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休みの日に、思いがけず早起きすると、
掃除をしたり、リハビリのストレッチを入念にしたりと、
非常に有意義に朝を過ごすのだが、
思いがけず寝坊すると、用事があるのに暢気(のんき)に
だらだらとしてしまう。

先日、ニセコへ山登りに出かけた時もそうだった。
札幌を7時30分に出発し、10時には登り始める予定だったが、
目が覚めた時、既に9時だった。
すぐに出発すればいいのに、テレビを見初めてだらだらと過ごし、
しかもニセコに向かう途中で寄り道をし、
結局、登り始めたのは14時30分という、
登山行動としては稀に見る遅い時間だった。

寄り道のひとつが、ラーメンだった。
ただでさえ予定より大幅に遅れて行動しているのだから、
食事など感便に済ませ、さっさと山へ向かえばいいのだが、
せっかくのニセコ・ホリデーなのだからと、
そこでしか味わえないものへの欲求に負けた。

◇倶知安町南10条西1丁目 国道5号線沿いに有りマウント/店 
そして食べたのが、倶知安町の「マウント」のラーメンである。
私は15年くらい前、6年間倶知安町に住んでいた。
「マウント」は当時からあった店で、
倶知安町を離れてからも、3、4年に一度は訪れていた。

元々、小樽市を除く後志管内の中では屈指のラーメンだったが、
「地方のそれなりに美味しいラーメン」の域を出なかった。
ところが、今回訪問して驚いた。
格段に美味しくなっていた。
というか、それまで食べたマウントのラーメンとは別物だった。

おそらく一番のウリであろう味噌ラーメンをオーダー。
味噌ラーメンのメニュー表には、次のとおり書かれていた。
「16種類もの食材を独自の分量でブレンドし、
 丁寧に作り上げた味噌ダレが自慢の逸品。
 化学調味料を加えていないので、身体に優しいラーメンです」
オーダーした後、これをメモし終わる頃に、ラーメンが出てきた。
信じられない早さである。

◇味噌ラーメン 750円。どういうわけか玉子もすごく美味しかった。
マウント/味噌 
赤味噌のコクがきれいに出た、密度のある美味しいラーメンだった。
スープは濃そうに見えるが、意外とあっさりしており、
それでいて、後に引く旨みを残す。
そのため、どんどん食べ進むし、飽きない。
味噌とスープの交わり方がいいのだろう。
まるでカドのない、まろやかな仕上がりだった。
麺は黄色の中太で、ちぢれは普通。
スープとの絡みも良く、麺が固めなのも良かった。

倶知安町で、限られたお客さんを相手にするには
もったいないラーメンだと思う。
かつてに比べ、とんでもなく本格度が増し、
詰めの甘さが消え、隙がないつくりになった。
いったい何があったのだろうと疑問さえも感じた。
それと、水が圧倒的に美味しい。
この辺りは、水道の水が名水クラスの鮮度である。

ラーメンを食べ終えたのが14時頃だった。
満腹である。店の外でタバコを吸いながら、どの山に登ろうかと考える。
そう、この時点でも私は、どの山に登るのか決めてなかったのだ。
それほどまでに暢気で、しかし、山に登ろうという気持ちは
全く薄れることはなかった。

とりあえず、イワオヌプリかアンヌプリに登ろうと思い、
山中へ車を走らせる。
そして、たまたまアンヌプリの登山口の標識を先に見つけたので、
アンヌプリに登ることにした。

アンヌプリは、小学校の行事で登ったことがあった。
今回はそれ以来である。
「登る」といより、大きな石が多いちょっと急な山道という感じで、
難易度は札幌の藻岩山程度だろう。

ニセコアンヌプリ/頂上 
この日は、雲がほとんどなく、実に爽快だった。
山登りの時に訪れるクグエ的クライマーズ・ハイになった。
ただただ登ることだけに集中しているのが気持ち良い。
心が空っぽになっているわけではない。
「無」が心に入り込んできて、それで心が満たされる感じである。

頂上には1時間10分程度で到着。
頂上に到達すると目に入るのが羊蹄山である。
大きな岩に腰掛けて、しばし眼下の景色を見ていた。
飛行機から見る景色のようだった。
昼寝をしたくなるような気持ち良さがあり、
その気持ち良さをキープしたまま下山した。

◇飛行機の窓から写したんじゃないぜ!
アンヌプリから羊蹄山 
下山後も、山に囲まれた景色の中で、風や鳥の鳴き声が心地よく、
しばらく自然に身を委ねていた。
若い頃は、こういう自然が退屈でもあったのに、
今は、こういう自然をいつまでも感じていたい気持ちになる。
なんとなくこのまま帰っちゃいけないような気がして、
そのまま過ごしていたら、知らぬ間に時間が過ぎた。
こういう時の「知らぬ間」は、ほんとうに気持ちがいいものである。
五色温泉 
登山口の近くには「五色温泉」(ごしきおんせん)がある。
温泉に入る予定はなく、何の用意もしてこなかったが、
なんとなく入りたくなって、タオル一枚のみで入湯。
6、7年ぶりの入湯だったが、変わらない純度の高い硫黄泉に感動。
まさに至福の時を過ごした。
露天風呂から見えるアンヌプリの夕焼けも素晴らしかった。

温泉を出る時、宿泊客が食事をしている大きな部屋の横を通った。
このまま泊まりたいなと思ったが、
そこまで自由に過ごすと逆に持て余してしまう。
自由の無駄使いに思えてくる。
だから私は、
日の入りと同時に帰路についた。

◇五色温泉の露天風呂からは、こんなふうにアンヌプリが見えます。
五色温泉から見えるアンヌプリ 
行きあたりばったりのニセコでの半日。
男一人旅の自由、あるいは自由であるがゆえの孤独。
この日は、そうした気持ちは一切なかった。
「オレはいったい何をしているんだろう」とも全く思わなかった。
ただただ気持ち良かった。
余計なことは全て忘れる。
目の前にあるものをひたすら楽しむ。

こんな日は必要だ。
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どうも。
今しがた駅前海栄でラーメンを食べてきました。
体力もなく、虫が嫌いな私は山登りを好んでしませんが、少しは体を動かした方が良いと思い、最近はボウルサンシャインでボーリングと卓球をしています。

CDはちゃ~んとあの方に渡りました。ご安心を。

新婚旅行は…農家の仕事が落ち着くのが冬なので、冬に行こうかという話しが出ています。が、まだ正式に決まってはいません。。。

温泉が好きなので、海外まで行かずとも、その辺の温泉でも良いと思っているのですが…。
【2009/07/03 13:49】 URL | yoshimi #-[ 編集]

マウント、懐かしいっすね!
確かに昔は、美味くはなかったっすね。
そうですか、美味くなったのですか。

現在倶知安に住んでいる仲間に聞くと、
色々様変わりしているようですよ、
我々が住んでいた頃に比べて。
国道沿いの「釜飯」がおいしかった店も
もう無くなったようです・・・その店の
ミソラーメンが好きでした。

あれからもう、15年も経ちましたか。
【2009/07/03 22:15】 URL | フルチューン #-[ 編集]

yoshimiさん、無事披露宴が済んだようでなによりです。
改めておめでとうございます。
引き続きよろしくお願いします。

海栄のラーメン、食べたいですね。
後志管内に比べると、留萌管内はラーメンが美味しいです。
留萌にいた頃は、ブログをやろうなどとは、まるで考えていなかったため、
ラーメンをはじめ食べ物の写真がほとんどなく、
今にして思えば非常に惜しい気持ちです。

新婚旅行、ぜひ行ってください。
好きな人は、結婚した後であっても、何をさしおいても、
飛行機に乗って旅行をしますが、ほとんどの人はなかなか行けないものです。
私は8年間、北海道から出ていません。
飛行機に乗るよりも、やらなければならないことや、
使わなければならないマネーがあり、てんで遠出できません。
遠出が全てではないですが。

フルチューン氏、コメントありがとう。
私は15年前もマウントを結構評価してました。
厄介なのは不定休だったこと、というか、むしろ不定営業だったことです。
地方限定ラーメンとしては、かなり美味しいと思います。
「味の時計台」、「さんぱち」の参入に負けず、長く続いてほしいです。

おっしゃるとおり国道沿いの釜飯屋も消えましたね。
ロッコーは存在してますが。
久しぶりに倶知安~ニセコのリゾート通りを走っていたら、
あの田園風景が、今となっては海外の景色のように感じました。

バディ・ガイ聴いてます。素晴らしいです。
【2009/07/04 07:30】 URL | クグエSW #-[ 編集]















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