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少し早い夏休みをとり、知床へ行ってきた。
知床行きは、過去に二度エントリーしたが、
いずれもゴールデンウイークだったこともあり、
風雪に阻まれ、知床半島入りを断念せざるを得なかった。
こうなれば行くなら夏、しかも、夏の真っ只中しかないと
心に決めていた。

前日に北見に宿泊した。
道内でも有数の猛暑の地、北見だ。
ところがどうだい。
宿泊した日の北見の最高気温は20度に届かず。
夜は、「もう秋も終わりだね」などと言いながら、
熱燗を飲みたくなるような寒さ。
またも天候に苦しめられるのか、と不安を抱えつつ朝を迎える。

「イチオシ」の清水気象予報士と木村愛理氏(24歳)が言うには、
網走、北見方面は完全に曇りで、気温も20度までいかないとのこと。
オホーツク以外は全道的に晴れなのに、どういうことなのか。

北見を出発し、斜里町が近づくにつれて、雲はどんどん濃くなっていく。
太陽はどこへ行った。
知床五胡の駐車場は霧の中で、小雨が降っていた。
道内で今雨が降っているのはここだけなんだろうなと、
巡り合わせの不運を悔やみつつも、
念願だった知床入りを果たせたことに、
少なからずエキサイティングな気分だった。

00_知床五胡
金曜日の午前10時にもかかわらず、駐車場には結構な混みようで、
駐まっている車の3分の2くらいはレンタカーだった。
みんな遠くからここを目指してくるのだ。
にもかかわらず、知床はサマーレインだった。

知床五胡を全て見るコースは約3km、90分。
こんな感じの道を歩いて行くと、
01_知床五胡

湖が現れた。
02_知床五胡 

幻想的というには、何かが足りず、何かが多い中途半端な曇り具合。
それでも五つの湖の姿を見ることができた。
いいじゃないか、それで。
最果ての半島の森の中に、こんな湖があること自体が神秘的だ。
また、明らかに違いがわかるほど空気が澄んでいた。
03_知床五胡

その後、ウトロに戻って昼食。
「ウトロ漁協婦人部食堂」なる店にイン。
04_ウトロ
ウトロ漁港のすぐ近くにあり、店員のご婦人の皆さんはR-50。
ちなみにウトロ漁港は、ウトロの人口規模のわりにかなり広かった。

焼魚定食(1,200円)を食べる。
ホッケ、ごはん、味噌汁、以上だ。
正確には、イカの塩辛もついていたが、私にとっては、
食べる以前に、
見た目と匂いだけで神経が衰弱する食べ物であるため、
失礼ながら写真に映らない位置に置かせていただいた。
イカの塩辛によって、おそらくこれまで18回の神経衰弱を起こしており、
今回で19回目になりそうだったのでご容赦願いたい。
05_ウトロ
ところでこのホッケ。
素晴らしく美味しかった。
臭みがなく、脂のノリが良く、それでいて脂の旨みはすっきりしていた。
海の町に生まれ、風のある丘に育ち、愛のある人に会い、
相当な数のホッケを食べてきた私だが、
今までに食べたホッケの中で一番美味しかった。

この後、ウトロと羅臼を結ぶ知床峠に向かった。
峠の頂上から羅臼岳を見ること、それが知床へ来た最大の目的だった。
しかし、完全に雲に阻まれてしまった。
06_知床峠
看板以外、何も見えません。
私は雲と戦った。そして雲が勝ったというわけだ。

知床峠を越え、羅臼へと向かう。
曲がりくねった急な坂道を下るにつれ、
雨は弱くなり、霧は薄まっていく。
10分ほど走ったら、一面が青空になった。
羅臼の市街地はこれほどまでに晴れ渡り、
14_羅臼 

羅臼岳もパーフェクトに眺めることができた。
08_羅臼 

峠の頂上を境に、ウトロと羅臼とでは、これほど天気が違うのか。
まるで、表と裏、本音と建て前、土曜の夜と日曜の夜、酒と泪と男と女。
ウトロと羅臼は、まさにそんな感じだった。

09_羅臼
羅臼があまりに快晴なので、ドライブ・モチベーションが上昇。
知床半島の先端に向かって、行けるところまで行ってみることにした。

そして出会ってしまったのだ。こんな虹に。
10_羅臼

写真ではわかりにくいかもしれないが、
海辺から50mくらいの極めて近い位置に出ていた。
虹をつかめるのではないかと本気で思った。
というか、虹の中に入ることは可能だっただろう。
しかし、虹の中に入るメリットよりも、海の中に入るデメリットの方が
大きいため断念。
虹の小ささも微妙な衝撃区だった。
まるで生き物を見ているようだった。

そして、行き止まりの地、相泊(あいどまり)に到着。
15_羅臼
羅臼市街地から20kmくらいあったと思うが、
ずっと海岸沿いに民家があり、それなりの規模の漁港もいくつかあった。
まさしく漁業の町であることを実感した。

12_羅臼
羅臼市街地へと戻る道中、若干薄くなったが虹はまだ残っていた。
虹の内側と外側では結構色が違うものだ。
佐野元春「レインボー・イン・マイ・ソウル」を聴きながら、虹ロードを走った。

羅臼からウトロへ戻るため、再度知床峠へ。
これだけ羅臼は晴れているのだ。
もしかしたら、知床峠の頂上付近も天気が変わったか。
そんな期待をもちながら峠を登っていく。
カーステレオから「ギミー・シェルター」が流れ始めた頃から、
いきなり雲の中に突入することになり、頂上はこんな状態だった。
13_知床峠
何も見えなくて夏、としか言いようがない。

今回は知床峠との巡り合わせが良くなかった。
しかし私はまだいい。
北海道以外の地からここへ来た方々は相当がっかりしただろう。
私はまたトライできる。
知床峠からの羅臼岳は、どうしても見てみたい。
内心は残念な気持ちでいっぱいではあったが、
楽しみが先送りになっただけだと思うことにし、
しれっと知床を後にした。
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テーマ:北海道/道東 - ジャンル:地域情報



















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