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北海道内で来年の3月に廃止になる駅が8つある。
その中にまだ訪問していない駅がひとつあった。
石勝線(せきしょうせん)の「東追分駅」だ。

石勝線は、南千歳駅から新得駅までのルートと、
南千歳駅と新得駅の途中にある新夕張駅から枝分かれして
夕張駅まで続くルートの2つがある。
東追分駅は、新得側から行くと、南千歳駅のひとつ手前の駅だ。
04_東追分駅2
私は、帯広から札幌へ行く際、
帯広から清水までは国道38号線を走り、
清水インターから高速道路に乗って夕張インターで降りる。
そこから札幌までは国道274号線を走る。
費用対効果と時間対効果を考えた場合、それがベストである。

夕張インターから札幌へ向かう国道274号線沿いには、
十三里(とみさと)駅、滝ノ上駅、川端駅がある。
川端駅の次が東追分駅だ。
川端駅前の交差点を直進すれば東追分駅へ行ける。
ところが札幌へ向かうにはその交差点で右折しなければならない。

東追分駅の近くの道道を通ったことや、
スーパーとかちに乗車していて通過したことは何度もあるものの、
正しい形で訪問したことはなかった。

スーパーとかちの窓から見える東追分駅の周辺は、
広大な丘に農地が広がっており、素晴らしい景色だと思っていた。
この場所から駅がなくなってしまうのか。

駅はなくなっても丘は変わらずにある。
しかし、駅があるとないとでは、趣も風情も情緒も異なる。
駅があることで、そこの景色が映える場合が多々ある。
早く行かねば。
雪が積もる前に。
雪のある景色も美しく、それはそれで訪れようと思っているが、
雪がない東追分駅を訪問するには、あまり時間が残されていない。
というわけで行ってきた。

                    ◆

せっかくなので、東追分駅までにある無人駅も改めて立ち寄ってきた。
夕張インターをおりて3分ほどで「十三里駅」が現れる。
01_十三里駅1
この駅も、来年3月で廃止になる。
01_十三里駅3
「十三里」と書いて、「とみさと」と読むのがなんか良い。
01_十三里駅2
すぐ近くに国道274号線が走っており、ホームは長く、面積も広い。
なので秘境感や寂寥感はない。
01_十三里駅4
ただ、大きな駅だけに、なくなったら不自然に感じるかもしれない。
いや、駅周辺は集落もなく殺風景なので、
なくなったらなくなったで、すぐに溶け込んでしまうのかもしれない。

続いては「滝ノ上駅」
02_滝ノ上駅1
ここには小さな集落があり、何年か前までは小学校もあった。
02_滝ノ上駅2
無人駅巡りの際は、駅名が入った写真を撮る必要があるのだが、
いわば証拠写真のようでテンションが上がらないことがある。
これは無人駅に限った話ではなく、
観光地などを訪れた際、単に地名や施設名が入った看板や建物などを
撮る場合も同じで、手続としてやっているだけだ。

しかし、このように屋根をつけただけのアンティークな自転車置き場や
02_滝ノ上駅3
もう使われなくなった、おそらく国鉄時代の官舎などに出会うと、
02_滝ノ上駅4
「こういうのが欲しかったんですよ」と心でつぶやき、
無人駅アドレナリンが分泌し、無人駅ハイの状態になる。

続いては「川端駅」
03_川端駅1
駅前にはガソリンスタンド、商店、交番、郵便局などが揃っているが、
非常に小さな集落であるため、どこか違和感をおぼえる。
ドライブインまである。
しかもセルフサービスのドライブインだ。
このドライブインはいずれリポートしたい。
03_川端駅2
札幌と帯広の行き来の際は、川端駅に車を駐めて、
外でタバコを吸ったり、トイレに寄ることが多い。
03_川端駅3
札幌近郊の広大な平野から山間に入っていく分かれ目にある
長閑で静穏な地域。
いい意味で田舎らしい田舎で、心が落ち着くお気に入りの場所だ。
03_川端駅4

そして、「東追分駅」
04_東追分駅1
ホームの向こうは、ひたすら丘。
なだらかで、しなやかな曲線が線路沿いに広がっている。
これで十分だ。
この景色を見られれば、来た甲斐があったというものだ。
04_東追分駅4 04_東追分駅5
駅は、道道から数百メートルの砂利道を経てたどり着く。
周辺に民家はない。
04_東追分駅3
ここは雪が積もったら、もっと美しくなるだろう。
真冬に再度訪問しようと思う。
04_東追分駅6 

                      ◆

予定の無人駅訪問を終えた私は、追分市街地から千歳市へ。
目的は、「ちいさなて」というパン屋に行くことだった。
札幌に住んでいた頃に訪問したことはあったのだが、
とても美味しかった記憶があり、
東追分駅に行った際は、「ちいさなて」にも寄ろうと、
パッケージ化して計画していた。
05_ちいさなて1
千歳市のやや郊外の住宅地にある。
近所に商店などはない。
区画整理がきっちりとされた住宅街にある。
店の建物は住宅の外観であり、のぼりや目立つ看板もない。
なので、気づかずに通り過ぎる人も少なくないだろう。
05_ちいさなて2 05_ちいさなて3
狭めの店内に、結構な種類のパンがある。
品揃えは、あんパン、クリームパンなどの大衆的なパンが中心。
パン自体は小さめのものが多い。
05_ちいさなて4 05_ちいさなて5
あんパン(110円)。
柔らかい生地に、優しい甘味の餡。
食感に和む。はずせない一品。

05_ちいさなて6 05_ちいさなて7
厚切りベーコンフランス(190円)。
スパイスの効かせ方が丁度いい。
ベーコンとパンがよく馴染んで食べやすい。

05_ちいさなて8 05_ちいさなて9
シナモン味のパン(160円)。
これはパンというよりスイーツ。
甘味はまろやかなのにしっかりしている。すごく美味しいです。

全体として優しい味ながらしっかりとした良質のパン。
また行くだろうな。

04_東追分駅7
無人駅巡りは、たとえ半日程度であっても、旅をした気分になる。
リフレッシュされるというか、心の垢がとれるというか。
そして、無人駅の向こうには美味しい食べ物が待っている。
シンプルで安上がりな趣味を持てたものだ。
費用対効果、時間対効果だけではなく、健康対効果も大きい。
そして、誰もいない贅沢を感じる。
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