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新しいエレキ・ギターを欲しいと思っていた。
真剣に考え始めたのは、今年に入ってからだ。

現在、メインで使っている白いテレキャスターに
何か問題があるわけではない。
むしろ、使い始めて25年近く経つが、
年々しっくりきているし、愛着も深まっている。
音に関しても、不便も不都合もない。

なんとなく新しいギターが欲しいのだ。
新しいギターによって、何かが開けるような気がするのだ。
この世の中は、開くか、閉じるか、そのままか、しかない。
そのままでいるためにも、結構な手間とお金と忍耐が必要だ。
そんな日々に疲れている。
だからこそ、久しぶりに開きたい気持ちになったのだ。

ターゲットは、ギブソンの赤のレスポール・スペシャル、
シングルカッタウェイ。
何年もの間、見た目がいいギターだと思っていた。
他社のレスポール・スペシャル(黄色)は持っており、
たまにライブでも使っていたが、
やはりキブソン社製のが欲しいという気持ちが年々強くなった。
ブランド・パワーに屈していると言われても全く反論ができない。

夏、玉光堂楽器センターにギターを探しに行った。
その時、衝撃の事実を知った。
契約上の問題により、2年くらい前から、
ギブソンのギターを入荷できる店が、
札幌には無くなったと聞かされた。
店にあるのは、在庫か中古だけである。
赤のレスポール・スペシャルは置いてなかった。

それでも、なんとか取り寄せる方法はないのか聞くと、
通販か、あるいは東京に行って買ってくるしかないと言われた。
これまで楽器に関して、心を許し信頼してきた方に、
そう言われてしまえば、店での購入は断念せざるを得ない。

それ以来、インターネット通販で、何度も目当ての商品を見ては、
どうしようかと悩む日々が続いた。
なにせギターである。
現物を手にして、ネックを握った感触と音の雰囲気を
確認できないのは、実に困るし、不安である。

また、形や色合いも、現物を見てみると、
イメージと違うことが多々あるし、

見た目上、そのギターが自分に似合うのかどうかを確認するのは
極めて重要である。

そういうわけで、通販のページは何度も見るものの、
「買い物かごに入れる」をクリックできなかった。

我がバンド、ザ・ハート・オブ・ストーンは、
来年2012年に、結成20年を迎える。
これもまた、新しいギターが欲しくなった要因のひとつである。
20周年のお祝いに、新しいギターがあってもいいだろう。
これを逃せば25周年まで、ギターを買う大義がなくなるとさえ思う。
今なら、誰に対しても合理的に説明責任を果たせるだろう。

また、20年を記念して、90年代にリリースしたアルバムから
10数曲をチョイスし、新たにレコーディングをする予定である。
それは12月にも始めようと思っている。
このレコーディングに、新しいギターを使いたい気持ちがある。
こうなると、残された時間はあまりない。

「残された時間」といえば。
ギターは使い込むほどに馴染むし、
音にも味わいが出てくる感じがする。
その馴染みぶりや味わいは見た目にも、はっきりと表れる。

新しいギターが古いギターになるには時間がかかる。
歳をとり、いつまで音楽活動ができるのかわからない。
時間は、いくらでもあるわけではない。
いつまでもギターを買わないでいると、
新しいギターが古いギターになるよりも先に、
自分自身が古くなってギターを弾けなくなってしまう。
買うなら今なのだ。

それでも踏ん切りがつかない。
ギターを見ずに、触らずに、クリックできない。
ならば、東京に行くしかない。
しかし、ギター購入のためだけに、エアドゥできない。
しかし、そうするしか方法はない。

本来ならば、ギター購入の経過というのは、とても楽しいものだ。
実際、悩みつつも、日々のストレスの中で、
一筋の光のような出来事ではある。
なのに答えを出せないでいる。

これは、ちょっと遠出をして、温泉にでもつかって、
リフレッシュしつつ、どうすべきかを思案するのがいいと思い、
10月の終わりに稚内に向かった。

なぜ、稚内だったのか。
以前住んでいた留萌管内の街に全部行きたくなったからだ。
留萌管内の街に全部行ったなら、もう少し足を延ばし、
稚内まで行ってしまえと考えたのだ。

そして、「青い鳥」の塩ラーメンを食べて思案し、
青い鳥/塩ラーメン

防波堤ドームを散歩して思案し、
稚内防波堤ドーム

最北の無人駅、抜海駅に佇んで思案し、
111030抜海駅

だらだらと帰ってこようと思ったのだ。

行きは、ひたすら海岸線を北上。
留萌管内の街並みはなぜか落ち着くし癒される。
帰りは、国道40号線を南下し、美深から国道275号線に。
延々と続く山道を走っていると、国道沿いから朱鞠内湖が見えた。
その時だ。
私の心情を察したかのような橋が表れた。
111030思案橋
こんな名称の橋があったのか。
なにゆえこんな名称になったのか。
結果的に、この橋を通るために稚内へ向かったのではないか。
いや、もっといえば、ギターを買うかどうか迷い始めた時から、
この橋に来るデスティニーだったのではないかとさえ思った。

無事、札幌に帰ってきた。
そこには、ギター購入に関して、新たな展開が待っていた。

つづく。
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テーマ:日々のつれづれ - ジャンル:日記



















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