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三連休だった。
ほとんど家の中で過ごした。
三連休のうちの一日は大人の遠足をする予定だったが、
ウイークデーの疲れと、「引越すんのか~」という面倒な気持ちと
落ち着かなさに浸食され、遠足機運が高まらなかった。

かといって、引越の準備を大してするわけでもなく、
食べて、本を読んで、眠る、を繰り返して過ごした。
正月休みのようだ。

三連休三日目にして、CDと本のみ段ボールにつめた。
今、段ボールにつめられるのは、
今後2週間の間に使わないものに限られるし、
積極的に色々と詰め込んだら、
家の中が段ボールで窮屈になってしまう。
なので、CDと本のみで段ボール詰めをやめた。

そんな作業の中、売りに出す単行本や文庫本をセレクトし、
帯広のブック・オフへ。
20冊くらい売ったが、1,500円くらいにしかならなかった。
300円超えが4冊で、あとは全部30円以下だった。
これなら30円以下の本は、帯広市図書館に寄付すればよかった。
と思ったのは、ブックオフからの帰り道だった。

そういうわけで、今回はブックレヴュー。

■住野よる「また、同じ夢を見ていた」(2016年)

   また同じ夢を
小学生の女の子の話。
学校では孤立しながらも、いつも毅然としている。
嫌われることを恐れない。とにかく潔く、それが微笑ましくもある。

ファンタジー・テイストの設定で、ふわふわしていて、
何かしっくりこないところはあるものの、
彼女のキャラクターに引っ張られて面白く読めた。

いじめられっ子の同級生を支える場面は涙を誘う。
「幸せとは何か」が軸にある展開で、
大人にはリフレッシュ効果があるかも。
筆者のほかの作品も読んでみたくなった。

■住野よる「君の膵臓を食べたい」(2015年)
   
君の膵臓
というわけで、筆者のデビュー作をブックオフで買ってきた。
本屋大賞やダヴィンチなどで上位に入賞した作品でもある。

すい臓ガンを患った女子校生と同じクラスのさえない男子生徒の話。
彼女はわずかな余命を思い切り楽しもうと積極的に活発に過ごす。
それに付き合わされる男子生徒。

ガンを患っているにしてはやけに元気なこと、なぜ彼女はこの男子
生徒と過ごそうとするのかなど、違和感を覚えるところはあるものの、
途中からは彼女に死んでほしくないと思いながら読んだ。

文章密度は薄目で、上滑り感があるし、都合もいいが、
先を知りたくてすいすい読める。
小説や文学を敬遠気味の方も入りやすい内容だと思う。

■辻村深月「島はぼくらと」(2013年)
   
島はぼくらと
瀬戸内海にある小さな島に住む高校生4人を通じて、
島での生活、しきたり、いざこざ、本土との関係などを描いた作品。
辻村さんらしい丁寧さ、広がり、安定感、読みやすさがキープ
されており、小説として立派な作品。

残念だったのは、気になるような土台が様々設定されたのに、、
その上に何も構築されない感じがしたこと。
伏線だと思ったところが、その後触れられず流されたような。

高校を卒業した彼らの物語も描いてほしい。
その先を知りたくなるような魅力的な話だったのは間違いない。
ただ、小説のジャケットはいただけない。
登場人物を視覚でイメージさせるのに私は反対だ。
映画化されて、そのキャストの写真が文庫の帯に載っていると、
自分の想像を制限されたようでいい気持ちはしない。
実際、映像化を視野に書いている小説もあるだろうが。
などと言いつつ、この作品は映像向きのように思う。

■太田紫織「あしたはれたら死のう」(2016年)
   
あしたはれたら
十勝大橋から十勝川に飛び降り自殺を図った高校生の男女。
男子は亡くなり、女子は助かった。
ところが、ここ半年の記憶が無くなり、自殺の理由もわからない。
彼女は少しずつ記憶を取り戻していき、自殺に至った経緯を知る。

彼女の住まいは音更町、高校は帯広市。
つまり十勝が舞台の作品であり、
その理由だけで長崎屋4階の喜久屋書店で購入。
柏林台や緑が丘公園、それに長崎屋が長野屋とアレンジして
登場するが、全体的にあまり十勝の空気や風土を感じなかったのは残念。
とはいえ、十勝を舞台にしてくれたことが嬉しい。

不愛想でありつつも決然とした主人公のキャラは面白く、
自殺未遂後、敵視してくるクラスメートや教師、そして家族と
戦いのような日々を送る様子は、なかなか読ませてくれる。
筆者は音更に住んでいる、あるいは住んでいたと聞いたことがある。
また十勝作品を書いていただきたいと願う。

                     

今回の4作品の表紙はいずれもアニメ絵だった。
近年はこのパターンが増えているような気がする。
アニメ的なライトなイメージを与えるためなのだろうか。

最近、アニメというか、漫画チックだなと思ったのが
サンシャイン池崎氏のパフォーマンスだ。
お笑い番組やバラエティ番組はあまり見ないので、
サンシャイン池崎という人が売れてきているのは、
なんとなく感じるだけで、パフォーマンスをきちんと
見たことがなかった。

たまたまYoutubeで見かけた。
自己紹介だけで一ネタにしてしまうことがなんとなく面白く、
様々なネタを見ているうちに、
ですます体で、わかりやすく話すことや、
動きのキレとその裏側にある体調管理、
それと、いい意味でのくださらなさに妙な好感を持った。
特にトランプの手品ネタは馬鹿馬鹿しさのポイントが素晴らしい。

彼のパフォーマンスは漫画やアニメを実演しているようだ。
単純に面白い。
あんなに全力で「イェーイ」をすることに感動さえおぼえた。
ちょっと憂鬱で、落ち着かない気持ちが、
彼の芸によって緩和された。
レスキューしてくれるものは色々とある。
前を見なくちゃいけない。
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