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今回は、今年最後のラーメン記事である。
1月上旬には、クグエ@スカイウォーカーの選ぶ
「2008 ラーメン・オブ・ザ・イア」を実施する。
今回紹介の店の中には、
トップ5入りが確実な店も含まれている。

今年も残り5日だ。
時間はないぜ。
早速いってみよう。どうぞ。

■ひなた(札幌市南区澄川5条4丁目)

ひなた/鶏しお 
この店が、地下鉄澄川駅近くでありながら、
人通りの少ないストリートにオープンしたのは10年近く前だろうか。
当時、澄川に住んでいた私は、2度訪問したことがある。
きちんとダシの旨みが出た美味しいラーメンだったが、
2度とも客はまばらで、もっと人気があってもいい味だけどな、
と思った記憶がある。

昨年、札幌大学方面から地下鉄澄川駅方面へと
車を走らせていた秋の午後、
外まで行列ができている店を不意に目にした。
向かい側にコープさっぽろがある急な坂道の途中である。
そこは、入居するテナントが、ことごとく長続きしなかった場所だった。
そこに行列があった。
そんなことってあるのかい?
気になった私は、その店を確認すべく引き返した。
そして目にした店が、「ラーメンひなた」だった。

いつのまにか移転し、しかもとんでもなく人気店になっていた。
私はいつか行かねばと心に誓った。
そして行ったのが、今年の7月。
誓ってから行動に移すまでに時間がかかるのが、オイラの悪いクセ。
でも、必ず行くのがオイラのいいところ。
自分で自分を褒めて忍びないぜソーリー。

看板メニューである「鶏しお」を食した。
しっかりと鶏ダシをとった雰囲気がある上品な味。
レベルは間違いなく高いと思う。
しかし、「しっかりと鶏ダシをとった雰囲気」と書いたとおり、
「雰囲気」にとどまるのだ。
鶏ダシ全開ではないのだ。
そこは好みの問題になるが、
私はもっとダイレクトに前に出してもいいのでは、と思えた。

まとまりのある味で、美味しいことは美味しい。
大絶賛する方が多く存在するのはうなずける。
ただもう少し、なんらかの強さがほしいかなと。
なんというか、東区元町から、これを食べるためだけに
南区澄川まで行きたくさせるアタックが弱いかなと。
近所にあったら、間違いなく再訪している店ではあるが…。

麺は細めで白っぽく、やわらか系。
スープに合っているとは思う。
ただ、私には優しすぎる。
優しさの範囲内で叱ってくれる誰かが必要だ。

■素(札幌市北区新琴似4条8丁目)
素/塩ラーメン 
店名の「素」は、「もと」と読む。

以前、このブログのコメントにおいて、
タピオカ鈴木氏がオススメした店である。
実は今年の5月に行ってきた。

しかし、なぜここまで記事にしなかったのか?

私が食べたのは、塩ラーメンだった。
この店の一番のウリは塩ラーメンだからだ。
すっきりとした鶏ダシの自然な旨みが表現され、
大変美味しくいただいていた。
ところが、周りの客のオーダーを聞いてると、
多くの人が「特製塩」をオーダーしている。

私は、塩味で「特製」なんて、どうせ具の違いだろ、
と眼中になかった。
ところが、家に帰って調べてみると、
この特製塩は、具の違いではなく、スープの違いであることを知った。
特製塩は鶏油を使っているのだった。
こうなると特製塩を食べるまでは、記事にできない。
その思いを一昨日までひきずっていた。
そして昨日ひきずるのをやめた。


塩ラーメンは丁寧さが伝わる美味しい味だった。
化学調味料を使っていない感じも出まくっていた。
失敗しない店であるのは間違いない。
希望を言わせていただければ、
塩味をやや抑え、ダシの味がもう少し強くなると、
この店への「引き」の力が増すように思う。

■吉山商店(札幌市東区東苗穂3条2丁目)
吉山商店/味噌ラーメン 
看板メニューである味噌ラーメンを食した。

あっさり純連系の味。
普通に食べる分には、特に問題はない。
というか、「普通に美味しい」ことが魅力だろう。
適度に濃く、それでいて適度にあっさりしており、
万人ウケする味だと思う。

ただ、何かが平凡で、どこかパンチがない。
ニンニクも、香ばしさも、キレもコクも、
全て控えめな感じがするのだ。
控えめというか、おとなしい感じがする。
それが食べやすくさせているのかもしれないが、
私の中にリピート欲求が生まれにくいのも事実。

野球のピッチングに例えると、
投げた瞬間の初速はそこそこ速いが、
ホームベースにボールが届く頃には、
勢いを失っているような感じがする。

あるいは、シーソーの中間辺りで、バランスを保っているものの、
せわしなく体を動かして保っているような味である。
このシーソーを中間でぴたっと止めて、安定的な強さを追求するか、
思い切って右か左に傾かせ、青空にジャンプさせるか。
いずれしても、味を追求されることを望む。

こんなことを望むのは、伸びしろを感じさせるラーメンだからである。
肉系ダシはしっかりしていながら、意外にすっきりまろやかである。
それが、良くも悪くも平凡かつパンチの無さにつながっている。
「食べやすい味」=「当たり障りのない味」で
終わらせることのないよう、追求を重ねていただきたいと思う。
東区民の立場からも応援したい。

なお、店はいつもそれなりに混んでいる。

あっさり純連系のファンは多いんだな。

■佳(札幌市豊平区月寒東1条7丁目)
佳/らーめん 
文句なしに美味い。

メニューは「らーめん」と「味玉」のみ。
いずれも正油味で、
味付け玉子が入っているか否かの違いである。


ただの正油味のらーめんではない。
極上の濃厚和風正油味らーめんである。
ジャンル的には、eijiのラーメンに近いが、
それよりもまろやかな旨みを感じる。
真(shin)のスープにも近いが、
それよりも洗練され大人の味わいとなっている。

麺はやや細めのストレートで、いわゆる低加水系というタイプ。
少し柔らかめだが、噛み応えがあり、スープとの相性は良い。
具のチャーシューは厚さが1cm近くあり、炙ってある。
これも美味だった。

店内はカウンターのみ7席。
開店15分後には行列が発生した。
嬉しいのは、お客用のモノ入れカゴがあること。
最近、こうした店に時々出会うが、
モノ入れカゴ設置店は基本的に対応がよろしい。
この店も、はきはきとしつつ謙虚さがにじみ出た対応により、
客のマナーや態度も良くしているように感じた。
これに気づいた私は、自宅に来客用のカゴを購入したほどだ。
ところが最近は、読み終わった新聞入れと化しており、いと物悲し。

札幌ではここ2、3年の間に、濃厚和風正油味が増えてきたが、
魚味の臭みが強かったり、肉味がくどかったりで
飽きることがよくある。

「佳」のらーめんは、そのどちらも完璧にクリアし、
バランスのいい、まろやか上品味を作り出している。
私が一切否定コメントを書かずに終わるラーメンは稀である。
これはこれで、面白みがなく恐縮です。

■赤坂四川飯店
  (札幌市中央区北2条西6丁目 札幌ガーデンパレス内)

赤坂四川飯店/担々麺 
担々麺が美味しい。

未だにこれを超える担々麺には出会っていないし、
これに近づけた担々麺にも出会っていない。

この担々麺との出会いは、7、8年前。
イマ参事(いま・さんじ)が、イチオシしていたことによる。
「クグエちゃん、四川飯店の担々麺は、ものが違うから」と絶賛され、
昼休みに連れて行かれたのが始まりだった。

担々麺が目の前に出された時、まず視覚でやられた。
ギミックなしの本格的中華料理たる存在感があった。

プースーをすする。
甘い。そして香ばしい。
さらに、白ごまをすりつぶしたようなコクが、波のように押し寄せる。
おかげで、どんどんとスープを飲まされ、
気づいてみると、どんぶりの底が現れていた。
感服だった。
こんなに美味しい料理に出会ったという「事件」でもあった。

現在も、それに近い気持ちのままである。
あのまろやかなパンチと香ばしさは、
「スイート・バイオレンス」であり、
あの身近でありながらの高級感は、
「ナチュラル・エクセレント」である。

麺はやや細めのストレートで柔らかめ。
一般的なラーメンでは見かけない風合いの独特な麺である。
やや太、やや縮れがタイプである私の嗜好とも異なる。
しかし、「このプースーには、この麺しかないんだろうね」と、
知らず知らずに納得してしまうパワーがある。

店内はテーブル席のみ。
そのテーブルには白布がかかっている。
水とおしぼりとともに、ナプキンも出される。
行儀良くしていなければならない変なプレッシャーがかかる。
気楽で大衆的な中華とは言い難いものがある。

そうした堅苦しさはあれど、
毎年2、3回は強烈に食べたくなる。

そして、毎年2、3回は確実に食べている。
ちなみに、希望すればサービスで小ライスがついてくるが、

これもさりげなく美味しい。
ライスをレンゲにのせ、プースーに浸して食べても美味しい。
つまり、スープカレー食いをしてもいけるのだ。

なお、店の有り様は、行儀良くだが、
店員の女性達は、
近所の素朴なおねえちゃん然とした人ばかりである。

「お姉さん」ではなく、「おねえちゃん」的である。
7、8年の間、ずっとそうである。
この要素は、人選において間違いなく考慮されているだろう。
私はそれを気に入っている。
そして私は気に入られたい。
だから、彼女たちの目を気にしている。
いい客であるべく、謙虚で誠実に見えるよう、
彼女たちの目を気にしている。
これがほんとの「しせん料理」なのかもしれない。
クグ丸です。

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テーマ:北海道のグルメ - ジャンル:グルメ



















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