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6月に入ってから帯広は寒い日が多い。
初旬に数日続けてストーブの力を借りた。
その後もすっきりとしない天候が続き、
中旬になってまたストーブ・アゲインとなった。

5月20日頃に真夏日が続いたのが、
今となっては去年のことのように思う。
ただ、その時期、クロスバイクで十勝北部をライドした。
ナイタイ高原牧場まで行ってきたのだ。

ナイタイ高原牧場は帯広から約55km。
牧場にある展望台の標高は約800m。
JR帯広駅あたりの標高は40mくらいなので、
横移動だけではなく、結構な縦移動もしたことになる。

5月22日日曜日7時25分、JR帯広駅を出発。
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この時点で直射日光を受ける駅前の温度計は24度に達していた。

帯広から音更、士幌、上士幌と北上する。
ここまで約40km。
まさに十勝平野な平坦ロードだ。

上士幌市街地から緩いながらも淀みのない坂道が始まる。
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民家はなくなり、自然豊かな景色に囲まれるが、
だらだらとした緩い上り坂は地味にきつい。

そしてナイタイ高原牧場の入口に到着。
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ここから約7kmの本格的な上り坂となる。

空は澄み渡り、道は曲がりくねり、進むほどに眼下の景色か広がり、
大自然のど真ん中感を味わえる。
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ところが、ひたすら上り坂。
ペダルを踏むエナジーと気力を奪われる。
なかなか前に進まない。
しかし私は耐える、なんてことはしない。
あっさりクロスバイクを降り、歩き始める。

無理はしない。
根性がないか?
それならそれでいい。
無理をしずぎた後のリバウンドが怖い。
リバウンドに苦しむほうがよっぽど根性が必要だ。

勝負をしているわけではないし、戦ってもいない。
急ぐ旅じゃないんだ。
坂道でクロスバイクを押して歩くことも楽しむ。

時間のロスはある。
でもその気があれば、ちゃんと到達できる。
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11時35分、ナイタイ高原牧場の展望台到着。

ナイタイ高原牧場に来たのは10年ぶりくらいだろうか。
帯広に住むまでは、十勝の観光地といえばナイタイを最初にイメージした。
いざ帯広に住んでみると、知らなかった十勝の発見が楽しく、
過去に何度か訪問したことがある場所には足が向かずにいた。
久しぶりに来てみると、やはり素晴らしい。
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「広大」という言葉の意味を教えてくれる景色だ。

帰りの坂下りは最高だった。
ほぼノーペダルで7kmをライディング。
この気持ち良さはなんなんだ。
何かのアトラクションのようだ。
ところによっては、時速50kmを超えた。

時間をかけてやっと登った坂を一気に駆け降りる。
他に似たものがない開放感。
それはまさに非日常。
日常生活にはこういうひとときが必要だ。

長い間少しずつ貯めたお金を一気に使うとこんな気持ちになるのか。
いや違うような気がする。
お金をぱあっと使っても、これで良かったのかな、
自分の欲しいものはこれだったのかな、とちょっとした疑問がちらつき、
100%の満足や納得は得られないのではないか。

この坂下りに、そういう邪念はなかった。
坂を登ったのは、この快感のためだったのだと純粋に思えた。
コカ・コーラよりもスカッと、かつ爽やかだし、
オロナミンⅭよりも元気でハツラツとする。
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また十勝ライフの楽しさを発見してしまった。

だらだらとマイペースで帯広に向かい、
15時25分、JR帯広駅到着。
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ちょうど8時間、往復116kmの小さな旅だった。
直射日光を受ける駅前の温度計は35度を超えていた。

やっと登った坂を一気に駆け降りる。
何も残さない。
使い切ったから気持ち良かったし、楽しめたのだと思う。
そして、使い切ったから、次にまた何か始めたくなる。
やり損じたことは仕方ない。
大切なのはやり残さないことなんだろうな。
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