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8月30日は快晴だった。
4月に帯広に住み始めてからの休日の中で、
最も心地よく澄み渡る空だった。
そこで山に出かけた。

帯広にいると山の存在を感じない。
観光ガイドには、日高連峰が云々と書かれていたりするが、
現実的にはかなり遠くある。
しかも6月頃からは山に雲がかかっている日がほとんどである。
なので、札幌方面や後志方面に行くと、
山があまりに近くにあることに、ちょっとした驚きを感じる。

それでも十勝に山はある。
帯広に山がないだけで、十勝全体を見ると、
特に北部と西部には幾つもの魅力的な山がある。
せっかく帯広に住んだのだ。
登れる体力とハートと装備があるならば行くべきなのだ。

夏の終わりが近づき、遠くに山が見える日が少しずつ増えてきた。
登れるチャンスはこれから2か月くらいだろう。
そう思っていたら、8月30日は休日と天候とハートがかみ合った。
剣山(つるぎざん)を目指した。
ここにしたのは、そこそこ標高がある最も近い山だったからだ。
20140830剣山1 
剣山は清水町にある。
登山口に到着するまで約1時間。
2年ぶりの登山だったせいか、感覚を取り戻すのに苦戦した。
特に頂上近くは3カ所ほど梯子で登る箇所があったのだが、
あまりに急角度だったので怖かった。
20140830剣山2 
梯子を上がるのはよかったが、降りる時の一歩目が恐ろしかった。

それにも増して怖かったのが頂上だ。
この写真の中央にあるのが頂上。断崖絶壁だ。
20140830剣山3

頂上からの眺望はほんとうに素晴らしかった。
あまりの高度感に圧倒された。
直下に、これでもかというくらい十勝平野が広がる。
20140830剣山4 

十勝平野に対して、どれだけ平らなのよ、と突っ込みたくもなったが、
それに対して、頂上に平らなところはなく、突っ込む余裕はまるでなく、
恐怖におののき岩にへばりついているしかなかった。
20140830剣山5 

ちょっと気を抜けば転落しそうで、絶景を楽しむ余裕がなかった。
左の写真が頂上の左側、右の写真が頂上の右側だ。
20140830剣山6 20140830剣山7

遊園地のフリーフォールに乗ったときのような下腹部の浮遊感に襲われ、
頂上には10分しか滞在しなかった。
頂上の定員は5人が限界だろう。
恐怖が絶景の感動を上回る凄いところだ。
20140830剣山8
なお、剣山という名のとおり、頂上には剣が差し込まれていた。
どうやって差し込んだのか。
命がけだっただろう。
何がそうさせたのか。

帯広で山を感じないことを嘆いていた。
しかし、このままじゃ寂しいので、こちらから山を感じに行った。
そうすると、向こうから近づいてきてくれたような感覚にもなった。
まずは向かってみることが大事なのだと改めて思う。
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