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登山に夢中である。
9月の半ば以降、ほぼ毎週、どこかの山へ行っている。
登山を始めたきっかけは、
9月13日に行われた大西コータ氏の結婚式において、
同じテーブルにいた山田コージ氏から、
「登山をはじめアウトドア全般にはまっている」という話を
聞いたことである。

フェイスにはお洒落ヒゲをたくわえ、装いはスタイリッシュ。
締まったボディに、背筋も足もきちんと伸びた歩き方。
そして雰囲気はクール。
そんな山田コージ氏が
見た目は、ITのベンチャー企業の成功者か、
空間プロデューサーのような山田コージ氏が、
なにゆえ登山に目覚めたのか。

それを彼に聞いても、
「どうしてでしょうね…」、「自然っていいですよ」など、
抽象的な言葉ばかりが返ってきた。
しかし、それが逆に、私の好奇心に火をつけた。
何が山田コージの心を動かしたのか。
その答えは、私自らが山に登ることによって見つければいいと
思ったのだ。
と同時に私自身、登山向きの体力と性格を兼ね備えているのではないか、
そして、知らなかった自分に出会えるのではないかと
わけもなく自信と期待があったのだ。

まずはお手軽な山に行ってみようと考え、
9月15日に札幌の三角山へ。
この様子は、同日付けの記事に掲載している。
その際に痛感したことがある。
リュックが必要だということだ。

そこで、次なる山を目指す前に、リュックを入手することにした。
ただ、リュックは、現在の私の生活スタイルにおいて、
全く必要のないものだった。
公用でも私用でも、オンの時もオフの時も、
リュックを道具として、あるいはファッションとして使うことなど
全くなかった。
正直、ダサいと思っていた。

ところが、である。
いざリュックを買おうと店に行くと、
様々なデザインや機能のリュックがあった。
また、数多くのアウトドア・ブランドがあることを知った。
こうなると、選ぶのが楽しくなってきた。

リュック1つを買うために、4日かけて6店ほど行った。
そのなかでも私のハートをつかんだのが、
登山家の聖地ともいえる「秀岳荘」(札幌市北区北12西3)であった。
秀岳荘には、4日の間に3度も足を運んだ。
とにかく品揃えの豊富さにワクワクした。
どの商品も少し値引きされていることもポイントだった。
また、店員がいい意味で放っておいてくれるので居心地が良かった。

リュック@カリマー 

そして購入したのが、karrimor(カリマー)というブランドの
パープル色の25ℓリュックだった。
パープルは、つや消し黄緑と並んで、
2008年の私にとってのキテる色である。
この深みのある鮮やかなパープルに私は魅せられた。
また、柔らかくもハードな質感や、
形がすっきりしていて、下ぶくれ状態にはならないこと、
さらには、karrimor(カリマー)というブランドが、
なんとなく格好良く思えたのだ。

リュックを購入したことにより、
私の「山へ行きたい度」は急上昇した。
道具が魅力的だと、それを使いたい気持ちが高まる。
リュックを購入した日の夜、部屋の中で、
Tシャツを着て、ウインドブレーカーのズボンを履き、
ちょっと厚手のソックスを履いて、リュックを背負い、
完全登山スタイルで過ごした。
リュックがぺったんこだと格好良くないので、
バスタオルを2枚入れた。
ソファに座ると、リュックのせいで座りが浅くなった。
でも、でも、でも、でも、そんなの関係なかった。

このリュックを背負って山を登る自分に憧れた。
そう、山登りのきっかけは山田コージ氏だったが、
山登りを楽しくさせたのは、リュックなのである。
リュックが山を呼び寄せたのである。

八剣山@クグエ  

それからというもの私は、

週末に時間を見つけては山へ行き始めた。
ただ、なにせ素人である。
山の極意を知らない男である。
そのため、片道1時間以内で登れる山ばかりを選んでトライした。

三角山登山から現在までの1か月半の間に、
藻岩山(札幌市)、八剣山(札幌市南区)、
銭函天狗山(小樽市銭函)、尻別岳(留寿都村)、
ワイスホルン(倶知安町)、手稲山(札幌市)に登った。

午前中に登山をして、午後からバンドの練習をした日もあれば、
登山 → 朝里駅取材(10/1の記事参照) →
五香で食事(10/17の記事参照) →

一旦家に帰ってシャワーを浴びる →
街にコンタクトレンズを買いに行く、などハードに過ごした日もあった。

↓八剣山。崖っぷちの細い道を登り、頂上も狭く、最も怖かった山。もう行く気がしない。
080920八剣山 

山は良い。

仕事中にイライラしている時や、
職場の昼休みのどんよりした雰囲気の中にいる時、
喫煙所で、ふと空を見上げると雲ひとつなかった時、
気づくと、「ああ、山に行きてえな~」と思っている自分がいる。

山という自然の中で、ただただ登ることだけに集中していると、
心が鎮まっていくのを感じる。
余計な感情が洗い流されていく。
草木に囲まれて少し湿った空気が、渇いた心を潤していく。

おそらく私は、頂上に達することより、
登っている行程において、
無心になっていくのが気持ちいいのだ。
もちろん、高山植物や眺めのいい景色にも癒され、
私の登山熱が高まった時期が紅葉シーズンだったこともあり、
赤と黄色の芸術に酔いしれ、枯葉にさえ愛おしさを感じた。

もしも今、履歴書を書くとしたら、「趣味」欄には、
「音楽活動」、「読書」、「女性の下着からはみ出た肉」と並んで、
「登山」と書いてしまいそうである。

↓銭函天狗山。標高536.7mながら、適度にハードで眺めも良く、小粒ながらピリッした名山。
080928銭函天狗山 

リュックを手に入れ、山の魅力に取り憑かれてくると、

さらに登山用品が欲しくなってきた。
特に必要性を感じたのは「靴」だった。
いわゆる「トレッキング・シューズ」である。

それまでは、もう捨ててもいいであろう
痛みの激しいスニーカーを履いて挑んだが、
急な土の道ではすべり、岩場ではどこか頼りなかったため、
「次は靴だ!」との思いが日増しに高まっていった。

約10日の間に、4回くらい秀岳荘に行ったのではないだろうか。
北12条の本店では飽きたらず、白石店にも足を運んだ。
そして、秀岳荘は、なぜか店によって扱っている商品が
異なっていることがわかった。
結局、10月半ばに白石店でトレッキング・シューズを購入した。

このほかにも、これまでなんとも思わなかった
アウトドア・ブランドのウエアやアウトドア・グッズが、
とても魅力的に見えてきて、
それを着て、それを使っている自分に憧れ始めている。
特に、
MILLET(ミレー)、MARMOT(マーモット)
というブランドの誘惑度は高く、
これまで全く興味がなかったダウンジャケットというものを
手に入れたい気持ちになってきている。
それと、どういうわけか長靴が欲しくなっている。

↓尻別岳の頂上付近からの羊蹄山。登っている間、常に眼下の景色が楽しめる名山。
081005尻別岳から羊蹄山 

私は山の神髄を知らない。

正当派の山好きから見れば、あまっちょろいだろう。
でも、自分なりの楽しみ方はわかっている。
健康のためでもなければ、強い心を育てるためなんかではない。
そう、何かのために山に行くのではないのだ。
山に行くこと自体が目的なのだ。

私は、雨が少しでも降りそうな日は登らないし、
雪が降ったら完全にシーズン・オフにする。
そのため、今シーズンは、もうあまり登ることはできないだろう。
しかし、この年齢になって、
これまで予想だにしなかった趣味に巡り会えて有り難い。
まさに、歳をとることは発見であり、
人生は自然に帰る旅なのかもしれない。
そして、この山の向こうには、また新たな出会いが待っているのだ。

そういうわけで、今回は、山の話を延々とさせていただいた。
とはいえ、山そのもの以外の話が多かったことから、
山は山でも「よもやま話」ということで、ご勘弁願いたい。

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テーマ:登山 - ジャンル:スポーツ





大してアウトドア派ではありませんが、
アウトドア洋品をよく身につけてます。
そして「街はコンクリートジャングル」とか
訳わからんこと言い放ってます。
クグエさんの山登り熱急上昇具合が
スゴイことになってますね。
先日久し振りに八十八ヵ所に登ったら、
傾斜が思った以上にきつかったです。
しかも犬連れて登っている人とかいたりして驚き。
来年は藻岩に登りたいです。八剣山も噂に聞いており、
いつかチャレンジしてみたいです。
【2008/10/25 04:15】 URL | マキシ #-[ 編集]

よろしく!
【2008/10/25 12:25】 URL | タピオカ鈴木 #-[ 編集]

マキシさん、コメントありがとう。
街はコンクリートジャングルですよ。
街にいること自体がアウトドアです。
その意味において、アウトドアウェアを身につけることは
自然なことです。
中年男性は、スポーツ・メーカーやアウトドア・メーカーの
アウターをよく着ているのを見かけますし(笑)。

私の場合、アウトドアウェアを身につけ、
アウトドアグッズを使いたいがために、
アウトドア志向に動いていることを全く否定できないわけで、
モノから入る志向は人よりも強い方でしょう。
思えばギターも、最初は弾きたかったんじゃなく、
肩からぶら下げたかった自分を見たかったのかもしれません。
今も昔も、ギターは形と色、つまりデザインが全てだと思っています。
そのくせ、ギターとアンプの間には何もはさみたくない志向も強いのです。
なぜかというと、見た目がカッコいいからです。
そんな私です。

タピオカ君、コメントありがとう。
表示されているのは「よろしく!」のみながら、
表示されていない部分で、山に対する愛あるコメントがありました。
来シーズンは、札幌より北側の山を目指します。
「そこに道らしきものがあるから歩いていく、ただそれだけ」なのが、たまりません。
【2008/10/27 00:05】 URL | クグエSW #-[ 編集]















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