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今月初め、知床へ行ってきた際、道中にある無人駅に立ち寄った。
石北本線だ。
石北本線は、旭川から、上川、遠軽、北見などを経て、
網走まで続く234kmの区間である。
ここに、駅員がいるところも含め、「40」の駅がある。

石北本線にある全ての無人駅を訪問したわけではない。
なぜなら時間が足りないからだ。
無人駅訪問は、意外に手間と時間がかかる。
国道や道道沿いにあったり、駅の案内板があれば早いのだが、
そうじゃないところは、見つけるのに苦労する。

わからないまま通り過ぎ、次の駅が出てきてしまい、
何キロも引き返したことも少なくない。
無人駅の周辺をさまよい、それでも見つけられず、
たまたま外にいた地元住民に聞いたこともある。

また、無人駅に到着後、駅前、駅舎の中、ホーム、

ホームから降りて、など散策しながら写真を撮り、
ここを利用するのはどこに住む人なのかと想像したりしていると、
思いの外、時間が経っている。
あと10分したら電車がくるからと、ただ待っているときもある。
そんな感じで、早ければ7、8分、長ければ30分くらい駅にいる。

こうした事情から、上川駅から網走駅の区間にある無人駅に絞って
訪問してきた。
今回はその前編である。

上川駅をスタートし、いきなり長い山道を走ることになる。
北見峠を越え、34キロもの区間、駅がない。
そして、閑散とした国道沿いに現れたのが、上白滝(かみしらたき)駅。
上白滝1 
う~ん、いい。実にいい。
駅舎も古いが、バックの景色まで昭和40年代のようだ。
ここは、上川駅から普通電車で1時間くらいかかるらしい。
鉄道の一区間の所要時間としては日本最長であり、
鉄道好きの間ではフェイマスな駅である。

また、上白滝駅は、ダイヤの面でもフェイマスである。
上白滝2
写真でわかるだろうか。一日一往復しかないのだ。
遠軽・網走方面は朝7時04分の便のみ。
旭川・上川方面は夕方17時08分の便のみである。
これは、普通に考えると、朝、遠軽方面に行き、
夕方帰ってくることしか想定されていない。
旭川・上川方面に行くなら、その日のうちに戻ってこられない。
勝手にしやがれ状態だ。
行ったきりなら幸せになるがいい状態だ。
戻る気になりゃいつでもおいでよ、と言われても、戻る電車がない。

なぜか漫画の本も置かれている。
汚れている、というか、朽ちている感じで、触れられなかった。
パキパキになっていて、ページをめくることはできないだろう。
「がんばれ元気」が充実しているのも、
時の過ぎゆくままにこの身をまかせた感があって切ない。

上白滝4
こんな感じで「駅ノート」もある。
マニアに人気のある駅には、大体置かれている。嬉しい配慮だ。
春から夏は訪問者が結構あり、1週間で2ページが埋まるペースで
書かれていた。
古いノートはパキパキになって、開く気にはなれなかった。

上白滝3
上白滝駅は国道333号線沿いにあるのだが、
国道と平行して高規格道路があり、多くの人はそちらを使うせいか、
国道は閑散としており、すれ違う車はほとんどない。
車で山の中をさまよっている感覚になり、
自分がどこにいて、どこへ向かおうとしているのかわからなくなる。
それが不安でもあり、いい意味でちょっとドキドキするのだ。
そんな白滝は、味わい深い無人駅の宝庫で、
この「旧白滝駅」も、ぽつりと存在。
旧白滝 

これは、「下白滝駅」。
下白滝
写真には映っていないが、左側に民家が1件あり、
数匹の犬が放し飼いになっていた。
車の近くまで来て、すごく吠えられ、生命の危険を感じたため、
車から降りず、窓から思い切り手を伸ばして、
恐怖に震えながら、この写真を撮った。

駅舎の方へ車を走らせたときも、追いかけては来なかったが、
激しく吠えられた。
駅舎の前に車を駐め、写真を撮っているときも、
いつ犬が走ってきても、すぐに車に乗れるように、
運転席のドアを開けたまま、
身震いしながら写真を撮った。

それにしても、「上白滝」、「旧白滝」、「下白滝」の白滝トリオは、
なかなかの秘境感にあふれていた。
とにかく、山間の地に、静かに、ひっそりと存在しているのが良い。
まさに、「森閑」という言葉がぴったりだ。
と同時に、放し飼いの犬に震撼させられた。
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テーマ:北海道/道東 - ジャンル:地域情報



















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