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アメリカ・メジャーリーグのイチロー選手が
9年連続200本安打という前人未踏の大記録を達成した。
単年度で200本の安打を打つ選手でさえ限られているなか、
それを9年もの間、突破し続けたことは本当に凄い。

もちろん強靱な精神力があってこそ成し得たという意見に全く異論はない。
ただ、単純な話、野球センスが飛び抜けている。
投げる、打つという才能だけではない。
ケガをしないことや、スランプからきっちり立ち直ることなども含めて、
とんでもなく秀抜な野球センスを持った人である。

コメントや振る舞いを見ていると、正直、カッコつけな人だと思う。
しかし、安打に関しては、泥臭いものも多い。
当たりそこねのゴロが安打になる場合も多い。
それでも安打は安打。
安打をたくさん打てる人はカッコいい。
攻撃は塁に出なければ始まらない。
そうした野球の原点を見せてくれる人でもあり、改めて偉大だと思う。

今回の記録のほかにも、シーズン安打記録や日本人最多安打など、
これまで数々の偉業を成し遂げた。
また、一般人にとってはリアリティのない年俸をもらっている。
彼のモチベーションは何なのだろう。
「まあ、これだけやったし、もういっか」
と感じることはないのだろうか。
おそらく一般人とは比較にならない意識の高さがあるのだろう。

まさに、手の届かないような孤高の人である。
というか、数々の大きな記録を打ち破るために、
孤高の人格を形成していったようにも思える。
周りを排除し、研ぎ澄ましている雰囲気が漂う。

誰にも邪魔されない空間を確保し、
身の安全を守るためのセキュリティを徹底し、
考えられないほどストイックに自己管理をしているのだろう。
時に、クール過ぎたり、偉そうなコメントもあるが、
必死で自分をコントロールしていることの表れではないか。

イチローという人は、整理する力に長けているのだと思う。
そうした頭の良さがある人だと感じる。
あれだけの人になれば、内から外から、様々な誘惑も多いだろう。
年齢を重ね、知識や経験が増えることで、
逆に飽和状態になって、なんだかわからなくなる人も多いはずだ。
しかし彼は、必要のないものは捨てる、あるいは忘れる。
そうした能力が秀でているのだと想像する。

10代は、壊れそうなものばかり集めてもいい。
頭の中にそれを保管しておけるだけの容量があるからだ。
しかし、40代ともなれば、容量は限界にきている。
年齢とともに、人の名前を思い出せなくなるのは
至極当たり前のことなのだ。

だから、いらないものは捨てたり、忘れたりして、
新しいことや次のことを考えるスペースを
作ってあげなければいけない。
詰め込む力より、得た知識や経験を必要に応じて引き出せる力こそ
重要である。
つまり、いかに増やすかではなく、いかに使うかなのである。
イチローは、それをよくわかっているのだ。

記事の前半で、イチローの偉業は、精神的なこと云々より、
根本的に野球センスが飛び抜けているから成し得たと書いた。
ところが気づいてみると、自分をコントロールする力とか、
整理する力があるとか、精神的なことばかり書いている。
整理する力を語る私自身こそ、整理する力を身につける必要がある。

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テーマ:イチロー - ジャンル:スポーツ



















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