ADMIN TITLE LIST
この1か月くらい、ギターを手にする日が増えた。
ライブの予定はないものの、音楽と触れ合っていることが楽しい。
イン・マイ・ハートには、
気まぐれな風には消されない程度の火は確実に灯っている。
5月か6月にはライブをやりたいと思っている。

2007年の後半から2008年の春にかけて
10数曲、新しい曲を作った。
2008年中には、その中の7曲をライブで披露できた。
ただ、完全バンド形式で披露したのはわずか2曲。
他の5曲は、アコースティック・バージョンでの披露にとどまった。
現在は、これら7曲を含む10曲について、
完全バンド形式でできるよう、本格的に構成し直している。
いわゆる編曲とかアレンジとか言われる作業である。
いわば、曲に色や香りをつけるような作業をしている。

この作業に結構な時間がかかる。
私の場合、曲を作るよりも多くの時間を要する。
特に、2007-2008クグエ・ロックは、
サウンドや構成ありきではなく、完全に「歌ありき」だった。
とにかく言葉とメロディありきだった。
そのため、歌以外の部分とのバランスに苦慮している。
構成をおざなりにすると、歌だけが浮いたり、

逆に聴かせたいところが埋もれ、漫然としてしまうのだ。

アレンジ作業の中で最も考えるのは、曲の枠組みとギターソロである。
ギターのフレーズを基本として、枠組みを考える場合もあるが、
枠組みを作ってからギター・ソロを考える方が多い。
枠組みの基本はドラムである。
私は、ドラムのオダ氏に、叩いてほしいフレーズを、
全て言葉で説明する。
「ドン・タカタカタ、でいこう」、「そこでハイハットを開こう」
みたいな感じである。
こんな私なので、オダ氏も苦労が多いだろう。

オダ氏は、職場の喫煙所に自分しかいない時は、
頭の中で曲を流しながら、

膝のあたりをドラムに見立て、手で叩くらしい。
時々夢中になってやってると、同僚が喫煙所に入ってきたことを
気づくのに遅れ、「何やってんの?」的な顔をされるらしい。
そんな微妙な空気の中で、不自然に手を普通に戻すらしい。
そんな気恥ずかしさこそ、ロックンロールというものだぜ。

私も喫煙所では、ほとんどアレンジやギター・フレーズを考えている。
グッとくるフレーズか、しっくりくるフレーズかと、
何度も何度も同じ箇所を頭の中で繰り返す。
何かをつかみかけてところで、タバコを吸い終わる。
引き続き頭の中でフレーズを繰り返しながら事務室へ戻るが、
戻る途中で仕事空気に包まれ、
あっという間に、つかみかけたフレーズが消えていく。
そのため、喫煙所からそのまま家に帰ろうかと考えることもあるほどだ。

そして何より問題なのは、アレンジは思い浮かぶものの、
技術が追いつかず、実際にはできない場合があることや、
イメージはできるが、どういうふうに弾けばそうなるのか、
わからないことだ。
そのため、イライラもするし、センスの無さにがっかりしたりする。
2時間考えて、何ひとつ作れないこともある。
それでも楽しいのだ。

こうしたアレンジの苦労がある反面、
曲を作っている中で、アレンジ全てが同時に出来上がる場合もある。
そんな曲のひとつが「夕立」である。
この曲は、2007年の後半に作った。
まだライブでは披露しておらず、
現在、バンドで重点的に取り組んでいる曲である。

 夕立

 oh baby お前を失って
 oh baby 闇を彷徨う
 泣きたいのに泣けなくて プラットホームで
 通り過ぎてく電車をただ見送っていたんだ

 突然夕立が降り 全てを流したよ
 何もなかったオレの目の前に虹が出る

 oh baby わかったフリして
 oh baby 受け入れられずに
 テーブルの上のコーヒー とっくに冷めていた
 それに気づかず消えた香り 探しまわってた

 突然夕立が降り 全てを流したよ
 何もなかったオレの目の前に虹が出る

 虹の向こうには何がある?
 何がある?何がある?


オールドスタイルのロックンロールに
クグエ的節回しが炸裂している曲である。
文字上は歌詞に載せていないが、
随所に「oh yeah」、「ooh yeah」がinされる。

今年に入ってから、経験したことのない雨にうたれ、
色々なものを流していった。
築いてきたものを失った。
でも、もしかしたら、悪いこともそれなりに
流していったのかもしれない。

私は何もあきらめていない。
色眼鏡をして見る奴は、勝手に見させておけ。
様々なダメージを受けても、この歳になっても、
まだ自分の目の前には、必ず虹が出ると思っている。

でも、この曲では、虹ではなく、夕立ぶりを歌いたかった。
泣きたいのに泣けなかった。
自分はまだやりきってないと思い、
ひたすらそこで待ったり、探したりした。
そんな不安定状態に対して、代わりに空が泣いてくれた。
ところが、いいことも含めて、全部流していった。
みたいなことを歌いたかった。

「泣く」という行為に対する見方は、時代とともに変わってきている。
昨今は、泣いてストレスを発散するとか、泣いてすっきりするとか、
「涙で洗い流して、切り替えて、新たな一歩を」的に語られることが
増えているように感じる。
それはそれで理解できる。
男の涙に対する許容度も上がっていると思う。

しかし私は、簡単に涙を見せるわけにはいかない。
泣いてすっきりできるほど、単純なものではない。
酒を飲んで忘れられるほど、容易いものではない。
酒も涙もなしに乗り越えるぜ。
深い意味はない。
酒は笑って飲み、嬉しくて涙したいだけだ。
スポンサーサイト

テーマ:音楽のある生活 - ジャンル:音楽



















管理者にだけ表示を許可する



| HOME |

Design by mi104c.
Copyright © 2017 トゥナイト今夜もRock Me Baby, All rights reserved.