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4月23日、仕事で東京を日帰りした。
8年ぶりの東京であるため、本来ならば、
それなりのワクワク感があるはずだが、
移動して、仕事して、すぐ帰るようなスケジュールだったため、
流れのままに淡々と過ごそうと思っていた。

とはいえ、昼食だけは、いい加減にしたくはなかった。
昼食時間は移動を含めて40分くらい確保できそうだった。
この40分を疎かにしてはいけない。
北海道では食べられないものを食べる。
その情熱だけは揺らぐことはなかった。

場所は新橋。
行き先は「ラーメン二郎」にしようと、前日の夜に決めた。
ラーメン二郎は東京の大メジャー店。
8年前に一度食べたことがあるが、
チャンスがあれば、再度食べてみたいと思っていた。
ただ、40分という時間では不安があったため、
行列待ちの状況次第で、すぐに諦めようと覚悟をしていた。

もうひとつ乗り越えなければいけないことがあった。
出張は、私一人ではなかった。
M越(エムコシ)氏という同僚と一緒だった。
M越(エムコシ)氏とは、これまで同じ部署に
配属されたことはなかったが、旧知の間柄であり、同世代であり、
ざっくばらんに何でも話せる、付き合いやすい同僚である。

ただ、彼の食の傾向は全くリサーチしていなかった。
滅多に来ることがない東京という地での一回の食事に対して、
どんな意識を持ち、何かこだわりはあるのかは知り得なかった。
何もこだわりがないのが、一番有り難いと思った。

そもそも「ラーメンはちょっと…」と言われる可能性はあるし、
徒歩移動を嫌い、目の前にある適当な店でええじゃないかと、
イージーな選択を要求する恐れもあった。
私が難色を示せば、ええじゃないか運動を
起こすのではないかとも危惧した。
それ以上に警戒したのは、「吉野家」や「味の時計台」など、
札幌でいつでも食べられるだろ!的な店を提案されることだった。

M越(エムコシ)氏の意向確認は、
浜松町へ向かうモノレールの中で行われた。
M越氏に「昼は新橋でラーメンを食べないか」と打診。
「ああ、いいっすよ」と即答。
「(仕事先まで行くには)ちょっと遠回りになるけど、
 それでもいいかい」。
「ああ、いいっすよ」とリピート。
続けて彼は、「札幌だと、どこのラーメン美味しいすか?」と
聞いてきた。
「M越さんは、家、菊水だよね。菊水なら、綱取物語が好きだね」
「そこ行ったことある。味噌、美味しかったなあ。
 でもね、うちのカミさん、なんか創作っぽいつけ麺を食べたら、
 全然合わなかったみたい」

私は小さな感動をおぼえた。
私も、綱取物語のアンチョビ入りのつけ麺に撃沈した経験がある。
あまりに生臭く、半分程度食べて中退したのだ。
M越氏とラーメン談義を続けていると、
彼は意外と休日に家族でラーメン店に行っていることが判明。
私は調子にのって、
「初めて訪問した店で、初めて食べるラーメンなのに、
 ラーメンが出てきたら、いきなりコショウをかける人っているよね。
 あれはどうかと思うんだよ。
 基本の味もわからないうちからカスタマイズするかね」
と言おうとした。
しかしやめた。
面倒臭い人だと思われたくなかったからだ。

ラーメン二郎・新橋店
そして、無事、ラーメン二郎・新橋店と思われる店に到着。
「思われる」というのは、店の看板には「ラーメン新橋店」としか
書かれておらず、「二郎」の表記が一切なかったからだ。
店内を覗いてみたが、やはり「二郎」表記はない。
果たしてここは、ほんとにラーメン二郎なのか。

不安を抱えつつも、とりあえず店内に入った。
即座に、メニューと、客が食べているラーメンを見た。
野菜の盛られ方、麺の太さを目にし、
二郎のラーメンに思い込むことにした。
(帰宅してネットで調べたら、二郎に間違いなかった)


運良く、二席だけ空いていた。
何ら迷うことなく、看板メニューである「豚ラーメン」(700円)を
オーダー。
ヤサイ、ニンニク、アブラなどの増量は無料で、
周りの客は、それぞれにカスタマイズしていたが、
私にとっては8年ぶり、M越氏にとっては初めてであったため、
「原型を知らずしてトッピングなどできないぜ。そうだろ」
ということで、一切カスタマイズせずにオーダー。

ラーメン二郎/豚ラーメン
美味しいラーメンだった。
濃厚豚骨醤油スープに、極太麺。
スープの表面は背脂で覆われている。
チャーシューは脂身のないタイプが5枚のっている。
口当たりは、こってりしているが、
抜けが良かったため、意外にあっさりとした後味だった。
塩気がセーブされ、旨みがすっきりしているからだろう。

味にしても、見た目にしても、
かつて目にした二郎のラーメンに比べたら、
ずいぶんと綺麗でスマートな感じがした。
以前は、もっと荒く、ダイナミックだったような。
それでも、満足できる味だった。
札幌に出店しても、人気になると思う。

M越氏は、「この濃さは、カミさんには厳しいだろうな」と言いつつ、
美味しかったと一定の評価をしてくれた。
彼を半ば強引に連れ込んだこともあり、私はほっとした。
もうひとつ、それ以上に、ほっとしたことがある。
余計なことを言わなくて良かった。
M越氏は、ラーメンが運ばれてきてすぐに、
コショウをかける人だったからだ。
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テーマ:ラーメン - ジャンル:グルメ





 こんばんは。4F北側の2課が招集される会議出張でしょうか?お疲れさまでした。
 私も1泊2日で、さいたま大宮用務→品川泊ですが、2トップのラゲッジテイカー&公式行事的夕食会のため、二郎のようなところに行くチャンスは皆無かと思われます。
 念のため、「大宮駅、ラーメン、おいしい」とか「品川、大衆、居酒屋」と検索し、それなりのところのマップはプリントアウトしましたが、どうなることやら…。
 ちなみに、以前、出張した際の「池袋二郎」は、★一つでした。
【2010/04/25 23:07】 URL | 迷犬チーズ #-[ 編集]

元・ラーメン二郎新橋店は商標権の関係で
二郎を名乗るのを辞めたと聞きました。

私、実はかなりの二郎フリークなのですが、
(食後に打合せ等がなければ)ニンニクは
初めての方でも入れた方が良いと思います。

http://www.youtube.com/watch?v=iApq0GSLCG4
【2010/04/25 23:13】 URL | TJM@るもい4年目 #-[ 編集]

迷犬チーズさん、コメントありがとう。
仕事のチャンスはフイにしても、ラーメンのチャンスはものにしたい。
そんなラー自研であっていただきたいと思います。
夕食会の後、ひとりラーメン探訪するしかないでしょう。

TJMさん、コメントありがとう。
貴氏が、二郎フリークだったとは。
それにしても、「二郎」と名乗れないなら名乗れないで、
何か店名があってもいいと思いますが、何かこだわりがあるんでしょうね。

札幌にも、少しずつ、二郎テイストなラーメンが現れてきているようなので、
今度はそちらも訪問したいと思います。
【2010/04/27 07:42】 URL | クグエSW #-[ 編集]

AUTO-MODジュネさんのブログでは
「ラーメン二郎」というカテゴリーで記事が書かれてます。
意外にも(笑)、親しみ易い文体で好印象です
http://genet.jugem.jp/?cid=32

琴似の「ふくべ」も、もやしが爆量でした。
そして店内は居辛い雰囲気。
久しく行ってませんが、まだあるのでしょうか?
【2010/04/27 21:59】 URL | マキシ #-[ 編集]

マキシさん、コメントありがとう。
琴似のふくべは、20年近く行ってないですね。
まだあるのでしょうかね。

それにしても、二郎フリークは幅広く、そして根強いですね。
札幌にあったら、大行列になるでしょうね。
余談ですが、山岡家が、札幌に一店舗しかなかったら、
連日大行列になると思います。

ポール・ウェラーの新譜の音源を入手しました。
もう少し聴きこんで、5月上旬には、レヴューします。
前作もそうでしたが、1曲が短く、曲数が多すぎですね。
ラフにリラックスしてやってる雰囲気は好感です。
【2010/04/28 00:20】 URL | クグエSW #-[ 編集]















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