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7月29日土曜日に帯広へライブに行く。
ゴールデンウイーク以来になるが、その時は日帰りだったため、
ゆっくりとできなかったが、今回は一泊する予定だ。
それなりにお酒を飲み、それなりの時間まで、
夜と朝の帯広を楽しんでこようと思っている。
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ところが宿泊予約ができずにいる。
ホテルが空いてない。
というか、空いているホテルはあるが、べらぼうに高額だ。
土曜日の帯広はホテルを確保できないのがスタンダードになったのか。

こうなりゃ直前キャンセルが発生することを想定して、
前日あるいは当日予約でトライするしかない。
確保できなければ車中泊だ。
車中泊では翌日へのダメージが大きい。
せっかくの十勝サンデーを不満足な体調で過ごすのはもったいない。
なんとかホテルを確保したいが。

できることなら、OCTVが見られるホテルがいい。
「とかち青空放送局」と「十勝しんや倶楽部」を観たい。
これらの番組をだらっとした体勢で、なんとなく見ていた頃が恋しい。
十勝は、そこに普通にあるものが決定的に素晴らしい。

                      ◆


さて、今回はブックレヴュー。
この2か月ほどは、心を落ち着け、生活を安定させるために、
おとなしく読書をした時間が多くあった。
そんな読書の季節の中で満足度の高かった4冊を。

■雫井脩介「検察側の罪人」(2013年)
   検察側の罪人
彼は過去に幼女殺しの疑いがかかるも、
決定的な証拠がなく、逮捕に至らなかった中年の男。
その事件は既に時効となっている。
しかし、未だに彼が犯人だと思っているベテラン検事がいた。

老夫婦の刺殺事件が起こる。
老夫婦の関係者を洗い出すと、その中に例の中年男の名があった。
ベテラン検事は中年男を犯人に仕立てるかのような強引な言動が
目立ち始める。
それに疑問を感じ、独自に動き出す部下の検事。

部下検事の容疑者に対する追及は不快な気持ちになり、
ベテラン検事の暴走ぶりに苛立ってくる。
なのに読めてしまうし、読みたくなる。
嫌悪感はあるのに拒否できない文章の強さがある。
最終的に真相がうやむやなところはあるが、
それもまたミステリアスで、ありかなと。

■佐藤正午「月の満ち欠け」(2017年)
   月の満ち欠け

瑠璃(るり)という名前を持つ複数の女性を巡る物語。
序盤は登場人物の関係が見えず、
雲をつかむような気持ちで読んでいくしかないが、
ひとり一人の生い立ちを語る章に入ると、
登場人物を結ぶ線の色が次第に濃くなっていき、
すっかり引き込まれた。

そうした「つながり」が物語の核ではあるが、
それぞれの瑠璃の数奇な人生が、ときに異様に、ときに切なく語られ、
それだけでも成り立つような面白さがあった。

筆致が滑らかだ。
流れるように読める。
現実的ではない設定、展開ではあるが、
そこに疑問は感じないし、非現実的だから良くないということもない。
不可思議で奇怪だが、どこかロマンチックなストーリーだ。

■新堂冬樹「血」(2017年)
   
新堂冬樹/血
強烈だ。
高校一年の女子生徒を取り巻く、両親をはじめとした親族。
誰もが邪悪で愚かだ。
彼女は、自分に流れているのと同じ血を断つという目的のために、
親族を次々に殺害していく。
それだけの物語だ。

親族の品のなさ、卑しさ、小賢しさ、しつこさなどを
徹底的に書き切っている。
コメディ感さえある。
そして、ひたすら殺害を進めていく。
その勢いが凄まじい。

思想や哲学やメッセージ性みたいなものが一切ないのが良い。
圧倒的な展開に引きずられ、嫌なのに読まされてしまい、
最後は何も残らない。
ある意味鮮やかでもある。
それだけに、エンディングの失速感というか、
彼女の強烈なキャラクターが、最後によれたのがやや残念。

■東山彰良「僕が殺した人と僕を殺した人」(2017年)
   
僕が殺した人
1980年代の台湾と2015年のアメリカが舞台。
1980年代の台湾で、ケンカや遊びに明け暮れる悪ガキ4人。
複雑な家庭環境、海外からの文化の流入、混沌とした台湾社会で、
悪ガキ4人は成長していく。
しかし、その成長は歯車を狂わせてもいく。
そして2015年。
彼らは全く異なる環境で、全く異なる立場にいた。

泥臭いのにクールな東山ワールドを楽しめる筆致。
愚かで、馬鹿馬鹿しく、ハチャメチャではあるが、
ちょっと詩的で疾走感のあるスタイリッシュな文体。
こういう文章を読んでいるとワクワクする。

とりわけ台湾編の出来事は非常に克明に描かれている。
エピソードのひとつひとつの掘り下げ方がすごい。
アメリカ編の後半、「そっちだったのか」と意表を突かれた。
ミステリアスな要素もあるし、深みもある。
読み終えて1か月も経っていないが、再読したいと思っている。

                      ◆

不調打開のためには、何かを始めることより、
まず、何かを変えるか、何かをやめるかだろう。
先日、実家に帰ったら、過去になんやかんやのお返しでもらった
未使用のバスタオルがとんでもなくたくさんあったので、
数枚持って帰ってきた。
そして、我が家のバスタオルを総入れ替えした。
増やしてはダメだ。
バスタオルのアップデイトでまずは様子を見よう。
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いらっしゃるのですね。
ライブ行きたいのはやまやまなのですが、風邪を引いてしまい、咳の風邪で菌を撒き散らしてしまうので今回は諦めます…。残念です!
今日は気温も高そうなので、十勝の夏を楽しめますように。クグエさんのブログを読ませてもらうようになってから、自分の住むここが、もっと好きになりました。
【2017/07/29 08:57】 URL | midori #EtCfJp9M[ 編集]

midoriさん、どうも。
他のところに住むと、帯広・十勝のおおらかさを実感します。
見えるものだけではなく、音や香りもいいところです。

9月2日土曜日19時から、十勝マルシェのステージに立ちます。
【2017/07/31 23:51】 URL | 本人 #-[ 編集]















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