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石北本線の上川駅から網走駅までの間にある無人駅を訪問した
リポートの後編だ。

遠軽駅から留辺蘂までの国道242号線を通ったのは初めてだった。
よって土地勘がない。
ひたすら山間部の平坦の道を進んでいくが、
自分がどこにいて、どこに向かっているのかわからない感覚になり、
どこにもたどり着けないような気持ちになってくる。
その点、海沿いの道は抜け出した感じがして不安がない。

そんな状態の中、国道から数百メートル山側に、
ぽつねんとした駅らしき構造物が見えた。
「生野(いくの)駅」だった。
生野1 
家がないぜ。
しかし、何もないわけではない。
余計なものがないだけであり、緑や土や空や空気はふんだんにある。
それに出会いたくて、300キロ近くの距離を走ってきたんだ。
生野3  
私は、車の中でAMレディオを聴くことが多い。
残念ながら、この辺りはAMレディオの受信状態が良くなかった。
たまに聴こえてきたのは、
「せつない女心に共感する女性ファンが多い」とか、
「歌姫」などと言われる若手女性シンガーの、
ありきたりで、焼き直し感にあふれたラブソング。
テレビで見たことがある方だが、私の印象は、
2年くらい前のことを「昔」と言いそうな方々だな、いうものだった。
「昔、行ったことがある」、「昔、聴いてたけどね」などの表現で、
2年前のことを語りそうだ。
あくまで彼女の見た目と歌詞から想像したものだ。
ちなみに、私にとっての「昔」は、大政奉還以前という認識だ。
どちらか正しいか、という話じゃない。
人生観と価値観の違いだ。
それを埋める必要も理由もない。
生野2

レディオを消し、佐野元春の新譜を聴く。
彼独特のセンスと情熱にあふれたワンダフルなロックアルバムだ。

車は、生田原を過ぎ、て現れたのが「金華(きんはな)駅」。
金華1 

駅前は、こんな風景。
金華2 
殺風景だ。
なぜここに駅が、という気持ちに安らぎをおぼえる。
ここでは、偶然に電車に出会った。
金華3 
誰もいないホームに停車する電車。
愛おしくなる景色だ。残してほしい。
しかし、このために多くの汗とお金がかかっている。
必要なのか、必要ではないのか、それを考えると胸が締めつけられる。

金華駅から、留辺蘂、北見、美幌など11の駅に立ち寄り、
たどり着いたのが、「西女満別(にしめまんべつ)駅」。
容易には見つけられなかった。
国道39号線には西女満別駅を示す案内表示はなく、
線路がどこにあるのかさえわからなかった。

国道39号線から数百メートルほど山に入ると、
なんとなく跨線橋っぽい橋があったので停車。
橋から見下ろすと、おお、あるじゃないか、駅が。
いいぞ~、この佇まい。
西女満別1
写真の中央にホームがあり、左に待合室がある。

駅のホームから待合室側の写真がこれ
町道から未舗装道路を通って駅にたどり着くのだ。
西女満別2 
国道からの経路や周囲の環境など、秘境っぽさが満載の駅。
当然、マニアには人気がある。
駅ノートの記載も少なくなかった。
西女満別3
この駅は、女満別空港の最寄り駅である。
だが、空港までは歩いて20分くらいかかるだろう。
しかも、民家に乏しい山の中を歩かなければ行けない。
というか、森の中にあるせいか、空港が近くにある感じが全くしなかった。

                      ◆

この日は北見に宿泊した。
到着時には日が暮れており、北見市中心部の散策は断念。
しかし、「四条ホルモン」にだけは行ってきた。

これまで北見は素通りしたことしかなく、食事をしたことがなかった。
「北見といえば四条ホルモン」と、
10年以上前から北見関係者に聞かされていた。
なので、北見に泊まろうと決めたその日から、
夜の食事は四条ホルモンしかないと考えていた。
というか、四条ホルモンに行くために北見に泊まることにしたと言ってもいい。
四条ホルモン1
実は私、ホルモンが得意ではない。
ホルモン特有の臭みが一定ラインを越えると対峙できない。
これまでのホルモン経験を精査すると、
3店に2店は、ホルモン1枚で食べるのをやめている。

ところがどうだ、このホルモンは。
臭みがない。噛んでいると旨みが出てくる。
いいぞ~。もっと来い。
四条ホルモン2
タレではなく、塩で食べてみる。
おお~、これもいい。
というか、タレよりいいじゃないか、すっきりとしたこの旨み。
3枚しか食べていない時点で、おかわりしようと決めた。

好物の「シンタン」を食べる。
おほ~、つくづく美味しい。まさにオホーツク。

いい旅だったとしか言いようがない。
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テーマ:鉄道 - ジャンル:趣味・実用



















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