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2014年の盆が終わった。
盆の期間に実家へ行かなかったのは生まれて初めてだ。
仕事の都合上、帯広を出られない巡り合わせになったためだ。

帯広では「盆」というものを感じない。
というか、「夏」をうまく感じられない。
その最大の理由は海と山がないからなのかもしれない。
加えて、どこから日が昇り、どこに沈むのかが
わかりにくいことも影響している。
季節を気温と街を行く人の服装でしか認識できないのだ。

このことを十勝の方々に話すと、?な顔をされる。
季節は気温と服装で感じるものだよねと。
いやいや。それだけじゃ味わいがない。ブルースもない。
海や山の表情や、朝日の雰囲気や夕日の位置が季節を教えてくれる。
しかも朝日と夕日はブルースの歌詞につきものだ。

それにしても、帯広の盆は賑やかだ。
花火があったり、駅前のメインストリートは、
数百メートルにわたって丸3日間も歩行者ヘヴンになり、
様々なイベントを行う。
帯広に実家がある人は帰省する甲斐があるだろうと思う。
盆に帰省したくなる都市のアンケートを行ったら、
全道でトップクラスなのではないか。

私も帯広市内拘束の盆ならば、それはそれで楽しむべきだ。
というわけで、まずは花火だ。
尋常じゃない混雑になると聞いていたので、
打ち上げ地点より、1kmくらい東側で鑑賞。
トイレに行かなくていいように、数時間前から水分を抑制して臨んだ。

初めての帯広での花火。
一番驚いたのは、花火が上がっていない時間の方が長いこと。
これは予想外だった。
途中、花火を観に来たのではなく、
河川敷に人混みを見に来ているような感覚になり、
そのうち眠ってしまい、寒くて目が覚めた。
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タイプとしては、花火ショー。
花火以外の演出やアナウンスが多い。
また、大玉が少なく、小玉、中玉がどんどん投入される。
札幌のモエレ沼でやる有料花火大会のような感じだ。

花火とともに流れる音楽はどうなのだろう。
花火を盛り上げるものではなく、
音楽を引き立たせるために花火が打ち上がっているような感じがした。
どうしても流したいのなら、歌詞がない方がいいし、
歌詞を入れたいのなら、洋楽の方がいいような気がした。
その点、前半に流れた「シュガーベイビーラブ」はいい選曲だった。
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冒頭、横に800mにわたって同じ花火があがるのは迫力があった。
ラストも圧巻だった。
10か所以上の場所から、これでもかと連続して打ち上がる。
このときばかりは別世界にいるような感覚になった。
カメラにも入りきらない。
横に広く打ち上げられるスペースがあるからこその大スケールだった。

帰り道、激しく混むのかと思いきや、
それなりには混んでいたのだが、
札幌ドームから福住駅に向かう人混みクラスだった。

                       ◆

花火の翌日から、「平原まつり」なるものが始まった。
3日間、大道芸だ、盆踊りだ、阿波踊りだとイベントが目白押しだ。
私が最も楽しみにしていたのは、池田高校吹奏楽部のダンプレだった。
ダンプレは、ダンス&プレイの略なのか。

池田高校のダンプレの存在は、帯広に住んで初めて知った。
一度見てみたいと思った。
十勝管内のみならず、あらゆるところでダンプレしているようだが、
ライブ情報がないため、偶然を待ち続けるしかなかった。
そしたら平原まつりに登場すると。
ところが、平日の11時30分から。
しかし、これを逃したらいつまでも見られない。
そこで、1時間だけ休みをとり、まちなかまで観に行った。
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素晴らしいです。
親でも親族でも知り合いでもないのに、
楽しそうに演奏する姿に、涙ぐみそうになるほどだった。

演奏の合間、進行役をそっちのけにした意図的な雑談も衝撃的だった。
雑談をする狙いがよくわからなかったが、
一生懸命、雑談しているところが妙に面白かった。
おそらく雑談の練習もしているのだろう。

彼女達のプレイに自然に引き込まれ、楽しい気持ちになった。
嫌なことも忘れられた。
かゆくなるような、酸っぱいような、
いい意味でできあがっていない感じが心をうつのだ。
感動のあまり、硬貨ではなく札で募金してしまった。
ぜひまた観てみたい。

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生演奏も2会場でやっていて、昼休みや仕事帰りに観に行った。
広小路でやっていたブルースバンドの演奏は素晴らしかった。
年末の札幌で開催される「ブルース収穫祭」にいるようだった。
B.B.キングやポールバターフィールドなど渋い選曲も良かった。
こんなにブルースが好きで、演奏も上手な方々が帯広にいるのだ。

最初にも書いたが、帯広は、ここに実家がある人にとって、
帰省する甲斐がある土地だと思う。
帯広ばかりではなく、十勝全体がそんな感じがする。
帰りたくなる何かがあるだろうなと。
そう思うとなおさら、海に夕日が沈む故郷に帰りたくなる。

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