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久しぶりに天塩のシジミを食べた。
天塩のシジミは、3年前に留萌に住んでいた時に出会ったが、
私がそれまで持っていたシジミの概念を覆すほどの美味しさだった。

シジミを知らない方のために、念のために説明すると、
シジミは、
大韓民国のお好み焼きみたいなものである。

日本のお好み焼きに慣れている私にとっては、
「ニラとニンジンが入りすぎじゃないの?」、
あるいは「小麦粉部分が少なくないか?」と
突っ込みを入れたくなる食べ物である。
具だけではなく、たれも妙に甘ったるい。
食感もパサパサしており、どこか味気ない。
大韓民国のベーシックな食べ物とはいえ、いまひとつな気がする。
それは、チヂミ。

「大韓民国のお好み焼きみたいなもの」というフレーズで、
読者の皆さんは、既に「チヂミ」だとわかっていたと思うだけに、
「無駄に引き延ばさないでほしい」と注意されそうだ。
いや、チヂミだけに「かんこく」されそうだ。
実は、自宅でチヂミづくりに「ちょうせん」したことがある。
意外に面倒で、結構な時間を要した。
韓国料理のせいか、「はんにち」かかった。

気を取り直して、話を戻そう。
シジミは、店主と普通に世間話をしたり、
注文は「いつものやつ」で通じたり、
難しい表情で店に入るなり、「どうしたの、浮かない顔しちゃって」と
チーママに言われるような、いわば、行きつけの店みたいなものである。
それは、「なじみ」。

そろそろ皆さんに、怒りの色が「にじみ」始めてきたところだろうか。

今回取り寄せた天塩のシジミは、
留萌に住む知人である“ナイス沼田氏”の尽力による。
私は、今年の春、留萌から札幌へ転勤する際、
「天塩に行くことがあったら、シジミを送ってほしいのさ」と
忌野清志郎氏を意識した口調で告げてきた。
それを、ナイス沼田氏は忘れてはいなかった。
「今週、天塩に行くんですけど、シジミ送りますか?」と
電子メールが届いた。
私は、迷わず10パック注文した。

天塩町は、稚内市の南側にある、人口4千人弱の町である。
坂道のない平坦な町で、メインストリートが国道ではない、
つまり、国道を基本に町が広がっているわけではないせいか、
町の中は整然としている。というか、独特の静けさがある。

また、海浜公園が広大で、天気のいい日に、
ぼーっと海を見るには最高の町である。
位置的に、利尻富士が形良く見えるところでもあり、
夕暮れの景色は格別のものがある。
天塩町はシジミも美味しいが、ホッキも美味しい。
どちらも、これまでに食べた中で、一番美味しかった。

天塩のシジミ漁は、6月から7月上旬に限定されている。
その時期は、生のシジミを入手できるが、
それ以外の時期は、
砂出しして、ボイルした、
冷凍真空パックのものを入手するしかない。
ところが、この冷凍真空パックも美味しいのである。
むしろ、生で入手するより、
砂出しなどの手間が省けるからいいという声や、
冷凍ものの方が味が凝縮されていて美味しいとの話も聴く。

↓1パック420円。3人分程度の量である。
天塩しじみ1

今日の夜、シジミの味噌汁を食した。
あまりの美味しさに、思わず唸ってしまった。
あまりの美味しさに、ため息が出て、言葉が出てこないほどだった。

一口、そしてまた、一口。
ごはんもおかずも食べず、気づくと、シジミの味噌汁を飲み干していた。
シジミの、いいダシが惜しげもなく出て、それでいて、
シジミ自体の味もしっかりとしている。
この味は、
松山千春的に言えば、

男はいつも待たせるだけで、女はいつも待ちくたびれたような感じだ。
つまり、「濃い」。

さらに、私にとって、天塩のシジミ汁ほど
身体にしみ込んでいくのを実感できる汁はない。
エキスを強く感じる。
エキストラをやれそうな気持ちにもなる。

天塩しじみ2

おそらく、天塩のシジミならば、どんな味噌を使おうが、
誰が作ろうが美味しく仕上がるのではないかとさえ思う。
それぐらいシジミ自体にパワーがある。
天塩の宝どころか、日本の宝といってもいいほどだ。

どこに出しても誇れる味である。
海外でも通用するだろう。
その際、海外向けの英語表記は、「C.G.ME」にすべきである。
そして、海外向けに宣伝する際の音楽は、
シジミ・ヘンドリクスの曲にしてほしい。

さて、今日はこの辺りで、貝だけに、話を閉じようと思う。
えっ?、しじみの余計な話ばかりが多くて、中身がないって?
まあ、貝に「から」はつきものですから。
クグ丸です。
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テーマ:北海道のグルメ - ジャンル:グルメ





お味噌汁に入っている「シジミ」を食べてしまうのは、北海道のそれも限られた地域の人だけという話を聞いたことがあります。
食べれるほど大きな「シジミ」が他の地域にはないのだそうです。
【2007/11/29 18:14】 URL | yoshimi #-[ 編集]

yoshimi様へ

ということは、北海道の特定の地域以外では、
味噌汁の中のシジミを食べないということなのですか。
私がこれまで住んだ土地(後志、札幌、留萌)では、
そんなことはありませんでした。

シジミは、ダシをとるだけに存在するという習慣の地域が
あるということなのでしょうか?
私は、ダシをとった後の
「かつおぶし」や「昆布」が好きだ。
ちなみに、ミスチルの桜井氏なら、
彼の作詞ぶりからして、
「好きだ」ではなく、「好きだったりしてんだ」と
言うでしょう。

天塩のシジミは、ダシが出てもなお味が濃い。
最高です。
【2007/12/02 23:56】 URL | クグエSW #-[ 編集]

いつも、ブログ楽しみにしてるニャニータです。天塩のシジミは美味しいですね。私は、鰹だしに合わせ味噌が好き!シジミって肝臓にいいんですよね。飲み行為の多いクグエ氏にとっては、゛いい薬?″私のフォアグラ(脂肪肝)にも、いいかなぁ~。「シジミ送りますか?」なんて、約束を忘れてないナイス沼田氏は、ナイス貝(Nice guy)だわ!それにしても、写真も良く撮れてますね。篠山ニシン?違う、篠山化身…篠山紀信かと、思いましたよ。こんなコメント書いてる私が不審に思われますね。スミマセン
【2007/12/03 17:39】 URL | ニャニータ #-[ 編集]

ニャニータさんのセンスは素晴らしい。
シジミの話に登場したナイス沼田氏から
ナイス貝(Nice guy)に持っていけるのは、
オール・ジャパンでニャニータさんしかいないでしょう。

それにしても、「ナイス貝」とは…。

また、篠山ニシンと篠山紀信の間の
「篠山化身」の存在を、どう解釈すればいいのかなど、
興味に事欠かないコメントでした。
ありがとうございました。
【2007/12/04 02:24】 URL | クグエSW #-[ 編集]

化身は強引でした。何故か頭に浮かんでしまって。まあ、気になさらずに(笑) クグエ@SW様は、私にとっては神様ですから。色々な才能をお持ちですし、ライブに行ったり、美味しい物を求め足を運び、飲み行為に読書、ブログまで・・・。その行動力は徒者ではないです。神様ですよ! 大袈裟?お坊さんがまとってる・・・それ、袈裟だろーっ!バカやってるニャニータでした。            
【2007/12/04 16:17】 URL | ニャニータ #-[ 編集]















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