ADMIN TITLE LIST

概ね10人以上の酒の席において、
なんとも落ち着かない、じれったい時間がある。
乾杯をするための一杯目の飲み物が、
出席者全員の前に置かれるまでの時間である。

ビールのジョッキの第一弾が運ばれてくる。
しかし、第二弾がなかなか運ばれてこなかったり、
ソフトドリンクが運ばれるのが、やけに遅かったりで、
第一弾のビールの泡が消えていくのを、
なすすべもなく眺めながら待つ時間である。

その飲み会が職場がらみであるとき、
運ばれたビールは、職名的に上の人からセッティングされる。
それが一般ルールなのだろう。
しかし、ほんとにそれでいいのか?ほんとは逆じゃないのか?と、
20代の頃から思っている。

なぜなら、先に持ってこられて、数分放置されたビールよりも、
後から置かれたビールの方が、間違いなく美味しいからだ。
職名的に上の人の前に、さっさとビールを置き、数分待たせて、
味の落ちたビールを飲ませるのは失礼ではないかと思うのだ。
このしきたりは、2010年代に突入した今、
見直しのムーブメントが起こってもいいのではないだろうか。

職場がらみではない親しき者との飲み行為ならば、
そのあたりはラフ&ボーダーレス。
全員の飲み物が整う前に、
先に運ばれた人が先に飲むのはオーライで、
全員の飲み物が整った段階で乾杯すればいいだろ、という、
私にとってはストレス・フリーな状況となる。

大皿や鍋などの取り分けシステムについても、改善できないのかと思う。
取り分けるのが当たり前だと思っている人は事実多いし、
取り分けることが貢献だと思っている人も多いだろう。
それが常識に近いかもしれない。

しかし、取り分けぶりから義務感しか見えない場合も多く、
見ているのが辛くなる。
ただ、仕事や上下関係から発生する義務感こそが、
人を動かす最大のポイントだともいえる。
「嫌なこともやろうじゃないか、仕事だもの」
ブラックな相田みつを氏的表現すれば、そんな感じだ。
そう、仕事が理由なら、普段やりたくないこともやってしまうのだ。
だから、そんな行動原理を否定しない。

私が取り分け改善を促すのは、そんなリーズンではない。
単に、自分のタイミングで、自分の食べたいものを食べたいのに、
そのフリーダム感やマイペース感が崩壊されるのが嫌なのだ。
不自由なことの世の中で、鍋の具ぐらい、
好きなものだけ食べる程度の自由が欲しい。
良かれと思ってやってくれるのはわかる。
しかしそれは、かゆくないところに手を伸ばしていることであり、
煩わしいだけである。

スナックにおける、煙草の火を即座に出す女性店員も然り。
ろくな対応もできないのに、こちらが煙草をくわえた時、
ライターの火を用意するのだけは早い女性がいる。
煙草のタイミングだけを監視されているようで、
気持ちの良いものではない。
ところが、スナック界における常識は反対なのだろう。
だから私は、スナックをはじめ、水商売プレイスは極めて苦手なのだ。
そんなプレイスに行ってはいけない客なのだ。

それにしても、スナックの常識には、未だに慣れない。
飲み物を注文すると、その席に座った女性店員が、
「私もウーロン茶いただいていいですか」と即座に聞いてくる。
それを断ることなどできない。
儀礼的に乾杯をし、女はグラスに口をつける。
しかし、ウーロン茶を飲むことなくテーブルに戻す。

そのうち、女性はどこかから呼ばれ、別のテーブルに移動。
程なくして、こちらのテーブルには別の女性店員が座る。
座るやいなや、「私もいただいていいですか」と聞いてくる。

平常心で考えてみよう。
店に訪れた客に、店員がおごってもらうのが当たり前。
それがマナーであり、最低限のルールのように存在する。
市民権を得ているソフトな「たかり」と言ってもいい。
しかも、店員が変わるごとに、たかりもリレーされる。
ところが、リレーのバトンをつないでいるのは、紛れもなく客の側である。
それに、会計の不明瞭さなどを加えて考えると、
ガソリンを海に流しているかのような気持ちになる。

煙草を口にくわえると、すぐにライターの火を近づけることとともに、
少しでも酒が減ったら、即座に継ぎ足しされるのも辛い。
ビジネスとして、様々な思惑があるのはわかる。
それならそれで、もう少し、さりげなくやってくれないかなと。

客が、その店に合わせる責任はあるだろう。
ただ、接客業をしている自負があるならば、
かゆいところは、人それぞれ異なることを認識し、
それに合わせた対応をすることが重要だと思う。
スナックに限った話ではない。
洋服屋や家電店など、トークがポイントになる店なども同様。
誰に対しても、同じ対応をするレベルなど、接客とは呼ばないだろう。
人によって使い分けられる技術を接客と呼ぶのではないか。

勝手なことばかり言っている自分には気づいている。
水商売プレイス不適合な人間の戯言だと思って許していただきたい。
何が正しくて、何が間違っているかではない。
フィットするかどうかの問題である。
誰も間違ってなどいない。

ただ、水商売プレイス不適合な私でありながら、
水商売に従事している女性から聞いてみたいセリフがある。
店の仕事を終えた後、その女性と飲みに行くとする。
私は聞く。
「店でも飲んでたのに、まだ飲むの?」
女性はこう答える。
「仕事で飲むお酒と、仕事が終わってから飲むお酒は違うから」
なぜかしらん、ゾクゾクする。
スナックだけに、いとおかし。

スポンサーサイト

テーマ:日々のつれづれ - ジャンル:日記





まだまだ若手なので後ビールをしめしめと呑んでます。レボリューションは僕が目上になってからでも遅くないと思います。ていうかアイホープ。
【2010/01/14 21:15】 URL | タピオカ鈴木 #-[ 編集]

ミュージシャン、タピオカ君、コメントありがとう。

ビールは職名的に下の者からセットするのを、
私は幾度か実践したことがあります。
しかし全く認知されません。
怪訝なフェイスをされるだけで、
あたかも私がフールな人のような状態になります、フール・オン・ザ・ヒル。
完全にディジー・ミス・リジーです。

おそらく、目上の人には先にセットして、
さっさと安心したいという気持ちが働いているのかと。
目上の人間にしても、優先的に配慮されたのではなく、
さっさと処理されたとは思ってないのかなと。
まあ、目上の人にとっても、「オレを最後にしろ」とも言いにくいでしょうが。

レボリューションを起こせるのは、タピオカ君しかないと思うぜ、オー・プリーズ。
【2010/01/14 22:44】 URL | クグエSW #-[ 編集]

普段しないのに、一生懸命色々やってしまった私です。
そう。
新年会という名前のついた親睦会で。
・・・クグエさんの元の職場での親睦会で。

だけどお水なプレイスでは、きっと私は働けないでしょう。
なぜならば、色々とやってしまう私には「波」があって、やってしまう時と、な~んにもやらない時があるので。
でもそういうプレイスでちょっと働いてみたいと思ったことがあります。
そんなプレイスで「ろくな対応」とやらをやってみたい。と。
【2010/01/15 19:04】 URL | yosimi #-[ 編集]

yoshimiさん、コメントありがとうございます。
水商売プレイスで働いた、あるいは、働いてみたいと思ったことのある人は、
結構いるんじゃないかと思います。
対応の善し悪しは別として、基本的にあの雰囲気が好きな人しか
続けられない世界でしょうね。
それはそれですごいことです。
一生懸命働いている人には敬意を払います。

飲み会の場で、取り分けをしたり、飲み物の減り具合のチェックをよくする人は、
基本的には有り難いし、職名的に上の人のウケもいいでしょう。
それに、そういう人は、そうやって動いている方が落ち着くのだと思います。

ただ、あまりに気を使われている気がして、こちらが落ち着かないんですね。
楽しんでないように見えてきて、こちらも楽しめなくなるというか。
もっとDO IT YOURSELFでいいじゃない、と思っちゃうのです。
思えば、大人数の飲み会って、
自分の居場所を探すようなところがあるかもしれませんね。
【2010/01/15 23:31】 URL | クグエSW #-[ 編集]















管理者にだけ表示を許可する



| HOME |

Design by mi104c.
Copyright © 2017 トゥナイト今夜もRock Me Baby, All rights reserved.