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今年の2月15日に、「アド街・元町」という記事を掲載した。
広い地球の中の札幌市東区
その中でも地下鉄元町駅界隈という小さなエリアにおける、
アドマチックな飲食店等を紹介した。

今回は、ラーメン店のみに限定した。
エリアもさらに絞った。
地下鉄元町駅から南側へ7、8分のエリアである。
この辺りは、幹線道路から一本、中の通りに入れば、
静かな住宅街である。
が、どういうわけか、小規模ラーメン店が集中している。

本日紹介する4店は、コープさっぽろ元町店(北21東16)
の周囲に位置する店ばかりであり、
いずれの店もそこから徒歩2分以内である。
というか、本日紹介する4店のうち3店は、
条・丁目がコープさっぽろと同じであり、番地が異なるだけである。

どの店も派手さはないが、しっかりと特徴がある。
また、新しい店と古くからある店、
ラーメン好きにはよく知られた店と近所の人しか知らない店、
という感じでバラエティに富んでいる。
それでは、どうぞ。

■美登利食堂(札幌市東区北21条東18丁目1-4)
美登利食堂/店 
メニューはラーメン、そば、うどん、カレー、丼物まで揃っており、
店名どおり、まさに「食堂」である。
とはいえ、メニューのトップにあるのは「ラーメン」。
その次にあるのが「シオラーメン」(実際このようにカタカナ表記)。
これまでに二度訪問しているが、
二度とも、来店していた客の100%がラーメンを食べていた。
これは、ラーメン店のカテゴリーに含めてもいいだろう。

繰り返しになるが、店の佇まいは完全に食堂。
上から見ても、下から見ても、陸・海・空どこから見ても、
ラーメン店ではなく、昭和の大衆食堂だとしか言いようがない。
しかも、人口1万人前後の地方の町に、古くからあった食堂のよう。
もっと具体に言えば、羽幌町にありそうな食堂である。
外に出たら磯の香りがして、オロロン鳥が飛んでいるのではないかと
錯覚するほどに、羽幌ナイズドされている。

◇ラーメン/500円
美登利食堂/ラーメン 
そして、肝心のラーメンである。
見た目は、いわゆる昔風のあっさり正油ラーメンだろう。
しかし、そんな一言じゃ片付けられない独特のテイストがある。

スープは、豚骨+野菜ベースなのだろうが、
昆布ダシのような大人の和風味が強めに感じる。
あっさりとした甘みがある懐かし系とは一線を画す。
肉系ダシが抑えめで、渋めのそばつゆの味の方に近いかも。

麺も不思議な食感だった。
ほぼストレートに近い黄色のちぢれ中細麺なのだが、
粉っぽい弾力のある食感ではなく、ぷちぷちの食感でもない。
強いて言えば、冷麺の麺に近いような気がした。
このスープとこの麺の組み合わせは、ちょっとした驚きでもあった。
シオラーメンはどんな感じなのかと興味も持った。

美登利食堂/店内 
店は、70歳前後と思われるおじいさんとおばあさんの二人で切り盛り。
店内の小上がり席は、まさに古い家の居間である。
長閑(のどか)である。この店の周囲も長閑である。
店を出ると、今日は何曜日だ?と、一瞬現実を忘れそうになるほどの
長閑な違和感さえある。

■侘助(札幌市東区北21条東16丁目2-29)
侘助/店 

店名は「わびすけ」と読む。
2008年6月にオープン。
コープさっぽろの裏の入口の隣の隣にある。

ここは、とにかく麺が特徴的。
中細ストレートで、色はグレーがかった白。
見た目はまるで、蕎麦のようである。
食べてみると、食感も蕎麦である。
そして妙に柔らすぎる。太めのそうめんにも感じてくる。
麺がこうだと、スープもそばつゆっぽく感じてくる。

侘助/つけ麺 
これは好き嫌いが分かれるだろう。
ちぢれ黄色系のプチプチの麺を食べたい場合は、がっかりするだろう。
特に、つけ麺は、ざるそばか?というような違和感があり、
ラーメンを食べたかったのになあ…、という気持ちが残った。

醤油ラーメンの方がオススメ。
鶏ダシ+煮干し系ダシの力強い和風味。
ダシより正油味が強めだが、フルーティな甘みもほんのりとあり、
すっきりとしていて食べやすい。
最初は正油のカドがやや強く感じるが、
甘みが、クセになりそうな良い作用をして、
食べていくうちにバランスの良いスープのような気がしてくる。

◇醤油ラーメン/680円
侘助/醤油ラーメン 
ただ、「これがラーメンだ!」という真正面からの圧倒力はなく、
「これもラーメンかぁ…」と、納得と疑問が入り交じる。
しかし、スープはしっかりしているし、
チャーシューもクセが無く、肉の味の出方が良い具合である。
そして、シナチクは極太で、独特のスパイシーさがあり美味しい。
ラーメン好きの人達の間でも人気があるようだ。

とにかく麺が取捨のポイントになる。
蕎麦のようなラーメンを、どう評価するかによる。

■塞翁(札幌市東区北21条東16丁目2-9)
コープ札幌の正面玄関側に隣接している。
つまり、先に紹介した「侘助」の、ほぼ真裏の位置にある。
店は平屋の一軒家で、住居や事務所は入っておらず、
ラーメン店としてだけで使われている

◇塩ラーメン/600円
塞翁/塩ラーメン 
このフォトを見て、あなたは何を感じるだろう。
「まあ、普通のラーメンに見えるけど…」などと
思っていやいしないか。
そう思うだけで、特徴を見落としたり、個性を見過ごしてはいないか。
そんなあなたに私は言いたい。
「あなたは正しい」
そう、あなたは間違ってはいない。間違ってなどない。
それほどに、街角のラーメン店にいかにもありそうな味である。

最も端的にこのラーメンを表現するなら、「普通の味だよね」である。
ラードで油の旨みを出しているような味であり、
役所の食堂や大学の学食にありそうな味でもある。
ただ、普通であり続けることも大変であろう。
特徴がないことで客足が途絶え、店を続けられない場合も多々あるだろう。
この店は根強い固定ファンが多数存在すると思う。
味のぶれがなく、確実に普通のラーメンが食べられる。
それは大きな強みであり、もしかしたら、それが特徴かもしれない。

塞翁/店 
店の前を通り、大混雑をしている場面に出くわしたことはないが、
必ず来店客があり、事実、長年にわたって営業し続けている。
客層は中高年が中心。
シータク・ドライバーの利用度も高いようである。

なお、家族経営的中華料理店ではないにもかかわらず、
テレビのボリュームはビッグである。
店内は、不必要なものは一切置いてなく、
整理が行き届いているとも、閑散としているとも言えるが、
決して無機質なわけではなく、寂寥感があるわけでもなく、
妙な味わい深さがある。

■麺‘s 菜ヶ蔵(札幌市東区北21条東16丁目1-5)
菜ヶ蔵/店 
これまで、正油と味噌を食したことがあった。
どちらも正当派的なきちんとした美味しさがあり、
失敗しないラーメン店である(以前にブログで紹介済)。

先日、つけ麺を食してみた。
ややとろみのある、やや濃厚な魚介ダシ豚骨系。
肉系と魚系のダシのバランスがとても良い。
うまい具合に馴染んで、旨みがきれいにまとまっている。
問題は、つゆの味が濃いこと。
コクが強いのではなく、甘みが強いのだ。

麺は、ちぢれが弱めの中太。ラーメンに使っているのと同じっぽい。
つけ麺の麺は、もう少し太めの方がしっくりくるように思う。
とはいえ、不可部分がない美味しいつけ麺である。

◇つけ麺(醤油)/700円
菜ヶ蔵/つけ麺(しょう油) 
問題は、メニュー表のどこにも「つけ麺」と書いていないこと。
店内を見回しても、どこにも書いていない。
道に迷ったような気持ちになった私は、店員の女性に尋ねた。
「つけ麺、ありますか?」
すると女性店員は、店長らしき男性に、
「つけ麺、ありますか?」と、私と同じ質問をした。

この店における「つけ麺」は、どういう存在なのだろう?
店員も知らないとは、由々しき状況である。
つけ麺を提供する日と、しない日があるのだろうか?
そのくせ、つけダレは、醤油と味噌の2タイプ。
麺の量も、200g、300g、400gからの選択制。
全くもって、つけ麺のポジションがわからない。

きちんと美味しいので、普通にメニュー表示をすればいいと思うが、
そうはしたくないこだわりがあるのだうろか。
あるいは、気が回らないのか、無神経なのか、怠惰なのか。
つけ麺を、かろんじているようで、
食べる前はテンションが落ち込み、期待をするのをやめた。

ところが、きちんと美味しいつけ麺である。
甘みは強めだったが、スープ割りをしたらバランスが良くなって、
劇的に美味しくなった。
スープの量が多めであり、熱いのも好感。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

4月中旬に、デジカメが故障し、バタバタした挙げ句、
4月下旬に、新しいデジカメを買った。
今回のラーメン・フォトのうち、新デジカメによるものが
1店だけあるのだが、皆さんはわかるだろうか。

それは、菜ヶ蔵のつけ麺である。
言われてみれば、少し鮮やかか?程度の違いであり、
それほどの決定的な違いではないかもしれない。
しかし、光が乏しい席だったにもかかわらず、
鮮明なフォトが撮れた。
今後の可能性が広がった。
何だっていい。
可能性が明日を作る。
明日が来るのが怖くない。
もう寒くない。
ただ、今日の午後から風邪気味なのが気がかりだ。

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テーマ:ラーメン - ジャンル:グルメ





砂川市内のラーメン屋。それぞれ醤油がウリの店、塩がウリの店、脂っこい味の店、あっさり味の店。いろいろありますがどこも普通。どこも具がシンプル過ぎて少し安い。しかし昼時になるとちゃんとお客が入っていて存しあっている。因みに呑み屋街に手の込んだラーメン屋もあります。ここが一番旨い、と思いますが…。砂川出身の人物(同い年)になんで普通の味のラーメン屋ばかりたくさんあるのか聞いてみると、
「砂川のひとは家でラーメンを作らないから」

ガッテン。
【2009/05/13 22:31】 URL | タピオカ鈴木 #-[ 編集]

タピさん、コメントありがとう。
私の以前の上司、TIR(ティ・アイ・アール)課長は、
これまでで一番うまかったラーメンは、
3年前に食べた砂川のラーメンだと言ってました。

しかし、それ以上の情報がないのです。
「なんていう店ですか?」
「覚えてないんですよ、これが」
「砂川のどの辺にあるんですか?」
「忘れちゃいましたね」
「ラーメンの特徴は?」
「うまく言えないですね」
「何味を食べたんですか?」
「なんだったかなあ…」
こんな感じです。
砂川では大メジャーで、全道的にはマイナーな店らしいです。
そういうポジションの店は気になります。
そういうポジションの中年になりたいです。

タピオカ氏のいう「手の込んだラーメン」の真相が知りたい。
私にとって砂川は、完全に素通りの町です。
というか、あちら方面に行くときは、滝川まで275号線を使うため、
砂川は12号線沿いの都市では最も印象が薄く、
素通りどころか、何年も通っていないような気がします。
ただ、TIR課長絶賛のラーメンだけは気になっていました。
しかし、場所、店名、味という基本要素がまるで不明なので、
どうもこうもありません。
どうもこうもねーよ。
【2009/05/13 23:43】 URL | クグエSW #-[ 編集]















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