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昨年のゴールデンウイーク、
帯広から新得町を目指してクロスバイクを走らせた。
しかし、寒さと強い風に屈し、新得町の手前の清水町で引き返した。
→2014年5月9日の記事
このことは、片付いていない問題として、
この1年、常に頭の片隅にあった。

今年は4月25日にクロスバイクの初乗りをし、
帯広市南部の大正地区まで往復約32kmを走った。
その後も早朝にふらっと1時間近くライドした日があった。
それもこれも、クロスバイクによる新得往復という、
昨年来の積み残しの課題を解決するためだった。
新得まで行けなかったという、じくじたる思いは、
新得まで行くことでしか解消できない。

というわけで、5月6日、新得町を目指して出発。
最高気温は20度近くまで上がるという予報だったが、
昨年、寒さに屈した経験を踏まえ、重装備で臨んだ。
特に足首からつま先にかけての冷えに苦しんだこともあり、
今回は登山仕様の厚手のソックスに登山靴を着用した。

それとヘルメットを着用した。
野球ヘルメットのひさし部分を短くカットしてようなタイプだ。
01_2015新得 02_2015新得
ヘルメットは昨年のシーズンが終わる頃に購入。
よく見かける流線形の派手な色とデザインのヘルメットは
どうにも受け入れられなかったため、
なかなかヘルメットを購入できずにいた。
しかし、安全対策はきちんとすべきだし、
また、車を運転している方に対するマナーというか、ケジメというか、
そういう気持ちも強くあっての購入だった。

なお私のライドスタイルは、
よほど路側帯が広くない限りは、
歩道を安全かつ暢気な雰囲気で走ることを基本にしている。
遠出をするときは、休憩込みで1時間に15kmを目安にしている。
つまり、ガンガン走るタイプでは決してない。
走っていて呼吸が苦しくなるほど漕がないし、
急な坂道では迷わずクロスバイクを押して歩く。
そんなのんびりスタイルで、帯広から西へと走る。

この10日くらいの間に、木々は一気に緑色になった。
03_2015新得
白樺通から芽室町に入り、
国道38号線に出て清水町のエリアに入ると、至るところに白樺並木。
04_2015新得 

向かい風ではあったが、寒さ対策が功を奏し、無事、新得町に到着した。

自宅からJR新得駅では44.5kmだった。
05_2015新得
今年初のクロスバイクによる遠出ということもあり、
それなりの疲労もあったが、
昨年味わった痛恨に比べれば大したものではなかった。

クロスバイクによる遠出の最大の楽しみは昼食だ。
この日は、事前に行く店を決めていた。
「大雪園(たいせつえん)」だ。
06_2015新得 
新得町市街地の国道38号線沿いにある。
外観はもろに普通の住宅だ。

しかも「ザ・昭和」である。

こちらは、盛りが多い店として一部マニアの間では有名、かつ
絶大な支持を受けているということで、かねて気になっていた。
グルメ系情報誌にもほとんど掲載されていないというのも魅力だった。
ただ、通常時に訪問しても盛りの多さに屈してしまいそうで、
なかなか足を運べずにいた。

そこに訪れたこのチャンス。
というか、チャンスを作ったのも、チャンスを生かすかどうかも自分という、
ある種の自作自演、ひとり相撲的なチャンスではあるが、理屈は抜きだ。
クロスバイクで3時間近く走った後ならば、
盛りの多さにも対等に渡り合えると踏んだ。

07_2015新得 08_2015新得
外観のみならず、店内も古き良き食堂の佇まいである。
漫画も雑誌もたくさんあったが、
雑誌は最近のものと2、3年くらい前のものが
普通に混在して置かれていた。

店の方は皆60~70代と思われたが、
感じの良い対応をされる方ばかりだった。
そして、このメニューの多さ。
09_2015新得 
10_2015新得
素晴らしい。
ファミリーレストランならぬファミリー食堂とでも言いたくなる。
メニューを見ているだけでなんとなく楽しくなる。

十勝関係者の話やインターネット情報によると、
豚丼が人気メニューであるらしかった。
しかし、これだけメニューがあったら迷うわけである。
最終的にはカツ丼とカツカレーで迷い、カツ丼を選択した。

待っている間、他のお客さんが頼んだ料理を見ていた。
豚丼は確かにどんぶりから肉があふれ量は多かった。
でも食べ切れそうに思えた。

むしろ天丼が凄かった。
天ぷらの盛りの高さが目を引いた。
マッターホルンのようだった。
天ぷらを食べると満腹感が早くに訪れる私には
完食は無理かもと思わせるシルエットだった。

そしてカツ丼登場。
11_2015新得
具がどんぶりからあふれ気味になっている。
その「あふれ加減」がベストである。
食欲をかき立てるのに丁度いい「あふれ加減」である。
あふれ過ぎると、食べきれるだろうかという不安が現れ、
食欲を効果的に生かせないのだ。
なお、
見た目ではわかりにくいが、
どんぶりも味噌汁のお椀も、一般的なものより大きめである。

実に素朴な味だ。
タレは甘さが強いものの薄味。
玉子の量は少ないが、トンカツもカツの下に隠れた玉ねぎも量は多め。
ライスは茶碗2杯+15%くらいの量だと思う。
クロスバイク効果に加え、
薄味のタレと、カツにギトギト感がなくあっさりしていたこともあり、
なんなく完食した。

これはいい。
家庭的な優しい味付けでインパクトはないが、
安心感や居心地の良さも相まって、
別のメニューも食べてみたくなった。
ぜひ再訪したい。
札幌で大学の近くにあったら大繁盛するタイプの店だと思う。

この日のお客さんは、ほとんどが中高年だった。
いわば中高年のファミレスだ。
食べきれず、天ぷらやフライを
店側が用意したおりで持ち帰っている人もいた。
なお、他のお客さんの会話によると、豚丼も天丼もタレが薄味のようだった。

12_2015新得
メニューには記載されていないが、食後にはコーヒーと飴が提供された。
きちんとドリップされたコーヒーだった。

いい店だった。
新たな得を見つけた気分だった。
帰りは追い風だったため、行きよりも楽だった。
途中、清水町のコンビニでスニッカーズを購入し、店の前で食べた。

先日の遠足といい、片道40kmオーバーのクロスバイクといい、
ガッツリくる昼食を、手間と時間と体力を必要以上に使って食べに行く。
何のためにそうするのか。
そういう手段をとらないとガッツリくる昼食を完食できないと思うからだ。
その先には何があるのか。
何もなくていい。
美味しく食べること自体が目的だから。
その後の甘いものもまたたまらない良さがある。

ちなみに、この翌日は脚が重たくだるかった。
やはりそれなりのダメージを受けた。
しかし、車ではなくクロスバイクで行くと、
食べ物が美味しくなるだけではなく、
その地域の見え方が鮮明になり、より身近に感じてくる。
それもまた、なんかいいなと思う。
この「なんかいい」というのが、なんかいいのだ。
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お、ヘルメットBERNですね〜俺も自転車乗りなので同じのを持っています。
【2015/05/13 12:59】 URL | イケダ #-[ 編集]

イケダさん、どうも。
イケダさんもライダーだったんですね。
しかも、BERNのオーナーという。

BERNオーナーに帯広で出会えるとは嬉しい限りです。
このメットはいいですね。
フィット感が心地いい。
かぶっているのを忘れてそのまま食堂に入りました。
メットをかぶり始めたら、それまでメットをかぶっていなかったのが
極めて危険だったことを痛感しました。
とにかくまずは安全運転ですね。

今度は自転車談義をしましょう。
【2015/05/19 00:09】 URL | 本人 #-[ 編集]















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