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今回は初の居酒屋特集ネタである。
これまで単独で素晴らしき居酒屋を紹介したことはあったが、
特集は初の試みである。

本より、CDより、カレーより、ラーメンより、
間違いなく飲み行為に使っているマネーの方が多い。
これらに使ってるマネーを全部足しても、
飲み行為に要する経費には及ばないだろう。
それぐらい、飲み行為にはビッグ・マネーが動いている。
「今日、飲みに行かなきゃ、CD2枚買えるのになあ」と
本気で思うことも少なくない。

さらに、職場がらみの飲み会では、
私に店選択権がないことがほとんどで、
とりあえずここでいいだろう的な店に行くことが圧倒的に多い。
それもあってか、飲食物に強烈な印象を受けることがない。
酔ったり、話したりで、味の興味が奪われるということもあるが、
たくさんある飲み屋の中で、まあ無難な店みたいな感じで、
記憶に刻まれないことが圧倒的に多い。
「いい人」だけど、恋とは違う、みたいな感じである。
一緒にいると楽しいけど、恋愛の対象じゃない、みたいな感じである。

とはいえ、飲み行為においては、親睦、慰労、友情、愛情、元気など、
お金では測れないものを得ているのも事実である。
そうした心を結ぶつなぎ役としての役目をしているのは間違いない。
つまり、食費ではなく、交際費や遊興費に区分される性格のものだ。

ちなみに、昨日(9日)も飲み会で、
2軒の店に行ったが(だから、こんな朝早くに記事を書いている)、

特に誰かに話したくなるような逸品には出会わなかった。
しかし、そんな店ばかりではないのも事実である。
そういうわけで今回は、この2か月程度の間に行った店の中から、
グッド・ドリンキングができた店を4店紹介したい。
それでは、よろしくドリンキン。

■第三モッキリセンター(札幌市中央区大通り東2丁目
第三モッキリセンター1 

街中でありながら、大通りの東側という閑散ストリートにある、
この古い佇まい店を、10年来、気になっていた。
しかし、周りに行ったことがある者がおらず、
いつのまにか、意識順位は低くなっていた。

そんな中、昨年の暮れ、ある知人の女性から、飲んでる席で、
「とにかく安いよ。味は普通だけど、雰囲気がいいね。
 とりあえず一回行ってみる価値はあるよ」と情報入手。
その後、飲んでいるうちに、その女性と口論となり、今もそのまま。
このまま永遠に音信不通だろう。それがお互いのためだ。

時を同じくして、迷犬チーズ氏から、
「第三モッキリセンターに行ってみませんか?」と提案があった。
なかなか予定が合わなかったものの、2月に入ってから、
やっと訪問が実現した。

悔しいが、口論した女の言ったとおりだった。
とにかく安い。百円台のつまみもいくつもある。
ただ、味的には特筆すべきものはない。
これスーパーで買ってきたの?的な状態でそのまんま出てくる。
包丁で切って、皿に置いただけのようである。
ザンギ以外は全てそうだったような印象である。
焼き鳥も出来合いのものだろう。それならそれでもいいが、
冷めているどころか、冷たかった。
おそらく冷蔵庫から直送だろう。

第三モッキリセンター2 第三モッキリセンター3
ところが雰囲気が良い。
コの字のカウンター、床、壁、テーブルの古さ。
アンチ間接照明マインドが伝わる古い蛍光灯。
壁に貼られたメニュー表示も懐かしさを感じた。
いつから店内を改装していないのかはわからないが、
リアルに昭和50年代前半のテイストである。

カウンターも、広い小上がりも、午後7時くらいには満席になった。
20代から60代まで、客の年齢層は広かった。
もちろん、パーテーションなどなく、あちこちから、
がやがやと話し、笑う声が聞こえてくる。
こうした雰囲気が落ち着けるのである。
そのせいで、4時間近くも滞在してしまった。

ただ、店内は寒い。特に壁際の席は寒すぎる。
とりあえずコートは脱いだものの、終始、膝掛けとして使用した。
建物が古く、間接暖房のため仕方ないのだが、ちょっと辛かった。
おそらく、この店は真夏でも涼しいと思う。

とはいえ、堂々と誰かを連れて行ける良質の店である。
薄暗・都会的・お洒落ふう間接照明好きには適さないだろうが、
そういう人とは、そもそも飲みに行く気がしないので知ったことか!

■風土(札幌市中央区南5条西3丁目 第4グリーンビル1F)
大阪名物「牛かす」が食べられる店。
牛かすとは、牛のモツを油で揚げたものである。
それがトッピングされた「かすうどん」なるものを食べてみたかった。
また、これも大阪名物らしい「どて焼き」を試してみたかった。
どて焼きは、牛すじ肉を味噌だれで煮込んだものである。


12月下旬のある日、職場の面々との1次会の後、
「かすうどん」と「どて焼き」を体験すべく、この店へ。
ところが満席で入れなかった。
こうした運の無さが、逆に私のパッションを高めてしまう。
行ったのに満席だったり、定休日だったりすると、
縁がなかったと、あきらめる方は多いが、
逆に私はハートに火がついてしまうタイプである。
そして、その約1週間後、暮れも押し迫った日に訪問を果たした。

風土/もつ焼 
どて焼きは、味噌で煮込んだ牛すじが、串に刺さって出てきた。
そんなに濃い味ではなく、非常に食べやすかった。
何本でも食べられるように気がした。
それより美味しかったのが、モツ煮込み(写真)である。
モツは透明感のあるプリプリ・タイプ。それに白菜が盛られている。
それだけなのに、旨みが凝縮されており、
それでいてあっさりしていた。
もっと食べたい気持ちを抑えられず、連続して注文したほどである。

問題は、店内が寒いこと。
ビル内の通路にある屋台のような店構えなのだが、
ビル通路から入ってくる風は、すきま風の域を完全に越えていた。
カウンターに座っている全員が、コート類を着たままだった。
残念ながら暖房を使う時期に行くことはもうないだろう。

残念なのは私自身もである。
どて焼きとモツ煮込みを重点的に食べた結果、
胃の中に、かすうどんを食べる余裕がなくなってしまったのだ。
かすうどんは、どうしても試したい。
しかし、暖かくなるまでは行かない。
ほんとに寒かったんだぜベイベー!


■欽ちゃん(札幌市中央区南2条西1丁目 第五広和ビル2F)
私の髪を切っているT氏が、安くて美味い店として、
昨年秋からオススメしていた店。
南2条の山岡家の裏、ライブハウス・カウンターアクションの
向かいにある。

これまで行こうとして行けなかったことが三度あった。
二度は満席、もう一度は連れが違う食べ物をリスエストしたからだ。
前記の「風土」のところで触れたとおり、
行ったのに入れないと、私のパッションは高まる。
年が明けて、やっと欽ちゃん訪問が実現した。

私は、ほとんど外に焼肉を食べに行くことはない。
味が単一で飽きることと、油パワーに胃が屈するタイミングが
早いからだ。
それもあってか、酒も、美味しいのは2杯目まで状態になる。

欽ちゃん1 欽ちゃん2
そんな私であるが、欽ちゃんの焼き肉は旨かった。
どれも臭みがなく、新鮮な感じがした。
特に「シンタン」と「コニク」は美味しかった。
人数が多かったので、飲み放題付き3,000円コース設定にしたが、
もういいわ、というくらい肉が出てきた。
それでもなお、「シンタン」と「コニク」を追加注文したほど、
クセになる味だった。

また、単品でも生ビールは400円、発泡酒は300円という安さ。
ハイボール(300円)があるのも有り難い。
その他、飲み物も全て安い。

店内は作られた昭和的風情。リアル昭和ではない。
壁やテーブルは古めの木製。

なにより、照明の位置や光度が、より古くささを演出していた。
店内には全く仕切りがなく、どの席からも店内全部が丸見えである。
そのため、会いたくない知り合いが店内にいたら、
常に見える位置にいてしまう、というデメリットはある。

それより問題なのが煙である。
換気が良くないため、煙が充満する。
衣服は完全に煙コーティングされる。
帰りの地下鉄やバスにおいて、
周囲に焼肉臭を出しまくる確率100%だろう。
ただ、煙がもうもうとしているのがまた、
古き良き焼肉屋の雰囲気を高めているともいえる。

■鳥一(札幌市北区北24条西3丁目 杉森ビル1F)
この店は以前に紹介している(2008年3月30日の記事)。
今回の記事では、別の店を取り上げる予定だったが、
ここまで書いているうちに、
1か月ほど前に鳥一を訪問した際、「この店に勝る居酒屋はない」と、
改めて、鳥一の凄さを体感したため、
私にとっては例外的措置である再度掲載となった。

1か月ほど前に行ったのは、
一緒に行った人のリクエストによるものだった。
「どうしても鳥一のレバ刺しが食べたい」と懇願されたのだ。
「どうせなら、行ったことがない店に行ってみたいなあ」と思いつつも、
リクエストには応えたい。
リクエストに応えて良かった。

鳥一/レバ刺し 
レバ刺しは、とんでもなく美味しい。
見た目だけで、美味しさが伝わるのではないか。
光り輝き、ピチピチしている。
そして、塩味のするゴマ油のタレがまた絶品である。
「レバ刺し」と名がついた食べ物を超えた新しい食べ物かと思うくらい、
呆れるほどに美味しい。完璧である。
どこから入手し、どうやって保管したらこうなるのか不思議である。

豚串とつくねも、これを超えるものに出会っていない。
今回は、タレで食べてみた。
塩とどちらがいいかは、美味しすぎて判定できない。
味、料金、雰囲気、総合してダントツの札幌ナンバー1である。
というか、私のこれまでの人生で、居酒屋部門ナンバー1である。

鳥一/つくね 鳥一/豚串(たれ)
注文は、レバ刺し、豚串、つくね、漬け物で十分。
それでも足りなければ、鳥串かもつ煮込みか。
ちなみに私は、そういう場合、再度レバ刺しなどを繰り返して注文する。
他のメニューも、もちろん他店よりは美味しいのだが、
レバ刺しなどが際だっているため、普通に感じてしまうのだ。

前記した「風土」の、どて焼きとモツ煮込み。
「欽ちゃん」の、シンタンとコニク。
そして、「鳥一」のレバ刺し、豚串、つくね。
それぞれの店にメニューは色々あれど、
私は「これだ!」と思ったメニューを徹底的に繰り返すタイプである。
その意味において、「アンチ串盛り合わせ派」である。

客層は、男女問わず40代、50代が中心か。
ところが、違いのわかる30前後の女には確実にウケる。
「アラサー」なんて、すかした言葉など使いたくはないのさ。

情報誌やブログなどでは、ほとんど語られない店でありながら、
いつも満席状態である。
行くたびに、満席によりグッバイさせられる人を必ず目にする。
午後6時が入店できるかどうかのボーダーラインだろう。
その後の時間は、運と巡り合わせでしか入店できない。

店のおじさん、おばさんは、相変わらず無愛想。
この対応に耐え難い人もいるだろうし、
アラサーの女性は、ひく可能性も高いが、僕といればオッケイオーライ。

というか、無愛想さに呆れるよりも、
美味しさに対する呆れ具合の方が上なので、
こんな私でも全て我慢できる。
今はもう慣れてしまい、全く気にならない。
むしろ、これ以上、客が増えてほしくないので、
愛想を良くすることなく、引き続き無愛想でいてほしいと思う。
そんな気持ちが、店を出るときにも表れ、
「ぶあいそ、お願いします」と言ってしまいそうになる。

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テーマ:焼き鳥・居酒屋 - ジャンル:グルメ





第4グリーンビルに行きつけ(いや、それほど
通いつめてませんが)の店があります。
かねてから「かすうどん」が気になってました。
信月でラーメン食べて済ましてましたが・・・
かすうどんだけ頼んでも大丈夫そうな店でしょうか?
【2009/03/10 23:03】 URL | マキシ #-[ 編集]

マキシさん、どうも。
私は次回、風土に行く時は、かすうどんオンリーにするつもりです。
ただ、若い頃から現在に至るまで、
ススキノの雰囲気が非常に苦手な私にとって、
国道36号線を越えた店での飲食には、
ちょっとした踏ん切りをつけないと行けません。
ゼップ・サッポロへ行くのでさえ、
ススキノという壁のせいで躊躇うほどです。
でも、かすうどんは試してみたいです。
信月の塩ラーメンは、トライする価値ありでしょうか?
【2009/03/10 23:32】 URL | クグエSW #-[ 編集]

先週新琴似の素で塩ラ~メンを食べました。こんなにしょっぱかったかしら?先々週食べた岡山市のラ~メン屋のチャーシューもしょっぱい、島根の広島風お好み焼きもしょっぱかったです。わたくしの味覚が変わったのかしら?
【2009/03/11 13:35】 URL | タピオカ鈴木 #-[ 編集]

タピオカ氏は、中国地方へ行ってきたということなのか。
チャーシューは濃い味のところが多いですね。
とろとろしているチャーシューも望んでいないし。
それにしても、タピオカ氏と私のこのやり取りは、かみ合ってないですね。
突然のオカマ・キャラも不可解ではありますが…。
まあ、不可解の中にこそ真実があるのかもしれませんが。
【2009/03/11 22:32】 URL | クグエSW #-[ 編集]

ラーメン記のネタとして信月トライしてみて下さい。
・・・こんな動機ありですか?
並んでいる時もありますから、それなりに
支持されているのでしょうか?
私の印象は塩気が少々きつかったです。

私もススキノ好きではありません。
でも、気に入ったお店がたまたまススキノにありました。

いつか、かすうどんのみトライします!
【2009/03/13 03:39】 URL | マキシ #-[ 編集]

マキシさん、どうも。
ススキノは、さすがに20年前と比べれば
雰囲気は少しだけ改善されたように思いますが、
10年前との比較では、そんなに変わっていないような気が。
今も、呼び込みと嫌な車は多いですね。
それでも、いずれ信月にはトライしようかと。
ススキノにも、いい店はたくさんあるんでしょうけどね。
こんな私のススキノ嫌いが、
行動範囲を狭め、世界を小さくしているのでしょう。
【2009/03/14 11:38】 URL | クグエSW #-[ 編集]















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