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劇団四季のミュージカル「キャッツ」を観た。
私はミュージカルに詳しいわけではなく、
特に好きというわけでもない。
これまで、劇団四季の別の二作品を観たことはあるものの、
胸が震える感じはなく、その後の人生に影響を与えるものでもなかった。
ただ、プロって凄いなという感心や敬意はあった。

そんな私がなにゆえキャッツを観に行ったのか。
一言で言うならば「興味」だ。
もう少しかみ砕いて言えば、「疑問を解決するため」だ。

キャッツは、これまでも何度か札幌でロングラン公演をしている。
まずそれが凄い。
しかも、劇団四季専用のシアターを建設して公演しているのだ。
さらに、数ヶ月にわたって、週に5~6日公演し、
日によっては一日二公演ということもある。
にもかかわらず、チケットは完売となっている場合がほとんど。

そこまで観られているキャッツとはどういうものなのか、
かねて疑問だった。
と同時に興味をかき立てられた。
以前にも観に行こうとしたが、
チケットがとれる日とマイスケジュールが折り合わず断念した経過が
あったので、今年の公演はなんとしても体験したいと考えていた。

もちろん、疑問の解決だけが理由ではない。
私は芝居を観るのが好きだし、音楽も好きだ。
ダンスは引き寄せられるものはないが、
たとえ関心がないことであっても、
これぞプロたるパフォーマンスは素直に賞賛するし、感動もする。
なので、ミュージカルには精通していないものの、
抵抗は全くないという下地があってこその鑑賞だったのだ。

そこには、普段味わえない何か凄い「非日常」があるのではないか。
そうした期待もあった。

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キャッツシアターは、シアター内での写真撮影が一切禁止だった。
ロビーも通路も禁止だった。
席に着いたら、係員の方に着帽は禁止だと告げられた。
そんなルール設定までされているのか。

予定の時刻ちょうどに公演は始まった。
冒頭から繰り広げられる完成度の高いダンスと歌。
身のこなしが素晴らしかった。
皆、猫を演じているのだが、
軽く、柔らかく、それでいてキレがある。

特に床をはっている姿は、
足の運びや上半身のしなやかさなど、まさしく猫のようだった。
起立歩行さえも、もし猫が起立歩行をできるのなら、
こういうふうなに歩くだろうなと思わせるものだった。

相当な身体の柔らかさと体力が必要だし、
それをキープするためにも、日々かなりの自己管理をしていることが
冒頭10分で否応なく感じた。

そして私は睡眠をしてしまった。
30分以上続いたと思う。
「メーモーリー」という歌声で目が覚めた。
そして、その曲が終わるとまた眠ってしまった。

完全に言い訳ではあるが、書かせていただこう。
この公演の前一週間ほどは、仕事において深夜勤務や、
不規則な夜間待機状態にあり、非常に落ち着かなかった。
キャッツを観に来られることが確定したのも、
前日の夜10時過ぎだった。

公演当日の朝、帯広から札幌へ向かう車中でも、
眠気との戦いとなった時間帯もあり、
いつもよりも多く休憩をとりながらの道中だった。

だとしても、公演中に眠ってしまったのは不覚だった。
公演は、開始1時間で前半が終了し、20分間の休憩となる。
十分に睡眠したものの、なんとなく身体が重たい。
眠り過ぎたのか。

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そうこうしているうちに、後半がスタート。
観て初めてわかったのが、芝居のように明確なストーリーが
あるわけではないということ。
様々な猫をフィーチャリングして、
その猫の過去のエピソードや現在の有り様を、
歌とダンスで表現するものだった。

個々の身のこなしだけではなく、一体感やまとまりも素晴らしい。
どれだけ練習しているのだろう。
どれだけの情熱を必要とするのだろう。
全く手の届かないレベルの高さに圧倒された。

その結果、失礼ながら後半も眠ってしまった。
しかし、20分くらいだったと思う。
ラスト30分は完全にウェイクアップ状態だった。

これは好きな人なら、何度も足を運ぶだろうなと思った。
最後には、猫たちが客席におりてきて、
通路に近いお客さんと握手をしていた。
通路から遠いのに、通路近くに行って握手をしている人もいた。

余談だが、私は例えば芸能人だとか有名人だとかと
握手をしたいと思ったことはないし、サインにも全く価値を感じない。
ライブ会場で出演したアーチストのCDを買ったら
サインをする場合があるが、私はお断りさせていただいている。

旅番組などで芸能人がアポ無しでどこかの街を訪れた際、
そこの一般住民が「握手してください」と求める気持ちは
理解できなくはないが、
芸能人に迷惑をかけてまでするかね、と思ってしまうし、
握手に何の有り難みや利点や優位性があるのか。

そういうわけで、キャッツではプロの凄さを見せつけられた。
そこに「非日常」はあったのか。
結果的には、公演前一週間の不規則勤務と待機状態が「非日常」で、
公演中は、凄いなと思いながらぼうっと観て、眠くなったら眠り、
非日常感を味わえなかった。
「非日常」を味わうつもりが、
むしろ「日常の縮図」になったかのようだった。

とはいえ、良い体験をさせていただいた。
出演者の皆様、ありがとうございました。

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