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2015年9月24日木曜日、帯広市民文化ホールで、
札幌の劇団「弦巻楽団」の芝居、「死にたいヤツら」を観てきた。
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札幌を中心に第一線で活動している劇団が帯広に来てくれるなど
なかなかあることではない。
この機会を逃すわけにはいかなかった。

それにしても帯広市民文化ホールの大ホールとは。
札幌でそんなに大きいスペースで公演していないだろう。

どう考えてもハコが大きすぎるのではないか、
それともそれだけの人が来場するのか。
それでいて前売り1,500円。
激安だ。
そして全席自由。
いったいどういう経過でこの公演が実現したのか。
多くの疑問がありつつも、開演10分前に会場に入る。
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観覧席はホールの中段の広い通路より前に限られていた。

それでもかなり余裕があり、
前後左右の隣接席に人が座っていない10列目で観られた。

あらすじはこんな感じだ。
亡くなった大学教授の四十九日に、親交のあった面々が集まった。
妻、その妹、大学の同僚、大学の教え子、家政婦。
そこに弁護士が現れ、故人の遺言状を読み上げる。
その内容は、財産をすべて愛人に相続させるというものだった。
最初は皆バカバカしいと耳を貸さず、故人の妻を気遣っていた。
ところが相続額を聞かされ、そこにいた女性達は態度が一変。
「私が愛人だ」と競い合う展開に。
これをコメディタッチに作り上げている。

いきなり否定的なことを言ってしまうが、セリフが聴き取りにくかった。
会場の作りのせいなのか、マイクを使っていない、あるいは
マイクの使い方が良くなかったからなのか、
やや反響気味に、もごもごとした音の伝わり方をしていた。
縁者は滑舌よく喋っているように見えたが。

特に、前半は早口のセリフが多かった。
ストーリーの下地ができていない段階で、
セリフがうまく伝わってこないのは致命的だ。
何が原因なのかはわからないが非常に残念だった。
ハコの大きさと音の伝え方のミスマッチだったのか。
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そうした音響面でのマイナス要素はあったものの、
ストーリーは面白かったし、構成も巧みで、
途中でだれることがなく、最後まで楽しめた。

タイトルについては、後半にきて、
「ああ、そういうことだったのか」と納得。
死ぬほど愛しているというわけじゃないという
皮肉が込められており、ベストなタイトルだ。

帯広では、札幌を中心に精力的に活動している劇団公演がほとんどない。
札幌に観に行こうとしたこともあるが、うまく日程が調整できず、
フラストレーションを感じていただけに、
今回の公演は有り難かったし、公演を実現された方々に感謝である。

私が芝居を観に行きたくなる理由は、
あの非日常的なパフォーマンスと空気感が刺激的であり、
舞台に集中して吸い込まれていく感覚が気持ちいいからなのだが、
と同時に、「何かを犠牲にしつつ、熱心に練習して、
この舞台を作り上げたんだろうな」というのが見て取れることが、
私の励みになるからだろう。

それは音楽や文学作品にも通じる。
披露せずにはいられないんだ、という切実さとパッション。
それが観る者の心を動かし、心が動けば身体が動く、つまり、
行動に変わるということだ。

有意義な時間を提供していただき、
公演関係者の皆様に改めて感謝であります。
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