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先日、豊頃町へ行ってきた。
本来は休日である日曜日に仕事で行くという、
切なさがにじむ豊頃町訪問だった。

と思いきや、切なさだけで始まり終わっては寂しい。
この訪問に便乗して楽しみにしていたことがあった。
豊頃町が十勝に、いや全道に誇る名店、「朝日堂」のドーナツを
買って帰ってくることだった。

帯広に住むまで、朝日堂のドーナツを知らなかった。
帯広から東側に30km強の位置にある3,300人ほどの町、豊頃に、
遠くから足を運ぶ、お菓子の名店がある。
そこのドーナツは、多い日には1,000個も売れる。
そういう話がにわかには信じられなかった。

甘いものが大好きで、とりわけ和菓子系、小麦粉系、あん系には
テンションが上がる私にとって、
ドーナツは今もなおハッピーな気持ちにさせてくれる、
夢や憧れの感覚を抱かせてくれるご褒美的フードだ。

昨年の秋、豊頃町へ行った同僚に頼んで、
朝日堂のドーナツを買ってきてもらった。
生地の柔らかさと、濃いめなのに抜けのいいクリームに魅了された。

それ以降、豊頃町へ行ったり、通ったりする機会が何度かあった。
当然に朝日堂も行程に入れる。
ところが、定休日だったり、夜が遅くて閉店していたりと、
巡り合わせがうまくいかなかった。

自らは訪問できないまま、年が明け、年度が変わった。
そしてクールビズに突入する直前、
ついに朝日堂に立ち寄ることができる環境が整った。
バービーボーイズ的に言えば「チャンス到来」である。
訪問前日には、店に電話をして営業の有無を確認する年の入れよう。

仕事を終え、店の前に到着。
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結構近くにあるのに、なかなか手が届かなかったもの。
苦悩に満ちた夜があり、足を踏み出せない朝があり、
遠回りも寄り道もしたが、やっと出会うことができた。
これは恋だったのかもしれない。
いやそんなことはない。

相手方の扉は開いていたのだ、定休日を除いて。
当方が自ら踏み出すのではなく、
何かに便乗して踏み出そうとしていただけだ。
つまりは手間と時間をかけようとしなかった。
哀れな言い方をすれば、怠惰な中年のなれの果てだ。
それでも絶品ドーナツに出会えた。
チャンスを何度もくれる恵まれた国だ。

余談が多くなってしまった。
ドーナツは7種類売れられていた。
これまで食べたことがあるのは、カスタードとあんドーナツ。
今回はどれにしようか。
ショーケースにおかれたドーナツを見て、そんな迷いは即座に消えた。
次の瞬間、店員の方にこう告げていた。
「全種類ひとつずつください」

これ以外の選択が浮かばなかった。
それほどに、ドーナツそのものと、ドーナツのディスプレイの引きが強かった。

ドーナツは箱詰めしてくれた。
ちなみに7種類で810円。
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素晴らしいケースだ。

シンプルであるがゆえ伝統の重みを感じるデザイン。
由緒正しいとは、まさにこのことか。

箱を開ける。
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思わず笑顔になってしまう。
素朴でありながらも風格があり、
ありふれていそうで実は気品がある。

まずは2つほど食べて、後でいくつか食べて、残りは冷凍して。
やっと入手したドーナツだ。
大事に大事にゆっくり味わって食べたい。

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左がカスタードクリーム、右が生クリーム。

どちらもたまらなく美味しいのだが、とりわけカスタードが素晴らしい。
懐かしい雰囲気の優しい甘さは、しっかりしつつ、すっきりしている。
生地の柔らかい食感と相まって、絶品ドーナツに仕上がっている。
これまでに食べたドーナツの中で一番好きだ。
そう言い切れる。

カスタードと生クリームの美味しさが呼び水となり、
あんドーナツも食べたくなった。
これも生地とあんの味のバランスがいい。
親しみのあるほっとするドーナツだ。

やっぱり私はあんこが大好きなのだ。
それを再認識したことで、さらにあんこを欲した。
というわけで、球形の「あんボール」にも手をつけた。
これは生地もあんもやや固め。
生地が薄く、あんの占有率が非常に高い。
惜しげもなく投入されたあん。
ビー・ハッピーだ。

あんがこれだけ美味しいなら、チョコレートも期待できる。
という感じで、結局7種類全部を立て続けに食べきってしまった。
カスタードドーナツ以外は小さめなせいか余裕だった。
むしろまだ食べたい欲求が高いままだった。

もうドーナツはないので、買い置きして冷凍してあった、
札幌のパン屋「どんぐり」の豆パン3個を解凍して食べた。
それでやっと落ち着いた。

繰り返しになるが、カスタードクリームがとりわけ美味しい。
次回訪問時はこれのみ20個くらい買って、
冷凍保存をしておこうと思う。
いや、それだけではない。
あんドーナツとあんボールも買い置きしておきたい。

やっと手に入れたドーナツ。
最初は1個ずつ、ふさわしい時に食べようと思っていたが、
結果的に一気に食べきった。
しかし、後悔など全くなかった。
むしろ、食べたいときに思い切り食べられる幸せをかみしめた。
当初の計画とは違ったが、
あまりの美味しさにドーナツってもいい、
いや、どーなってもいいと思った。

日々の生活においては腹8分目が理想的だ。
それは食生活だけではなく、仕事も遊びもそうかもしれない。
少し余力を残すことが、次への欲求につながる。

ただ、腹8分目を継続していくのは辛い。
腹9分目を続けることだって強い意識と努力が必要だ。
毎日がそれではストレスがたまる。
結果的に、いい考えが浮かばないし、いい結果も残せない。
たまに許してあげなきゃ。
ときには解放しなくちゃ。
要は少し長い目で見てバランスを保っていくことだ。
これは言い訳か。
言い訳していいわけ?
いいことにしてほしい。
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