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桜の季節である。
改めて観察してみると、
普段の風景の中に、桜のような色はほとんど存在していない。
しかも桜の木はそれなりに大きい。
となれば、当然に目立つ。
長い冬を越えて、春が到来したことを知らせるような
タイミングも相まって、一年で最も注目が集まる草木である。

さらに、控えめな色、適度に弱々しい花びら。
咲いている期間は短く、枯れるのではなく散るという結末。
そうした存在感が、気持ちを晴れやかにすると同時に、
儚さと美しさに、何がしかの気持ちを起こさせる。

ただ、寂しいというか、残念に思うのは、
桜の木は、花が咲いているときしか見てもらえないことだ。
花が咲いていない時、桜の木を気にする人など
ほとんどいないだろう。
他の木は、一年中その木だとわかる。
桜の木だけは、普段その存在すら忘れられている。
不思議だ。

ところで、桜餅は美味しい、中途半端な気持ちじゃなく。
もしかしたら私にとって最も好きな和菓子かもしれない。
あのピンクの部分が美味しい。
しかし、あまりにごはんの面影が残っているタイプは苦手だ。
そんな私なので、大の餡子好きながら、おはぎは結構アウトである。

桜餅についている葉は食べるべきものなのだろうか。
幼少の頃からずっと、あの葉は食べるべきものだと思って生きてきた。
桜餅と葉のしょっぱさとの組み合わせは
世界遺産にしてもいいのではないかというくらい奇跡のバランスである。
ただ、ここ数年、疑問を感じている。
葉に味つけをしているのは、葉そのものを食べるためなのか、
それとも桜餅にほんのり塩気を与えるためなのか。

なぜ疑問を抱いたかといえば、
葉の中心の茎みたいな部分が、美味しさをぶち壊すからだ。
ある時から、そこは食べるべき部分ではないと決め、

茎みたいなところが残る部分まで食用バサミでカットし、
純粋に葉の部分だけを食べている。
実に風情がない食べ方である。

そんなこんなで桜の季節の中にいる。
なんらかんら言いつつ、桜の存在は愛おしいものだ。
切ない刹那を楽しみたい。
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