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私にとってラーメンは、食べたい時と、そうでない時が
比較的はっきりしている。
例えば、2週間に5回食べたかと思えば、
その後の2週間は、「ノー・ヌードルでよろしく」状態になる。
また、ぱっとしないラーメンに連続して遭遇すると、
しばらくラーメンを食べたくなくなる。

スープカレーはそうした状態がない。
よっぽどでない限り、継続的に受け付けられる。
とはいえ、食べ過ぎると飽きてしまうだろうし、
食べに行くのに手間も時間もかかるし、マネー的にも厳しいので、
基本的に週1回にとどめている。

ぱっとしないスープカレーに連続して遭遇した場合も、
ラーメンとは違い、逆に別のスープカレーを食べたくなる。
問題は、スープカレー店の数に限界があることだ。
新規開拓の限界がある。

昨年行った店の中で、いまひとつぱっとせず、
紹介しようかどうかと、在庫として寝かせておいたら、
閉店してしまったり、店名変更した店が複数ある。
また、店の数が増え、選択肢が増えたことにより、
数年前は、行列待ち必至だった店にすんなり入店できたり、

なぜこの店に行列が?的な店もある。
スープカレーは、今もなお、定着に向けての分散と淘汰の
真っ只中にあるのだろう。

そういうわけで、本日はスープカレー店の紹介である。
よろしく、どうぞ。

■CANCUN(札幌市中央区南2条西5丁目 U‘S LABビル1F)
カンクーン/チキン 

店名は「カンクーン」と読む。
札幌でスープカレー店が増え始めた頃に感じたような衝撃と興奮を
思い出させるベーシック&クラシックな味。

スープカレー・ブームの兆しが現れてから、
まだ10年程度にもかかわらず、
「昔風スープカレー」という言葉が認められるならば、
このカレーは、そう呼びたい。

見た目は、若干洗練されていない感じがするものの、
サラサラのスープは、キレと旨みが握手している感じで、
刺激があるのに、丸みのある食べやすい味になっている。
チキンは唐揚げ状態、野菜はそれぞれに小さめで、
味に特筆すべきものはないが、これまたスープと上手い具合に
ハンド・イン・ハンドしている。

口当たりは適度にスパイシーである。
スープが胃に到達すると、スパイス・パワーが顕在化する。
辛いものを食べても滅多に汗をかかない私の汗腺を緩ませるのだ。
食べ終わってから少しすると、胃が膨らんだ感じがしてきて、
その感覚が何時間も残る。
胃を中心に身体がHOTになり、スパイス威力が持続するのだ。

衣類にも、スパイスの香りがコーティングされるが、
それも愛おしくなるくらい、久しぶりに出会った
「今日はスープカレーを食べました」という達成感が
非常に高いカレーだった。

店内は狭く、天井も低いが、それが逆に、屋根裏部屋的な
落ち着きを醸し出しており、
年代を感じるような木製のテーブル・椅子も、
居心地の良さを演出しているように思う。

■GARAKU(札幌市中央区南3条西2丁目)
GARAKU/チキン 

店は南3条西2丁目の串鳥の隣の2階にある。
街中にありながら、人通りはそれほどでもないストリートである。
日曜日の日中に訪問した。
「そんなに混んでないだろうな」と思いながら入店すると、
ほぼ満席状態だった。
タイミングが良く、すぐに座ることはできたが、
5分後には順番待ち行列ができた。
客の年齢層は低い。20代、30代が圧倒的だった。

ややとろみのあるトマトベースのスープで、普通に美味しい。
スパイシーさ、コク、まろやかさなど、全体としてバランスがいい。
最初はトマト味が強めに感じるが、食べるほどに薄れてきて、
いい意味でクセがなくなるため、
飽きがこない味だといえる。
辛さは5番にし、さらに追加でカイエンペッパーをスープに投入したが、
辛くしても辛くしても、スープに強さや深みが出なかった点が、
やや物足りなかったか。


チキンは、骨からはずれにくい、しっかりタイプ。
キャベツにしても、キクラゲにしても、
熱しすぎず、丁度いい歯ごたえにしてあるところを評価。
全体としてまとまりのある、マイナス要素の少ないカレーだろう。

問題は、とにかくタバコの煙。ほんとにひどい状況である。
一応、喫煙席と禁煙席があるが、全く機能していない。
直接的には換気と配席の問題ではある。
しかし根本的には意識の問題である。

これを嫌って再訪しない方もいるだろう。
カレーはそれなりに美味しいだけに、
この点にはしっかり取り組んでいただきたいですがね、どうすかね。

■kochoo(札幌市北区北13条西4丁目)
コチュー/チキン野菜 

店名は「コチュ」と読む。
地下鉄北12条駅の近くに、昨年12月にオープンした店。
秀岳荘とは交差点をはさんで斜め向かいの位置にある。
この辺りは、ピカンティ、ヒロチャン、チェルシーなど、
スープカレー店が多数存在している激戦エリアである。

平日の午後9時過ぎに訪問。
先客、後客ともなし。
開店したばかりなのに…、と不安がよぎる。
先客ゼロにもかかわらず、席を指定されたのにも、
「えっ?」という気持ちになった。

カレーが出されて、さらに不安は大きくなった。
見た目は、外食的な特別感のない、ネガティヴな意味で
家庭的アマチュアリズムを感じるものだったからだ。

残念ながら、味もネガティヴな意味で家庭的だった。
いわば、喫茶・軽食の店が、
「スープカレーも始めました」的な味である。

チキンはまだしも、野菜全てにこだわりや工夫がなく、
ただ蒸したり、揚げたりしただけのようで、旨みを引き出していない。

スープも物足りない。というか、元気がない。
酸味が強めである。酸味があるのは別にいいのだが、
深みがなく、スープの旨みと分離し、ぎこちないテイストになっている。
旨みを増して、酸味と融合させるような見直しが必要だ。
私はそれを「酸味一体改革」と呼びたい。

■曼荼羅(札幌市中央区北11条西20丁目)
曼荼羅/チキン 

店名は「まんだら」と読む。
札幌場外市場内に位置し、隣はラーメンの大人気店「あらとん」である。
これまでに3度訪問した。
店の方には大変失礼だが、3度のうち2度は、
「あらとん」が激混みだった時と、閉まっていた時だった。
つまり、「あらとん」で食べられない時の代替として入店した。
実は、こういう方が意外と多いのではないか。

そうした経緯はありつつも、ここのカレーは美味しい。
「2008・スープカレー・オブ・ザ・イア」では、
最後まで20位争いをした、事実上21位の店である。

薬膳系サラサラあっさりスープで、独特の風味はあるものの、
万人向けしそうな食べやすい味である。
嫌な重たさがなく、胃にもたれない感じがするし、
このすっきりさは女性の支持を得られそうである。

その反面、パンチがない。
辛くしても辛くしても、深みやパワーが増さない。
ガツンときて、深く印象づけられるものがない。
そのため、「曼荼羅のカレーが食べたい」というピンポイント性に乏しい。
21位に甘んじたのも、味がどうのよりも、
印象が弱かったことに尽きる。
ただ、「曼荼羅のカレーなら大丈夫」という安心感はある。
店名どおり、まんだらでもない味である。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

余談だが、スープカレーやラーメンなどを食べに行って、
写真を撮ることが、未だに気がひける。
店の人の目も、周りのお客さんの目も気になり、
照れくさいような、申し訳ないような気持ちになる。
それでも、ブログのためにと、邪念を振り切って撮影する。

撮影をためらいたくなる理由がほかにもある。
店に入り、料理を出すまでは無愛想だったのに、
写真を撮った後から、愛想が良くなる場合があることだ。
「対応が悪い!」とブログに書かれるのでは?などと考えるのだろうか。
しかし、撮影前後における態度の豹変は、テンションが下がる。
この変化は、スープカレー店よりラーメン店の方が顕著である。

こうした状況を踏まえ、できるだけ店の人の目の届かない席や、
店の人に背を向けるポジションに座lるようになっている。
ただ、裏を返せば、写真撮影は愛想を良くするための武器にもなるわけで、
写真を撮るたびに、微妙に罪悪感をおぼえ、
複雑な気持ちになっているのです。

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テーマ:スープカレー - ジャンル:グルメ





先週私は、3回スープカレーを食べ、
2回ルーカレーを食べるという結果でした。
その中には「ガラク」も含まれます。
もはや、カレーが味噌汁的存在かもしれません。
【2009/03/02 22:58】 URL | マキシ #-[ 編集]

マキシさん、コメントありがとう。
カレーが味噌汁的存在というのは笑えますね。
でも、味噌汁の具として使えるものは、
スープカレーの具としても結構通用するような気がします。
また、カレー味の味噌汁なるものも、
考えられなくはないと思います。
味噌汁に、ごま油を一滴垂らすだけで、ほんのり中華風になるように、
味噌+カレー風味もいけるかもしれません。

ところで、スープカレーを週3回とはすごいです。
それだけ食べても、どういうわけかあまり飽きないんですよね。
まあ、お互い病気なのでしょう。
【2009/03/04 01:22】 URL | クグエSW #-[ 編集]















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