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先日、以前住んでいた南区澄川を、久しぶりに散歩をした。
この模様は、2月1日の記事「かわなみ食堂」において記したが、
その中で、澄川を「アド街ック天国」的に触れた箇所があった。
その記事を書いている時、現在住んでいる東区
元町(もとまち)界隈に関しても同じことができると思った。
そういうわけで本日は、自分で自分の企画に便乗し、
「アド街・元町」(アドマチ・モトマチ)をお送りする。

現在の札幌市東区は、かつて「札幌村」だった。
札幌村は、1955年(昭和30年)に札幌市と合併。
1972年(昭和47年)に札幌市が政令指定都市となって
区制が敷かれた際、東区が誕生した。

札幌村自体も合併した誕生した村だった。
その前身は、早くから開拓された「札幌元村」と、
その後に開拓された「札幌新村」。
現在の元町は、「札幌元村」の中心地であったことから、
この名称がつけられたらしい。

地下鉄東豊線は1988年(昭和63年)に開通。
その際、「元町駅」が設けられた。
元町駅のいいところは、地下から地上に出た時に見える景色が
こざっぱりとしていることである。
駅に直結しているスーパーがないこと。
背の高いビルやマンションがほとんどなく圧迫感がないこと。
環状通や札幌新道など交通量が多いストリートではないことなどが、
こざっぱり度を高めているのだろう。

今回は、元町駅から徒歩10分以内のオススメ・スポットを5箇所、
紹介させていただく。
ほとんどブログやホームページなどで語られていない、
地域性あふれる穴場店も織りまぜながらお送りしたい。

■運城飯店(札幌市東区北24条東15丁目 飯法師ビル1F)
運城飯店1 
地下鉄元町駅5番出口からすぐのところにある中華料理店。

「料理120種類食べ放題+飲み放題で3,000円」と
いうのが最大のウリだろう。
制限時間は2時間である。

まず文句なしに安い。
安いが、料理は本格的で、そこらの小綺麗な中華料理店より
ずっと美味しい。食べ放題的な手抜きはない。
インスタントさは皆無であり、全て熱々。
「まさに今、作りました」感が高い料理である。
食べ放題の場合、ひとつひとつの料理が適度に少なめなのも好感。
おかげで様々な料理を食べられるのが嬉しい。

この店のウリは、刀削麺(とうしょうめん)。
平たく分厚くモチモチの麺で、
食べていてプチ・ハピネスになれる逸品。

しかも、汁あり、汁なし、辛いの辛くないのなどバリエーションも豊富である。
運城飯店2 
ところで、街角の中華料理店にいるおばさんは、
ぶっらぼうな方が定番だが、
この店もそのカテゴリーに含まれる。
しかし、15分で慣れてしまい、むしろ喋りやすいタイプだと思う。

元町駅の近くには「中国日隆園」という中華料理店もある。
そこは「食べ放題+飲み放題2,500円」でやっている。
運城飯店より500円安いが、料理の質や本格度、特別感などを
勘案すると、運城飯店の方が2段階上である。

また、この界隈で知名度が高い玉林酒家(北43東16)と比べても、
玉林の対応の遅さ、粗雑さ
、やや高料金なことなどからすれば、
私は断然、運城派である。


なお、食べ飲み放題の制限時間は2時間であるが、
あくまでオーダーするのは2時間まで、ということで、

3時間いても特に何も言われず、オッケイオーライだった。
本格感あり、お得感あり、それなりに融通が利くなど、
重要視したい店である。
なお、駐車場がないせいなのか、いつもあまり混んでいない。
大繁盛する要素のある店だけに、もったいない気がする。

■渡り鳥(札幌市東区北23条東13丁目&北22条東16丁目)
渡り鳥/店 
焼き鳥中心の居酒屋である。
元町駅から西へ徒歩5分程度のところに「渡り鳥北23条店」、
元町駅から南へ徒歩5分程度のところに「渡り鳥東豊店」がある。
元町界隈在住の方なら、必ずや目にしている居酒屋だろう。

私は、元町に住む以前から、
「元町といえば渡り鳥」というイメージがあったほどである。
なお、本店はなく、元町オンリーで、しかも近場に2軒ある。
まさに地域性あふれる居酒屋である。
存在の仕方が、琴似の「ふる里」と同じである。

北23条店は、おばさん二人で切り盛り。
こちらは開店して28年。つまり、地下鉄が通る前からあったことになる。
東豊店は、北23条店より店が大きめ。
こちらは開店して11年とのこと。
渡り鳥/ビール 渡り鳥/鳥串
まあまあ安めの普通の居酒屋である。
料金的には、つぼ八クラスだろう。
焼き鳥は大ぶりで、普通に美味しい。
もつ煮込みは、クセがなく、いい甘みが出ていて美味。

飲み物の種類がかなり多い。
レアな酒はないが、どういうわけかサワーとソフトドリンクが豊富。
店員とジャンケンをして勝つと、
中ジョッキの料金で、大ジョッキを提供してくれるシステムがある。
ジョッキが、店のオリジナルなのも、どこか嬉しい。

店内は提灯があったり、造花やなんだかわからない置物があったりと、
もろに地方にある古い居酒屋の佇まいである。
気がねなく、くつろいで過ごせる店である。

■元町図書館(札幌市東区北30条東16丁目)
本家のアド街ならば、この辺りで、
公共的な施設のひとつも登場させるのだろう。
その線でいくならば、札幌高等技術専門学校、札幌開成高校、
札幌東郵便局などが妥当なところであるが、
残念ながら、思い入れどころか、私の生活における関連性がないので、
客観的説明しかできず、全く噛みごたえのないものになってしまう。
そこで登場するのが、元町図書館である。
元町図書館 
私が読んでいる本の6割くらいは、ここから借りているだろう。
昨年から札幌市の図書館では、インターネット予約が導入された。
自宅のパソコンで予約。本が用意できたらメールで連絡がくる。
それを元町図書館に取りに行く。
以前は、図書館に行って予約しなければならなかったことを考えると、
非常に便利なシステムである。
しかも、その本が、何人待ちなのかが自宅でわかるのがいい。

インターネット予約において若干困ることは、
順番待ちの本を予約しているため、
「返却に行った時に、予約していた別の本を借りる」というのが、
タイミング的にほぼ不可能なことである。
どんなことをしてでも、返却期限は必ず守ることを信条と
している私にとっては、それは致し方ない。
よって、ある時は返却のためだけに、ある時は借りるためだけに
足を運んでいる。

図書館の施設自体には何も特徴はない。
結構古めで、居心地が良くなる何かがあるわけでもない。
なお、名称は「元町図書館」であるが、
位置的には地下鉄新道東駅の方が近い。
本日の記事の最初の方で、
「元町駅から徒歩10分以内のオススメ・スポットを紹介」と書いたが、
徒歩10分で行くには微妙な距離である。
でも、だからって、特に問題はないだろオーライ!

■ローリエ(札幌市東区北24条東16丁目 北山ビル2F)

元町駅交差点のすぐ近くにある洋食専門店。
メインはハンバーグ、牛ステーキ、オムライスか。
エビフライが素晴らしい。
これまでに食べたエビフライの中で一番美味しい。
特大であり、エビ自体も食べ応えがあるが、衣も美味しい。

(ちなみに2番目に美味しかったのは、増毛の「山善」のエビフライ。
  そのためだけに増毛に行きたくなるパワーのあるエビフライだったが、
 なぜか平成18年に閉店。残念)

ランチは1,000円くらい。
夕食のセットは1,500~1,700円と、
単なる食事と考えれば、ちょっと高めの価格だが、

見た目よりボリュームがあり、味も十分に満足できるもので、
洋食にうるさい人から見たら、安いのかも。

オムライスの卵はふわふわ。
しかも、色も形も凄まじく美しい。

チキンライスは甘みも酸味も抑えた大人っぽい味付け。
デミグラス・ソースは、素材の味を感じるほど手作り感がある。
デミグラス・ソースもまた、甘ったるさは微塵もない渋い大人味。
スープとサラダは、特別の感じはしないが無難に良い。
ローリエ/オムライス+エビフライ 
これまで一度しか行ったことがない店だが、ぜひ再訪したい。
エビフライはまた必ず食べたい。
次回はエビフライとハンバーグのセットで決まりだ。
ただ私は、外食でハンバーグを食べて、美味しいと思ったことが
ほとんどない。

びっくりドンキーと円山の竈(かまど)のハンバーグ以外は、
自宅で作ったハンバーグの方が美味しいと思っている。
ハンバーグには詳しくないわりに、ああだこうだ言う、そんな私だが、
この店のハンバーグは、一度トライしてみたい。

店のシェフは、ホテル出身っぽい雰囲気で品あり。
それに対して店員のおばさんは、スーパーのレジにいそうなタイプ。
顔見知りの客と普通に世間話をしていた。
ただ、シェフの雰囲気とおばさんの釣り合いは微妙だが、
居心地は悪くなかった。
都会にある古い洋食屋的な味わいのあるいい店である。

■青龍(札幌市東区北22条東16丁目 おかだビル1F)
中華中心の定食屋的居酒屋である。
メニューの基本は、回鍋肉定食、野菜炒め定食、麻婆豆腐定食など。
これらの定食は、ライス抜きでも注文可で、
それを肴に酒を飲む客が多いようだ。
メニューは、ラーメンからカレ、カツ丼まで非常に幅広い。
そんな食事メニューだらけなのに、夜のみの営業で、
客は居酒屋として使っている人がほとんどである。
青龍/回鍋肉定食 
味は普通に美味しい。
その場で今料理したことがわかる、手作り的な美味しさである。
ただ、それ以外に、特徴的なことはない。
強烈な味でも、独特の味でもない。
しかし、長くやっていることを感じさせるプロっぽい味である。
なお、量は比較的多め。その割にはまあまあ低価格だと思う。

店の人はぶっきらぼうで、対応は微妙。
おそらく初めて行って、酒を飲まず食事オンリーならば、
「もう少し愛想良くしろよ」と感じるところはあるだろう。
しかし、いい意味で放っておいて、適度にドライなので、
全く気を使わず、まるで緊張感がなく過ごせる雰囲気がある。

それもあってか、いつも適度に客が埋まっている。
男女問わず、明らかに近所で、しかも常連っぽい人で混んでいる。
年齢層は高め。20代のカップルなど見たことがない。
しかし、20代の女性4人組が飲んでいるのは見かけたりする。
カウンターは、一人で来ているような50代の男性が多い。

この店の何が
凄いって、クリスマスやバレンタインや盆、
あるいは大雨や吹雪の日など、
外食人口が極端に減る日であっても、客が埋まっているのだ。
また、中華中心の定食屋的メニューながら、

夜しか営業せず、しかも22時には閉店するという、
強気なのか、わがままなのかわからないところも凄い。
青龍/店 
私の髪を切っているT氏(30代後半・妻子あり)は、
以前、元町に住んでいた。
2年前、私が元町に住み始めたことを告げた時、
彼が最初に言ったのは、「元町は、やっぱり青龍ですよ」だった。
外観は、ぱっとしない中華食堂のようで、入りにくい感じがするし、
常連だらけの店には抵抗感があるが、
一度行くと、またついつい行ってしまう、
そんな魅力のある元町限定有名店である。

これだけホームページやブログが普及した現在でも、
この店のメニューや雰囲気について触れているサイトは、
皆無に等しいのではないだろうか。

にもかかわらず、店はいつも混んでいる。
「メディア社会に踊らされるな!自分の足で見つけろよ」的な爽快感や、
「元町住民は知ってるけど、みんな知らないだろ」的な
ある種の優越感さえ抱きそうになる穴場店ともいえる。

でも、そんなちっぽな爽快感や優越感が何になるんだろう。
ただ、そんなちっぽな爽快感や優越感が、
親しみにつながり、愛着が生まれ、
ひいては、その地域自体を好きになるのかもしれない。
今日紹介した店の中で、「渡り鳥」は元町に住む以前に
行ったことがあったが、
ほかはここに住んだからこそ出会えた店(施設)である。
出会えたことに感謝、そしていつか、
「あの当時、元町に住んでいて~」などど言って、
いい思い出になっていくことだろう。

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