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5月4日、札幌は20度近くまで気温が上昇。
薄い雲が広がっていたものの、
それがまた青空をさわやかなものにした。
そんな春らしい日に私は、
札幌の北東側の隣町である
当別町に足を運んだ。

車で行ったのではない。
自転車でもない。
ましてや電車でもない。
この足で地面を踏む方法、つまり、走って行ったのだ。

自宅をスタートし、JR
当別駅まで走った。
正確な距離はわからない。
20kmは超えるだろうが、25kmまではなかっただろう。

1年前のゴールデンウイーク。
私は、頸椎(けいつい=首)のヘルニアと、
足のつけ根の痛みのせいで、走ることなどできなかった。
横断歩道で、青信号が点滅したときにだけ、
足をひきずって10m程度を走るのが限界だった。

放っておいても快方に向かう気配はまるでなく、
これはマジやばいぞと、5月半ばに整形外科を受診。
なかなか痛みは消えなかったが、ねばり強くリハビリに通った。

9月になってやっと、明らかに快方に向かっていることを実感。
実感してくると、どういうことをしたら良化し、
どういうことをしたら悪化するのかがわかってくる。
10月末には、30分程度のジョギングをできるまでに回復。
とはいえ、30分が限界だったともいえる。

その後、劇的に症状を好転させたのは、ヨガだった。
1日5分程度なのだが、欠かさず続けることにより大きな効果があった。
外は雪道で、走ることはできなかったが、
2月、3月の段階で、60分なら走れるような気がした。
雪が溶けた4月、60分走を実現。
ゴールデンウイークには、行けるところまで走ってみようと思った。
この1年で、こんなに回復した、
まだ終わりじゃない、まだ戻れるんだと確かめたかったのだ。
それ以外の目的は、全くなかった。

100504パープルロード
「自宅スタート」と書いたが、イメージとしては、
地下鉄東豊線
・元町駅を出発したと考えていただきたい。
そこから、モエレ沼公園へ向かうパープル・ロードを通り、
あいの里で国道337号線に出る。
石狩川を渡って、太美を抜け、JR
当別駅へ向かうルートだった。

11時40分出発。
20mほど走って、思いの外、風が強いと感じた。
それでも、最初のうちは、建物が多いところを走るので、
風がさえぎられ、気にするほどのものではなかった。
ところが、パープルロードに入り、建物がほぼ無くなると、
思い切り向かい風となった。

まともに風を正面から浴びたのは、
モエレ沼近くの交差点からあいの里まで。
それと、国道337号線を左に曲がったところから太美まで。
ここを走っている時は、「全く風が強すぎるぜ」ということ以外、
何も考えられなかった。

強い風と同様、誤算だったこと。
それは、デジカメである。
デジカメケースに、デジカメと2千円を入れた。
それをポケットに入れて走ったのだが、
これが予想以上に邪魔くさく、意外に重かった。
あまりに煩わしかったので、走り始めて10分後には、
ポケットから取り出し、手に持って走ることにした。

100504石狩川を渡る
念には念を入れて、30分ごとに軽いストレッチ休憩を入れた。
水分補給も重要。
NO WATER NO RUNのスピリットで走ったが、
全く喉が渇かず、水分を欲しなかった。

風が強いことと、舗道が斜めになっていることはストレスだったが、
痛みを感じる箇所もなく、飽きてしまうこともなく、
それなりに順調に進み、太美まで1時間30分(休憩除く)で着いた。
もう完走は確実だという気持ちになった。
太美からの20分くらいは、今回のルートの中で最も快適だった。
左斜め後ろからの追い風と、広く平らな歩道は走りやすかった。

100504太美
ところが、1時間50分を超えたあたりで変化が表れた。
加速度的に、足がスティックになりそうな気配が押し寄せてきた。
当別川に突き当たるところで左折。
左斜め前からの向かい風に変わり、スピードは早足程度に激減。
さらに、ここへきて、急速に水分を欲してきた。
水分は、欲しないときから補給しておかなければ手遅れになることを
これまであらゆる場で経験していながら、
甘く見てしまったことに気づく。

そこからは、10分おきにストレッチしつつ、
当別の街中に着いたら何を飲もうかばかり考えていた。
なんとかセイコーマートに到着。
当別駅まで、あと500mほど。
ここで紅茶を購入。
店を出て、10m先の横断歩道まで歩く間に飲み始める。
信号は赤に。待っている間に、紅茶を飲み干してしまった。
またセイコーマートに戻って、ペットボトルを捨てる。

水分を補給して、微妙に回復してしまい、淡々と当別駅にゴール。
劇的でもなんでもなく、そこはかとなくゴール。
風が強かったこともあり、全く汗をかくことなくゴール。
人ひとりいない祝日の午後の駅前にゴール。
時刻は14時10分だった。
11時40分にスタートして2時間30分を要したことになる。
そのうち走っていた時間は2時間15分。
残り15分は、ストレッチ休憩とコンビニ休憩だった。

14時29分発の札幌行きの電車便があった。
切符を買おうと、料金表を見る。
札幌までの料金は620円。
その時、気づいたのが、駅によって結構、料金が違うこと。
桑園は530円、新川は440円、百合が原は350円だった。
札幌市内ならば、ほとんど料金は同じだろうと思っていただけに、
意外な感じがした。

当別から札幌までのJR線のルートは、
上の部分が長い「く」の字のようである。
「く」の字を右側に押し倒し、左右対称にする。
つまり、「◇」の形にしたとき、
右側の突き出たところが自宅の位置である。
自宅までの距離は、「く」の字の終点である札幌駅からが一番近いだろう。
5km弱であり、歩いて帰れる距離である。
ただ、「く」の字の上部に位置する百合が原駅も、
ほぼ同じくらいの距離かと思われた。

札幌まで620円、百合が原駅まで350円。
この270円の違いは大きいし、
百合が原の方が15分くらいは早く降りられる。
また、いかにもジョギングしてきましたという恰好で、
札幌駅の人混みの中にインするのは抵抗があった。
そこで、百合が原駅までの切符を買った。

電車は意外に混んでおり、あいの里公園駅からは、座れない客が生じた。
混雑客の中のジョギングスタイルは、なんとも恥ずかしかった。
しかし、乗車している客の中に、
「今日、電車に完全ジョギングスタイルの男、乗ってたよね」と、
後から話題にする人もいないだろうと思い、気にせぬことに。

14時55分、百合が原駅で下車。
ここからが
、思いの外、遠かった。
途中で、気持ちが萎えた。
距離だけではなく、風にのってやってくるバーベキューの匂いが、
乾いた私にダメージを与えた。

当別走破という基本目的は達成した。
もう自分を解放していい。
甘やかしてやっていい。

そう考えた私は、コンビニでビール&つくねを買い、
店の前で飲食することを決意。
セブンイレブンのつくねに対する私の評価は高い。

札幌新道を超えた東19丁目あたりセブンイレブンに入る。
しかし、つくねは売ってなかった。
焼き鳥もフランクフルトも売っていた。
しかし、そのことに何の意味があるのかと思った。
あくまで求めたのはつくねだった。
何にも代用はできない。

つくねが無いのならビールを飲む意味がないと思い、ビールも買わず。
また、自宅へ向かって歩き始める。

この時、自宅までの最短ルートに、セブンイレブンがないことを察した。
スーパーの近くは通るが、そこで売られているつくねじゃダメだ。
セブンイレブン製でなければ欲求は満たされない。
その強い思いにひきずられ、遠回りをして別のセブンイレブンへ。

ところが、その店にも、つくねは売られていなかった。
私はあきらめた。
もうビールだけでいいと思った。
ただ、自宅まであと1kmくらいだったため、
部屋で、くつろいだ体勢で飲むことにした。
あと1kmの距離が、ビールをより美味しくするとも思った。

残りの1kmは、ビールのことで頭がいっぱいだった。
当別まで走ったことも、昨日のことのようだった。
自宅に着いて、すぐにビールを飲む自分を想像した。
着替えより、手洗いより、まずはビールだ。
第一にビール、第二にもビールだとイメージした。

そして、自宅について、イメージどおりに過ごした。
第一にも、第二にも、ビールを飲んだ。
もちろん飲んだのは第三のビールだ。
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