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今回は、クグエ@スカイウォーカーの選ぶ「2007 ラーメン・オブ・ザ・イア」。
「オブ・ザ・イア」シリーズは、CDアルバム、本ときて、
ラーメンにまで手を伸ばすとは、おこがましいかもしれない。

というのも、偉そうに評価するほど、ラーメンを食べには行ってない。
そもそも私にとってラーメンは、昼食であるとの位置づけである。
ラーメンに限らず、麺類が夕食、というのは何かが足りない気がする。
例えるなら、中高生の頃、夕食に肉系のおかずがないと、
ちょっとがっかりした。
その時の気持ちと似ている。いや、似ていない。

ラーメンの好みというのは人それぞれである。
そして、体調、気分、誰と食べるか、どういう状況で食べるか、などで、
味の感じ方が違ったりする。
しかし、そういうことに関係なく、美味いと思えるラーメンを選んだ。

なお、対象となるラーメンの要件は次の2つのみ。
①2007年に食べたラーメンに限る。
②留萌管内のラーメンは除く。
 (判断する際、「味」に加え、「情」が入るため贔屓目になる。
  なお、留萌のラーメンについては、10月9日の記事をご覧いただきたい)

また、私は同じ店に通い詰めるより、新規開拓を優先するタイプであること、
「味噌、塩、醤油のうち、これが好き」というのはなく、
その店の看板となる味、又は一番人気の味を食べること、
チャーシュー麺や野菜ラーメンなどの
トッピング的要素のあるメニューは敬遠し、
徹底してベーシックなラーメンを注文すること。
こうしたことを踏まえて、ご覧いただきたい。

 グランプリ 

【一粒庵】(札幌市中央区北4西1)
2007年に最も行ったラーメン屋である(4回)。
お薦めは味噌ラーメン。
ひと口スープを飲んで、「すごさ」を感じるようなインパクトはないが、
食べていくうちに、このラーメンの「すごさ」が波のように押し寄せ、
波がひくことがないまま食べ終わる。

スープは、どちらかといえば濃厚な部類だが、
ダシとコクのバランスが絶妙な上に、味噌の香りに高級感があり、
非常に洗練された味わいとなっている。

一粒庵 一粒庵2
                                ↑1回目なら、迷わず味噌ラーメンにすべし。
そして、麺と具が圧倒的に素晴らしい
麺に関しては、「スープと合ってればいい」
という程度のこだわりしかない私でも、
「麺が美味いというのは、こういうのをいうんだ」と実感できる麺である。

チャーシューも素晴らしい。
柔らか度合いといい、スープと馴染んで、
味が丁度良くなるよう計算されているかのようなところなど、
私の中では「完璧」といっていい。
さらに、「もやし」も旨い。どう処理しているのかわからないが、
「もやし」ひとつとっても、他店との違いを感じる。

具に関しては、「まずくなければ、とりあえずいい」
という程度のこだわりしかない私でも、
「具でこんなに違うものか」と思い知らされる。

まとめて簡単に言うと、とても丁寧に作られたラーメンという「料理」を
食べた気持ちになる。
そして、全ての具材に気持ちを行き届かせて調理しているのが伝わる味である。

唯一気になる点は、スープが熱々ではなく、やや温めであること。
また、インパクト系のラーメンが好きな方や、
ラーメンを待っている間にタバコを吸う方には、
普通の味噌ラーメンとしか感じない方もいるだろう。

余談だが、ラーメンを作っている男性と、店員の女性の顔が似ている。
二人とも、柔らかい物腰の中に、生真面目さが伺え、大変好感が持てる。

 入賞 

【まるたかラーメン】(札幌市北区北11西4)
豚骨ダシと魚系のダシが、品良く醸し出された和風あっさりラーメン。
後味にほのかな甘みがあり、ほっとする味、安心できる味である。
他の美味しいラーメンにも共通していえるが、
スープのダシとコクのバランスが良く、麺との一体感がある。
5年ぶりくらいに行ったが、以前より美味しく感じた。

まるたかラーメン2 まるたかラーメン
                                                                   ↑これは塩ラーメン。醤油ラーメンが一番美味しい。

ラーメンを作っている男性も、店員の女性も素朴で、
この二人、顔は似ていないが、雰囲気が似ている。
優しそうな口調の中に、押しつけがましくない元気が見えて、
店全体が、何かほのぼのとした空間になっているのは、大きな魅力である。

おそらく、この女性はバイトだと思うが、
これほど、和風味のラーメン屋の女性店員にふさわしい顔、表情、口調を
もっている人はいないだろう。
BORN TO BE ラーメン屋のバイト店員」というタイトルの歌を
作りたくなったくらいだ。

2007年は、まるたかラーメンに3回行った。
振り返ってみれば、2007年中に2回以上行ったラーメン屋は、
「一粒庵」と「まるたか」だけである。

ずっとあってほしい味のラーメンである。
願わくば、店の入口の外に灰皿を置くなどして、店内は禁煙にしてほしい。

【あらとん】(札幌市中央区北10西21)
豚骨ダシと魚系のダシが、どーんとせまってくる強烈なスープである。
よくここまで、ダシをとったものだと唸ってしまうほど、
エキスがつまっている感じの濃厚さがある。
それでいて、くどくはないため、飽きることなく最後まで楽しめる。

あらとん2 あらとん
↑店の写真がなかったため、先週土曜日に撮影のためだけに行った。↑あら焚き豚骨しょうゆラーメン

麺もまた強烈である。
かなりの太さがあるもの、もちもちしており、いい具合での噛み応えがある。
食べているうちに、このスープには、この麺しかないだろうという気がしてくる。
ベスト・マッチ度は高い。

スープも麺も「どーん!」という雰囲気である一方、
どことなく品のある佇まいをしているところも評価したい。

昼食で食べると、夜までこの味が身体に残っている感じがする。
強烈なので、しょっちゅう食べたくなるとは思わないが、
突然思い出したように、強烈に食べたくなるような気がする。

またも同じような余談だが、
店員のうち、一人の男性を除く4、5人は、みんな顔も雰囲気も似ている。
除かれた一人の男性は応対がきちんとしている。
しかし、他の4、5人は、気のせいかもしれないが、
どこかやる気が感じられなく見えてしまい気になった。

行列のできる人気店である。
並んででも一度食べてみるべきオリジナリティは間違いなくある。

【白樺山荘】(札幌市豊平区平岸3条13丁目)
地下鉄南平岸駅すぐそばのマックスバリューの裏にある。
以前、平岸、澄川に住んでいた頃は、時々食べに行った。
その頃は、マックスバリューではなく、
コートやパーカーについている帽子の部分が
大量にあるような名前のスーパーだった。
そう、札幌“フード”センターだった。

今や、ラーメン好きの間では、すっかり有名店となり、
「味が落ちた」なる話も聴いていたため、4年ぶりに食べに行った。

白樺山荘 白樺山荘2

白樺山荘とくれば味噌ラーメンである。

久しぶりに見た最初の印象は、「こんなに背脂のってたか?」であった。
ひと口食べての最初の印象は、「こんなに濃厚だったか?」であった。
しかし、コクが深く、旨みにあふれている。
無意識に夢中で食べさせてしまう力がある。

ただ、40歳を超えたこの身体にとって、このラーメンは後半きつくなる。
まだスープは飲めるが、一口飲むごとに、
胃がもたれる確率が高くなっていくのが、はっきりわかる。

確かに以前と味は変わっていた。
私はこれを「良し」ととらえた。
以前より、旨みが増していたのは間違いない。
うまく言えないが、素朴感は薄れたかもしれない。
しかし、ここのラーメンは常に進化しているように思う。

【味の一平】(千歳市北斗3丁目)
今回の「ラーメン・オブ・ザ・イア」を実施するに当たり、
「2007年に食べたラーメンのうち、
 ひとつだけ食べられるとしたら、どこのラーメンを食べたいか」
と考えた時、最初に浮かんだのが、「味の一平」のラーメンである。

味噌ラーメンなのに比較的あっさりしており、非常に食べやすい。
普通によくあるラーメンのような味わいなのだが、
どういうわけか美味しく、箸が休めることができなくなる。
スープに油の膜が張られているが、全く“くどさ”がなく、
後味に、いい感じの甘みがあり、最後まで飽きずに食べられる。

味の一平Ⅱ 味の一平

まさしく「正当派の札幌ラーメン」といった感じで、
裏を返せば、派手さはないが、王道をいく気高さと深みがある。
様々な音楽を好きになったり、感動しても、
やっぱりビートルズはいいなと思ったり、
やっぱり桑田佳祐はすごいなと思ったりするのと似ている。
そう、「結局はここに返ってくるんだよなぁ」的な重みがあるのだ。

店の混雑にかかわらず、
注文してからラーメンが出てくるまでの早さは見事。
そういう点でも、完成度が高い良質の店だと思う。

【eiji】(札幌市豊平区平岸3条9丁目)
肉系と魚系のダシのいいところを丁寧に抽出したような
純度の高い、繊細なスープである。
魚系のダシの方が、やや強めに出ているものの、
非常に調和がとれており、高級感も漂う。

あっさりした味だが、ぐいぐい引き込まれていき、
「どうして、こういう味を出せるんだろう」と考えているうちに、
スープを全て飲み干してしまう。
例えは適切ではないかもしれないが、「支那そばや」の味を思い出した。
が、eijiのラーメンの方が、純度が高く、深みも感じられる。
反面、甘みやまろやかさには欠けるが、純度が高いゆえであろう。
注文を言わせていただけるなら、出来上がりまでの時間がちょっと長い。

そして、またしても余談だが、この店も、
ラーメンを作る男性と、アシスタントの女性の雰囲気が似ている。
気づいていないようで、よく気づくような
適度な距離感を演出しているところが心地いい。

↓写真右の「定食」ののぼりは隣の店です。      ↓1回目なら塩ラーメンでしょう。
 eiji_1  eiji_2

以上である。
まだ食していない美味しいラーメンは、まだまだ沢山あるだろう。
機会を見つけて、色々な味を楽しんでみたいと思う。

ただ、これを書いていて感じたのが、
音楽にしても、本にしても、ラーメンにしても、
相性の善し悪しというものが、間違いなく存在する。
そしてそれが、気に入るかどうかの大きなポイントになるということだ。

それにしても、ラーメン・オンリーで長い文章を書いたら、
さすがに疲れた。
ぐったりである。グッタリン・ジンである。
ラーメン同様、のびてしまいました。
こんなふうにしか締めくくれなくて、ご麺。
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テーマ:ラーメン - ジャンル:グルメ





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【2008/01/10 19:43】 | #[ 編集]















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