ADMIN TITLE LIST
先日、帯広市にある喫茶店「大通茶館」の2階にあるスペースで
開催された芝居、「片づけたい女たち」を観てきた。
2015110802 
帯広に住み始めたときから、
昭和中期の香りがダイレクトに漂うこの建物が気になっていた。
ただ、ここを通るたび営業している気配がなかったため、
過去の遺物なのか、現在も稼働しているのか判然としなかった。

調べてみると、昼近くに開店して閉店は午後6時。
で、日曜日が休み。
ここを通るときはいつも閉店しているのも頷ける。

上の写真で、「片づけたい女たち」の看板がある箇所は、
通常時、「劇団演研 団員募集」の看板が掲げられている。
そして、芝居が行われる期間のみ、看板が掛け替えられる。

芝居鑑賞が好きな私は、
とりあえず一度芝居を観てみたいと思った。
帯広に住み初めてからの1年半の間の記憶をたどると、
ここで芝居が行われるのは今回で3回目だと思う。
過去の2回は、日程が合わず残念ながら断念していた。
今回やっと、芝居日程と私のスケジュールが折り合えた。

今回は6公演が行われるのだが、チケットはほぼ完売らしい。
私が観た回も満席だった。
ちなみに、キャパは40席くらい。
玄関や階段など、まさに昭和中期建設の民家そのものだし、
会場も、壁をとっぱらって演劇スペースに改造した感じだった。
  
2015110801
演者は、帯広市の劇団「演研(えんけん)」に所属する女性3人。
50代になった高校の同級生3人。
うち既婚者である2人が、久し振りに未婚者であるもう1人の
女性の部屋を訪ねてみると、ゴミ屋敷と化していた。

3人でゴミを片づけているうちに、
それぞれが抱えた悩み、不満、秘密が露わになる。
いわば、これまでの人生と今の生活において、
片づけられずにいる問題を、
コミカルに、ときにシリアスに描いた作品だ。

非常に楽しめた。
展開がきちんとしており、押しと引きのバランスも良かった。
伏線の作り方と拾い方もナチュラルで、巧くまとまっていた。

ただ、行ったり来たりのドタバタ部分がやや多く、
上演時間は100分だったのだが、
私の好みからすると、90分くらいに収めていたら、
もっとキレがあったし、コクも深くなったのでは、と感じた。

2015110803 
とはいえ、こうしたちゃんとした芝居を定期的にやっている劇団が
帯広にあることが素晴らしい。
芝居は、高校生の頃にベトナム戦争があったという設定に
なっていたので、私より10歳近く年上なのだと思うが、
3人の演技から、演劇が好きな気持ちや熱心さが伝わり、
心が澄んでいくような晴れ晴れとした気持ちになった。
その年齢になっても、好きな芝居を続けていることに感動したし、
エネルギーをいただいたような気がした。

会場は、いい感じの古さと、いい意味での怪しさと、
妙な懐かしさもあって、なんとも魅力的。
適度に狭いサイズ感も、雰囲気を良くしている。
お客さんは、高校生から60代までほぼ均等にいた。
帯広には演劇が好きな人が、ちゃんといるんだなと感心。

次回公演もぜひ足を運びたい。
近々1階にある喫茶店で飲食してみようとも思う。
ご苦労は多いかと思いますが、
劇団演研の継続と繁栄を素直な気持ちで願っています。
有意義な時間をいただき、ありがとうございました。
スポンサーサイト





劇団演研の富永と申します。この度は、劇団演研の公演に足をお運びくださり、ありがとうございました。また、このようにブログに感想を書いて下さり、感謝しております。次回公演は来年になりますが、また足をお運びください。どうぞよろしくお願いいたします。
【2015/11/18 14:13】 URL | 富永浩至 #PMSE9vV.[ 編集]

富永さんがこの記事を発見し、コメントをくださったこと、
大変恐縮しています。
と同時にとても嬉しく思います。
ありがとうございます。

「劇団演研」。昨年4月に帯広に住み始めてから
ずっと気になっていました。
今回やっと見に行けました。

もちろん芝居自体面白かったし、楽しめたのですが、
あの世代の方々が地方都市でこれほど実直に活動していることに
感動するとともに、大いに刺激を受けました。

もっとたくさんの人に観てもらいたいと思いましたが、
あのキャパで、数回しか公演しないのも、
それはそれで価値があるなと。

次回公演もぜひ足を運びたいと思います。
応援していきます。
【2015/11/18 23:56】 URL | 本人 #-[ 編集]















管理者にだけ表示を許可する



| HOME |

Design by mi104c.
Copyright © 2017 トゥナイト今夜もRock Me Baby, All rights reserved.