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私は寒がりであり、暑さに対する耐性は高い方だ。
というか、ちょっと暑すぎるくらいが好きであり、
これまでも、扇風機が不要の人生を送ってきた。
この夏も扇風機いらずで過ごしている。

盆の頃は、今年も大して暑い日がないままに、
夏が終わっていくのかと、寂しい思いを抱いていた。
ところが、どうだい。
8月下旬に来て、暑さが増してるじゃないか。
しかも連日だ。
日中はまだいい。
夜がきつい。
風のない蒸し暑い夜が続く。
ついにうんざりしたぜ。

こうした暑さの最大の影響が、ブログの更新だ。
これまでにない更新間隔の大きさだ。
ネタはいくつもあった。
しかし、パソコンに向かえなかった。
パソコンの電源を入れると、部屋の温度が上がるという恐怖に屈したからだ。
それを回避するため、ちょっと横になってみる。
すると、知らぬ間に眠っている。
そんな夜を繰り返した。

そのせいで、意外と睡眠時間はとれており、夏バテとは無縁だ。
というか、考えてみれば、自然に眠れてしまう程度の暑さなのだ。
こんな甘えた生活を続けていては、
連日このページを開いてくれる数十人の読者の皆さんに失礼だ。
そこで今夜、ついに立ち上がったというわけだ。

     ◇      ◆      ◇

今シーズンは、山登りに行こうとする日に限って雨が降り、
断念せざるを得ないことが続いた。
こうなれば、天気に合わせて休むしかないと考えた私は、
確実に快晴になる日を見計らい、夏休みを取得することにした。
8月18日の話だ。

目指したのは、定山渓の奥地にある「無意根山」だった。
天気は、ずばりパーフェクトな快晴となった。
しかし、山登りはスムーズにはいかなかった。

まず、登山口の2kmほど手前の地点で、
土砂崩れにより、一般車両は通行止めになっていた。
やむを得ず登山口まで30分近く歩く。
ここでまたトラブルが発生。
登山口を見つけられないのだ。
道路工事をしている人に聞いても、わからないと言われた。
行ったり来たり、上ったり下ったりしているうちに、
歩き始めてから1時間ほど経過。

このままでは埒があかないため、
登山口の付近にある豊羽鉱山の事務所に行き、
登山口の場所を教えてもらった。
「この道を上がって、行き止まりのところを右に曲がったら
登山口の看板があるから。すぐにわかるよ」と、
60歳くらいの男性が、親切に気さくに教えてくれた。

ところが、登山口は、すぐになどわからなかった。
開かれた道があったので上っていくと行き止まりだったり、
周囲を歩き回れど、それ以外に上っていける道は見当たらなかった。
恥を覚悟で、再び豊羽鉱山の事務所を尋ねた。
すると、行き止まりのところを右に曲がってから登山口までは、
しばらく歩かなければならないことがわかった。
そして、やっと登山口にたどり着いた時には、
歩き始めてから2時間近くが経過していた。

登り始めてからは快調だった。

登山道は緩やかで、木々が日光をさえぎってくれた。
100818無意根山
1時間30分ほど上った中間点辺りで、無意根山の山頂が姿を現した。

と同時に、羊蹄山をはじめニセコ連峰の山々が、くっきりと見えた。
山頂では、とんでもなく美しく壮大な景色に出会えてしまうと確信した。
あまりに素晴らしい景色が待っていることが怖くなったほどだ。

ところが、である。
中間点付近から、別の意味でとんでもない景色に出会ってしまった。
笹である。
そこまでは、道は広めで、歩きやすかったのだが、
ある地点から、笹が両側から登山道を覆いかぶすように生えていた。
しかも背丈ほどの笹だった。
それでも、笹を分け入るようなところは、ここだけだろうと進んでいく。
ところが、いつまで経っても笹だらけ。
むしろ、先へ進むほど、笹は高くなり、
トンネルをくぐるような状態になってきた。
100818無意根山/笹 
中間点までは、笹が刈られていたのだ。
しかし、それ以降は手つかずなのだ。
おそらく、ずっとこんな状態だろう。
この笹では、道に迷う危険もある。
また、この日、私の先客登山者は1人だった。
その人が下山したら、巨大な山にひとりぼっちだ。

非常に残念だが、引き返すことにした。
最高の天気の日をチョイスして、わざわざ休暇を取ったのに、このザマだ。
残念だ。非常に悔しい。
しかし、登り続けるには危険すぎる。
惨めな思いで、2時間かけて、車を駐めたところまで戻った。

定山渓から車を駐めたところまでの道の途中には、
定山渓天狗岳の登山口がある。
定山渓天狗岳は、特異な形をした、極めて険しい岩山である。
難易度は極めて高いが、いずれトライしてみたいと思っていた。
せっかくこっちに来たので、登山口の位置だけでも把握していこうと思った。
100818定山渓天狗岳 
登山口を見つけ、参考にと、入林届のノートを見た。
すると、「熊を見かけた」、「とても危険。無理」などのメモが
いくつも見られた。
と、その時である。
入林届のノートの中に、知っている名前を発見した。
驚いた。非常に驚いた。
そこに書かれていた名前は「クスケンジ」だった。

9月20日のライブ出演者の中に、
「ドゥエッカマーラーズ」というバンドがある。
1990年前後、何度も一緒にライブをやったバンドである。
そこのボーカルが「クスケンジ」氏である。

滅多にない氏名である。
氏名とともに書かれた住所は、
札幌市内のものだった。
札幌市内で「クスケンジ」という氏名は、二人といないだろう。
彼とは15年くらい会っていない。
当時の彼は、まさにロックと酒と夜が絡みついたような雰囲気で、
登山とは最も遠い位置にいるような存在だった。
9月20日のライブの際は、
まず、このことを確認しなければならない。

やりきれなさの残るぐだぐだの一日だったが、
「クスケンジ」という氏名の発見によって、
今日という日が大きな意味を持った気がした。
どうしようもない気持ちをロックのつながりが救った。
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テーマ:登山 - ジャンル:スポーツ





>ちょっと暑すぎるくらいが好きであり、
>これまでも、扇風機が不要の人生を送ってきた。

わたしと真逆のタイプですね。わたしはエアコン大好きの汗っかきです。
体力もありません。すぐに大汗かきます。 山に行くと汗に吸い寄せられるように虫の大群に囲まれます。
ですので、真夏の山は避けて秋・冬に登山します。
【2013/05/29 17:59】 URL | グミ #MF8IyTP2[ 編集]

グミさん、コメントありがとうございます。
山によって、虫が常にまとわりついてくるところと、
そうでないところがありますね。

頂上から見える景色、下山した後の心地よい疲れと入浴など
登山の楽しみは色々とありますが、
頭の中のごちゃごちゃしたものが、上っているうちに消えていく感覚がたまりません。
忙しさと天候に左右されますが、今年も5か所くらいは登りたいと思っています。
【2013/06/13 21:30】 URL | 本人 #-[ 編集]















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