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先日の土曜日、旭川に行ってきた。
目的はラーメンを食べることだった。
目指した店は、旭川で最も人気があるだろう「ふるき」だった。

これまで食べたことがなかった。
目指したのは初めてではない。
5回近く訪問、あるいは訪問を試みている。
しかし、一度も食していない。
なぜなら、混みすぎていて断念したことや、
午後2時過ぎに行ったら既に閉店したことがあったからだ。

また、留萌に住んでいた頃のこと。
旭川に仕事に行った際、同乗していたE本(イーモト)氏に、
「ふるきに行きたい」と懇願。
しかし、彼から「よしの」に行くことを提案され、
年長者である榎本氏、いや、E本氏の意向に背くことははばかられ、
あえなく断念したこともあった。

その後、札幌に転勤したこともあり、
旭川でラーメンを食べる欲求はなくなっていた。
ところが今年、旭川に住んでいたART(エー・アール・ティー)氏と
職場を共にすることになり、
彼から、ふるきのラーメンの圧倒的な美味しさを何度となく聞かされ、
ことあるごとに、ふるきに行きたいぜ、と吐露していた。

彼は、「土曜日は混むので平日に休みを取っていくべきですね。
それぐらいの価値はありますから」とまで大絶賛。
しかし、なかなか行くタイミングがなかった。
このままでは、彼に対して失礼ではないか。
失礼どころか、軽蔑されるのではないか。
そんな不安にかられ眠れぬ夜があった、かと聞かれれば
そんなことはないのだが、
今年の必修科目と位置づけ、
「ふるきのラーメンを食べなければニューイヤーは来ないぜ」を
スローガンに掲げ、日々を過ごした。
そして機会は巡ってきた。

■ふるき(旭川市緑が丘3条1丁目 仲通り)
ふるき/店
一口スープを飲んだ印象は、「甘い」だった。
ふたくち目は、「濃い」だった。

正直、前半は、味噌の味の強さに、
私の味覚が追いつけない感じがあったが、
食べていくうちに、厚みを感じてくる。
正しく「濃厚」なスープである。

甘くて濃いのだが、スープの奥に、魚ダシを感じるし、野菜的な甘みを感じ、
雑味なし、苦みなし、そして、実は脂が少なく重たくない。
わかりやすい強烈な旨みの特徴があるというよりは、
土台がしっかりして、見事にまとまっている濃厚味噌である。

みそラーメン/700円
ふるき/みそラーメン
私は、ラーメンに、もやしと玉ネギは、あまりなくてもいいと思っており、
というか、全く入ってなくてもいいと思っているが、
この濃厚スープは、もやしと玉ネギがないと対峙できない。
ちなみに、具はクセが全くなく、全て美味しい。

は細めで、ほんの少し縮れた、いわゆる旭川麺
スープにしっかり絡むが、柔らかめで、
堅い麺が好みの方は、ぼんやりしている、というか、
はっきりしない感じを持つかもしれない。
 
この日は13時30分到着で、席に座るまで30分待ち。
14時10分頃には、暖簾が降ろされた。

店のすぐそばには、プラタナス並木が立ち並ぶ「ロマンティック街道」と
呼ばれる通りがある。
葉は黄色く色づき、プラタナスのトンネルのような状態になっていた。

その始点、というか、終点に「ザ・さんくろうど」という菓子店がある。
ここの黒糖饅頭(正式品名は「釜蒸し蔵」)が大好きである。
5個買い、店の駐車場で2つ食べてしまった。
生地はしっとり柔らかめながら、しっかり黒糖の甘みがあり、
あんがあっさりしているのが、たまらなく良い。
世界で一番美味しい黒糖饅頭の座は揺らぐことはなかった。

ふるきのラーメンを食べるという念願だった目的を達成。
食べる目的だけで出かけた小さな旅の帰り道は、なぜか寂しい。
次の目的がないからだろうか。
しかし、そんな寂しさも、ちょっと好きだったりする。

以下、今年訪問した、札幌以北のラーメンをどうぞ。

■つるや(旭川市4条通19丁目)
つるや/店
今年、旭川では、もう一軒、「つるや」のラーメンも食した。
夏に留萌でライブをした翌日、塩狩峠を訪問した帰り道、
こちらに立ち寄った。
午後1時過ぎだったが、行列があり、着席まで10分くらい待った。

正油ラーメン/680円
つるや/正油ラーメン
油膜のできた熱々スープは、魚ダシが品良く、
少しだけ焦がし気味なところも含め、
正統派の旭川ラーメンという感じ。
もちろん麺は、細めで緩い縮れの、もそもそ系。
やりすぎず、きれいにまとめ、完成度の高いラーメンだと思う。

あとは好みの問題。
魚ダシも肉系ダシも、もう少し押しが強くてもいいかなと。
しかし、これがベストバランスなのかもしれないし、
いずれにしても、積み重ねというか、伝統のようなものが、
しっかり味に反映されていると思う
ちなみに、チャーシューは脂身が少ないタイプで、かなりいいです。

■萌(留萌市五十嵐町3丁目 国道231号線沿)
萌/店
夏に留萌でライブをした日の昼食は、
留萌市内の「萌」(もえ)の塩ラーメンだった。

スープの魚ダシの雰囲気が良い。
魚ダシというより、海鮮ダシといった方が近いか。
肉系ダシの旨みも程よく、あっさりしていていながら、
しっかりと足跡を刻ませるような奥行きがある。
美味しいです。

塩ラーメン/650円
萌/塩ラーメン
麺は、旭川麺のような細さと弱い縮れだが、
それよりはほんの少しだけ太く、そしてポップ。
それが留萌麺なのだ。
本格的というより大衆的な食感で、ちょっと懐かしさがある。

チャーシューは、私が一番好きなタイプ。
ぐるっと巻かれたタイプで脂身は少なめ。
薄目に切られ、味つけ弱め、しかし、肉の旨みはしっかりある。

「萌」のほかにも、「海栄」、「ひさや食堂」、「丸長」など、
留萌のラーメンは、もっともっと評価されていい。
ラーメン・ブロガーなどと呼ばれている人達よ、留萌はラーメンの穴場だ。
これからの季節、吹雪でも行くべし。

■しらかば茶屋(美唄市茶志内3区 国道12号線沿)
しらかば茶屋/店
6月にクロスバイクにて
奈井江町まで行った際、
途中でこちらに立ち寄り、ラーメンと「とりめし」を食べた。
この日は、最初から、こちらでラーメンとりめしを食べようと決めていた。
8年ぶりくらいの訪問である。

久し振りに食べたが、やはり美味しかった。
鶏のダシがすっきりと出た、やや甘めのしょう油味。
苦みがなく、しみるような柔らかいスープである。
また、このタイプには珍しく、最後までスープは熱々である。
ちなみに、ラーメンの単品だと650円。

ラーメンととりめしのセット/880円
しらかば茶屋/ラーメン&とりめし
やはり、こちらでは、とりめしも食べないわけにはいかない。
これまた鶏のダシが、すっきりと、それでいて深く味つけされ、
美唄名物万歳な気持ちになる。

たまにデパートで、「全国うまいもの市」みたいのをやっていて、
実は意外に足を運ぶ私である。
そのような場で、とりめしのような、炊き込み系ごはんを
買って食べてみることがあるが、美唄のとりめしには全く及ばない。
美唄のとりめしは、私にとって、世界一の炊き込み系ごはんだ。

というか、「全国うまいもの市」みたいので買う和菓子や漬け物、
あと、ご当地弁当やラーメンなど色々とあるが、
いつも北海道の店のものの方が美味しいと感じてしまう。
「食」に関して、北海道に足りないのは「ういろう」と「八つ橋」ぐらいだろう。
この二つの和菓子は、ほんとに好きだ。
心から好きだ。
まあ、ロックンロールほどではないが。
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テーマ:ラーメン - ジャンル:グルメ





お久しぶりです。僕は日曜日のお昼に初蜂屋でした。奇遇ですな!
滝川ならみなみとチャーシュー工房ですな。ちなみに工房でのチャーシューは、ほぼ脂身なのでチャーシュー麺は頼まないほうが良いと思います。
【2010/11/10 12:11】 URL | タピオカ鈴木 #-[ 編集]

先日食べたのですが。
ラーメン。
イオン西ショッピングセンターのそばにある、「粋や」というお店も美味しかったです。
【2010/11/11 22:58】 URL | yoshimi #-[ 編集]

タピオカさん、コメントありがとう。
蜂屋のラーメンは、7、8年食べてません。食べたいです。
やっぱり私にとっては、旭川ラーメン=蜂屋のイメージが強く、
その先入観から抜けられないというか、蜂屋を基準に相対してしまうのです。

滝川に関しては、ずっと以前から、
滝川に行ったらどこで食事をすればいいのかわかりません。
そして、滝川以外のマチで食べるのです。
どうしたらいいのでしょう。このままでも不都合はないのですが。

yoshimiさん、コメントありがとう。
旭川は、ほんとにラーメン店が多いですね。
留萌に住んでいた頃は、旭川に行っても、
どこに行けばいいのかよくわからず、結局、イオン西に行ってました。
「幸福な食卓」、読んでみてください。
【2010/11/15 00:01】 URL | クグエSW #-[ 編集]















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