っているTシャツと同じのを着ていた。
 「お~~、すげぇ」と興奮し、
 とりあえず、テレビの画面に向かって写真を撮った。
 2年前か3年前に、ビームス札幌店で、
 一目惚れをして衝動的に買ったTシャツである。
 冬なので、押し入れにしまっていたが、引っ張り出して写真を撮った。
 
 本日は以上です。
 最後は写真の話になっただけに、
 この辺でシャッターを降ろします。

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テーマ:洋楽CDレビュー - ジャンル:音楽





23日のひとつ目のコメントは私、Tピオカ鈴木です。名前を書き込み忘れていました。世にも珍しい二重の単独事故を起こしてみました…。
【2008/01/26 21:26】 URL | タピオカ鈴木 #GDlaLJb2[ 編集]

以前コメントを頂きました、yoshiです。

FANTASTIC OT9。
本当に傑作ですよね^^
自分もcompは、う~ん…と首を傾げていましたが、これを聴いて民生熱が上がってきました。
【2008/01/27 21:20】 URL | yoshi #Xu..BjWA[ 編集]

yoshiさん、コメントありがとう。

奥田氏は、ここへきて、ほんとにいい作品を出しました。
自分の音楽を追求して、
一番いいところを絞り出してきたような美味しさがある作品です。

ちなみに、ザ・ビートルズ的にいえば、
「リボルバー」みたいなタイプの作品だと思っています。

シングル曲を優先、あるいは中心にしたようなアルバムは
あまり好みではない私だけに、
このアルバムのように、シングルになった2曲を、付け足しのように、
最後に添えているだけという感じもいいです。
それぐらいシングル以外の曲が全て良い。
何回でも聴きたくなるアルバムです。

それにしても、yoshiさんの年齢で、
奥田ファンというのは、素敵なセンスですね。
日本の未来も捨てたもんじゃないな。
【2008/01/27 23:26】 URL | クグエSW #-[ 編集]















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