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最近の私のブログの記事は、
山、食、本を繰り返しているようである。
確かに、それに時間は費やしている。
しかし、頭の中は音楽のことが多くを占めている。
新しい曲の製作に取り組んでいるからだ。

実際、一人で山に登っているときは、
歌詞と編曲を考えていることが多い。
家でも、曲作りに煮詰まると本を読む、というように、
実は音楽を優先する日々を過ごしている。

ところが、歌詞がなかなか作れない。
歌詞がしっくりこないと、曲に入っていけない。
私が書かなくても、誰かが書くような歌詞にはしたくない。
基本はとにかくそこなのだ。
私だからこそのタイトルで、
私だからこその世界観が必要なのだ。
そんな気持ちで、最近、仕上がった曲がこれだ。

はかない季節の太陽

つまらぬチャンスに浮かれ 焦って飛びつくなかれ
地面から足が離れ どこかに吹き飛ばされ
帰れる場所もいつしか消え

分厚い雲 夜明けのハイウェイ
はかない季節の太陽探す旅は始まる

水たまり映ったのは 味気ない電線だけ
それが紛れない現実 
あきらめることでしか前へは進めないと気づく

雨に煙る午後の空白
はかない季節の太陽探す 風を振り切って
花びらは散って さよならベイビー 戻れない日々

分厚い雲 夜明けのハイウェイ
はかない季節の太陽探す旅は始まる
叶わない夢 本当の愛 限りない欲望
忘れない日々 あの日の花火 さよならベイビー
果てしない旅

   
◇      ◆      ◇

歌詞を書いていると、意外なところで迷う。
例えば、歌詞の中で、水たまりに映ったのは「電線」である。
普通は、空、雲、ビルなどを使ってくるだろうが、
希望のない平凡な現実を示すアイテムは、私にとって「電線」だった。
ただ、「でんせん」という言葉は、メロディに乗りにくいため、
どうしようかと迷った末に使った。

同様に、「空白」という言葉も、メロディに乗りにくく、
さらに、耳だけで聞いたら、「くうはく?」となるのではないかと懸念した。
「午後の空白」ではなく、「空白の午後」ならば、
耳だけでも意味がわかるかもしれない。
しかし、雨に煙るのは、「午後」ではなく「空白」にしたかった。

このような、歌詞の軸ではない箇所で、
マニアックなこだわりを持って作っているのだ。
では、何がこの歌詞の軸なのか。
「あきらめることでしか前へは進めない」である。

前へ進むために捨て去るという、私にとっての世界観が、
「風を振り切って 花びらは散って
  さよならベイビー 戻れない日々」であり、
「叶わない夢 本当の愛 限りない欲望
 
忘れない日々 あの日の花火 さよならベイビー 果てしない旅」である。
これらの言葉と、言葉の流れは、非常に気に入っている。

世の中は、あきらめないで、という内容の歌が圧倒的に多い。
真矢みきだって、何度も言ってる。
この曲は、そういうことに対するアンチテーゼではない。
あきらめるけれど、前へ進むという曲なのだから。
一般論としては、この年齢になると、
未来はあらかた決まってしまったのかもしれないが、
なかなかどうして、未来は決まっていないことの方が圧倒的に多いんだぜ。
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テーマ:音楽のある生活 - ジャンル:音楽





初めてコメントさせていただきます、たしか。

新曲の歌詞、イイですね。
読んでいて思い出した、大好きな唄うたいの歌詞があります。

♪流れる涙ふいて笑ってみれば~

 ( ..なに? 夢がかなう? すべてうまくいく? とか言う? ぃゃぃゃ~)

♪飛べなかった距離が…

 ( ..まさか、距離が縮まる? 壁が乗り越えられる?)

♪見えてくる~んだ

見えてくる。距離だけ見えてくるだけです。それでこそ、だと思うんです。(ぁ、括弧内はワタシの脳内独り言です)

『あきらめることでしか前へは進めない』
もし、徒競走でみんなでせーのでゴールする小学生時代を過ごしていたら進まなかった“前”や、選ばなかった方角があったのだろーかーと思っていながら、物を棄てるのが下手なアラフォーです。

自身の生き方を不器用と公言してかっこイイのは高倉健さんだけで、あきらめないでと断言されても茶化す気が起きないのは真矢みきくらいだと感じてもいます。
【2010/10/20 23:32】 URL | D。 #9DD8ZWDM[ 編集]

D。さん、コメントありがとうございます。

物を捨てるのは難しいですね。
永遠の課題でしょうね。
ただ、捨て去って、整理がついて、達観するにはまだまだ早いです。
あきらめきれず、かといって、先も見えず、
もがき続けていくのが、実は健康かもしれません。
私は、たまに物事が上手い具合にさくさく進むと、
逆に不安になるくらいです。

「不器用」で思い出したのが、河島英五氏の「時代遅れ」という曲です。
この曲を好きな中高年男性は多くいると思います。
河島英五氏は、歌い手としても、ソングライターとしても、
ほんとに素晴らしい方だと思います。
ただ、「時代遅れ」で歌われる男性像は、
身近なようで、実は非常に高潔で、私にとっては完璧すぎて、
全く手が届かない感じがします。
つまり、自分と重ねられないのです。

曲を作る時は、共感とまでは言いませんが、
どこか一部分だけでも、聴き手の方と
気持ちが重なる箇所を作れれば、と思います。
まあ、まずは、バンドのメンバーが共感できるものにしなければと
常に意識しますが。

またよろしくお願いします。
【2010/10/22 00:32】 URL | クグエSW #-[ 編集]















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