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4月18日、レコーディングを行った。
レコーディング直前の準備として最も重要視した体調管理と
心のリラックスについては、いい状態で臨めた。

しかし、心はレコーディング後半から乱れ、
それを落ち着かせるのに必死で、
全てを出し切ったレコーディングはできなかった。

ライブとも、普段のスタジオでの練習とも異なる
レコーディングという特別な雰囲気と作業の中で、
これまでの経験上、100%の力は出せないだろう、
85%の力を出せれば御の字だという気持ちだった。

午前10時過ぎから、ドラム、ベースとギターの一部を
同時にレコーディング。
12時40分頃、終了した。
ドラム、ベースとも、95%程度の力は出せたと思う。

その後、短い昼食を挟み、セッティングを変えて、
13時30分頃からギターのレコーディングを開始した。
16時には終わるだろうと思って臨んだが、
これに予想外に手間どった。

まず、ギター・アンプから出ている音に比べ、
録音された音がかなり細くなった。
ギター・アンプからは、普段出している音より、
相当こもり気味にしても、
録音された音は高音部分が目立つ音色になった。
使用するギターアンプは事前に聞いており、
それは普段使用しているものと同じだったため安心していたが、
いざスタジオ・インすると、話が違った。
なかなかイメージどおりの音が出せずに、
何度も音を調整しながらの
レコーディングになった。

ギターは、1曲を通して弾くパートもあれば、
1曲の中で部分的に弾くパートもある。
なぜか1曲を通して弾くパートは、すんなりいくのだが、
部分的に弾くパートの方でミスをする。
普段そういう弾き方をしていないこともあるが、
部分、部分だと、何かノリきれないのだろう。

この作業において、ミキサーの方と私との間で
手法の違いが表面化した。
ミキサーの方は、部分的にミスをしたところだけ取り直そうとする。
それはそれでいい。
しかし、ミスしたところを特定するのが遅く、
また、曲の途中から流して、そこだけ取り直すのだが、
どこの箇所を流しているのかわからないなど、
スムーズに振興せず、お互いがイライラしてきた。
そのため私は、例えば「間奏の前までまるごと取り直させてくれ」と言う。
ところがミキサーの方は、
あくまでミスしたところだけ取り直しをさせたがる。
その食い違いから、次第に空気が重たくなり、溝も生じてきた。

この溝が深まった最大の理由は、
スタジオ内にいる私と、ミキサー室とのコミュニケーションが
うまくとれないことだった。
こちらから話したいことがあっても、
向こう側が、こちらのマイクをオンにしてくれない。
そのため、いちいちスタジオを出て、
ミキサー室に説明しに行く繰り返しとなった。
つまり、総括的に指示をする「しきり役」が、
ミキサー室にいない状態だったのだ。
これが円滑かつテンポのいい作業を導けなかった。
もう1人の自分をミキサー室に置いておきたかった。

それとギターソロである。
「心配いらないぜ」は2テイク目でOKだったが、
「見慣れた街を抜け出して」と「壊れたままの砂時計」の2曲は
てこずった。
てこずった箇所が、いずれも決して難しくはない出だしの
2小節程度の部分である。

普段は、確実にできる箇所である。

これは、コミュニケイトできない状況のイライラもあるが、
流れの中でソロを弾くのではなく、
そこだけ弾くことで、気持ちが乗っていけなかったこと。
つまり、少し状況が変わるとできない完全な私の実力不足である。
メンバーも疑問だっただろう。
全く不安視していなかった箇所での相次ぐミスである。
何度もやり直すうち、普段、どの指で弾いていたのかも
わからなくなったほどだ。
結局、ギターソロの出だし部分をクリアして最後まで弾いたのは、
「見慣れた~」も「壊れたままの~」も2テイクだけである。

こうして、ギター録りは18時近くまでかかった。
もう少しリラックス状態でやりたかった。
弾いている時間は、それほどでもないのだ。
ギターの音を調整したり、部分的にやり直す位置を探したり、
説明しにミキサー室へ行ったり、意見が食い違ったりで時間を多くとられ、
私自身は、そんなに弾いた気がしていないのだ。

そして最後にボーカル録りである。
ギター録りに多くの時間を要したため、残り時間は少なかった。
その結果、3曲ともボーカルは、2テイクしか録っていない。
コーラスもそれぞれ2テイクしか録っていない。
1テイク録って、聴いてみて、良くない部分を確認し、
もう1テイク録って終わったのだ。
「これから調子が出るのに」のところで終了した感じである。

ボーカル録りは、時間がないのはわかっていたし、
そこまでの過程の食い違いなどにより、

ミキサーの方の機嫌が変化していくのも感じていたので、
「さっさと終わらせてやるぜ、ちくしょう」の気持ちで、
相当気合いが入った。
と同時に、この状況と戦うために歌うのではなく、
どこに向かって歌うのか、どうしてこの曲を作ったのかを考え、
落ち着いてやることに気をつけた。
それでも、普段よりも力んでしまったのは否めない。
もう少し、さらっと、それでいて伸びやかに歌いたかった。
とはいえ、2テイクしかできない状況にしては御の字だろう。

ただ、レコーディング終了後、メンバーと車内で話をしている時も、
私の口からは、「もっとやれた」、「まだやりたかった」の言葉が
連発された。
胸の中の思いが、かたまりの状態のままで、
体内にじわっと「いい疲れ」という形で浸透していかなかった。
その状態は今日も続いた。

レコーディング後の車内で、ドラムのオダ氏が、
しきりに「ラーメンを食べたい」と言っていた。
久しぶりのレコーディングで、緊張し興奮し、
塩分が吸い取られたのだろう。

確かに、ビールよりは、ラーメンを欲する感じだった。
オダ氏も、ミチも、レコーディングは午前中で終了したが、
私がギターとボーカルを録っている時も、
私と一緒にスタジオの中にいるような気持ちだったのだろう。
私の突然のレコーディング宣言に快諾し、実現させてくれた彼らに、
改めて感謝である。

こうしてレコーディングは終わった。
ミキサーの方によると、ミックスダウンなどの作業をし、
我々がそれを確認して、という過程を経ると、
完成するのは5月下旬だと言われた。
予定していたより遅い。
5月30日のライブのせめて1週間前にはリリースしたかっただけに、
それもまたショックだった。

ミックスダウンをして、果たしてどんな出来になるのか。
レコーディングをしてすぐに聴くのとでは、印象も違うだろう。
いずれにしても与えられた環境の中で、やれることはやった。
実力不足も改めて感じたが、
音楽をやっていなかった7年間、その後、またオリジナルの曲を作り、
音楽活動を始めた1年間の思いは凝縮されている。
思えば、レコーディングをしようと思ったのも、
聴きたいという方々がいたからである。
そうした方々への「届け君に」の気持ちを込めて歌い、演奏した。

とにかくレコーディングができて良かった。

リリース情報はおってお知らせします。
多くの方々に聴いていただきたいと思います。
よろしくお願いします。

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テーマ:音楽的ひとりごと - ジャンル:音楽



















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