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今日は、私にとっての年末の総決算、
クグエ@スカイウォーカーの選ぶ「2007 アルバム・オブ・ザ・イア」である。
簡単に言うと、今年良かったアルバムのベスト10である。

この対象となるアルバムは、次のとおり条件設定している。
 洋楽に限定(邦楽の新譜は10枚も聴いていないため)
 原則2006111日から20071130日にリリースされたアルバム
 オリジナル・アルバムに限る(ベストアルバム等は含まない)
 コンビネーション・アルバムを除く

2005
年と2006年は、当時住んでいた留萌市のFM放送で
担当していた番組「ゴキゲンRADIO」の中で、
アルバム・オブ・ザ・イアを発表していた。
2007
年はブログで公開である。
(右下にある「リンク」で、2005年と2006年の結果を見られる)

今年は、この5年の中で、最も洋楽の新譜を聴かなかったような気がする。
そもそも、聴きたい、買いたいという作品が少なかったし、
期待していたバントが、それほどでもなかったりした。
そのため、今年の10枚は昨年、一昨年に比べると小粒である。
ベスト10は次のとおり。

1 ブルース・スプリングスティーン「MAGIC」
  ブルース・スプリングスティーン
  
圧勝である。今年最も心を揺さぶられた1枚であり、

  今年はこれ1枚に尽きるといってもいい。
  私は元来、アメリカ的な大きなロックより、
  湿り気とビート感の強い「ハマチのようなロック」、
  つまり、ブリティッシュ・ロックが好きだった。
  そのため、ブルース・スプリングスティーンに関しても、
  代表作「BORN IN THE U.S.A」からは、ほとんど聴いていなかった。
  
  しかし、ラジオから流れたこのアルバムの1曲目に収録されている
  「レディオ・ノーウェア」のイントロだけで血が熱くなった。
  「これがロックなんだ」ともいうべき真正面からのストレートなサウンド。
  そして激しくも切ないメロディとボーカルの深み。
  まさに原点回帰であり、リスナーが彼に求めていた作品だと思う。
  ライブで観客が大合唱になるのが想像できるような曲が満載。
  ブルース・スプリングスティーンのすごさを見せつけられた。
  「20年間ほとんど聴いてなくてすみません」と、
  彼に謝罪したくなったほどの作品。

2 アークティック・モンキーズ「FAVOURITE WORST NIGHTMARE」
  アークティック・モンキーズ
     アークティック・モンキーズの2
ndアルバム。

  昨年の1stアルバムに続く第2位。
  ただ、内容的には1stの方が親しみやすく、それでいて衝撃度も大きい。
  今年の作品は、昨年でいえば第6位くらいの位置である。
  前作よりハードになり、音の厚みも増しているが、
  若手ゆえの痛みを感じさせるような甘酸っぱさや、
  一撃必殺のキャッチーなフレーズが陰を潜めた気がする。
  イカした曲もある。圧倒される曲もある。
  しかし、トータルでは間延びしている感が否めず残念。
  それでも第2位。
  00年代屈指のイカしたバンドであることは揺るぎない。

3 トゥ・ギャランツ「TWO GALLANTS」
  トゥ・ギャランツ
   ギターとドラムだけの編成だが、演奏が上手く、奥行きを感じる。
  メロディが「ボブ・ディラン+ザ・ビートルズ+オリジナル」的なので、
  非常にキャッチーで、それでいて飽きない。
  衝撃はないが、じわっと良さを感じる趣があり、
  ふと気づくと、いつのまにか聴き終わっている。
  今年の最大の大穴バンドだった。

 THE DEAD 60S「TIME TO TAKE SIDES」
  THE DEAD 60S
  初期のザ・クラッシュ直系サウンドなので、

  それだけで私の評価も多少甘くなってしまう。
  サウンドもアレンジもシンプルで、決して新しさはないが、
  余計なことをしていない分、疾走感と転がり感がある。
  ロックの初期衝動を思い出させるようなイカしたフレーズも多い。
  メロディも哀愁があってカッコいい。
  ただ、バンド名は微妙である。

5 ベイビー・シャンブルズ「SHOTTER’S NATION
  ベイビー・シャンブルズ
  70年代~80年代前半を想起させるような
  スタンダードなロック・フレーズが散りばめられている。
  「激しさ」と「けだるさ」が同居していながらも、
  バランスのとれた良質のロックンロールたる佳作。
  前作に比べて毒が薄まっている。
  そこが評価の分かれ目だろうが、私は、それを良しとした。

6 マルーン5「IT WON’T BE SOON BEFORE LONG」

  マルーン5
  1stアルバムが全世界で1千万枚を超える大ヒットした後の2作目。
  こけるかと思いきや、予想以上に良かった。
  彼らの「ロック+ディスコ」サウンドは、
  純正ロック・ファンからは敬遠されるかもしれないが、
  ノリの出し方が巧みで、ついのせられてしまうパワーがある。

  また、メロディは親しみやすいのに、ダサくはないところも評価したい。

 ザ・ハイヴス「THE BLACK & WHITE ALBUM」
  ザ・ハイヴス
  これまでのザ・ハイヴスの作品で一番良い。
  
ダイレクトに真正面から、ぶ厚いサウンドで勝負してきた。
  それでいて、いい意味でのB級らしい「おちゃらけ」を忘れていない。

8 ザ・フラテリス「COSTELLO MUSIC」

  ザ・フラテリス
  イギリスの新人バンド、ザ・フラテリス。
  聴いて最初に受ける印象は、「ちょっとポップ過ぎない?」だが、
  ガレージ・ロックっぽいザラザラ感や、エッジの効き方が心地よくなってくる。
  また、音、フレーズ、メロディとも、いい意味での懐かしさがある点も評価。
  惜しむらくは、どの曲も切り口が似ているため、
  アルバムの後半の方は、違う肌触りの曲を聴きたくなってくる。

 ハード・ファイ「once upon a time in the west」
  HARD-Fi
  第4位の
THE DEAD 60Sと同様、
  ザ・クラッシュの影響を色濃く受けているバンド。
  THE DEAD 60Sの泥臭さに対して、ハードファイは洗練されている。
  サウンドもアレンジも現代風で、色々なことにトライしており、
  日本のメロ・コアっぽい曲もあるほど、バラエティに富んでいる。
  しかし、それが逆にアルバム全体のイメージをぼかしている。
  1曲目の「サバーバン・ナイツ」は、
  今年のトップ5ソングに入るほどの良い曲だけに惜しい。

10 KTタンストール「DRASTIC FANTASTIC」
  KTタンストール
  アコースティックなサウンドをベースにした女性シンガー。

  キラー・チューンはないが、ロック、フォーク、ブルースっぽい曲など、
  アルバム全体を通して非常に聴き心地がいい。
  その要因は、2ndアルバムとは思えない安定感、そして歌の上手さ。  
  声質も雰囲気も違うが、キャロル・キング的な何かを感じてしまう。
  昼間のカフェでも、静かな飲み屋にも似合う曲。
  ただ、裏を返せば、派手さがない分、
  ちょっと退屈に感じるアルバムでもある。
  なお、彼女の1stアルバムに出会ったのも今年に入ってから。
  正直、1stアルバムの方がいい。
  ちなみに、ジャケット写真と音楽性との関連性がわからない。

   
2005年、2006
年は15位まであったのに、
今年は10位でいっぱいいっぱい。

それくらい今年は、私にとって洋楽新譜は不作だった。

トップ10の顔ぶれを見ると、
ブルース・スプリングスティーンを除いては、ほとんどが2ndアルバム。
中堅バントのリリースがあまりなく、
イギリスで売れた新人(ザ・ビューやクラクソンズ)も、
私の中では、オリジナリティと破壊力の面で、物足りなさがあった。

実は、聴きたいが聴けていない作品がいくつかある。

イーグルス、アーケイド・ファィア、ジ・エナミーである。
この3バンドの作品を聴いていたら、
もしかしたらトップ10に入っていたかもしれない。

また、この企画の対象外だが、今年リリースされた
ジャミロ・クワイのベスト盤とスパイダーマン3のサウンドトラック盤は、
非常に良かった。

1月に入ってすぐ、「rock’in on」誌においても、
「アルバム・オブ・ザ・イア」が発表される。
おそらく、リンキン・パーク、フー・ファイターズ、
ホワイト・ストライプスなどが上位にくるだろう。
その中で、ブルース・スプリングスティーンが、
どの位置に入ってくるか楽しみである。
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テーマ:洋楽CDレビュー - ジャンル:音楽





http://jp.myspace.com/ulfuls
↑邦楽ですが…日本人アーティストとしては初の快挙となる、iTunes USA ブルース・チャートでも6位を獲得したという曲「あんまり小唄」です。

年末年始に特別番組やればいいのに…と思っている私です。

それでは。
【2007/12/26 10:18】 URL | yoshimi #-[ 編集]















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