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12月。
寒い季節がやってきた。
普段、あまり外に飲みに出かけていなかったのだが、
12月は有無を言わせず多い。

忘年会。
その年の苦労を忘れるためのものなのか。
飲むメンバーにもよるが、
忘年会の翌日には、何も忘れられていないことに直面する。
そんなことも少なくない。

忘れたいことほど忘れられず、
忘れちゃいけないことほど忘れていく。
それでも、明日は今日よりいいと思っている。
音楽があって良かった。

ライブは今週末です。

■日時 2013128日(日)18:30
■場所 スピリチュアル・ラウンジ
      (札幌市中央区南2条西4丁目 ラージカントリービルB1)
料金 前1,500円/当2,000
出演(出演順) 
    ファンタジーニョ/THE HEART OF STONE
    Johnny輪島/passboatAlfa Jerk/ホッパーズ29

THE HEART OF STONEの出演時刻は19時です。
よろしくお願いします。

                

さて、11月22日にリリースした、
THE HEART OF STONE
の新しいアルバム、「愛しきこの世界」。
これに収録した10曲について、収録曲順に3回にわたって、
歌詞とともに、ひとりよがりな解説をさせていただく。

どの曲も、考えては試し、考え直してまた試し、
ふと思いつきが混じり、増やして、削って、作ったものである。

今回のアルバムの歌詞に関して、重点的に意識したことは二つ。
ひとつは、オレ、ぼくなどの一人称と、君、あなたなどの二人称を、
極力使わないようにしたこと。
わざわざ「オレ」と言わなくても、「オレ」が思ってることであり、
おざなりに「君」と言わなくても、「君」に言ってることだと
わかるようにしてみようと考えた。
深い意味はない。その方がカッコいいと思っただけだ。

もうひとつは、それぞれの曲のタイトルだ。
昔あった小説か映画のような日本語のタイトルにしたかった。
深い意味はない。
今の自分にフィットするのは、その世界観だろうと思ったからだ。

では、読んでください。

                ◆

夏は終わった

夏は終わった 夏は過ぎ去った
すり抜けるように 素知らぬ顔して
太陽も蝉もヒマワリも みんないなくなった

夏は終わった 幕は下ろされた
カーテンコールもアンコールもない
書き置きひとつなしに 風と共に去った

すべてはパズルのようだぜ どこかでボタン掛け違い
こうなれば ああなって そうなる
逆戻りはない 夜の迷い道

夏は終わった 未練ぬぐえずに
夏色電車に飛び乗ったけれど
トンネル抜けた先は 誰もいない海

どうにもならない希望に囚われすがりついていた
希望は捨て 絶望に慣れるんだ
やり直しはない 夜の迷い道

すべてはパズルのようだぜ どこかでボタン掛け違い
こうなれば ああなって そうなる
逆戻りはない 夜の迷い道
夏は終わったんだ

H.Kugue
:ボーカル、コーラス、ギター、マラカス
Y.Tanaka
:ギター()
Y.Sugawara
:ベース
S.Oda
:ドラムス
(ギターの後の*印はギターソロを弾いた人。以下の曲も同じ)
01_夏は終わった 

2010年6月の作品。
いくつになっても青春、という人はいるが、私は違う。
40歳を過ぎて、人生が後半に突入したことを、
あらゆる場面で痛感した。
しばらくそのことを自覚できず、苦悩したり、徒労に終わったり。

ここでいう「夏」とは、つまりはそういうことだ。
人生における夏が終わったことを認められず、戸惑い、もがく。
そんな有り様を、自分の言葉で整理するとこうなるのだ。

内容はシンプルだ。
徹底して、夏が終わったことを掘り下げているだけ。
「こうなれば ああなって そうなる」、「絶望に慣れる」、
「夏は終わった 幕は下ろされた カーテンコールもアンコールもない」。
大事なのは、自分にしか表現できない言葉なのだ。

ちなみに私は、歌詞において、字余り、字足らずを好まない。
よっぽどのフィット感がない限り、
同じメロディのところは、同じ文字数にする。

曲調やアレンジは、ツェッペリンとリック・デリンジャーを
少し反映させたが、私がメロディをつけると和風になるなと、つくづく思う。
この曲をやり始めた頃から、次のアルバムでは1曲目になるだろうと
思っていた。
2010年代前半のザ・ハート・オブ・ストーンの顔となる曲だ。


はかない季節の太陽

つまらぬチャンスに浮かれ 焦って飛びつくなかれ
地面から足が離れ どこかに吹き飛ばされ
帰れる場所もいつしか消え

ぶ厚い雲 夜明けのハイウェイ
はかない季節の太陽探す旅に出るのさ

水たまり映ったのは 味気ない電線だけ
それが紛れない現実
あきらめることでしか前へは進めないと気づく

雨に煙る黄昏ハイウェイ
はかない季節の太陽探す
風を振り切って 花びらは散って
さよならベイベー 戻れない日々

ぶ厚い雲 夜明けのハイウェイ
はかない季節の太陽探す旅に出るのさ

叶わない夢 ほんとうの愛 限りない欲望
忘れない日々 あの日の花火
さよならベイベー 果てしない旅

H.Kugue
:ボーカル、コーラス、ギター、アコースティック・ギター
Y.Tanaka
:ギター()
Y.Sugawara
:ベース
S.Oda
:ドラムス
02_はかない季節の太陽 

2010年10月の作品。
人生における夏が終わったら、それは、はかない季節だと感じ、
それでも太陽を探そうと、夜明けや黄昏のハイウェイへ。

中年時代を生きるには、まずは、あきらめたと自覚することがスタートなのか。
目の前にぶらさがったものに、何でも手を出せる季節は過ぎた。
今こそ地に足をつけるのだ。
あれもこれもじゃない。
どれかひとつだ。
そんな気持ちを、かみ砕いて、溶かして、別の形にすると、
こういう歌詞になるのだ、私の感性だと。

板チョコを買ってきて、かみ砕いて、溶かして、
手作りチョコレートを作るのと同じだ。
しかし、この曲はバレンタインデーには全く不似合いだ。
チョコレートのお返しに、この歌詞を提供されたら、女性も困るだろう。
最後には、「さよならベイベー」とまで言ってるわけだし。

冒頭のベースのフレーズ、ドラムのリズム、ギターソロなど、
歌メロを作るのと同時に浮かんできた。
アレンジ的には、今回のアルバムの中で、最も一体感があるのでは。
また、今回のアルバムの中で、最もブリティッシュであります。


夜をどこまでも

読みかけの本を閉じて出かけよう
どっちつかずの関係断ち切るんだ
待っていたって 引き返したって
この物語に未来はもうないぜ

駆け抜けてく 夜をどこまでも
はるか遠く この世の果てまで
ふりほどいて 手を伸ばして そのドアを開けるんだ

実は今だって あの悲しき日々
乗り越えられず 苦しむ夜がある
あんな思いは もう二度と嫌だ
だからもう一度踏み出してくんだぜ

駆け抜けてく 夜をどこまでも
はるか遠く この世の果てまで
流れてゆく景色の中 涙は捨てていこう

ないもの数えるより あるものを知ることさ
そこからビートは刻まれる
夜が来て夜が明けて 最後には笑おうぜ
そんな日がきっと来るはずさ きっと

駆け抜けてく 夜をどこまでも
はるか遠く この世の果てまで
ふりほどいて 手を伸ばして そのドアを開けるんだ

今は何かが少しかみ合ってないだけさ
まだまだビートは続いてく
夜が来て夜が明けて 最後には笑おうぜ
そんな日がきっと来るはずさ きっと

H.Kugue:ボーカル、ギター、コーラス
Y.Tanaka
:ギター() 、コーラス
Y.Sugawara
:ベース、コーラス
S.Oda
:ドラムス
03_夜をどこまでも 

2011年5月の作品。
人生における夏が終わり、はかない季節の太陽を探しに出かけたら、
夜をどこまでも駆けていきたくなった、というわけだ。

「夜をどこまでも はるか遠く この世の果てまで」。
このフレーズが最初にあり、このフレーズを広げる形で歌詞を作り、
メロディも、この歌詞の世界観に合わせた。
この突き抜け感。このアルバムにおける屈指の歌詞だ。

「夜が来て夜が明けて」もいい。
自分で自分の歌詞を賞賛することに何のためらいもない。

コーラスは、私も部分的に加わっているが、
メインはタナカ氏とミチ氏の二人だ。
柔らかく温かみのある彼らのコーラスが優しい躍動感を演出している。

クグエ・ポップの典型ともいえるメロディ。
基本コードはD。ヘビーリスナーなら、Emの使い方だけで、
私の曲だとわかるだろう。

コーラスもギターソロも、歌メロと一緒にセットで作った。
今回のアルバムの中で、まず耳に残る、というか、
最初に親近感を持ってもらえるのはこの曲ではないか。

どうしたって乗り越えられない、忘れられない出来事や環境が
誰しもあるだろう。
もうしょうがないのだ、それも抱えて駆け抜けるしか。
「夜をどこまでも はるか遠く この世の果てまで」
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テーマ:音楽のある生活 - ジャンル:音楽



















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