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昨日29日、守屋前防衛次官の証人喚問が行われた。
防衛専門商社「山田洋行」の元専務との癒着疑惑によるものだった。
「山田洋行」は、「やまだようこう」と読むが、
同じ文字で「やまだひろゆき」という姓名の方が何人もいるだろう。

それはそれとして、守屋氏はゴルフ接待を200回以上受けたと明らかにした。
「200回以上」ということで、
250回かもしれないし、400回かもしれない。
守屋氏はゴルフ接待について、「週末にストレスを解消したかった」と答えた。
そんなに週末にゴルフをしたら、ゴルフ以外のプライベートが無くなって、
逆にストレスがたまるのではないかと思った。

また、将来プロゴルファーになりたいが、
金銭的な事情などから、
なかなかゴルフコースに出ての練習ができない人は、

防衛官僚になるべく勉強すべきだ。
思う存分ゴルフができるようになる、しかも無料で。

この問題、国民の関心はどうなんだろう?
自分の生活には関係ないし、どうなるものでもない、
そして、どこに怒りをぶつけていいものか。
そのため関心は薄いし、あきらめムードではないか。
もしかしたら、怒りすら感じないのかもしれない。

それにしても、この守屋という男、
防衛省のトップまでのぼりつめたと思わせる雰囲気があった。
証人喚問という独特の圧力感と緊張感の中で、
臆することなく、怯むことなく、沈着に、整然と答弁していた。
しかも、資料や原稿らしきものに目をやることもなく、
組み立てよく話していた。
相当に強かな人である。
本当の悪人かもしれない。

しかし、誰しも最初から悪人だったわけではない。
また、小さな悪だったのに、様々な利害が絡み、連鎖していくと、
何が悪で、何が善なのかわからなくなる。

そこで紹介したい小説がある。
吉田修一、「悪人」である。

悪人

話の舞台は、福岡、佐賀、長崎。
保険外交員の女性の殺人事件を発端として話は進む。
ストーリーの軸になっているのは「出会い系サイト」。
その根底にあるのは「孤独と欲」。

殺人事件の犯人は、話の中盤で明らかになる。
そこからが面白くなる。読むのをやめられなくなる。
なぜか?
「殺人事件」ではなく、「人間」を描いているからである。
そして、話のつなぎ方に無理がないからである。

登場人物は、保険外交員の女性のほか、ボンボンの大学生、
土木作業員、ヘルス嬢、紳士服店の女性店員など。
その誰もが、最初は、どこにでもいそうな普通の人のように描かれているが、
話が進むうちに、「普通の人」が次第に「悪人」に感じてくる。
読み手に、そう思わせる描き方が非常に巧みである。
それが惹きつけられた最大の要因かもしれない。

人間のかっこ悪い部分、汚い部分が丹念に描かれている。
生臭さを感じるほど、リアリティがあり、
そこにアイデンティティを感じ、レモンティを飲みたくなる。

例えば、紳士服店の女性店員(30歳くらい、独身)の元旦の場面。
おせち料理を食べ、初詣に行き、姪っ子と遊び、正月番組を見たら、
何もすることがなくなった。
時間を持て余し、自転車で近くの大型ショッピング・センターへ。
何も欲しいわけではないが、なんとなく書店に立ち寄る。
ベストセラーの本を手にとる。しかし並んだ活字が重く感じて買わず。
いい曲だなと思っていたCDを見つけ、手に取る。
しばらく買うがどうか迷ったが棚に戻した。
CDショップの窓から外が見えた。
自分の自転車がぽつんとあった。
気づいたら泣いていた。理由もないのに涙があふれた。
自分には欲しい本もCDもなかった。
新年が始まったばかりなのに、行きたいところも会いたい人もいなかった。

胸が締め付けられる描写である。
こうした何気ない日常の中の切り取り方が絶妙である。

そのほかにも、祖母のスカーフ、祖母のバス運転手とのやり取り、
娘を亡くした父親の行動、それを受け入れた母親など、
やるせなく、暖かくも哀しい場面が後半連続する。
とにかく人間の心情の描写の素晴らしさに、ため息が出る。

エンディングは決して劇的ではない。
しかし、鳥肌が立つ。
優しさとは?信じることとは?切なさにうち震えるエンディングである。
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テーマ:本の紹介 - ジャンル:小説・文学



















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