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十勝で最もフェイマス、かつシンボリックなパン屋が「ますや」だ。
ますやパンは十勝管内に6店舗ある。
帯広市内に4店舗、音更町と芽室町にそれぞれ1店舗だ。

既に全6店舗でパンを購入したことはあるが、
この6店舗を一日で訪問してみるのもいいんじゃないか。
手段は徒歩。
そう、大人の遠足だ。

この「ますやパン・ラリー」構想は昨年の夏に浮かんだ。
自転車で二回試走もした。
一回目と二回目とでルートを少し変えてみたところ、
いずれも距離は37km~38kmだった。
この距離なら8時間コースだ。

「ますやパン・ラリー」の基本ルールは、
①すべての店舗でパンを買う。
②遠足中に食べるものはますやパンのみ。水分に関してはフリー。
③信号は必ず守る。
この3つだ。

結構長い時間を歩くため完走できるのか不安はあったが、
疲れたり、痛くなったりで、不快になる我慢を強いられるレベルに達したら、
あっさりやめて戻ってこようと、極めて軽い気持ちで臨んだ。

また、ますや6店舗は、
JR帯広駅を基点に北・西・南に円を描くような配置であるため、
すごく遠くへ行くというよりは、
帯広界隈をぐるっとまわってくるようなコースだったため、
仮にリタイヤしてもフォローに手間がかからないので気が楽だった。

ちなみに、ラリーした順は、
本店(帯広市中心部の繁華街)
満寿屋オトフケ(音更町)
めむろ窯(めむろがま・芽室町)、
④ボヌール・マスヤ(帯広市柏林台)
麦音(むぎおと・帯広市稲田)
⑥トラントラン(JR帯広駅)

そういうわけで、10時14分、JR帯広駅
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「気楽にいこうぜ」的なゆるさ全開で温めの時間帯にスタート。

10時19分、1店舗目「ますや本店」
JR帯広駅から5分だ。
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とりあえず王道の「あんぱん」を買う。
ますやパンはこれまで30種類くらい食べたと思うが、
最も食べているのはあんぱんだ。
結局はベーシックなものをリピートしてしまうのだ。

実はあんぱんなるもの、「パン」という西洋フードに、
「あん」という和テイストがトゥゲザーした、
まさしく和洋折衷の代表的な食べ物だ。

序盤にとばすと中盤以降に一気にリバウンドがあるため、
ややスローペースで音更町へと歩みを進める。

11時30分、2店舗目「満寿屋オトフケ」到着。
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昼食パンであるため、
白あんぱん、ミルクフランス、くるみパンの3点を購入。
白あんぱんは十勝に住んで初めて知った。
柔らか、しっとりなパン生地と白あんが合う。
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ミルクフランスは、様々なパン屋で食べているが、
ますやのミルクフランスが一番美味しい。
気のせいかもしれないが、ミルクフランスは、
ますやの店舗によって価格は同じなのに長さが異なるような。
「満寿屋オトフケ」のが最も長いかも。

さて、次に向かうのは芽室町にある「めむろ窯」。
この区間が長い。「満寿屋オトフケ」から15kmくらいある。
ここをうまくのりきれば完走できるとふんでいた。

「満寿屋オトフケ」で買った3種類のパンを、
30分ごとにパンを1個ずつ食べ、短い休憩を繰り返し、
体力的なダメージをセーブしながら進む。

14時55分、3店舗目、芽室町「めむろ窯」到着。
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音更から3時間10分かかった。
「スイートポテト」と「めむろあんぱん」を買う。
午後のおやつだ。

ますやのあんぱんは、店舗によって味も形も価格も異なる。
めむろあんぱんは少し小さめで価格も安い。

この日は最初にあんパン、オトフケでも白あんパンを
食べているにもかかわらず、芽室でもあんぱんをチョイス。
どれだけ「あん」が好きなのか。

めむろ窯に到着する直前、ローリングストーンズをシャッフルで聴いていて、
アンジー」と「アンダー・マイ・サム」が連続してセレクトされたことも
多分に影響している。

しかし正直に言おう。
めむろあんぱんを食べている途中で、
あんはもう十分だ、もういっぱいいっぱいだと
身体がメッセージを発してきた。

「スイートポテト」を食べ終わる頃には、
私の一日あたりのパン・キャパシティの限界が近づいたことを痛感した。
ここまで20km以上歩いた。
時刻は15時過ぎ。
にもかかわらず、そこそこ満腹。
5時間で20km以上歩いても、
パン6個分のカロリーほどは消費していないということだ。

16時10分、4店舗目、柏林台にある「ボヌール・マスヤ」到着。
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6時間を経過したわりには意外に元気だ。
先ほどパン・キャパシティの限界がちらついたが、
きちんとエネルギーとして機能してくれた。
とはいえ、もうパンを食べる気はしなかった。
ピーナッツと野菜が食べたかった。

それでも自らに課したルールと、ますやパンへの感謝の気持ちから、
とりあえず目についたのでメロンパンを購入。
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残念ながら、胃の中へは向かわず、リュックの中へ。
持ち帰りとなった。

残りは、稲田地区の「麦音」と、JR帯広駅の「トラントラン」のみ。
この2店舗と「ボヌール・マスヤ」を結ぶトライアングルエリアは、
日頃、頻繁に自転車に乗ったり散歩をしているので
距離感も土地勘もある。
そのせいかすっかり安心してしまった。
その安心は油断でもあった。

ボヌール・マスヤを出発して5分ほど歩くと、
それまでの6時間に及ぶ徒歩ダメージが加速度的に増してきた。
脚を前に進めるのが重たい、足の裏が痛い、
ふくらはぎが軽くしびれる、しゃがめない。
おそらくまだ10kmくらい残っている。
不安感は危機感に変わりつつあった。

こんなときこそ楽しいイメージを描くことだ。
ゴールしたらビールだな。
セブンイレブンに売っている一番高い缶ビールを買おう。
それとピーナッツに野菜だ。
残りの2店舗でもパンは買う。
しかし今日はもうパンは食べる気がしない。
身体が内部からそう言っている。
それはそれでいい。
まずは訪問、そして購入。そこまででいい。
食べきるところまで固執するな。
誰に対しても責任は負っていない。
帰宅後のシャワーは格別だろう。
その後のビールもまた極上だろう。
そんなちっぽけで最高の帰宅後の場面を想像しながら帯広市を南へ。

17時15分、5店舗目、「麦音(むぎおと)」到着。
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夕方の時間帯になり、パンの種類は減り、お客さんも少なめ。
それでもお客さんは代わる代わるやって来る。
今食べたいパンはないが、どれかは買わねばならない。
というわけで、ベーシックにベビーパン2山を購入し持ち帰り。

ここからはJR帯広駅のESTA内にある「トラントラン」に向けて北上。
緑ヶ丘公園の中を歩き、駅へと続く一直線道路へ。
普段頻繁に使っている道が、今日は「ますやラリー完走」の
ビクトリーロードだ。

18時05分、6店舗目、「トラントラン」到着。
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あと1時間ほどで閉店する時刻だったのでパンの数は少なめ。
よほどサラダ的なものを欲していたのか、
迷わず「マヨタマサンド」をチョイス。

そしてスタート地点に戻る、そこがゴールだ。
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18時10分、ゴール
直ちに近くのベンチでサッポロ・クラシックを飲む。
つまみは、5分前に買った「マヨタマサンド」。
最高に美味しい。
一缶では足りず、駅構内のセブンイレブンへ。
サッポロ・クラシックをアゲインした。
二缶目で落ち着いた。
これがあるから、また遠足をしたくなってしまう。

1店舗目で、あんぱんを買ったときは、
1個だったし、すぐに食べようと思ったので、
茶色をした頑丈な素材の「ますや袋」はもらわなかった。
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2店舗目では3個購入したので、ますや袋に入れてもらった。
3店舗目以降もパンを買う。
しかしその都度、ますや袋をもらうのは何か違う気がした。

そこで、3店舗目以降は、
レジで「袋はいらない」ことを伝えた上で、
料金を支払い、商品を受け取ったら、店員さんの目の前で、
2店舗目でもらった「ますや袋」に商品を入れるという、
ファニーかつファンキーな行為をした。
「袋はいらない」と言っておいて、その場で「ますや袋」に入れる。
ワイルドだろ。
私は心の中でそうつぶやいていた。
ちなみに、どの店舗でも店員さんはノー・リアクション。

こうして「ますやパン・ラリー」は無事終了した。
よくやるよね、と多少あきれ気味に
ちょっと笑ってもらえたら嬉しいっす。
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