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自転車を買おうかどうか迷っている。
現在保有している自転車は、購入後10年くらい経過している。
車体には傷が増え、泥よけ部分はところどころへこみ、
自動点灯ライトの調子も芳しくない。
しかし、走行に関しては全く支障がない。
移動手段として十分に機能を果たしている。

なのに自転車購入を検討しているのはなぜか。
見た目が、ちょっとカッコいい自転車が欲しい。
それだけだ。
乗り物としてではない。グッズとして欲しいのだ。
自転車は、車やバイクと同じジャンルではなく、
時計、靴、カバン、帽子などと同じジャンルと捉えているのだ。

どんな道でも走れるタフさなど求めてはいない。
颯爽とクールな顔をして駆け抜けるスピードなどなくていい。
「おっ!カッコいい自転車乗ってるなあ」と、ふと何気なく気に止められ、
「ちょっと、その辺のチャリと違うだろ」と、さりげなく誇示したい。
それだけなのだ。

昨年まで、自転車に興味などなかった。
シンプルな形をしていて、3段切り替えがついていればそれでよかった。
そんな私のバイシクル感を変えたのが、
職場の同僚であるアウトドア・マン、「エフノリ」(男・30代)だった。
ちなみに彼の理想の女性芸能人は、蛯原友里と安田成美である。
理想の女性芸能人は誰かと聞かれて、平成21年の段階で、
安田成美の名前を出すということは、心からファンなのだと思う。

昨年秋、どういうわけか登山に目覚めたり、
アウトドア系メーカーの商品に強く興味を示すなど、
私の中で、何かが始まりつつも、変わりつつもあった。
そんな私に、「あのメーカーはコスト・パフォーマンスがいいですからね」、
「あのメーカーは高いですけど、モノはほんといいですよ」など、
積極的な食いつきを示したのがエフノリだった。

彼は、高身長でバランスのとれた体型をしており、
極太フレームのメガネをかけている。
イギリスのバンド、ブラーのメンバーにいそうな感じである。
物腰が柔らかく、どちらかといえば受け身的キャラなのだが、
アウトドア系ブランドの話になると、強い押しを見せる。
一方的にアウトドア系ブランド雑誌を貸してくれたこともあった。
リュックを買うときも、エーグルの長靴を買うときも、
ダウジャケットを買うときも、彼は適確なサポートをしてくれた。

昨年の夏、「来年は自転車を買う」と、彼に宣言したことがあった。
彼は、その言葉を2008年から2009年にかけて忘れていなかった。
真冬にもかかわらず、「この店はこういう品揃えだ」、
「あの店はこういう特典がある」など、
自転車ショップ情報を提供してくれた。

ある時は、「どんな自転車を買うんですか?街乗りですか?」と、
「街乗り」という、バイシクル慣れをした言葉を使ってきた。
それにびびってはいけないと思い、
「そうだね。街乗り、っていうか、タウンユースだね」と、
すかした言葉で返すと、彼は苦笑した。

自転車カタログ1 
3月のある日、彼は、「GIANT」という自転車メーカーの
カタログをくれた。
「これ早めに予約しないと、なかなか納品しないですよ」と、
焦りを換気させて購入に踏み切らせるかのような
セールス・トークをしてきた。

ところが、カタログを見たところ、価格が高すぎた。
ちょっといいやつ、となると、5万円以下の商品は僅かしかないのだ。

冷静に考えてみると、私は頻繁に自転車に乗るわけではない。
まず、スーツ姿では自転車に乗らない。
スーツが汚れるのと痛むのを嫌ってのことだ。
そうなると、通勤外で出かける時だけである。
なお、札幌中心街の走行は、歩行者を不快にさせるので、
極力、乗り入れないようにしている。
その反面、なんとなくブラブラ走っているうちに、
北広島や銭函まで行ってしまう、そんな私である。

このように、私にとって自転車は、完全に遊び手段であり、
実用性にこだわりはなく、実生活に不可欠のものではない。
そこで、ちょっとイカした自転車購入については、
金銭面を理由に断念する方向で、気持ちは固まりつつあった。

ところが、たまたま立ち寄った東急ハンズや、
苗穂のジャスコのスポーツ店などで、
カタログに掲載された自転車の実物を見ると、
物欲神経が刺激され、ゲットしたい気持ちに傾いてきた。
自転車選びに熱を帯びたのは、小学校高学年の時の、
スーパーカー・ライトの自転車以来である。

ごっつい自転車は趣味ではない。
超スマートな自転車のキャラでもない。
アグレッシブなシティライドによって、
スポーツマインドを熱くしたいわけではない。
気軽な街角ライディング仕様で、
「大量生産タイプとはちょっと違うぜ」程度がいいのだ。

「ちょっと違うぜ」程度の一例は、カゴ装着はNGであること。
実用性の面でかなり劣るが、エフノリに言わせれば、
「カゴをつけたら、死ぬほどカッコ悪いですよ」である。
見た目、穏和な彼から発せられたその言葉は、大きな衝撃だった。
カゴはNGで、自転車に乗る際は、
肩からかけるバッグかリュックを必需品とする。
それが、「ちょっと違うぜ自転車」の流儀なのだ。

自転車カタログ2 
前記のとおり、今回の私の自転車欲は、
移動手段としてではなく、時計、靴、カバン、帽子などと同じジャンル。
つまり、ファッション感覚なのだ。
ある意味、ファッションとは我慢である。
寒いのに薄着をしたり、歩きにくいのに長時間履いたり、
一見ラフな恰好なのに、汚さないようにと実はすごく気にしたりなど、
ファッションには、多少の無理がつきものである。
楽だけを求めていては、何も為し得ないのだ。

そういわけで、カゴ排除は、自分の中で簡単に踏ん切りがついた。
問題は、車輪を覆うようについている「泥よけ」である。
泥よけも、ない方が見た目はカッコいい。
しかし、雨上がりの道路や、突然の雨に遭遇した場合、
背中や足部分の衣類が泥まみれになってしまう。
ならば、路面が濡れている時、あるいは濡れそうな時は
乗らなければいいのだが、それも切ない。
「ファッションとは我慢である」というクグエ理論からすれば、
泥よけ排除でオッケイオーライなのだが、悩みどころである。
というか、完全に私は買う方向で検討しているではないか。

昨日、今日と、何度かエフノリに自転車相談をした。
そんな私にエフノリは、
「おそらく近いうちに買ってしまうと思いますよ」と、
してやったりの微笑を浮かべながら断言した。

果たして私は買うのだろうか。
実用性の面でのメリットは少ない。
健康のためでも全くない。
環境のためでもない。
むしろマナーの悪い自転車走行は、平和な環境を破壊する。

ファッション感覚で欲しいだけだ。
自転車を、身につけるものとして捉えている「やわ」な考えなのだ。
ネックなのは、とにかく金銭面である。

誰かに自慢したいわけでも、共感を得たいわけでもない。
完全な自己満足によるものである。
しかし、この世に自己満足以外の満足はあるのか?
相手を満足させたい気持ちの中には、
同時に自己も満足したい気持ちが存在しているのではないか。
つまり、相手が満足することで、自分も満足することも多いだろう。
というか、今回の自転車の件で、まだ何も自己は満足していない。
自己満足をするのも手間がかかるぜ。
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テーマ:アウトドア - ジャンル:趣味・実用





あれですよ、クグエさん、てゆうかラーメンユース・プロ・ウォーカーさん。肩掛けの所謂メッセンジャーバッグも秀岳荘にカッコイイのがありましたよ、やバイっすよ、なにげに。てへへっ、てか?
【2009/04/08 12:37】 URL | タピオカ鈴木 #-[ 編集]

タピオカ君、コメントありがとう。
というか、ラーメンユース・プロ・ウォーカーじゃないし。
ウォーカー以外の語呂が違いすぎるし。
でもハッピーだぜオーライ。

秀岳荘は不思議な魅力があるショップだ。
品揃えもいいが、こちらから話しかけない限り、
店員が近寄ってこないのがいい。
「着てみたいのあったら言ってくれれば大丈夫ですから」と、
ふざけた言葉をたらす洋服屋とは180度違うな。
何が「大丈夫ですから」だ!
そんな上から目線言葉で、堅苦しい気持ちにさせてどうすんだ。
放っておいてくれる愛が足りねえんだよ。
タピオカも、そう思うだろ。
ため口で申し訳ないが。

自分の中で、これを着たらどうなるだろう、
これを手にしたら何をするだろう、と想像する時間こそ必要なのさ。
わかるだろ?
これは仕事にも言えるぜ。
上司、部下に関わらず、指摘は短いちょっとした言葉だけにとどめ、
あとは相手に考えさせ、相手に想像させるフリーな雰囲気を与えること。
これが大事なんだ。

100%伝えなくたっていいんだ。
自分のバンドのメンバーにアレンジを伝える時もそうだ。
100%は伝えない。
本人のクセや適性があるからな。
どうしたいのかニュアンスをわかってもらえればいい。
そのうちわかってもらえるだろうし、
やる気があれば、自分で見い出す。
相手を信じることだ、タピオカ。
そして、自分を信じろ!
繰り返しになるが、ため口ですまないと思う。
ジャック・バウアーです。
【2009/04/08 23:19】 URL | クグエSW #-[ 編集]

クロスバイクを検討でしょうか。
メーカーにこだわらずいろいろと見比べてみてください。
でも巷にあふれるルイガノはジャック、もといクグエさん向きではないかもしれませんね。
私はラレーをオススメします。
いや、私が好きなだけでした。
【2009/04/09 23:12】 URL | ガミオオ #-[ 編集]

ガミオオ氏、コメントありがとう。
君は、ブランド自転車にも詳しいのだな。
私は「ラレー」自体、初めて聞いた程度の知識だ。
でも、ルイガノはわかるぜオーライ。
貴氏のおっしゃるとおり、欲しいのはクロスバイクだ。

いい自転車はグリップの感触が違うし、
車でいうところのタイヤのホイール部分も美しい。
まだ4店しか見に行ってないが、見ているだけで楽しい感じだ。
ただ、ちょっといいのを買ってしまうと、
マンション入口の集合自転車置き場では不安だ。
果たして私の新たなライドライフは始まるのか。
良きアドバイスをよろしくちゃん。
(「よろしくちゃん」は水崎杏美さんがブログで時々用いることから引用)
【2009/04/10 01:03】 URL | クグエSW #-[ 編集]

ロック好き自転車乗りが集ってレースやってます。
例えば、テレビ塔を出発してゴールはモエレ沼など。
コースは自由。自転車のタイプも何でも可。
今年はまだ開催されてません。
もし、気になりましたら連絡下さい。笑
【2009/04/12 23:29】 URL | マキシ #-[ 編集]

マキシさん、どうもありがとう。
ロック好きの自転車好きは、ロック界に地味にいますね。
ポロサツロッカーズがレースをやっているとは、
ロック界の親睦行事も多種多様になったものです。

なかなか自転車を見に行けず、購買行動は進んでいません。
しかし昨日、保有している自転車に乗っていたら、
このままこの自転車に乗っていても、新しい未来はないな、と思いました。
この自転車には、大切な過去も、守りたい今もありません。
今が買い時でしょう。
またブログにて報告します。
【2009/04/13 20:49】 URL | クグエSW #-[ 編集]















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