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おやきが好きだ。
初めてのおやき体験は、
小学生の頃、岩内町の「甘太郎」だ。
ニセコストアのすぐ近くにあった。
家庭では決して作れないものだったので、
ちょっと特別なお菓子のようで当時から大好きだった。

高校を卒業して札幌へ出ると、めっきり食べなくなった。
行動範囲の中におやきを売っているところがなかったからなのか、
クレープやティラミスなどの新興勢力に目移りしたからなのか
覚えてはいないが、気づくとおやきから遠ざかっていた。

しかし、20代半ば頃から時々食べるようになった。
スーパーマーケットでサザエ食品のおやきが売っているのを
発見してからだ。
久しぶりのおやきはやはり美味しかった。
以来、時々おやきが目に入ると、特に閉店時刻が近づき、
プライスがオフされていると、何となく買っていた。

まるでビートルズのようだ。
高校生の頃はしょっちゅう聴いていたのに、
その後様々な音楽に出会い、ビートルズは古いものに感じ、
大学から社会人になる時期はあまり聴かなかった。
闇雲に何か新しいものを探そうとしていたのかもしれない。

ところが大人になって聴くビートルズは凄かった。
というか、年齢を重ねるにつれ、その偉大さを知るようになった。
いつ聴いてもすっと心に入ってきて、
時に空気のように存在し、時に音楽性の深さに感服する。

そして今私は帯広に住んでいる。
帯広には、おやきをメインにした店が複数ある。
この2016年という時代に、
スイーツの中でもメインストリームではなく、
利幅も小さいにもかかわらず、
おやきをメインにした店が複数ある。
それに触れないわけにはいかない。

■おいしん坊(帯広市自由が丘3丁目)
帯広市街地から西南方向へ5kmくらいだろうか。
片側3車線の中島通沿いにある甘味処。
おいしん01
あん、カスタード、チーズ、いずれも90円。
カスタードとチーズは商品名が型焼きされており、あんは非表示。
おいしん02
生地にコシがあり、もちもちしている。
「もちもち」という言葉のとおり少し餅っぽい。
噛んでいるとやや吸いつくような食感があり面白い。

あんは柔らかく甘さは控えめ。色まで薄め。
カスタードクリームも甘さを抑え気味。
おいしん03 おいしん04
ほんわかした家庭的なおやつという感じで、
ここを通ったら気軽についつい買っちゃうような親しみのある味だ。

チーズも慎ましげ。チーズの強さを出していないので、
お菓子というより、肉や野菜のお供になりそうな感じ。
おいしん05 おいしん06
メニューが大判焼き、クレープ、アイスクリームと
押し出し、寄り切り、寄り倒しのようなラインナップだ。
投げたり、引いたり、かわしたりがない甘いものオンリーのメニュー。
実直だ。

■福豆(帯広市西15条南14丁目)
帯広市街地から西南方向へ2kmくらいだろうか。
長閑な川沿いにある、慎ましくも凛とした佇まいのお店。
福豆01
これは懐かしいとか、素朴とか、おやき表現の常套句では語れない
高級感と洗練さがあるおやき。
型崩れをしないしっかりとした生地で、雑味がなく食べやすい。
小倉あん、クリーム、チーズとも110円。
福豆02 福豆03
クリームは、最初はあっさり、口の中から去って行く頃に
甘みが追いかけてくる。
和というより洋的なエレガントテイスト。

小倉あんは余計な甘みを加えず、
豆の味を生かした丁寧な仕事ぶりがうかがえる一品。
110円でいいんすか、と思えるほど質感が良い。
福豆04 福豆05
チーズはしっかり固めのタイプでとろけない。
生地のクセの無さとうまく融合し、
ちょっと高級なおつまみのようでもある。

営業時間は17時30分まで。そして日曜日が休み。
平日ワーカーにとって行けるチャンスは土曜日しかない。

上等な和菓子のようなおやきだ。
首都圏で出店したら行列のできる店になるのでは。
なお、こちらのお店は甘納豆がメイン。
甘納豆の美味しさにも驚きます。

■TOTTE(本別町北3-4)
店名は「トッテ」と読む。
本別町の道の駅から西に延びる駅前メインストリートにある。
昨年この店の方が本別町で行われる何かのイベントの宣伝のために

STVラジオに出演していて、
商売はおやき屋だと言っていたことから、即座にi-phoneにメモし、
行く機会をうかがっていた。
トッテ02 トッテ03
店のつくりは喫茶店のよう。
営業時間は23時まで。
食事メニューもアルコールもある。
おやきメインなのかどうかは判然としなかったが、
ラジオでは「おやき屋」と言っていた。
トッテ01
どの商品も、本別町の豆をモチーフにしたキャラクター「元気くん」が
プリントされている。

トッテ04 トッテ05
右の写真はキーマカレー(150円)。
マイルドカレー味の挽肉がインしている。
カレーパンにインしているカレーとはかなり異なる。
もう少しカレーの体積割合がほしいかなと。

クリーム(100円)は、キーマに比べると具の量が多い。
やや粘り気の強いタイプながら味はベーシック。
トッテ07 トッテ06
あん(100円)はクリームよりもさらに具が多め。
手作り感のある昔風のあん。普通に美味しい。

本別町にもおやきメインのお店があるのは素晴らしい。

■高橋まんじゅう屋(帯広市東1条南5丁目)
最後に登場するのは「高橋まんじゅう屋」。
帯広を代表するというか、帯広の象徴のような店のひとつだ。
高まん01
土日祝となれば、午後から夜のはじめ頃までは行列となっている
ことが多く、平日もお客さんがいない状態を見かけることは少ない。

こちらは「おやき」とは言わず、「大判焼き」である。
帯広に住んでもうすぐ2年になるが、
「大判焼き」は、あんとチーズと合わせて100個は食べた。
高まん06 高まん07
大判焼きとむしパンと肉まんを合わせて一気に10個食べたこともある。
素朴な味なのに、これに似たおやきに出会っていない気がする。

高まん04
あんの甘味がしっかりしているのがいい。
それでいて飽きない。
帯広歴2年なのだか、幼少の頃から食べていたような感覚になる、
いわばルーツフードのような味なのだ。
しばらく食べないと強烈に欲する中毒性もある。
この美味しさには困ったものだ。

高まん05  
チーズは当初あまり特別な感じがしなかったが、実はそこがいいのだ。
雑味のないナチュラルさにやられる。
あんとセットで食べると、より良さが際立つし、
私にとってはウイスキーやワインの最高のつまみになる。

 高まん03
この文章を書いている途中で、冷凍庫から取り出して解凍し、
あんとチーズをひとつずつ食べた。
味を思い出していたら、食欲を抑えられなくなった。
困ったものだ。

朝食のみならず、夕食でもおやきオンリーの日がある。
おやつではなく食事である。
それでハートは満足するのだが、バランス上身体に良くはない。
ほどほどにしなければ。
でも美味しんだよなあ。
なんだか「おやき」ではなく「ぼやき」になってきたので今日はここまで。
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