ADMIN TITLE LIST
久しぶりの食べ物記事である。
1年3か月ぶりくらいではないか。
これほどに間が空いたのは、
震災後、被災地と離れたこの地で、
のほほんと食べ物記事を書くことにためらいや抵抗があったことや、
地元の食べ物について勝手に私見を語っていいものかという迷いが
以前に増して大きくなっていたことによる。

しかし、のんきに、だらだらと、色々考えた結果、
原点に立ち返り、素直に「美味かったねぇ」と思えたものを
応援の意を込めて取り上げていけば、
変な罪悪感もなくなるだろうという結論に達した。

そこで今回は、完全に時機を逸してはいる感はあるが、
私が選ぶ「2011・ラーメン・オブ・ザ・イア」をお送りさせていただく。
対象作品は、2011年中に私が実食したラーメンである。
その中から特に心を動かした4作品をチョイスさせていただいた。
作品と呼ぶしかないほど素晴らしいラーメンばかりだ。

■えびそば一幻(札幌市中央区南7条西9丁目南7条ビル1
えびそば/えびしお・そのまま 
えびそば・えびしお・そのまま・太麺/750

2011年の札幌では、えびをはじめ、甲殻類系スープが
大きく飛躍、普及した1年だった。
そのトレンドに私ものっかった。

このえびそばは非常に美味しかった。
えび味がぐっと迫ってくるのだが、臭みがなく上品で、
濃いのに、後味がすっきりしており、完成度の高さに感動した。
見た目も味わいも本物感というか、高級感がある。
スープがきちんと熱いのもいい。

2011年中に4回も訪問してしまった。
とある冬の土曜日、開店10分前に行ったら、
20人くらいが外で行列を作っていたことがあり、
また、平日の夜8時頃に行ったら、
5、6人が着席待ちだったこともある。

なお、えびそばは、みそ、塩、しょうゆの三味があり全て食したが、
塩(えびしお)が最も好みだった。
ただ、独得の強さのあるスープであるため、
美味しいからといって、短期間に立て続けに食べると
飽きが生じるかもしれないので注意。
一度食べてしばらくすると、強烈に食べたくなる日がくる。
それが相応しい日だ。それまで待つことの意味は大きい。

■麺のひな詩(札幌市中央区北3条東3丁目 西向き
麺のひな詩/えびどろ 
えびどろ(正油)700

またしても、えび系スープのラーメンである。
これはもう、一般的なラーメンの概念を超越している。
スープはまさに品名のとおりどろどろ。
ライスにかけてもしみていかない。ほぼ、あんかけである。
実際、小ライスをオーダーし、中華丼的に食べられる。
これもまた実に美味い。

前出の「一幻」に比べれば、いい意味でジャンキー。
食べていて楽しくなるようなワンダーワールド感覚なラーメンである。

なお、余計なことかもしれないが、いつ行っても混んでいない。
これほどに奇抜で強烈で、極めて美味しい作品を提供しているだけに
なんだかもったいない気がする。
油そばもなかなかの美味であり、他のメニューも高水準だと思う。

店の場所が、一般的にはマイナーなところにあることや、
駐車場が1台分しかないこともネックになっているかもしれない。
場所は、いわゆる「創生川イースト」である。
メディアは、創生川イーストが盛り上がっていると言う。
そういう情報を目に、耳にするたび、
それは南1条から南3条のイーストに限った話で、
北1条以北のイーストは以前のままなんだぜ、と叫びたくなる。
実態をきちんと伝えてほしいぜ、ともどかしくなる。
だから私はここに記しているのだ。

踊らされてはいけない。
踊りをやめた後の虚しさに苦しむぜ。

■風来堂(札幌市豊平区豊平89丁目3-20 三真ビル1F
風来堂/中華そば・しお
中華そば・塩味/680

店は微妙なストリートにある。
ほぼ平岸街道沿いなのだが、「ほぼ」というのが厄介。
平岸街道からすぐそこに見えるのに、
難しい一方通行のせいで、遠回りをしなければ店の前に行けない。

大学生だった25年前、この近くに住んでいた。
当時、このお店の隣りは引越屋で、
大学在学中、私が最もバイトをしたところだった。

魚ダシの旨みが上品。
かなり手の込んだスープだと思われ、
丁寧な作業をしていることが伝わるような味わい。
やさしい丸みがありつつ、きりっとしている。
女優もそういう感じがいい。

■超星(札幌市東区北11条東5丁目 西向き
超星/豚骨ラーメン
豚骨ラーメン(細麺)650

直球の豚骨ラーメン。
ただの直球ではない。
長身の外国人投手が上半身の力で投げる初速の速いボールではなく、
下半身をしっかり使い、球離れが遅く、
バッターの近くで伸びるボールのようなスープである。
実に質の高いスープだと思う。

とにかく豚骨ダシの抽出感が良い。
臭みがないのにコクが強く、気持ちの良いパンチがある。
身体がやや弱っている時に食べるには危険な濃さながら、
マイルドさも兼ね備えているため、
キャンディーズ的に言えば、「やさしい悪魔」のようである。
これに比べると、九州系の豚骨ラーメンはあっさりしていると感じる。

気になるのは、いつ行ってもあまり混んでいないこと。
場所の微妙さが影響しているのは間違いない。
東区の街寄りの位置にあり、近くにショッピングセンターもあるが、
いかんせん目立たない仲通りであり、
飲食店などあるわけないだろ的なストリートである。

いつから日ハムのファンなのかと聞いたら、
北海道移転の時からではなく、
かといって70年代の大沢親分が監督の時代からではなく、
下柳が主戦投手だった頃からとか、上田監督の頃から、
と言われたような微妙さが、この通りにはある。

駐車スペースが狭く、また、のぼりと電柱と段差のせいで
駐車しにくいことも、なんとなく影響しているように思える。
どうしても食べたければ、どういう環境であれ食べに行く、
という強い心を持ったラーメン人間は多くいるが、
そうでない人はそれとは比較できないほど多い。
それが現実だ。
せっかく見事なラーメンを提供しているだけに、
こういうことが影響しているとしたら残念。

私の髪を切ってくれる方に、この店をオススメした。
彼は二度行ってみたという。
ところが二度とも閉まっていたという。
火曜日が定休のようだ。
その日、イオンでは火曜市をやっていることを多くの人が知っているし、
知らない人も多くいる。
スポンサーサイト

テーマ:北海道のグルメ - ジャンル:グルメ



















管理者にだけ表示を許可する



| HOME |

Design by mi104c.
Copyright © 2017 トゥナイト今夜もRock Me Baby, All rights reserved.