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先日、ロック知人、motoki氏と飲んだ時のこと。
それぞれの音楽活動を中心に中年ライフを語り合ったが、
その中で、私のブログの話になった。
「かみさんは、カレーの記事に反応するんだよ。
つけ麺の良さはわからなかったみたい」と、
重要な情報と貴重なアドバイスをいただいた。

私は人妻の意見を尊重したい。
音楽活動と何気ない日常を中心としたブログだが、
人妻層あってのブログだと思っている。
NO BLOG NO WIFEである。
というわけで、今回はスープカレーの記事である。
よろしくどうぞ。


■こーひーはうす(札幌市中央区南20条西15丁目電車通沿い)
こーひーはうす/チキン 
素晴らしくベーシックなスープカレーである。
私の感覚では、スープカレーの原点のように思える。
アジャンタのカレーに通ずるような、少し渋みのある甘辛キレ系で、
チキンも野菜も丁度良い柔らかさで、旨みも詰まっている。

色々なカレーを食べて、何がなんだかわからくなりそうな時、
ニュートラルに戻してくれるような味である。
その意味では、神社か寺院のような存在かもしれない。
あまりインターネット上には登場しない店だが、
大変貴重かつ重要な店だと思う。

店はウッドを貴重としたリアルに古い喫茶店。
店に入ると、カレーではなく、一瞬コーヒーをオーダーしたくなる雰囲気。
照明が柔らかく、なんとなく落ち着ける。
スープカレーが800円というのも落ち着ける。
この値段なら安いと思えるほど、
スープカレーは基本1,000円が当たり前になっている。

約10年ぶりの訪問だった。
何を食べたいのかわからない時、これにして良かったと思えるような
程よい刺激と特別感のあるカレー。
近所にあったら、訪問頻度が高い店だろう。
コーヒーを飲みに行ってみたいとも思える。
というか、店名自体がコーヒー店そのものではないか、今更だが。

ちなみに、自宅敷地内の小さな畑で無農薬・有機栽培をする男、
オーガニック・オオガミ氏も推薦する店である。

■龍祈(札幌市中央区南4条西6丁目タイキビル2F)
龍祈/チキン 
◇チキン1,100円・辛さ10番(+100円)

店名は「たつき」と読む。
店のメニューには「濃厚和風ダシと後味が華やかなトマトが

融合したチリトマト・スープ」と書かれている。
そのとおりの味かなと思う。
トマト系にしてはキレがあるし、コクもしつこくない。
揚げタイプの鶏肉にしては肉の味がしっかりとしている。
普通に美味しく、何も問題もない。
ただ、ここにしかない個性や決定力が見い出しにくかった。
というか、味の記憶を飛ばす出来事があったことが影響している。

それは会計の際に発生した。
千円札がないので万札を出すと、「細かいのはありませんか?」と、
レジの女性が伏し目がちに冷めた口調で言った。
「ありません」と答えると、
憮然として鼻で小さくため息をつかれた、ような気がした。
そのため息の中に、「なんで、細かいの持ってないの?」
という言葉が見えた、ような気がした。
 
どこかに千円札を取りに行くのか、と思いきや、
無言のまま、お釣りを渡された。
唖然とした。マディなウォーターで心が浸されていくようだった。
さらに、お釣りを財布にしまっていると、その途中で女性はレジを去り、
こちらだけがレジの前に残されるというシチュエーションとなった。
この会計対応によって、味のほとんどの記憶が飛んだ。
釣り銭対応におけるコミュニケーション・ブレイクダウンが、
味までもブレイクダウンさせたことは否めない。

ビルの2階にあるが、店構えはオープンカフェ的。
酒もそれなりに提供しているため、飲み客も混じっている。
店内はオールド・ブルースが流れているが、
そんな音楽には興味がなさそうな若い男女が大半を占め、
ビッグ・ヴォイスで会話していた。
その年代のせいなのか、会話は自慢気、得意気で、
賑やかな雰囲気は、やや不快感を伴うものでもあった。
なお、カレーの味はいいとして、水はまずいっす。
それと、土地柄や営業時間の関係からか、値段が高いっす。

■HOT SPICE(札幌市東区伏古9条3丁目3-3)
アジャンタのスープカレーから薬膳を抜いたような味。
トマト系の甘みと酸味が前に出ており、コクも優しく、
ルーカレーの延長線上にあるような味ともいえる。
その意味では、スープカレー・ビギナーが入っていきやすいと思われるし、
意外と子どもにも通用するかもしれない。
ただ、スパイス強めのサラサラ・キレ系を好む私にとっては、
もたついた感じがして、すっきり感に乏しい。
店名とは異なり、スパイシーさは軽い。
また、スープも具もコアな部分の味が弱いかなと。

◇鶏肉ベジタ1,000円
ホットスパイス/チキン 
辛くしたい場合は、卓上の「旨辛の素」を入れて調整するシステム
になっている。
しかし、入れても入れても辛さが増した気がしない。
むしろ、甘さとコクが増していくようだった。
というか、次第にカレーの味から、濃厚トマトスープの味に
変わっていくような感覚だった。

チキンはしっかりタイプで、ほろほろと崩れない。
スープカレー仕様としては固めである。
好みの問題だが、私は崩れる方がアイ・ライク。

1年ぶり2度目の訪問だったが、2回ともお客さんの入りは良かった。
店名に反してスパイスは弱めの甘たるトマト味は、
一般的には食べやすいのだろう。
それに、きちんと駐車場が確保されていることや、
ファミレス的に他の客と仕切られた席があるのがいいのかもしれない。

店員は忙しそうに動いており、自分なりに必死だと思う。
ところが、行動の全てが目先のことに奪われがち。
既に帰った客の皿が、いつまでも置き去りにされたり、
座った席のテーブルには、ライスとスープがついたままだったりと、
基本的なことが抜けている印象。

辛口コメントばかりで申し訳ありません。
取るに足らない男の戯言ということでご容赦いただきたい。
なお、会計時の対応は普通である。

■エスパーイトウ(札幌市西区八軒5条西1丁目 下手稲通沿い)
存在は知っていたものの、店名の印象から、なかなか足が向かなかった店。
これが結構美味しかった。
店名に対する先入観から、期待値が低かったことによる反動はあるものの、
それを差し引いても、十分に美味しいカレーだった。

スープは、軽やかなキレのある黄色系。
スパイシーさは強くはないが、旨みがあっさりしているのに深いため、
スプーンが進む。
チキンは丁度いいほぐれ具合で、旨みをしっかり残している。
とともに、量も多めでサティスファイ度は高い。
具もスープとうまく絡んでいる。
気になったのは、人参の堅さと水のまずさのみである。

◇チキン900円・辛さ5番(0円)
エスパーイトウ/チキン 
まとめて言えば、オーソドックスながら、いいクセがある感じ。
いい意味で、エスパーしていないのが良い。
奇をてらったり、無理に個性を表に出そうとしてない感じで、
そのバランス感覚は好印象。

また、大人の赤を基調とした店内の色合いも個人的には好み。
椅子やテーブルも、ライトにアンティーク、というか、渋めにモダン、
みたいな感じで、誰かを連れていける店だと思えた。
店名に惑わされてはいけない。

さらに、トイレが素晴らしく綺麗である。
トイレもライトにアンティーク、というか、渋めにモダンで、
石けんの香りも良く、いつまでもトイレにいたくなるし、
熱心に手を洗いたくなる。

店名に惑わされてはいけない。
初訪問の印象は、この一言に尽きる。
タイミングさえ合えば、再訪を拒む理由はない店である。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

以前にも触れたことがあるが、
このところ食べ物記事の書き方に葛藤が生じている。
店名まで出しておいて否定的なことを書くのは失礼だという気持ちに
自ら迷いが生じている。

ただ、美味しいのかそうでないのかが判然としないのは
つまらないだろうし、
単に基本情報だけならば、多くの方々がやっているし、
私自身が楽しくない。

スープカレーとラーメンについては、
最初のうちはオススメの店しか掲載しなかったが、
いつからか定例化し、間違いなく再訪はない店も登場させるようになった。
しかし、数を優先したら、確実に質は落ちる。
いずれにしても、今後のあり方を考える時期にきていると思う。
なんといっても、書いていることは、
ある方向から見た主観に過ぎないのだから。
ただ、ある特定の人が、ある方向から見た主観が
「事実」にされてしまうことが多いのがこの社会だ。

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【2009/06/23 00:29】 | #[ 編集]

前置きして、これは個人的な意見ですよ、と念押ししても、念押しした相手本人の意見が明らかにブレまくっていることはあります。
飲み会で酔っ払ってトークした話も大目にみてくれないことも。
普段の行いがよろしくないのか?ぶ~。

で、北大近くの「クレイジースパイス」。

ありきたりな店名。小樽にも旭川にもあるゼット!ださくねぇ??北大近くのクレイジースパイス。

小バカにしつつ入ってメニューをミルト、美流渡じゃネーよ!岩見沢の栗沢地区の美流渡じゃねーよ!美流渡温泉は更地になったとさ…ははは。

メニューを見るとスープが二種類。凝っている方のスープ、旨!!
また食べに行きたい。店名に惑わされてはいけませんね。なるべく惑わされないで味を求めて行きたいです。

僕だけの天命です。
【2009/06/23 22:25】 URL | はぁ、タピオカ鈴木です #-[ 編集]

ティピオカさん、どうもありがとう。
留萌に住んでいた頃、旭川のクレイジースパイスには一度行きました。
ただ、店の雰囲気は記憶にありますが、味のメモリーがないのです。
ということで北大通りの店には、7月中に行ってきます。

ティピオカ氏のコメントの何が良かったかって、
「メニューを見ると」で、マイナー地名いじりをして、
何事もなかったかのように「メニューを見ると」に戻ってるところですね。

それとこの世の中に「無礼講」というものは存在しません。
飲んだら自分の話しかしない人はほんとに困りますね。
そういう人は、飲まなくても自分の話しかしない人が多いですが。
【2009/06/26 01:09】 URL | クグエSW #-[ 編集]















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